霧ヶ峰 登りつくせば眼の前に草野ひらけて花咲きつづく・島木赤彦

2023年08月19日(土) [日帰り]

• GPS: 04:20
• 距離: 8.8km
• 登り: 379m
• 下り: 367m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:17
• 休憩: 0:03
• 合計: 4:20

距離 8.8km 登り 379m 下り 379m

7:05 車山肩分岐
7:23 7:24 休憩所
7:58 霧ヶ峰
8:04 車山高原リフト山頂駅
8:20 スヌーピー岩
8:47 8:48 蝶々深山
9:18 物見岩
9:56 ゼブラ山・蝶々深山分岐
10:02 10:03 鎌ヶ池キャンプ場跡
10:55 沢渡
11:24 ころぼっくるひゅって
11:25 ゴール地点

天候

晴れ後曇り　下山後　小雨降り出す

アクセス

利用交通機関：

自家用車

伊勢湾岸自動車道・東海環状自動車道・中央道・諏訪IC下車　ビーナスライン　車山肩駐車場　AM3時30分　駐車地　AM6：45分着

■道路状況：
一般道が駐車場まで続きます。悪路はありませんが、朝から車の行き違いが多いし、カーブが多いので運転には要注意です。

■駐車場：コロボックル前の車山肩駐車場(無料)は朝7時でほぼ満車。(一部有料）また午後には下の方の駐車場もいっぱいだったので、車山肩駐車地には空き待ちの車列ができるほど。

コース状況／危険箇所等

導線看板等があり、また踏み足や道の整備がなされておりますので、迷うことはありません。

◾️害虫、害獣
蚊が目立った。ビーナスラインに大きなマムシが日向ぼっこしており、車に轢かれそうだったので、止まって、草むらの方に追いやった。また下山後に、観光客に自然観察員の方々がお話する声が聞こえましたが、前日、湿原に熊の糞があったそうです。八島ヶ原湿原の奥の方にも出没するらしい。熊鈴、熊スプレーなど持参している方は皆無だったような気がする。観光客が多い乗鞍でも、過去に熊の出没で事件があったぐらいですから、念には念を。山は何があるかわかりません。（4年で過去2回熊に出くわした、幸い逃げてくれたが・・・）

◾️登山口〜車山頂上

小岩で敷き詰めたような緩やかな道を歩きます。浮石が多いので、足首を捻挫しないよう注意しました。全体に小岩ガレ道が多いです。

◾️車山頂上〜車山乗越
階段道です。階段道が終わると乗越までザレ道で、滑りやすいので注意。

◾️車山乗越〜蝶々深山
木の板が敷いてあり、緩やかで登りやすいです。

◾️蝶々深山〜物見岩
笹竹の藪道が多少あります。朝、ビーナスラインの道の真ん中でマムシが日向ぼっこをしておりましたので、車に轢かれないように叢に逃しました。足元が見えにくい藪道はちょっと不安になりました。

◾️物見岩〜奥霧小屋
つづら折れの長い降りが続きます。

◾️奥霧小屋〜車山肩
沢渡から車山肩までの登りが今回の山行で一番しんどかった。最後の最後の登りはやっぱりキツイ。

その他周辺情報

◾️トイレ
車山肩の駐車場の真上にバイオトイレ。但し心づくしが必要です。駐車場がただですから、トイレはお金を出しましょう。奥霧小屋横にもバイオトイレがあります。

◾️コンビニ
諏訪ICを出てからあったような気がします。車山肩に売店がありましたし、帰りにソフトクリームをいただきました。

◾️お土産・食事
麓の諏訪市や白樺湖も近いのでたくさんのお店があります。私たちは車で１時間ほどの上田市別所温泉花屋に行きました。文化庁の有形文化財の旅館で大正浪漫を感じる名旅館です。露天風呂も素晴らしいし、料理長沼尾さんの料理も絶品。一度　ぜひ　行ってみてください。

写真

8/19 6:46

昨日の夕方、霧ヶ峰に決定。四阿山、雨飾山などが候補でしたが、私の観天望気によると、雨と雷の気配が濃厚で、霧ヶ峰なら午前中に下山すれば、雨が降らないと予測。実際のところ、他の山はわかりませんが、大当たり🎯　

