元清澄山:低山なのに見事な原生林、半袖隊長、房総で森林浴^&^
- GPS
- 06:55
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 739m
- 下り
- 832m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:55
☆今日のスマホ万歩計:機器不調により計測せず
★新EK度数:30.075=21.82+(522÷100)+(607÷100)÷2
→→→判定「●新EK24〜32未満 ふつう」
新EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100)÷2
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/diary/42284-detail-56974
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
【復路】安房鴨川駅15:5318:03千葉駅18:0618:31西船橋駅大手町駅代々木上原駅 地元駅(19:45頃) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★コース状況 【全般】 全長21.5kmのうち、舗装路が12.5km(上総亀山駅から三石山まで4.5km、金山湖から安房鴨川駅まで7.5km)。 山道は三石山から金山ダム湖畔までの約9kmは、大きく下記の2行程に分かれる。 〇粟仍海ら清澄山分岐まで ∪鏡〇格岐から金山ダムバス停まで(⇒関東ふれあいの道) 上記´△箸癲∩竿姪になだらかな起伏の道が続くが、全行程を通して倒木、やせ尾根や路肩が崩れかけた箇所が多いので、やたらとスピードアップするのは危険。 また、粘土質あるいは岩膚が剥き出て苔むした箇所があるので、スリップに注意。 なお、面白いことに、小ピークを巻く形で道が付けられており、明確に尾根筋トップ目を歩くのは一箇所のみ(=清澄山分岐に達する直前)。 上記ゞ茣屬詫召蠕鞍されているとは言えないが、関東ふれあいの道となる区間に入ると、階段や手すり、道標などが急に増え、整備具合の差が歴然としている。 ちょっと過保護じゃないの?と思えるほどだ。 なお、暖かくなるとヒルやマムシの活動が活発化するので、注意看板が多数設置されている。 従って、房総の山を歩くなら・・・「今でしょ!」。 どうせなら、遅くとも、ヒルやマムシが睡眠中の3月までに歩いた方が良さそうだ。 ★渡渉箇所:なし。 ★残雪状況:なし。 ★泥濘状況:なし。 ☆半袖 タイム:三石山手前から安房鴨川駅まで(全行程の8割ほど)。 ★半袖 出会い指数:ゼロ。 ☆半袖 驚かれ指数:ゼロ。 ★入山者:男性ソロ、プロ男性リーダー+年配女性5人パーティー、自転車4人組。 |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:なし。 ★駐車場:なし。 ★トイレ:三石山に二ヶ所。 ★コンビニ:安房鴨川駅近くに近づくまでない。 上総亀山駅前には小さな商店もないのでご注意下さい。 ★温泉:寄らず。 ★飲食店:寄らず。 ★休憩:寄らず。 |
写真
感想
感想は後刻記載します。
⇒2月14日午前7時に記載しました。
【プロローグ】
3日前の2月10日(日)、本日と同じコースで歩こうと始発電車で出発したものの、西船橋駅での地下鉄からJR京葉線への乗換で手間取り、まさかの乗り遅れ。
途中の木更津駅までは挽回可能だが、その先の盲腸路線である久留里線で終点・上総亀山駅(以降、亀山駅と省略)までの運転本数は極めて少なく、「次の電車」で行ったら到着は14:03。
この時点で当日の計画は全て瓦解。
仕方なく東京駅まで歩いて戻ったのはレコに記載の通りである。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-585235.html
本日はその時の教訓を胸に西船橋駅での乗換を迅速に終え、無事、京葉線に乗車。
予定通り、亀山駅に8時31分に到着した。
