黒部ダム〜上ノ廊下〜奥の廊下〜黒部五郎岳〜折立


- GPS
- 33:47
- 距離
- 67.0km
- 登り
- 4,684m
- 下り
- 4,740m
コースタイム
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 7:44
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:09
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 8:58
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 7:52
天候 | 1日目・晴れのち小雨 2日目・晴れ 3日目・晴れ 4日目・晴れのち高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス | 扇沢から折立まで車の回送依頼 32,000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
渡渉は170cmの身長で最大おヘソまで。 泳ぎが数か所。 |
写真
感想
今年最初の沢泊が上ノ廊下。
仕事の都合上、今年最後でもあるかも。
扇沢から黒部ダムのバスは4年ぶりか。
トロリーから電気に変わってた。
黒部ダムから平の渡しまでは3時間弱。
黒部ダム出発がほぼ8時のため10時の船便には間に合わなかった。
12時の便で対岸に渡り奥黒部ヒュッテへ。
途中で岩壁のアップダウンを回避し沢伝いに歩いたが、時間的には変わらなかった。
本流を渡渉したが水流の力強さにビビった。
奥黒部ヒュッテに到着すると小雨と雷鳴。
しばらく待機したが雷鳴がやんだため前進し下の黒ビンガ手前の砂浜でキャンプ。
この先だと廊下沢近辺がキャンプできるが、下の黒ビンガの突破とあわせると+2時間は必要だ。
薪には困らず盛大に焚き火をした。
2日目は本格的な遡行。
本流を右に左に渡渉し口元ノタル沢のゴルジュへ。
泳いで左側を突破しようとしたが水流が力強く押し戻された。
空身なら行けたかも。
K氏が右側を泳いで岩壁に取り付き、トラバース→再度飛び込み泳ぎで突破してくれた。見事。
岩壁のトラバースは再度泳がなくても行けそうだったがワンポイント悪く、1箇所ハーケン&スリングがあった。
せっかくなので危ない橋を渡らずK氏にロープで引き上げてもらった。
ゴルジュが終わると広河原。
上の黒ビンガまで我慢の遡行。
キャンプ適地はたくさんあった。
上の黒ビンガは遡行困難な場所はなし。
平水ならまた違うのだろうがサクサク進む。
立石奇岩の前に核心その2。
滝のあるトロ場で水流突破は不可能。
K氏が先行し左壁をダイナミックなムーブでヘツっていった。
真似してみたがケガした左膝がどうしても上がらずお助けスリングで突破。
空身なら行けるだろうが、バランスが悪い。
落ちてもトロ場にドボンするだけだが、かなり深いので10mくらい下流に泳がないといけないので要注意だ。
ちなみに右壁にはハーケン&スリングがあった。
ここを過ぎると平凡になる。なかなかいいキャンプ適地がなくB沢に近づくとゴルジュ状になりますますキャンプ適地がない。
キョロキョロ探しながらB沢を過ぎた広河原でなんとかキャンプした。
ちなみにB沢の出合いで高級ロープを拾い、薬師沢小屋に拾ったことを報告したら落とし主がすでに薬師沢小屋に連絡していたようだ。
無事に落とし主に戻っただろうか。
3日目はあえて奥の廊下へ。
鷲羽岳が見えるまでは超平凡で参った。
鷲羽岳が見えると岩盤が発達してきてソコソコ楽しめた。
源流碑のあるところが源流じゃないのが残念。
黒部五郎小舎のキャンプ場ではK氏の持っていたツェルトが大活躍。
4日目は黒部五郎岳をめぐりつつ折立へ。
K氏のペースが落ちてヒヤヒヤだったが荷物を分散し予定通り折立へ下山できた。
今年の上の廊下は渇水でだいぶ行きやすかったと思う。
沢の水跡を見るに平水だとあと10cmは水深があったのではないだろうか。
渇水でも水流の力はなかなか強かったので平水だとさらに厳しいだろう。
今回は1日で上の廊下を突破したが、ラッキーな参考記録ではなかろうか。
K氏の突破力で行けた上の廊下だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート

いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する