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Yamareco

記録ID: 5955978
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

深南部に挑戦💦 池口岳~千頭山~光岳~加加森山周回

2023年09月17日(日) ~ 2023年09月18日(月)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
24:41
距離
37.0km
登り
3,865m
下り
3,871m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:43
休憩
0:44
合計
11:27
5:04
153
7:37
7:39
40
8:19
8:20
21
8:41
8:42
8
8:50
8:50
104
10:34
10:35
17
10:52
10:56
28
11:24
11:25
11
11:36
11:38
37
12:15
12:20
45
ダルマの頭
13:05
13:05
73
ダルマ崩通過
14:18
14:23
88
15:51
15:57
1
15:58
16:02
1
16:03
16:03
7
16:10
16:22
9
16:31
2日目
山行
12:27
休憩
0:44
合計
13:11
4:20
11
4:31
4:38
84
6:02
6:09
15
6:24
6:24
157
9:01
9:01
84
10:25
10:26
70
11:36
11:37
51
12:28
12:36
51
13:27
13:36
35
14:11
14:14
57
15:11
15:12
8
15:20
15:26
11
15:37
15:37
31
16:08
16:09
81
17:30
17:30
1
17:31
ゴール地点
天候 2日とも晴のち曇
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
・登山口〜池口岳南峰
通常の登山道
・池口岳南峰〜千頭山
完全バリルート 踏跡も殆どなし
ダルマ岩のトラバース 超危険
もっと安全なルートがありそう
・千頭山〜柴沢小屋
バリルート 所々に昔の登山道の痕跡あり
吊橋直前の斜面はザレ場で危険、数m滑落
吊橋 板なく怖い
・柴沢小屋〜光岳
吊橋~取付き尾根間は登山道崩壊で危険
造林小屋まではほぼ道なし踏跡も怪しい
百俣沢の頭まで概ね道あり、以降準登山道
・光岳〜池口JCT
ほぼ一般登山道
クロナギから鶏冠岳
2023年09月17日 07:25撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 7:25
クロナギから鶏冠岳
荒々しいクロナギ
2023年09月17日 07:26撮影 by  iPhone 13, Apple
9/17 7:26
荒々しいクロナギ
クロナギから熊伏山
2023年09月17日 07:38撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 7:38
クロナギから熊伏山
聖岳が見えた
2023年09月17日 08:20撮影 by  iPhone 13, Apple
9/17 8:20
聖岳が見えた
向かっている池口岳
2023年09月17日 08:44撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 8:44
向かっている池口岳
ようやくJCTに到着。この尾根は長い
明日は何時に戻ってこれるか?
2023年09月17日 10:33撮影 by  iPhone 13, Apple
9/17 10:33
ようやくJCTに到着。この尾根は長い
明日は何時に戻ってこれるか?
池口岳北峰到着
2023年09月17日 10:52撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 10:52
池口岳北峰到着
10数年ぶり3回目の南峰。ここから未踏のバリルート
2023年09月17日 11:34撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 11:34
10数年ぶり3回目の南峰。ここから未踏のバリルート
ダルマの頭到着。山頂標識なし。核心部に差し掛かり緊張が高まる。
2023年09月17日 12:17撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 12:17
ダルマの頭到着。山頂標識なし。核心部に差し掛かり緊張が高まる。
トリカブトの斜面が第一トラバース地点。何となく踏跡があって安心した。
帰宅後早とちりと判明。もっと下れば安全なルートがあったようだ?
2023年09月17日 12:40撮影 by  iPhone 13, Apple
9/17 12:40
トリカブトの斜面が第一トラバース地点。何となく踏跡があって安心した。
帰宅後早とちりと判明。もっと下れば安全なルートがあったようだ?
渡ったところから振り返る
2023年09月17日 12:42撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 12:42
渡ったところから振り返る
渡りきると奥に岩棚が。これを回り込めば目的の千頭尾根(勝手に命名)のはず…。
が崖で行き止まり、仕方なく下降する。ここから尾根までが超危険💦💦💦緊張で喉カラカラ
2023年09月17日 12:46撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 12:46
渡りきると奥に岩棚が。これを回り込めば目的の千頭尾根(勝手に命名)のはず…。
が崖で行き止まり、仕方なく下降する。ここから尾根までが超危険💦💦💦緊張で喉カラカラ
千頭尾根からトラバースしてきたルンゼ方向。肝心の所の写真なし。超緊張で余裕なし。スイマセンm(_ _)m
2023年09月17日 13:08撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 13:08
千頭尾根からトラバースしてきたルンゼ方向。肝心の所の写真なし。超緊張で余裕なし。スイマセンm(_ _)m