なお、行き方についてあれこれ調べているうちに分かったことであるが、西船橋駅でにて京葉線への乗換に失敗したとしても、その10分後に総武線千葉行きに乗車すれば、千葉駅にて乗換時間1分で内房線に乗り換えられることが分かった。
もっとも今回のアクセスは「最安運賃」を追求した結果なので、安心確実に目的地に到達することを最優先課題とすれば、他のアクセス(全てJR利用など)があるのはもちろんである。
【久留里線は・・・長閑な路線】
久留里線には初めて乗車した。
3輌連結のディーセル車。ディーゼル車に乗るなんて久しぶりである。
クラブ活動に向かうと見られる高校生集団除けば、ディーゼル車特有の唸り音を上げながら走る列車の乗客は各車両に4〜5人ずつ。
終着駅の亀山駅に向かう間に乗客はパラパラと下車し、クリスティではないが、「そして誰もいなくなった」になるかと思われたが、亀山駅では男性ばかり4人が下車した。
一人は地元の方か?、もう一人は明らかに「乗り鉄」。
最後の一人は小型ザックで軽登山靴姿だったが、三石山とは反対方向に歩いて行かれた。寺社仏閣巡りの方かと拝察した。
亀山駅前は閑散としていた。商店らしき家屋はあるが、飲料の自動販売機があるだけで、シャッターが上がる気配はない。
タクシー会社の大きな看板はあるが、さて、営業しているのだろうか・・・と思われる静けさ。
本日のコースでは、安房鴨川駅近くに達するまで、食料を販売している商店は全くないので、必ず事前に調達しなければならない。
本日のラストチャンスは、蘇我駅構内の「Newdays」であった。
【三石山は縁結びにご利益有り?】
三石山は全て道路歩き。亀山駅から1時間15分程度だ。
急坂があるわけでもなく、ただ、ひたすら。エッチラオッチラ歩く。
途中、二つ目の参拝者用駐車場に立派なトイレがある。
覗いてみると、「水洗・洋式・紙付き」できれいに掃除されている。
これ幸いと利用させて頂いた。
道を挟んでトイレの反対側に展望台へと続く階段がある。
本日のコースは、決して眺望に恵まれている訳ではないので、今のうちにと行ってみた。
立派な東屋のある展望台からは、内房側の眺めがよく、火力発電所の白煙がたなびく風景が印象的だった。
1分もあれば展望台には上がれるので、是非、立寄られることをお勧めしたい。
さて、三石山観音寺は、登山と言うより参拝。
もちろん歩いてきているのは拙者のみで、他の参拝・観光客はもちろんクルマ利用だ。
縁結びにご利益のあるお寺さんで、家族連れや年配夫婦に加えて、若人の姿がチラホラと。
最後の胎内潜りのような岩場をすり抜ければ山頂=奥の院。
そこには良縁を求めて、カラフルなハンカチが多数ぎっしりと結ばれていた。
【元清澄山付近は素晴らしい原生林】
三石山から先がようやく登山道になる。
基本的には尾根道を南下することになるが、昔は安房鴨川から観音寺への参拝に使われた道だからなのか、小刻みなピークには全て巻き道が付いていた。
と言うか、ピークを越えるのはなく、巻き道を辿るのが正規ルートなのである。
踏み跡の濃さを見比べればその差は歴然としている。
拙者も2〜3ヶ所は尾根筋トップ目を歩いてみたが、別に眺望が得られるわけでもなく、「郷に入っては郷に従え」でその後は巻き道を辿った。
但し、清澄山分岐に至る直前では、巻き道が崩落している模様なので、そこだけは尾根筋トップ目を歩くようにしたい。
三石山から縦走する場合は、倒木で左への巻き道が塞がれた箇所の足元に、尾根筋へ向けての道標があるので、それに従おう。
逆に元清澄山方面から縦走する場合、巻き道には通行止めのロープが張ってあるので分かり易い。
元清澄山に近づくにつれて、モミやツガなどの原生林となり、大木も目立ってくる。
高々、標高344mの元清澄山周辺にこんな原生林があるとは驚きだ。
【関東ふれあいの道】
本日歩いたコースのうち、清澄山分岐から元清澄山を経て金山湖バス停までが関東ふれあいの道だ。
一方で、三石山から清澄山分岐までは普通の登山道なのだが、その差は歴然としている。
関東ふれあいの道に入ると、急に「階段・手摺り・道標・注意書き版」が増えるのだ。
場所によっては、100m毎に道標があるのではないかと思えるほど。
安心感が得られるものの、「何もそこまでしなくても・・・」との思いも。
マムシに注意するのは当然だが、「ヘビにはさわらないで下さい」と言われなくても、さわる人は少ないのでは???
