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Yamareco

記録ID: 583131
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

深雪の南木曽岳

2015年02月01日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:22
距離
15.1km
登り
1,339m
下り
1,326m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:33
休憩
0:47
合計
6:20
8:18
21
9:40
119
尾根右折地点
11:39
11:42
8
11:50
11:58
7
12:05
12:24
70
13:34
44
尾根左折地点
14:38
南木曽駅
山と高原地図タイム 8時間20分
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
JR 南木曽駅
コース状況/
危険箇所等
*上の原登山口〜尾根右折地点
積雪0cm~20cm 凍結場所多数あり。 アイゼン必須。

*尾根右折地点〜避難小屋
20cm~100cmかそれ以上。 激坂で深雪のため、ワカンとピッケル必要です。
運よくトレースがしっかりあれば、なくても登れるかもしれませんが、期待できない道です。
(スノーシューは、坂が急すぎて、多分向かないと思います)
今回、アイゼンは爪付きチェーンタイプで登りました。雪の状況によっては、前爪のあるものが必要になる可能性あります。
私が寒がりのせいもありますが、-5度から-10度の気温で、オーバーグローブを持参して正解でした。
標高が上がると、雪でかさ上げされた道なので、枝があたります。サングラス等で枝から目を保護する必要あります。

*避難小屋〜山頂
60cm~100cmかそれ以上。
昨年7月、土石流が通った川 
大変な災害だったのですが、町の雰囲気はもう落ち着いていました
2015年02月01日 08:27撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 8:27
昨年7月、土石流が通った川 
大変な災害だったのですが、町の雰囲気はもう落ち着いていました
上の原登山口
2015年02月01日 08:48撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 8:48
上の原登山口
最初は雪があまりない 
2015年02月01日 08:52撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 8:52
最初は雪があまりない 
雪が出てきて、、この足跡、、もしかして熊かと思いましたが、多分サルですね
2015年02月01日 09:16撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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雪が出てきて、、この足跡、、もしかして熊かと思いましたが、多分サルですね
尾根を直角に右折する場所
2015年02月01日 09:40撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 9:40
尾根を直角に右折する場所
だんだん積雪増えていきます
2015年02月01日 10:04撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 10:04
だんだん積雪増えていきます
急登のためストックからピッケルに換えます
この後ワカンもつけました
2015年02月01日 10:04撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 10:04
急登のためストックからピッケルに換えます
この後ワカンもつけました
2015年02月01日 10:41撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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誰もいないし、緊張しながらの急登ラッセル
2015年02月01日 10:49撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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誰もいないし、緊張しながらの急登ラッセル
2015年02月01日 11:00撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2015年02月01日 11:02撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2015年02月01日 11:06撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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中央アルプスが見えてきた
2015年02月01日 11:06撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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中央アルプスが見えてきた
ワカンでも膝上まで潜ることもあります
2015年02月01日 11:09撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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ワカンでも膝上まで潜ることもあります
避難小屋への最後の急登
2015年02月01日 11:35撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 11:35
避難小屋への最後の急登
最後の急坂登りきった!
厳冬期にここまで登れたのは初めて
2015年02月01日 11:38撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 11:38
最後の急坂登りきった!
厳冬期にここまで登れたのは初めて
避難小屋周辺も誰もいない
2015年02月01日 11:40撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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避難小屋周辺も誰もいない
南木曽山頂を目指す
2015年02月01日 11:42撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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南木曽山頂を目指す
振り返れば絶景
2015年02月01日 11:43撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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振り返れば絶景
山頂 
思わず一人でガッツポーズしてしまう程うれしかった
2015年02月01日 11:54撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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山頂 
思わず一人でガッツポーズしてしまう程うれしかった
避難小屋へ戻ります
2015年02月01日 12:02撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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避難小屋へ戻ります
2015年02月01日 12:04撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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避難小屋の窓から なんちゅう積雪や!
2015年02月01日 12:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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避難小屋の窓から なんちゅう積雪や!
トイレありますが、冬期は使えません

2015年02月01日 12:21撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 12:21
トイレありますが、冬期は使えません

