北岳 日本で2番目に高い山頂
- GPS
- 13:24
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 2,020m
- 下り
- 2,063m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 7:41
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 6:43
天候 | 晴れのち曇 午後は雷鳴あり |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原インフォメーションセンターに登山届のポストがあります。 |
その他周辺情報 | 広河原山荘に食堂があり、山菜そば(信州そば)を頂きました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ラムネ
虫よけ
熊鈴
歯ブラシ
カイロ
塩飴
トレッキングポール
膝サポートテープ
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感想
日本で2番目に高い山に登りました。
広河原の登山口から見える山頂は周囲の山体に囲まれているためか、実際より遠く高く感じられました。
白根御池分岐を過ぎるといきなり急登が始まります。それから白根御池小屋まで岩の寝や岩場を一つ一つゆっくり呼吸しペースを保ちながら進みました。予想以上に辛かったので、第一ベンチで早くも小休止してゼリー飲料を補給しました。ザックをベンチにおろしたときホルダーに入れていたミネラルウォーターのペットボトルがすっぽりと抜け、そのまま斜面に転がりあっという間に見えなくなりました。落ちた先が登山道でなくて事故につながら買ったのはいいですが、回収不能なゴミを作ってしましました。また、これからの貴重な飲料水。もう一本あるにせよ、どこか意識の上で余裕がなくなり、以後の水分補給が控えめになったかもしれません。
白根御池小屋前で小休憩。ここから右俣と草スベリの2つのコースがありますが、登山者が多そうな草スベリを選びました。草木覆われたしっかりした道でしたが、とにかく傾斜が急です。広河原から白根御池小屋までの登りが準備運動みたいなモノだったかと思うぐらいきつい道でした。とにかく歩幅を小さくペースを一定に保つことを意識がけました。しかし、大岩や木の根など足を上げないといけない個所も多くあり、一か所超えるごとに少しずつ体力が削られるようでした。
同じルートを歩く人がかなりいて、追い越したり、追い越されたりする際に声を掛け合うことで、幾分気持ちが和みますね。道脇の草花が健気で可愛らしく、見ていると癒されるよう、と言いたいところですが、そんな気休めで目前の急登がなくなるわけはありません。ただただ、足を上げ前に進むのみ、これが山行の醍醐味です。
分岐点からは尾根道となり、幾分傾斜はなだらかになりましたが、ここまでの疲労がたまり、傾斜の緩やかな登りも身体に応えます。自分の軟弱さを思い知らされます。
尾根道にも岩場はありした。すでに疲れていましたが、今日の最後の試練と言い聞かせて、岩に取り掛かりました。
北岳肩ノ小屋では、宿泊手続きのあと、身体を休めました。小屋前のテーブルでは、何グループか夕飯前に宴席やおやつタイムを楽しんでいました。私も残った朝食弁当を取ろうとしましたが、全くのどを通りません。無理やり押し込もうとすると嘔吐しそうになります。少しだけ食べてゼリー飲料を飲みました。
1時間ほど休憩し、深呼吸を繰り返しているといくらか体力が回復したようだったので、空身で山頂に向かいました。小屋の裏側から山頂までは本格的な岩場が続きます。道は険しいですが、要所の印や鎖を辿りながら歩けばそれほど危険なところはありませんでした。途中で北岳山荘に向かう韓国人グループがいました。ペースはそれ程早くはなく、休み休みですが、楽しみながら歩いているようでした。逞しいです。
岩場をいくつか越えると、岩稜の上に細長い針のようなモノが座刺さっているのが見えました。周囲には数人の人がおり、山頂だと分かりました。
山頂は細長い平地となっており、山頂標識の前には地蔵もありました。無事登頂できたことに感謝し、賽銭しました。三等三角点があります。山頂標識と二番目のサインで記念撮影しました。
のんびり景色でも眺めながら高地順応したかったのですが、周囲の雲行きが怪しくなってきたので、肩ノ小屋に戻りました。途中、すれ違った韓国人夫婦はご主人が奥さんのザックを前に背負っていました。
小屋に戻ると周辺から雷鳴がありました。天気アプリの雨雲レーダーを確認すると、北岳の周りが真っ赤。周囲の積乱雲に囲まれていました。
仙丈ケ岳や甲斐駒ヶ岳の上には灰色の雲があり、時折、雷の閃光も見えました。
夕食は肉炒め定食でしたが、食欲がなくて、3分の1ほど残しました。
寝室は2段構造になっていて、私は上段でした。
翌朝は4時半ごろ起床しました。まだ日が明けていませんが、すでに出発している方もおり、山頂への道には明かりが点在していました。
準備をしているうちに周囲が明るくなったので、上り始めました。昨日と違ってザックを背負っていますが、山頂までは順調に進みました。雲から出た富士山の山頂を眺めて記念撮影。
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