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Yamareco

記録ID: 5950473
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

【日本三百名山 #146】奥大日岳(黒部ダム→内蔵助谷→別山→剱沢→奥大日岳→室堂)

2023年09月17日(日) ~ 2023年09月18日(月)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
14:39
距離
23.0km
登り
2,793m
下り
1,831m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:55
休憩
0:39
合計
9:34
距離 12.3km 登り 1,986m 下り 931m
6:51
18
黒部ダム駅
7:09
48
7:57
7:58
86
9:24
9:58
279
14:37
14:38
53
15:31
8
15:39
15:40
8
15:48
15:50
35
2日目
山行
4:22
休憩
0:43
合計
5:05
距離 10.6km 登り 807m 下り 900m
4:43
4:51
37
5:28
5:34
11
5:45
25
6:10
6:11
5
6:16
13
6:29
6:30
4
6:40
7:04
6
7:13
10
7:23
7:24
6
7:53
13
8:06
16
8:22
8:23
9
8:32
8:33
8
8:41
14
天候 1日目:晴れ(この時期にしてはかなり暑い)
2日目:朝のうち晴れ、のち曇り、ガス
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
【行き】
🚌 新宿西口都庁大型バスP(23:00)→扇沢(4:15)毎日あるぺん号
🚌 扇沢(6:30)→黒部ダム(6:46)関電トンネル電気バス(1,800円)

【帰り】
🚌 室堂(9:30)→大観峰(9:40)立山トンネルトロリーバス(※臨時便)
🚠 大観峰(9:50)→黒部平(9:57)立山ロープウェイ
🚞 黒部平(10:10)→黒部湖(10:15)黒部ケーブルカー
🚌 黒部ダム(10:35)→扇沢(10:51)関電トンネル電気バス
🚌 扇沢(10:55)→大町温泉郷(11:10)扇沢線路線バス(1320円)
♨️ 薬師の湯
🚌 大町温泉郷(12:45)→信濃大町駅(13:05)扇沢線路線バス(540円)
🚃 信濃大町(14:04)→松本(15:13)JR大糸線普通列車・松本行
🚃 松本(16:32)→立川(19:16)JR特急あずさ82号
コース状況/
危険箇所等
※ 特に注意を要するところのみ記す
【内蔵助谷全般】
沢の横断が多数あるため、増水時は注意。