【房総の山を歩くなら今でしょ!】
元清澄山山頂で一人昼食を食べていたら、金山ダム方面から、男性ソロが上がって来られた。
聞けば地元・勝浦にお住まいで、クルマでアクセスし、金山ダムから往復するとのこと。
先週は雲取山にテント泊山行されたとのことで、ベテランハイカーとお見受けした。
腰にはナタをぶら下げられていた。
「房総の山に登るなら今の時期ですね。」
なぜなら、一般的な登山シーズンには、房総ではマムシ・ヒル・ダニが多く発生するからなんだそうだ。
確かに、三石山に上がる途中には「ヒル注意版」があったし、関東ふれあいの道には「マムシ注意版」があった。
他の房総の山にも「マムシ注意版」が多く設置されているし、山渓「千葉県の山」でにも注意書きが多い。
確かに暖かさが本格化する4月以降は、彼らが活躍しそうだ。
プロ野球とシーズンは一緒かもしれない。
いや11月初旬にはシーズンが終了するプロ野球よりもっと長いかも。
それに、サル・イノシシ・シカが里に下りてくる回数が急増していると。
そしてヒルやダニが一緒に里に下りてきてしまうそうだ。
昔と比べて雲泥の差だと嘆いておられた。
【高速バスも便利】
今回は安房鴨川駅からは、JR外房線を利用して帰った。
しかし、普通列車利用で千葉駅までで2時間、そこから東京駅まででも更に40分程度かかる。
少し運賃は高くなるが、鴨川駅から東京駅まで運行されている直行バスを利用すると便利だろう。
高くなると言っても、プラス2〜3百円だけだ。
それに東京駅までの所要時間は2時間余りと鉄道に比べて早着だ。
千葉駅行きの直行バスもある。
次回(がいつになるのか分からないが)は、バス車中で「お疲れさんどした<(_ _)>」ビールを飲みながら、ゆったりと帰るのもいいかもしれない。
お疲れさんどした<(_ _)>
隊長
コメント
この記録に関連する登山ルート
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例年2月から3月は一度は房総に行くのですが、今年は栃木にはまってしまって…
でも三石山から元清澄山は非常に興味ある山域なのでレコをお待ちしていました。
元清澄山までは写真を拝見した印象は我が家が昨年3月に歩いた奥畑から三郡山までの郡界尾根に非常によく似た雰囲気ですね。
凝灰岩と思われる露岩や痩せ尾根、低山と思えぬ栂やモミの巨木、シイや椿と思われる常緑樹などなど・・・
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-414484.html
これは房総の手つかずの山の魅力にはまったものにとってはそそられるコースですね。
問題は我が家の場合マイカーになること。
何とかピストンせずに三石山方面に戻れるコースを探してみます。
昨年の郡界尾根レコ、覚えていますよ
その翌週だったか・・・拙者はお茶立場コースでのExitに失敗し右往左往して、心細い思いをしましたから
確かに雰囲気はよく似ていますね
あんな低山なのに、よくぞ人の手が入らなかったものだと感心します。
奥多摩のような「どこに行っても杉林」にならなかったのは、房総半島は木材の消費地から少し遠かったためでしょうか?
ガイド本に拠れば、元清澄山から清澄山の間も原生林が広がるそうです。
次があれば・・・「安房鴨川駅⇒保台ダム⇒元清澄山⇒清澄寺(清澄山)⇒安房天津駅」も狙い目かと・・・地図を眺めています。
隊長
半袖隊長、こんにちは。mamepapaです。
亀山湖は梅ヶ瀬渓谷や粟又の滝へ紅葉狩りへ行ったときに通ったのですが、その近くにこのようなお山があったとは知りませんでした。
写真を見る限りでは、好きな雰囲気の尾根道があるので、時間があればゆっくり行ってみたくなりました。
千葉の内陸に切り込んので、これから外房へ向かうのか、内房へ向かうのか興味津々です。今なら小湊鐵道の線路沿いの菜の花がきれいな時期かもしれませんね。
そう言えば、鴨川駅に向かって道路歩きをしていたら「菜な畑ロード」との立て看板がありました。
何処に行くのかなぁ・・・と思いながら、駅への道を急いだのですが、調べてみるとコレ。
http://www.nanabatake.com/
(→音が出ます )
小湊鉄道ですと、養老渓谷がありますね。
地図を見ていると、亀山駅から石尊山と河又の滝、養老渓谷をつないで歩けないのか?気になってきました。
隊長
隊長、こんにちは。
1枚目の写真の食料、2000カロリーぐらいあるんじゃ。
そして、電車内でのつまみのから揚げ& 。
摂取過多では。
自撮りし放題。
そので尻ポケットからはみ出ているもので目隠しした正面ポーズの
そのいあるのかと思いましたよ。
車中のから揚げまで、バレテいましたか