8/19 7:02

長野県中部の茅野市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町にまたがる火山八ヶ岳中信高原国定公園内。霧の発生が多いことで知られており、1963年（昭和38年）には年間293日霧を観測した。霧ヶ峰は車山を中心にその外輪山と白樺湖、ガボッチョ、強清水、和田峠などに囲まれた台地で、面積は約3000ヘクタール。国の天然記念物に指定されている標高1,630 mの八島ヶ原湿原や踊場湿原、車山湿原がある。黒曜石産地であり付近には旧石器時代から縄文時代にかけての遺跡（八島遺跡群、ジャッコッパラ遺跡群など）が存在する。
中世になると、御射山（みさやま）の祭りが催され、武士達が狩りや弓矢等の腕比べをしていた（流鏑馬）。現在も旧御射山遺跡として、祭りの時に利用されたと推定される祭壇が神社を囲むように三方の丘の中腹に残っている。野焼きが行われるようになり、草原化していくのもこの頃である。(参照　Wikipedia）

8/19 7:03

記念撮影。夏は無理せずに、楽々コースを中心に山行しております。

8/19 7:05

斜度5〜6°の平坦と言っていい登り。ただガレてますので、足を挫かないよう、できる限り、岩を踏まないよう歩く。

8/19 7:07

ほぼ満車です。

8/19 7:07

早速、花の百名山の本領発揮。

8/19 7:08

ゲンノショウコ

8/19 7:11

アキノキリンソウ

8/19 7:13

マツムシソウ

8/19 7:13

エゾカワラナデシコ

8/19 7:13

ハナイカリ

8/19 7:13

ナンテンハギ

8/19 7:14

キキョウカタバミ

8/19 7:14

アキノキリンソウ

8/19 7:16

一面、高原です。日当たりを避ける木がない。中央アルプス方面も見えます。

8/19 7:17

南アルプス方面。

8/19 7:21

アザミ

8/19 7:25

八ヶ岳の編笠山の右横に富士山が薄っすらと

8/19 7:35

奥に見える湿原の横に熊の大きな糞があったそうです。実際、霧ヶ峰までは出ないらしいですが、八島ヶ原湿原の奥は出るらしい。

8/19 7:35

家内がガレ道をゆっくりと登ってきます。

8/19 7:39

ウメバチソウ

8/19 7:40

意外に頂上まで長い。

8/19 7:41

ヤマハハコ

8/19 7:43

ツリガネニンジン

8/19 7:44

霧ヶ峰のシンボルが見えてきました。

8/19 7:46

到着

8/19 7:46

正式には霧ヶ峰湿原　車山。

8/19 7:47

不気味に見えるケルン

8/19 7:49

記念撮影

8/19 7:49

三角点タッチ

8/19 8:06

車山神社⛩️の言われ

8/19 8:07

1999年から稼働。気象レーダー観測所

8/19 8:07

車山神社は、その周りを4本の小さな御柱で囲まれている。諏訪大社の御柱祭が開催される年の9月に車山神社でも小宮御柱祭が開催される。これは山麓から山頂へ御柱を曳航する「天空の御柱」である。
（参照　wikipedia）