【内蔵助平分岐〜ハイマツ帯手前(標高2500m前後)】
急登が続く。藪漕ぎではないが、背の高い草や灌木の枝がうるさい。マーカー、テープはあるが、草に隠れてわかりにくいところもある。踏み跡もあるが、間違いやすいところも。
また、草に覆われて地面の状態がわからないところも多数。隠れた石や窪みに注意。
その他周辺情報 【下山風呂】
いつもの大町温泉郷 薬師の湯
都庁の大型バス駐車場から、毎日あるぺん号に乗り込みます。
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都庁の大型バス駐車場から、毎日あるぺん号に乗り込みます。
毎日あるぺん号、扇沢駅に到着。これから関電トンネル電気バスの始発まで約2時間、待ちます。
毎日あるぺん号、扇沢駅に到着。これから関電トンネル電気バスの始発まで約2時間、待ちます。
扇沢の駐車場。満車です。
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扇沢の駐車場。満車です。
関電トンネル電気バスを降りたら、ダムに向かう人とは別れて、ホームを進行方向に向かって歩きます。
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関電トンネル電気バスを降りたら、ダムに向かう人とは別れて、ホームを進行方向に向かって歩きます。
すると登山者出口の看板が現れるので、それに従って曲がります。
すると登山者出口の看板が現れるので、それに従って曲がります。
扉から外に出ます。この扉の手前には、トイレおよび水汲み場があります。
扉から外に出ます。この扉の手前には、トイレおよび水汲み場があります。
6:51/T+0:00 トンネルを出たところで、登山の準備。ここからログをスタートさせます。
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6:51/T+0:00 トンネルを出たところで、登山の準備。ここからログをスタートさせます。
最初は作業道路を進みますが、途中から登山道に変わります。
最初は作業道路を進みますが、途中から登山道に変わります。
途中、大タテガビンが見えます。この左に入っていく峡谷が、内蔵助谷。
途中、大タテガビンが見えます。この左に入っていく峡谷が、内蔵助谷。
立山を見上げます。いい天気、そして暑くなりそうです。
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立山を見上げます。いい天気、そして暑くなりそうです。
ダムからかなり高度を下げて、黒部川を渡ります。
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ダムからかなり高度を下げて、黒部川を渡ります。
橋からは、黒部ダムが見えます。観光放水の真っ最中。上から見る絵はよく見ますが、下から見上げるのも圧巻の迫力。
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橋からは、黒部ダムが見えます。観光放水の真っ最中。上から見る絵はよく見ますが、下から見上げるのも圧巻の迫力。
黒部川沿いを歩いて行きます。
黒部川沿いを歩いて行きます。
7:43/T+0:52 内蔵助谷出合に到着。すでに暑い。しばしの休憩。
7:43/T+0:52 内蔵助谷出合に到着。すでに暑い。しばしの休憩。
内蔵助谷を登っていく。沢沿いの道で大きな岩がゴロゴロしており、歩きにくい。
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内蔵助谷を登っていく。沢沿いの道で大きな岩がゴロゴロしており、歩きにくい。
途中、梯子もある。
途中、梯子もある。
橋を渡ると、内蔵助平の分岐はまもなく。ただし、分岐は沢から少し離れるので、水の補給はここで行っておいた方が良い。
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橋を渡ると、内蔵助平の分岐はまもなく。ただし、分岐は沢から少し離れるので、水の補給はここで行っておいた方が良い。
9:24/T+2:33 内蔵助平の分岐に到着。今回、新調したザックがいまいちしっくりきていなくて、疲労感たっぷり。ここで大休憩。
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9:24/T+2:33 内蔵助平の分岐に到着。今回、新調したザックがいまいちしっくりきていなくて、疲労感たっぷり。ここで大休憩。
分岐からは刈り入れされていない区間。枝の張り出しはたくさん。ザックが引っかかる。
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分岐からは刈り入れされていない区間。枝の張り出しはたくさん。ザックが引っかかる。
背の高い草もたくさん。
背の高い草もたくさん。
所々、巨岩があり、その上に登れる。内蔵助平を振り返る。
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所々、巨岩があり、その上に登れる。内蔵助平を振り返る。
沢沿いなので岩がゴロゴロしているのだが、ご覧の通り足下が草で隠れていて、足を着く地面の様子がよく分かりません。岩だと思ったら、岩と岩の間の隙間だったり、隠れた岩につまずいたり。
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沢沿いなので岩がゴロゴロしているのだが、ご覧の通り足下が草で隠れていて、足を着く地面の様子がよく分かりません。岩だと思ったら、岩と岩の間の隙間だったり、隠れた岩につまずいたり。
途中、大きな沢を渡渉します。急登続きでかなりの疲労。ここでも休憩。
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途中、大きな沢を渡渉します。急登続きでかなりの疲労。ここでも休憩。
急登が続き、だいぶ高度を稼いできた。振り返ると、鹿島槍ヶ岳。
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急登が続き、だいぶ高度を稼いできた。振り返ると、鹿島槍ヶ岳。
まだまだ続く急登。
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まだまだ続く急登。
針ノ木岳も見えるようになってきた。
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針ノ木岳も見えるようになってきた。
ロープもかなり多い。
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ロープもかなり多い。
右手は内蔵助谷の深い谷。
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右手は内蔵助谷の深い谷。
黒部ダムも見える。
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黒部ダムも見える。
ついに内蔵助カールの末端に到達。内蔵助山荘も右手に小さく見える。このあたりで、徐々に傾斜は緩くなってきて、長かった急登も終わる。
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ついに内蔵助カールの末端に到達。内蔵助山荘も右手に小さく見える。このあたりで、徐々に傾斜は緩くなってきて、長かった急登も終わる。
足を止めてヤマレコアプリを確認していたら、足下の岩からオコジョ!これにはビックリ。
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足を止めてヤマレコアプリを確認していたら、足下の岩からオコジョ!これにはビックリ。
旧内蔵助山荘の跡地を過ぎる。
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旧内蔵助山荘の跡地を過ぎる。
本来であれば、ここで内蔵助雪渓(氷河)を横断するのですが、末端がすぐそこにあるので、少し迂回して雪渓歩きを回避します。
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本来であれば、ここで内蔵助雪渓(氷河)を横断するのですが、末端がすぐそこにあるので、少し迂回して雪渓歩きを回避します。
内蔵助雪渓。
内蔵助山荘までゆるゆる登っていきます。
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内蔵助山荘までゆるゆる登っていきます。
14:40/T+7:49 内蔵助山荘に到着。内蔵助平の分岐から計っても、4時間半超の大激闘。