尾根からダルマ岩壁を撮影。
不気味にそそり立つ
2023年09月17日 13:09撮影 by  iPhone 13, Apple
9/17 13:09
尾根からダルマ岩壁を撮影。
不気味にそそり立つ
千頭尾根から合地山?
2023年09月17日 13:34撮影 by  iPhone 13, Apple
9/17 13:34
千頭尾根から合地山?
やっと千頭山に到着
2023年09月17日 14:18撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 14:18
やっと千頭山に到着
感慨深く山頂標識を確認中❓
2023年09月17日 14:22撮影 by  iPhone 13, Apple
9/17 14:22
感慨深く山頂標識を確認中❓
何の変哲もない千頭山山頂
2023年09月17日 14:22撮影 by  iPhone 13, Apple
9/17 14:22
何の変哲もない千頭山山頂
間もなく吊橋という地点。流された登山道の残骸。ここから吊橋までが危険。滑り台の様。どこを歩いてもガラガラと崩れる。手掛かりも足掛かりも少ない厄介な急斜面
2023年09月17日 15:49撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 15:49
間もなく吊橋という地点。流された登山道の残骸。ここから吊橋までが危険。滑り台の様。どこを歩いてもガラガラと崩れる。手掛かりも足掛かりも少ない厄介な急斜面
数mの滑落もあったが、吊橋に到着。
見れば渡しの板がない所もある💦手前の苔むした板は柔らかい。踏み抜かないように横に張られた針金の上を歩いた。
2023年09月17日 15:53撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 15:53
数mの滑落もあったが、吊橋に到着。
見れば渡しの板がない所もある💦手前の苔むした板は柔らかい。踏み抜かないように横に張られた針金の上を歩いた。
通過し安全な所から振り返るとこんな感じ。板のない所は縦に張ってあるワイヤーの上を歩いた。
橋自体は丈夫そうでまだ何年も壊れることはなさそうだが…。誰か板張ってくれないかな~?
2023年09月17日 15:56撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 15:56
通過し安全な所から振り返るとこんな感じ。板のない所は縦に張ってあるワイヤーの上を歩いた。
橋自体は丈夫そうでまだ何年も壊れることはなさそうだが…。誰か板張ってくれないかな~?
無事渡り切った。振り向くと千頭山吊橋とある。柴沢小屋はすぐ横にあった。
2023年09月17日 15:57撮影 by  iPhone 13, Apple
9/17 15:57
無事渡り切った。振り向くと千頭山吊橋とある。柴沢小屋はすぐ横にあった。
これは光岳吊橋。明日のために偵察に来た。板があるので千頭山吊橋に比べ安全に思えるから不思議。(笑)
一応登山口のガレ場を確認したが何とかなりそうとの感触だった。吊橋がツタで覆われていたので切り開いておいたが、翌未明ザックが引っかかり、怖い思いをした。
2023年09月17日 16:17撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/17 16:17
これは光岳吊橋。明日のために偵察に来た。板があるので千頭山吊橋に比べ安全に思えるから不思議。(笑)
一応登山口のガレ場を確認したが何とかなりそうとの感触だった。吊橋がツタで覆われていたので切り開いておいたが、翌未明ザックが引っかかり、怖い思いをした。
造林小屋跡。一升瓶が散乱していた。こんな山奥での重労働、夜くらい飲まなきゃやってられないわな
2023年09月18日 06:05撮影 by  iPhone 13, Apple
9/18 6:05
造林小屋跡。一升瓶が散乱していた。こんな山奥での重労働、夜くらい飲まなきゃやってられないわな
尾根に近づいてきた。鬱蒼とした森も開けだし写真を撮る余裕が出てきた。
2023年09月18日 07:10撮影 by  iPhone 13, Apple
9/18 7:10
尾根に近づいてきた。鬱蒼とした森も開けだし写真を撮る余裕が出てきた。
百俣沢の頭分岐
何年振り?当時はGPSもなく、手探りで信濃俣を周回したのが懐かしい。
2023年09月18日 08:54撮影 by  iPhone 13, Apple
9/18 8:54
百俣沢の頭分岐
何年振り?当時はGPSもなく、手探りで信濃俣を周回したのが懐かしい。
光岳。午前中からガスが。
2023年09月18日 09:45撮影 by  iPhone 13, Apple
9/18 9:45
光岳。午前中からガスが。
4回目の光岳山頂
ゆっくり感慨にふけってはいられない。大変厳しいが日暮れ前に下山したい。
2023年09月18日 10:27撮影 by  iPhone 13, Apple
9/18 10:27
4回目の光岳山頂
ゆっくり感慨にふけってはいられない。大変厳しいが日暮れ前に下山したい。
奇麗な原っぱ
2023年09月18日 12:58撮影 by  iPhone 13, Apple
9/18 12:58
奇麗な原っぱ
鹿の平から池口岳
2023年09月18日 13:14撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/18 13:14
鹿の平から池口岳
加加森山
2023年09月18日 13:17撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/18 13:17
加加森山
輝く草原。
2023年09月18日 13:23撮影 by  iPhone 13, Apple
9/18 13:23
輝く草原。
この看板は29が最後?
2023年09月18日 14:28撮影 by  iPhone 13, Apple
9/18 14:28
この看板は29が最後?
日暮れに間に合った。
一昨日登山口小屋に泊まった方が今まさに帰ろうと車に乗っていた。
2023年09月18日 17:31撮影 by  iPhone 13, Apple
9/18 17:31
日暮れに間に合った。
一昨日登山口小屋に泊まった方が今まさに帰ろうと車に乗っていた。

