深雪の南木曽岳
- GPS
- 06:22
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,339m
- 下り
- 1,326m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 6:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
*上の原登山口〜尾根右折地点 積雪0cm~20cm 凍結場所多数あり。 アイゼン必須。 *尾根右折地点〜避難小屋 20cm~100cmかそれ以上。 激坂で深雪のため、ワカンとピッケル必要です。 運よくトレースがしっかりあれば、なくても登れるかもしれませんが、期待できない道です。 (スノーシューは、坂が急すぎて、多分向かないと思います) 今回、アイゼンは爪付きチェーンタイプで登りました。雪の状況によっては、前爪のあるものが必要になる可能性あります。 私が寒がりのせいもありますが、-5度から-10度の気温で、オーバーグローブを持参して正解でした。 標高が上がると、雪でかさ上げされた道なので、枝があたります。サングラス等で枝から目を保護する必要あります。 *避難小屋〜山頂 60cm~100cmかそれ以上。 |
写真
感想
厳冬期の南木曽岳を、上の原ルートから登頂することは、数年前からの目標でした。
2年前に失敗し、今年こそはと挑戦しました。
駅から歩くと、標高差1270mで、すごい急登が待ち構える道です。
上の原ルートを歩く人は無雪期でも少ないですが、残雪を含む積雪期はもっと少なく、2月と3月、過去3回の山行で1人しか会ったことがないです。
今回も、晴天の日曜なのに、全く人がいませんでした。
トレースも前半に、所々消えかけた、それらしきものがある程度。
熊なのか猿なのか分からない足跡は無数にあり、自分の周りに彼らしかいない山深い雪の道は、そこにいるだけで、恐怖を感じる瞬間もあります。
そして、中盤を過ぎると、雪が急激に増していきました。
1600m辺りまで登ると、下の方と比べると極端とも言えるような積雪量で、1mはゆうにあります。
夏道の1m上を歩くわけで、ヤブ漕ぎに近い状況になる場所も多々あり、苦労しました。
さらに、この山の急登は直線的で、泣きたくなるような激坂が連発する為、ピッケルを多用しました。ピッケルがなければ登れなかったです。
また、誰もいない山で、なにかあったら致命的なので、常に緊張を強いられました。
マックスに近い体力と、今だ未熟な技術ではあるものの、出来ることは出し切って、なんとか登頂することができました。
4年前の夏、槍ヶ岳に登れた時と同じか、それ以上の喜びがこみ上げました。
山頂周辺も貸し切りで、景色は最高。思わず走り回りたい気分でしたが、残念ながらそんな力は全く残ってませんでした。
それにしても、人が少ない。特に、上の原コース。
孤独な山行も嫌いではないですが、誰もいない山は、あまりに寂しいですね。
急登ラッセル好きの方、南木曽岳、登りごたえ申し分ないので、もっと登りにきてください。
コメント
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このコース、積雪期の登山は
とても大変かと思います。
思わず、ガッツしちゃうのも
納得です。
同じ日、「少々雲がかかってる」
山の、中腹で遊んでました。
微妙な、ニアミスで(笑)
帰路に、南木曽岳を望みましたが
美しい山でした。
南木曽岳、もう、災害のあともなく
みなさん、もっと登ってくれると
いいですね。
komakiさん コメントありがとうございます。
御嶽に来られてたのですか。
御嶽方面の空は雲がけっこうありましたね。
噴火も収まり、スキー場も再開されるそうで、地元の方々も一安心でしょう。
南木曽岳は好きな山で、無雪期も年に一度位は登ってます。
でも、厳冬期に登るのは大変でした。
関東でも、雪のある時期に、1500m~2000mの山に登りますが、南木曽岳ほど難しい山はないです。(一般登山道以外はよく知りませんが)
冬は人もいないし、、、
御嶽山、木曽駒ヶ岳とともに、木曽の三岳に数えられてるそうですし(Wikipediaで知りました) 日本三百名山でもあるので、もっと登られていい山だと思います。
私も、やる気になったら、また登りたいですね。
それでは。。
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