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14:40/T+7:49 内蔵助山荘に到着。内蔵助平の分岐から計っても、4時間半超の大激闘。
内蔵助山荘でコーラを買って、別山を見ながら一気に飲み干す。よくやった自分。
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内蔵助山荘でコーラを買って、別山を見ながら一気に飲み干す。よくやった自分。
とはいえ、両足に相当なダメージ。強い負荷が足にかかると、痙攣してしまう。芍薬甘草湯を飲みながら、足をいたわって歩く。
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とはいえ、両足に相当なダメージ。強い負荷が足にかかると、痙攣してしまう。芍薬甘草湯を飲みながら、足をいたわって歩く。
15:38/T+8:47 別山北峰に到着。
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15:38/T+8:47 別山北峰に到着。
15:48/T+8:57 別山南峰
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15:48/T+8:57 別山南峰
別山から望む、剱岳のラスボス感。
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別山から望む、剱岳のラスボス感。
16 :26/T+9:35 剱沢キャンプ場に到着。
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16 :26/T+9:35 剱沢キャンプ場に到着。
このキャンプ場は、この眺めの良さに尽きる。
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このキャンプ場は、この眺めの良さに尽きる。
足の痙攣もだいぶよくなってきたので、剱澤小屋まで下りていってビールを調達。なお、在庫が少ないとのことで、キャンプ場利用者は購入できるものが限られていました(ビールは350mlのみ)
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足の痙攣もだいぶよくなってきたので、剱澤小屋まで下りていってビールを調達。なお、在庫が少ないとのことで、キャンプ場利用者は購入できるものが限られていました(ビールは350mlのみ)
2日目 3:59。まっくらですが、剱沢キャンプ場をスタート。
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2日目 3:59。まっくらですが、剱沢キャンプ場をスタート。
別山乗越に向かう途中、剱岳の方向。剱沢キャンプ場のテントの明かりと、剱岳に向かうヘッデンの列。
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別山乗越に向かう途中、剱岳の方向。剱沢キャンプ場のテントの明かりと、剱岳に向かうヘッデンの列。
4:44/T+0:45 別山乗越の剱御前小舎に到着。
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4:44/T+0:45 別山乗越の剱御前小舎に到着。
新室堂乗越を超えたところで、朝焼け。この時点ではまだ天気は良い。
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新室堂乗越を超えたところで、朝焼け。この時点ではまだ天気は良い。
奥大日岳の最高点が見える(ただし、最高点への道は通行不可)。
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奥大日岳の最高点が見える(ただし、最高点への道は通行不可)。
奥大日岳の山頂(三角点)へ。
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奥大日岳の山頂(三角点)へ。
6:41/T+2:42 奥大日岳に到着。
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6:41/T+2:42 奥大日岳に到着。
剱岳は雲の中。この後、どんどん雲が厚くなってきた。昨日の足のダメージがまだ残っているようで、計画通りのペースではない。この時点で30分少しの遅れ。計画では称名滝経由で弘法にゴールする予定だったのだが、このまま遅れが拡大していくと予定していたバス、JRに乗れない可能性が高い、と判断。天気も悪化する一方なので、室堂へ下山することにする。
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剱岳は雲の中。この後、どんどん雲が厚くなってきた。昨日の足のダメージがまだ残っているようで、計画通りのペースではない。この時点で30分少しの遅れ。計画では称名滝経由で弘法にゴールする予定だったのだが、このまま遅れが拡大していくと予定していたバス、JRに乗れない可能性が高い、と判断。天気も悪化する一方なので、室堂へ下山することにする。
さらば奥大日岳。でもガスの中。
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さらば奥大日岳。でもガスの中。
立山もだいぶ雲が厚くなってきた。
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立山もだいぶ雲が厚くなってきた。
たまに雲が取れる。
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たまに雲が取れる。
地獄谷。
一瞬、雲がすっきり取れた。雷鳥荘の手前から、雷鳥沢キャンプ場。
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一瞬、雲がすっきり取れた。雷鳥荘の手前から、雷鳥沢キャンプ場。
9:05/T+5:06 室堂にゴール。
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9:05/T+5:06 室堂にゴール。
さて、室堂からはこの山行のもう一つのお目当て、立山トンネルトロリーバスに乗車。現在、国内唯一のトロリーバス。電気バスへの置き換えが発表されたこともあり、乗っておかなければと。
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さて、室堂からはこの山行のもう一つのお目当て、立山トンネルトロリーバスに乗車。現在、国内唯一のトロリーバス。電気バスへの置き換えが発表されたこともあり、乗っておかなければと。
正面から見ると、普通のバスなんですが、後ろから見ると一目瞭然。架線と集電装置が目を引きます。見た目はバスですが、法律上は電車。途中、信号機も鉄道用のものだったりします。
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正面から見ると、普通のバスなんですが、後ろから見ると一目瞭然。架線と集電装置が目を引きます。見た目はバスですが、法律上は電車。途中、信号機も鉄道用のものだったりします。
で、なんやかんやで臨時の特急あずさで帰京。
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で、なんやかんやで臨時の特急あずさで帰京。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ポール テント テントマット シェラフ 携帯トイレ

感想

奥大日岳には登っていなかったので、三百名山ハンターとしては行かなければならないと思っていたところ、立山トンネルトロリーバスが電気バスに置き換えられるとの発表。乗り物大好きとしてはこれも行かなければならない。

だったら、普通に室堂からスタートして登れば良いのだが、体力作りのためにもガッツリ登りたいな、と思って、黒部ダムからの内蔵助谷で上がる、というコースに決定。室堂の山岳警備隊や、内蔵助山荘に道の状況を確認して、計画を練り上げた。

登ってみた感想としては、本当に大変。個人的には北アルプスの三大急登に差し替えて入れてもいいくらい。精神的にも体力的にも技術的にも、まさに心技体が求められる登山道でした。大変だったけど、やりがいあった。

奥大日岳を第一の目標にした山行の割には、内蔵助谷の印象が強すぎて、奥大日岳の印象、感想は実はあまりありません。天気がいまいちだったから、というのもありますが。

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