鹿島槍ヶ岳から八峰キレットを経由して五竜岳まで歩いてみた


- GPS
- 15:16
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 2,974m
- 下り
- 2,779m
コースタイム
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:18
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 6:57
天候 | ずっと曇り!!!!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰路は遠見尾根を下って、テレキャビン(片道1,400円)を利用して下山。 テレキャビンとおみ駅からは歩いて(25分くらい)神城駅まで行き、大糸線(420円)を利用して信濃大町駅へ(エスカルプラザから神城駅まで無料バスが走ってましたが、使いませんでした) 信濃大町駅からは扇沢行き(1,650円)のバスを利用して、車を回収しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●柏原新道登山口から種池山荘は整備の行き届いた登山道 先週も利用したけど登りやすくて良い道、季節が少し秋めいてきた。 ●種池山荘から爺ヶ岳 富山県側のトラバース気味の登山道 急登もなく歩き易く曇りだったのでライチョウもいた。 ●爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳 爺ヶ岳から冷池山荘までグッと標高を落とすが、危険な場所もない。冷池山荘から鹿島槍ヶ岳南峰までは急登もなく広めの尾根は晴れていれば快適に歩けます。 ●鹿島槍ヶ岳南峰から鹿島槍ヶ岳北峰 急に難易度の上がる登山道 北峰でヘルメット装着して慎重に下った。遭難も多いので要注意。雲で視界は全く無かったがかなり切れ落ちていると思われる。 ●鹿島槍ヶ岳北峰からキレット小屋 北峰からキレット小屋までが今コースの核心部。高度感がある鎖場が続くが雲のおかげで全く怖くなかったが、落ちたら人生終わる。 ●キレット小屋から五竜岳 キレット小屋から五竜岳までも広い意味では八峰キレット。富山県側に切れ落ちたトラバースと落ちたら止まらなそうな斜度。出発して過ぎに登山道をロストしたり、濡れた1枚岩で滑って手を強打したり一番肝を冷やした場所だった。 ●五竜岳から五竜山荘 G5と比較すると難易度は下がるが、油断禁物。 ●五竜山荘からアルプス平駅(遠見尾根) アップダウンが続くので下りでも地味に辛い尾根 今回、この下りの最終盤の階段で滑ってコケた。油断禁物。 |
その他周辺情報 | テレキャビンで下るとエスカルプラザ内に竜神の湯(温泉)、蕎麦のお店やエスカルショップがあり、買い物等に困らない。 しかしエスカルプラザ周辺にはペンション以外は何もない。 |
写真
感想
針ノ木サーキットを周回してみて、北アルプス歩きに多少なりともある程度の距離は歩けそうな気がしてきた。
今までは主にピークハントをしてきたので、難所と言われるところは歩いていないし、稜線歩きも途切れ途切れ。
赤線つなぎのためキレットの中でも難易度が低いと言われている八峰キレットを手始めに歩いてみることにした。
9月15日
先週と同じく柏原新道から登って、爺ヶ岳を経由して鹿島槍ヶ岳へ。
ここまでは歩いたことのあるコースなので安心。
鹿島槍ヶ岳南峰からヘルメットを装着して、吊尾根へ
登山道の難易度は格段に上がるが、曇っているおかげで下も先も見えないので、恐怖心は全くなし。
ライチョウの出現に心和まされながら、八峰キレットへ。
ここで4人パーティーの先行者あり。
鎖場で道を譲られてしまったが、鎖や梯子がしっかりしているし、吊尾根同様下も見えないので、慎重に進めば問題なく、キレット小屋へ。
12時半到着時に本日の宿泊者は誰も来ておらず、まさかの小屋貸し切り状態。
景色は楽しめないので、のんびりとした時間を過ごしていると、何人かの登山者がチェックインして来るが、総勢は12人と何ともこじんまり。
でも、ここまで来る人達なので皆さんなかなかのツワモノぞろい。
夕食までの間は山談義で花が咲きました。
夕食直前に陽の光が射しこんできましたが、食事中に再び真っ白な世界に早変わり。
食事中は黙々と食べていましたが、食後はソロ同士で山談義。
少し雲が晴れてきたので、夕焼けっぽくなり明日の天気に期待します。
9月16日
いびきで何度も起きることになってしまったが、3時には眠れずそのまま起床。
相変わらず真っ白な世界ですが、しばらくすると霧が消えた。
急いで出発準備を整えるが、外に出たら再び真っ白な世界へ・・・
天気予報では午後の天気が悪いので早めに出発しないと後が困るので、意を決して出発する。
山荘からは2つのヘッデンが見えたので、2名出発したようだ。
しばらく歩くと岩場へ。
〇マークを頼って進んだつもりが、後ろからのヘッデンが上を通過する。
どう考えても道を間違えているようなので、声をかけて確認すると、明らかに道間違え・・・
下ったところが大きな岩を下ってしまったので、登るのに一苦労。
手が滑ったら一巻のおしまいでしたが、何とかよじ登って登山道へ復帰
先ほど声をかけた若い登山者とはこの先の五竜岳まで期せずして一緒に歩くこととなった。
聞けば不帰キレットを通過して天狗山荘まで行くとのこと。
下りはおいらの方が早いようで、先行させてもらった。
アップダウンと岩登り下りが続くなかなか楽しい道。景色が楽しめないので集中して楽しんだ。
時折り姿を現すライチョウに心和ませながら、4時間かからずに五竜岳山頂へ。
山頂では楽しみにしていたキレット小屋のお弁当を食す。
噂ではうなぎと聞いていたが、シャケ弁でした。
でも、美味しく頂きましたよ。
この先の五竜山荘までは岩場が続くので、慎重に下る。
五竜山荘では再び、若者の遭遇。
コーラで一息ついて、お別れして遠見尾根へ。
遠見尾根は長くてアップダウンは多いし、八方尾根と比べると眺めも今一・・・
また本日は曇りで全く眺めが楽しめず、ただただ苦しい下りでした。
アルプス平までやっとたどり着いて、山頂駅限定のシャインマスカットのソフトクリームを食し、神城駅まで歩いて、大糸線、バスを乗り継いで扇沢まで戻って無事登山終了となりました。
眺めは残念でしたが、曇りのおかげで水と体力の消費も少なかったので歩けたのかもしれません。
次は不帰キレットを歩きたいな〜
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