記録ID: 5883311
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
甲斐駒ヶ岳・鋸岳、六合石室の不思議とゴミ捨てマナー
2023年08月29日(火) ~
2023年08月30日(水)
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 17:40
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,764m
- 下り
- 2,901m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 3:36
- 合計
- 8:00
天候 | 晴れ、時々、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行き、仙流荘から北沢峠までバス1350円(荷物代込み) 帰り、戸台大橋から仙流荘までバス450円(荷物代込み)戸台大橋に切符売場有り バスの時刻表などは http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
【北沢峠〜甲斐駒ヶ岳山頂】 特に危険個所は無し。 終盤に山頂に至る二つのルート有り ヾ箴譴猟湘丱襦璽函´迂回ルート 岩場直登ルートは1〜2ヵ所、道迷いしそうな処も有るが、冷静になって探せばペンキのマークを見つけられる。 【甲斐駒山頂〜六合石室】 下り基調の岩場の稜線。 切り立つ岩を縫って進む。基本、マーキングは無し。 岩を右から行くか左から行くかによって、その先の進み易さに大きな違いが有るし、切り立つ痩せ尾根も有るので慎重なルーファイが必要。 【六合小屋の水場】 夕立は有っただろうが、暫くまとまった雨は降っていないと思い、小屋到着時点で5ℓ程の水を担いで来たが、水場には水が湧いていた。決して多くは無いが枯れそうな感じもしなかった。 水を担いで来ない人は、水場が枯れていたらそこから引き返すことをお勧めしたい。 【六合石室〜中ノ川乗越】 ハイ松とシャクナゲが茂る稜線をメインに進む。 二つの木の枝で踏み跡が見えづらく、つい山梨側の踏み跡が見える方に下ってしまいがち(出発が3時で暗かったせいも有り) 特に八丁尾根出会いから暫く稜線を進んだ後に、中ノ川乗越に向けて急激に下るが、ここで道迷いし藪の中を進むと崖に落ちかねないので、スマホのルート図を頻繁に確認しながら踏み跡を歩くことをお勧め。 【中ノ川乗越〜第二高点】 ザレた岩場をひたすら登る。 草付きを選んで登り、ルンゼの左側に沿った方がザレが少ない。 【第二高点〜大ギャップ〜鹿の窓】 第二高点へ間もなくの左手に大ギャップの入り口(石積み有り) 大ギャップは急激な下り。ザレてもいるので特に慎重に。 急激な下りを終え谷を左へ鋭角に曲がり更に下っていくが、40〜50メートル程下ると右手に鹿の窓に向かう細い登り口が有る。 鹿窓ルンゼは鎖の有る岩場。岩は斜度も有り、手掛かり足がかりは有るので三点支持で登る。 【鹿の窓〜小ギャップ〜山頂】 鹿の窓からの踏み跡を進むと太い鎖が岩に巻かれているのが見えるが、その手前を乗り越すと小ギャップの上。 鎖が垂直に下に垂らされているが、途中までは巻き道を降る。 太い鎖から中くらいの鎖に変わったところから鎖を活用して降りると楽で安全。 直ぐに登りの鎖が有るが、この岩場も手掛かり足がかりが有るので、鎖を補助として三点支持で登る。 小ギャップから暫く進むと鋸岳山頂。 【山頂〜角兵衛沢のコル】 急な下りだが、大ギャップの下りよりは楽。 【角兵衛沢】 右手に踏み跡有り。 大小の岩で踏み跡が隠されてしまう箇所も有るが、基本はルンゼの右側を進む。 (私の軌跡はストック代わりの枝を探したので、一時中央を降っている) 時々ピンクテープが有るので、テープを追う様に下ると草付きの岩場から樹林帯に入れる。樹林帯に入ったらひたすらテープを追い下る。 【河原歩き】 私は川を4回渡渉した。 水が少なかったお陰で、3回目までは靴を脱がずに済んだが、4回目は渡れるところが見つからず降っていると、ラッキーなことに倒木が折り重なって川を渡っているのに遭遇し、結局靴を履き替えることは無かった。 何故、渡渉が必要か? 川が左岸、又は右岸の崖に突き当たり、渡渉しないと先に降れなくなるからです。 下流に行くほど川は広くヌメリも強くなっているので、渡渉用の靴やサンダルの持参をお勧め。 白岩堰堤から先の右岸は道が崩落していて通過出来ない。無理して渡ろうとすると命を落とす危険性が大。よく見ると対岸の河原へ降りれそうなポイントの木の枝にピンクテープ有り。 堰堤の対岸には立ち入り禁止の看板が有るが、自己責任で通過し河原に降りる。 戸台大橋のバスの切符売場の人に話したら、「どうやって進めば良いのか分からずに困った」との話を良く聞くとのこと。 |
その他周辺情報 | 高遠の「さくらの湯」600円 お湯に入ると不思議な位、肌がツルツルする良いお湯です。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
撮影機器:
感想
何度かチャレンジしたいと思っていたけど、集中して情報収集が出来ておらず、踏ん切りがつかないまま8月を終えようとしていたので、行くか行かないかを決める為に情報収集(9月からはバスの朝早い便が無くなる為)
結果、
/緇譴枯れている可能性が高いので、二日分の水を担いで行く。
中ノ川乗越からの核心部は明るくなってからのチャレンジにしたいが、戸台大橋からのバスに乗り仙流荘に戻りたい(最終16:35)ので、六合石室小屋は3時に出る。
ソロだとハーネスやザイルを持って行っても使う場面が無いので、軽量化の為に持って行かない。慎重に進めば無くても大丈夫。
核心部は気の抜けないコースばかりだったが、その分楽しめた。
六合石室小屋から暗い中での中ノ川乗越までと、角兵衛沢のルンゼ降り&河原歩きは危なさも有るけど、長い修行の様なコースだったので、兎に角疲れた。
とは言え、厳しくなかなか踏ん切りが付かなかった甲斐駒からの鋸岳をクリア出来て、まだ頑張れると少し自信を付けることが出来た。
「今日が一番若い!」
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:791人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する