感想

温めていたというと聞こえはいいが、尻込みしていたというのが正直なところだ。
一番の理由はダルマ崩のトラバースが心配だった。二つ目は柴沢に架かる二つの吊り橋が通行可能かわからないことだった。
だがレコを見て橋は通行できそうだと分かった。トラバースは昔とは言えレコがあれば何とかなりそうと考え決行する気になった。

「さあ行くぞ」とザックのパック詰めをしていると孫が寄ってきていたずらにガスカートリッジを持って行ってしまった。後で入れればいいと思っていたのにこれを忘れて出発してしまった。出発後に気づき回り道をして買って登山口に向かった。一時は焦って撤退を覚悟した。
かわいい悪魔にご用心!
〇池口岳避難小屋
小屋には先客が一人居た。話しかけるも嫌そうなのでしゃべらなかったが出発も同じ時間だったし、下山も同じ時間だった。行動パターンが同じ…
〇池口岳~ダルマの頭
長い池口岳登山道を登りほぼ予定の時間に池口岳南峰に到着した。ここからは未踏のバリルートに入る。みんなの足跡もない。最初は小笹の緩い下り、途中雑木の藪っぽい所もある。地形図上ではわからないがダルマの頭までに小ピークが2つあった。頭には山頂標識があるとのことだが見つからなかった。
〇ダルマ崩通過
下降地点は頭手前でGPSで確認して下降した。急ではあるが樹木もあり不安は感じなかった。
猟師の泊り場と呼ばれる平坦地辺りからトラバースするようだが、少し手前に草付の斜面に獣道があり良さそうなのでトラバースした。先に岩棚があり回り込めば千頭尾根に出られそうだと思ったが、崖で下はルンゼになっていた。やはり甘くない(T_T)
そこで岩棚からトラバース地点を探しながら小尾根を10m位下降し、岩棚の下からトラバースを試みたが、ここもルンゼで通行不能。更に20m位下降した。すると先ほどのルンゼに降りられそうだった。
岩に掴まりながら緩くなったルンゼに降りた。少し下って岩棚に取付き数十mトラバースして何んとか千頭尾根に降り立てた。
超緊張した。青薙崩の通過の次位の危険度であった。
本来は猟師の泊り場まで下降してトラバースする方が安全で確実だったと思う。ちょっと早まったと反省している。
〇ダルマ岩~千頭山~柴沢小屋
踏跡はない。獣道を拾って歩く。藪はない。
千頭山には山頂標識があった。以前のレコにはなかった。ようやく人の気配がした。
ここまでは以前登山道があり古い登山地図には登山道が載っている。しかし今ではその痕跡も少ない。迷いに迷ってGPSがなければ下れない。
下に柴沢が見えあと少しと気が緩むが、ここが危険。登山道が完全に流され残骸はあるがルートは分からない。
這う這うの体で吊橋に辿り着いたら酷い橋で、また緊張を強いられた。
小屋は3人は泊まれる。
〇柴沢小屋~光岳
光岳吊橋までの林道は落石が多くヘッデンで歩くのは大変。
吊橋から登山道の残骸を頼りに歩いた。直登しようと思ったが、真っ暗でどこか安全かわからないので崩れた登山道を辿ることにした。途中のトラロープの所が一番危険であったが、それを過ぎると尾根まで登山道が健在であった。
ここからは尾根芯に薄い踏跡があるので探しながら登った。造林小屋までは踏跡程度でGPS頼り。以降道らしきものがある。兎に角2,000mまでは急登で太腿が悲鳴を上げていた。
百俣沢の頭からは歩いたことがあるはずだが、よく迷った。
〇光岳~登山口
光岳まで6hでは行きたいと思っていた。それでも下山は日没に間に合うかだ。JCTまでは原っぱが点在する気持ちのいい尾根。
長い池口岳の西尾根を下り何とか明るいうちに下山できホッとした。

2日間山の中では一人も会わなかった。さすが深南。
ダルマ崩のトラバースルートは間違っていたと思うので、もし?万が一?行かれる方は参考にしないでください。

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コメント

1泊2日でこのルートはなかなかハードですね。
私も近々、千頭山に行こうかなと思っていますので、参考にさせてもらいます。
逆コースで行くつもりですが、やはりダルマ崩れが核心の様ですね。
2023/9/21 7:35
カエル🐸さん
GWのレコで勇気をいただきました。ありがとうございました。🙇‍♂️
老婆心ながらアドバイスを
千頭山吊橋から小尾根までが難関です。直登がいいように感じましたが兎に角よく滑ります。千頭山までは登りであれば迷う事もなく、カエルさんなら問題ないでしょう。ただ急登でハードです。
ダルマ崩は尾根から少し下り、猟師の泊まり場を目指してトラバースするようです。
ここは歩いてないので想像です。
標高差があるので池口岳まで7~8時間は必要かと…
the深南を堪能し過ぎて食傷気味なので、暫くは楽な山歩きをします。
2023/9/21 8:33
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