8/19 8:20

頂上から階段を降りるとザレ道があり滑りやすい。車山から平均14.6°の斜度があります。階段は結構、急です。

8/19 8:24

クナウティア・アルべシンス

8/19 8:25

蝶々深山方面へ行きます。

8/19 8:25

わかりやすい道

8/19 8:26

考えたら2,000m近いので森林限界ですね。低木しかないはずだ。

8/19 8:28

乗越着

8/19 8:30

ここからまたお花が増えます。ウメバチソウ

8/19 8:32

湿原なんで、整備がきっちりしてあります。

8/19 8:33

家内もお花を撮影しながら、のんびりと歩いてます。

8/19 8:34

笹竹林

8/19 8:35

オトギリソウ

8/19 8:36

ツリガネニンジン

8/19 8:41

リグスティカム（マルバトウキ属）

8/19 8:42

ヤマハハコ

8/19 8:44

木の板道からいきなりガレ道

8/19 8:51

到着

8/19 8:51

とにかくハイカーが多い。写真撮影も順番待ち

8/19 8:58

コウゾリナ

8/19 9:02

ガレた道の横に土の道がある箇所は、極力、その道を通るようにしました。

8/19 9:04

この時間はまだ青空が広がっております。

8/19 9:08

物見岩に行く途中から、笹竹林の藪道が続きます。足元に小岩などがあり、躓きに要注意。

8/19 9:14

物見岩。地殻か斜めに隆起したのがよくわかります。

8/19 9:14

なかなかカッコいい。

8/19 9:17

記念撮影

8/19 9:32

ここからがガレ道で藪道のつづら折れなどがあり、降りなので要注意。

8/19 9:40

この辺りから背が高い木があり、影に入ると涼しいです。

8/19 9:47

八島ヶ原湿原に近づくと途端に植生が変わりました。

8/19 9:57

ブナ林も登場。

8/19 10:02

鹿避けの防柵。近年、鹿による食害が酷くなってきているようです。

8/19 10:03

小屋が見えてきました、横にバイオトイレがありました。ここまで来て、ほんとは八島湿原を周回する予定でしたが、お昼前に下山できそうもないので、ここから直帰に決定。

8/19 10:13

セイヨウニガナ

8/19 10:13

メマツヨイグサ

8/19 10:15

フウロソウの群生

8/19 10:16

ノハラフウロ

8/19 10:16

エンメイソウ

8/19 10:16

コオニユリ

8/19 10:18

ゲラ二ウム

8/19 10:19

シロヨメナ。ヤマシロギク

8/19 10:19

たわわに実ってます。

8/19 10:20

もう一枚、ナラの実　ナラは豊作のような気がする。

8/19 10:24

マツムシソウ

8/19 10:25

メマツヨイグサ

8/19 10:26

ツリガネニンジン

8/19 10:31

沢渡、車山肩方面へ

8/19 10:35

すでにススキが生い茂ってきております。もう山は秋です。

8/19 10:39

湿原地横の長い道のりをまっすぐ進みます。

8/19 10:49

ここにもヒュッテが・・・

8/19 10:53

ここからちょっとしたガレ場の登りが続きます。平均10° 今までが楽すぎたので、本日の山行で一番しんどい箇所。

8/19 11:05

高原は私有地のようです。

8/19 11:22

ヒュッテコロボックルが見えてきました。

8/19 11:24

無事下山。怪しげな雲が・・・駐車場に行った途端に振り出しました。セーフ。

撮影機器：

iPhone 12 Pro Apple

装備

個人装備

バックパック(mountain jhonny・ダルマ 家内　山と道・ミニ2）ヘルメット(MAMMUT WALL RIDER 家内 black daimond vapor) トレッキングポール( ゴッサマーギア・スリーピースカーボン 家内　レキ・クレシダ） 雨具(山と道・UL All-weather Hoody・pants各自) 熊鈴各自 熊よけスプレー各自 熊除け用爆竹ピストル 警笛各自 携帯電話各自 サバイバルナイフ Garmin(FENIX６X) Garmin(Gasmap66i) ゴミ袋各自

共同装備

予備(長袖シャツ 半袖Tシャツ 下着 靴下) 濡タオル 救急医療セット 雨具 ヘッデン(PETZL各1) エマージェンシーキット（ビバーク用ライト「アクモキャンドル 赤色発煙筒「ココデス」SOL ヒートシートサバイバルブランケット ポイズンリムーバー）地形図 ガイドマップ 筆記具 ヒルスプレー ダニ 蚊 ハエスプレー サランラップ ツェルト(ファイントラック1.5) It's all right Cool pouch

備考

■本日の山服
Tシャツ：パタゴニア キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ
ボトムス：山と道・Light 5ｰpocket pants
インナーウェア：aclima・woolnet singlet
インナーパンツ：wacoal・CW-Xスポーツショーツ
ソックス：Hiker Trash　H.Y.O.H
サポーター：バンテリン膝サポーター
シューズ：La Sportive・トラバース X4 GTX
グローブ：patagonia・ソフトシェルグローブ
キャップ：ビンテージトラッカーキャップ

感想

ファンキー小太郎君

さすがは100名山！午後から雨が降ろうが、ひっきりなしに訪れるハイカー、観光客。ファミリーでも簡単に登ることができ、絶景が望め、花も百花繚乱とくれば人気が無いわけはありません。ソフトクリームも美味しかったです。素晴らしい山でした。