つい、大食いなものですから・・・。
因みに写真1のうち、おにぎり一個とパン一個はお持ち帰りです。
そう言えば、靴下を履く時に腹が閊えるんですよね
ポケットからはみ出ているのは、スマホを入れている袋です。
拙者も、後で画像を見て「シマッタ 」と。
隊長
当方も、朝食込みだと同じくらいになります。ただ、ご飯の代わりにパン類が増えます、理由はご飯は冷えると固くなるためです。そのためおにぎりを先に(固くなったり凍ったりする前に)食べるので、その後パンが多くなり、下山後はご飯が食べたくなります。
冬登るにはなかなか魅力的なコースですね。当方、関東100の束縛から解放され、今後は自由気ままに登山を楽しめそうです。2月はフィナーレ(神津島、おまけで大島三原山)を予定、3月は北信(飯綱山とか)と甲州(こっちはまだ未定)を予定しているので、できたら来年の冬にトライしてみます。
お疲れ様でした。
拙者はパン類はご飯類と比べて、嵩張る割には腹に溜まらないとのイメージがあって、ご飯類が多くなります。
それも、弁当類よりもササッと食べられるおにぎり類が多くなりますね。
拙者の場合は日帰りばかりですから、固くなったり凍ったりはあまり気にならないのです
kenさんは、天上山を残すのみですね。
いつレコが上がって来るのか?と固唾を飲んで見守っています
拙者は3月末までに90台に乗ればいいかと。
竪破山、加波山、石裂山、八溝山と言った低山に登れば・・・あれ?まだ89だ
隊長
隊長
先日の乗換えミスの久留里 のリベンジですね。
今回は、無事に乗り換えられたようで
このコース良いですね。
房総進出時には、参考にさせていただきます。
感想・記録は書かなくても、これだけコメントがはいるので、もう感想・記録欄は「コメント参照」といいのでは?
hamburg
気合を入れて乗り換えましたよ、今回は
房総の山は急坂がないので、歩行距離の割には所要時間が少なくて済みます。
でも、現地への往来に時間を食うので、トータルでは一緒ですね
房総マンならぬ暴走マン(暴走族?)への変身 楽しみにしてますよ〜。
三浦半島に負けず劣らず南国です
隊長
おばんです!
原生林、生命力溢れ見事ですね
元清澄山の見晴らしは悪いようですが、余計に山奥にいる感じがしますね
今回はお見切り品でなく大量に買い込みましたね〜
赤いのはミニトマトですか?
栄養のバランス考えてますね
こんなところに原生林 と思わせる立地条件です。
房総の山はもとから眺望は望めませんので、植生を楽しむ道かと思いますね。
あれ?見切り品って分かってました???
実は今回も見切り品が大量にあったのですが、見え張りの1号隊員がシールを全部剥がしてしまいました
赤玉はそうです、ミニトマト。
韓国のハイカーは、登山に行くのにミニトマトを持って行くとのニュースを見て以来、拙者も持参することが多くなりました。
隊長
suge_gasaと申します。
関東ふれあいの道を歩いている者です。
宜しくお願い致します。
このコースは、4月以降はヒルが出るということなので、近々に踏破したいと思い地図検索から来ました。
ところで、金山ダムから二つトンネルがあるようですが、GPSログの記録は大丈夫でしたか?私は、今まで何度か赤線が切れて悔しい思いをしたことがあります。
私は、トンネルやガードをくぐるときには、GPSの記録が切れないようにダッシュで走り抜けます。トンネルが長いときには迂回したこともあります。
しかし、金山ダムのトンネルは150mくらいあるようなので、走り抜ける自信がありません。迂回路も無いようです。
yamabeeryuさんも、トンネルでは走りましたか ?
いつもロング山行されているので存じておりますよ
そのプロフ写真の菅笠姿と共に
トンネル二つは「最初が短く・後が長い」でした。
また「最初が広くて、後が狭い」でした。
二つ目(後)は距離が長い分だけ、中央部は日光が届かず暗いンです。
蛍光灯が設置されているもののぼんやりと照らすだけで、思わず、ヘッ電を点けようかと思ったくらいです。
オマケにトンネルに入る前にクルマ(軽)が走って来るのが見えたので、クルマが通り過ぎるのを待ってから歩きました。
拙者のGPS記録は、スマホの「山旅ロガーゴールド」です。
トンネル内では走らず歩きましたが、赤線は切れませんでした。
つながっていましたよ
走るには足元が暗いこともありますが・・。
トンネル外の迂回路もないと思います。
是非、3月内に歩かれることをお勧め致します
また長い&有益なレコ、お願いしますね。
前泊されるビジネスホテルや安宿紹介も
隊長
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