日本百名山&霊山!御嶽山 田の原ピストンルート
- GPS
- 04:09
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 909m
- 下り
- 909m
コースタイム
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:09
天候 | 晴れ・曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
その他周辺情報 | 本当に周りに何もありません |
写真
感想
中央アルプス、木曽駒ヶ岳の次といえば、行けたら行きたい、御嶽山へ!
場所が場所なので、そのアクセスの難易度にちょっと悩みました。
本当は恵那山にしようかと思ったのですが、バイクでの移動は正直体に堪えます。
それに御嶽山周辺は午後は雨・雷予報でした。
元々御嶽山への登頂はロープウェイを使おうと考えていましたが、前日に調べると、どうやら御嶽山へのアプローチには「田ノ原駐車場・田ノ原山荘(営業停止中)」からが一番早いと見ました。なるほど、調べると、この田の原駐車場は最近改装され、駐車場も広く、標高2100mまで自家用車で登れるとあるではないですか。
でも、登山によって疲労している中、正直バイクで走れるか心配でした。ですが、結果的にこの田の原駐車場までの道である「御岳スカイライン」はとても快適で、特に心配する必要はありませんでした。次は別のバイクでツーリングに訪れるのも良いですね。
また、今回は天気の関係もあり山頂ピストンになりましたが、次はロープウェイで訪れ、摩利支天山なども登っておきたいです。
---
以下、私のこの日の動きの覚書です。
前日は木曽駒ケ岳から下山した後、駒ヶ根プレモントホテルに宿泊しました。
同ホテルでは、登山者も考慮してか朝6:30から朝食をいただけるとのことで、6:40くらいに食堂に行くと結構な人がいました。きっと皆さん木曽駒ケ岳に行くのでしょう。私は7時すぎに出発準備を整え、田ノ原駐車場を目指します。なお、給油したら190円/Lでした、まだ安い方みたいですが。。。
まずは深田氏の本にもあった、伊那方面へとバイクを進めると、国道361号線で木祖村・木曽町方面に抜けることになります。ただひたすら長いトンネルが、この中央アルプスを横断している実感を湧かせてきました。ただ、寒い・・・、朝7時台に通過しましたが、気温20度位しかありませんでした。
抜けると今度は国道19号をひたすら直進し、「道の駅 木曽福島」と「道の駅 三岳」の分岐である交差点にぶつかります。これを「道の駅 三岳」方面に曲がり、県道473・20号線を進み、途中で県道256号線へ左折すると御岳湖と御嶽山が姿を表します。
後は御岳スキー場方面へ登っていくと、御岳スカイラインを経由して田の原駐車場へ到着します。
バイクも結構走ってました。峠自体は大したキツさはないものの、運転に自信がない場合は譲ったほうが良いでしょう。
---
さて、登山道ですが、あまり書くことがありません。
最初は外界が見えるようになるまで身長程度の比較的低い樹林帯を登ります。
樹林の高さが低いため、9/10にもなると涼しい風を感じる事ができる・・・もののやはり暑さと空気の薄さはきつく、ゆっくりと高度を稼ぎます。
登山路はゴロゴロとした岩を登ることになりますが、滑らない種類の岩ですので、きちんと足元を見ながら登ると良いでしょう。
8合目まで行くと頂上までそこまで時間はかからないと思います。
8合目と9合目には小さい宿泊不可の避難小屋があり、噴火時にはここに逃げ込むことを覚えておきます。
1時間半ほど登ると王滝山頂と山小屋へ到着しました。
王滝山頂にある神社の奥から、剣ヶ峰を拝む事ができます。
剣ヶ峰までは花崗岩によって形成された登山路になっており、富士山に似たような道となっています。
トラバース経由だと30分、直登20分のルートを選択可能です。
慰霊碑まで到着すると、階段をのぼるとそこが剣ヶ峰山頂です。
帰りは休憩なしで降りると1時間ぴったりくらいで下山できました。
---
御嶽山は霊峰としても有名で、長野県と岐阜県にまたがる独立峰であり、中央アルプスの端の山でもあります。そのため、カール風な花崗岩質の特徴的な山頂を呈しています。
また、独立峰としては富士山に次ぐ2位の3067mとなっており、富士登山の練習にも良さそうです。
また、地名から日和田富士、木曽御嶽山とも呼ばれます。
深田氏曰く「御嶽は日本アルプスの中に入れられるが、この山は別格である」と記しています。単独峰であることや、当時ならではの一般登山客をあまり受け入れない様子からそのように評価したと推測します。
霊峰である通り、当時も白装束に身を包んだ信者が登っていたそうで、私が訪れた際にも何人かそのような方がいらっしゃいました。
現在こそ色々な登山道が作られていますが、深田氏の記述を見るに、当時はあまり多くの人が登る山ではなかったようです。
御嶽山は富士山、白山、立山、鳥海山、石鎚山などに並ぶ信仰の山としても有名で、日本三霊山に数えられるとのこと。
その後、黒沢登山口が開かれたそうです。
---
ところで2014年の御嶽山噴火は覚えていらっしゃるでしょうか。
私は当時まだ大学生で広島に住んでいたので、あまり詳しくはないのですが確かにニュースでよく耳にした記憶があります。
当時は噴火レベル1にも関わらず、噴火によって登山者58名が無くなる火災災害となったとのことです。その慰霊碑が頂上手間にあり、手を合わせずにはいられませんでした。
今でも活火山であるため登れない山がいくつかあると思いますが(草津白根山とか)、いつなにが起こるかわからないので、登山者としては常に万全を期すしかないのかもしれません。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する