見晴らしポイントから 中央アルプス
2015年02月01日 12:22撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 12:22
見晴らしポイントから 中央アルプス
御嶽山は少し雲かかってます
2015年02月01日 12:23撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 12:23
御嶽山は少し雲かかってます
南アルプス
2015年02月01日 11:58撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 11:58
南アルプス
自分の踏み跡しかない山
そろそろ下山します
2015年02月01日 12:24撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 12:24
自分の踏み跡しかない山
そろそろ下山します
歩きにくい場所の写真を撮る余裕がなかったのですが、、
ここはましなほうで、こんなに雪がなければぶつからない枝があたりまくります
2015年02月01日 12:33撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 12:33
歩きにくい場所の写真を撮る余裕がなかったのですが、、
ここはましなほうで、こんなに雪がなければぶつからない枝があたりまくります
下山中、80cm長ストックで積雪計るも、どこまでも潜り、推定100cmかそれ以上
2015年02月01日 12:41撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 12:41
下山中、80cm長ストックで積雪計るも、どこまでも潜り、推定100cmかそれ以上
2015年02月01日 12:50撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2/1 12:50
下山後、南木曽岳を見上げる
2015年02月01日 14:34撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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下山後、南木曽岳を見上げる
撮影機器:

感想

厳冬期の南木曽岳を、上の原ルートから登頂することは、数年前からの目標でした。
2年前に失敗し、今年こそはと挑戦しました。
駅から歩くと、標高差1270mで、すごい急登が待ち構える道です。
上の原ルートを歩く人は無雪期でも少ないですが、残雪を含む積雪期はもっと少なく、2月と3月、過去3回の山行で1人しか会ったことがないです。
今回も、晴天の日曜なのに、全く人がいませんでした。
トレースも前半に、所々消えかけた、それらしきものがある程度。
熊なのか猿なのか分からない足跡は無数にあり、自分の周りに彼らしかいない山深い雪の道は、そこにいるだけで、恐怖を感じる瞬間もあります。
そして、中盤を過ぎると、雪が急激に増していきました。
1600m辺りまで登ると、下の方と比べると極端とも言えるような積雪量で、1mはゆうにあります。
夏道の1m上を歩くわけで、ヤブ漕ぎに近い状況になる場所も多々あり、苦労しました。
さらに、この山の急登は直線的で、泣きたくなるような激坂が連発する為、ピッケルを多用しました。ピッケルがなければ登れなかったです。
また、誰もいない山で、なにかあったら致命的なので、常に緊張を強いられました。
マックスに近い体力と、今だ未熟な技術ではあるものの、出来ることは出し切って、なんとか登頂することができました。
4年前の夏、槍ヶ岳に登れた時と同じか、それ以上の喜びがこみ上げました。
山頂周辺も貸し切りで、景色は最高。思わず走り回りたい気分でしたが、残念ながらそんな力は全く残ってませんでした。
それにしても、人が少ない。特に、上の原コース。
孤独な山行も嫌いではないですが、誰もいない山は、あまりに寂しいですね。
急登ラッセル好きの方、南木曽岳、登りごたえ申し分ないので、もっと登りにきてください。

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コメント

gutieさん、こんにちは。
このコース、積雪期の登山は
とても大変かと思います。
思わず、ガッツしちゃうのも
納得です。
同じ日、「少々雲がかかってる」
山の、中腹で遊んでました。
微妙な、ニアミスで(笑)

帰路に、南木曽岳を望みましたが
美しい山でした。
南木曽岳、もう、災害のあともなく
みなさん、もっと登ってくれると
いいですね。
2015/2/2 23:26
Re: gutieさん、こんにちは。
komakiさん コメントありがとうございます。
御嶽に来られてたのですか。
御嶽方面の空は雲がけっこうありましたね。
噴火も収まり、スキー場も再開されるそうで、地元の方々も一安心でしょう。

南木曽岳は好きな山で、無雪期も年に一度位は登ってます。
でも、厳冬期に登るのは大変でした。
関東でも、雪のある時期に、1500m~2000mの山に登りますが、南木曽岳ほど難しい山はないです。(一般登山道以外はよく知りませんが) 
冬は人もいないし、、、
御嶽山、木曽駒ヶ岳とともに、木曽の三岳に数えられてるそうですし(Wikipediaで知りました) 日本三百名山でもあるので、もっと登られていい山だと思います。
私も、やる気になったら、また登りたいですね。

それでは。。
2015/2/3 7:27
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