立山～剱岳

2023年09月23日(土) ~ 2023年09月24日(日)

• GPS: 16:56
• 距離: 17.9km
• 登り: 2,086m
• 下り: 2,076m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:55
• 休憩: 1:01
• 合計: 6:56

9:20 室堂
10:07 10:20 一の越山荘
12:12 12:34 雄山
12:47 12:58 立山
13:02 13:02 大汝休憩所
13:11 13:12 富士ノ折立
13:41 13:41 真砂岳
15:53 15:54 剱沢キャンプ場
15:59 16:14 剱澤小屋
16:20 剱沢キャンプ場

2日目

• 山行: 8:29
• 休憩: 2:09
• 合計: 10:38

16:20 剱沢キャンプ場
4:16 4:16 剱澤小屋
4:46 4:46 剣山荘
5:10 5:11 一服剱
6:02 6:09 前剱
6:28 6:29 前劔の門
6:52 6:55 平蔵の頭
6:59 7:11 カニの縦バイ
7:17 7:20 カニのヨコバイ
7:37 8:00 剱岳
8:23 8:35 カニのヨコバイ
8:39 8:40 カニの縦バイ
8:48 8:48 平蔵の頭
9:00 9:04 前劔の門
9:10 9:18 前剱
9:46 9:57 一服剱
10:14 10:15 剣山荘
10:32 10:51 剱澤小屋
10:57 10:58 剱沢キャンプ場
12:41 13:04 剱御前小舎
14:04 14:05 浄土橋
14:16 14:17 雷鳥沢ヒュッテ
14:26 14:26 雷鳥荘
14:43 14:44 みくりが池温泉
14:53 14:54 ホテル立山
14:56 ゴール地点

天候

9/23（土）
　曇り～時々雨
　びっしょりと濡れる程ではないですが、活動に支障が出るレベルで降る時がありました。雄山では軽く晴れていましたが、ザックカバーや、レインコートを着ての登山、小雨のなかでの活動が多めでした。山行中に時々晴れ間も見えたりしましたが、剱沢キャンプ場でも小雨が降っていました。

9/24（日）
　終日晴れ
　快晴に近いレベルで、午後も雲は少なめ、視界は極めて良好。午前の剱岳登山は最高の陽気の中での山行となりました。その予報のためか、キャンプ場は多くの登山客で賑わい、登山道も混雑する箇所がありました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

上信越経由、麻績インターより下道で扇沢駅第一駐車場に5:00頃に到着。

先週は白馬ルートより扇沢に行きましたが、長野～白馬方面ルートが正解の模様。
麻績インターからのルートは道も狭め、野生の王国。途中で大きな鹿が佇んでいたり、狸やフェレット的な獣が多数横ぎりました。

コース状況／危険箇所等

良好
　降雨があっても水捌けがよく、問題なし。
　岩は軽い降雨のため、滑る箇所もありました。

その他周辺情報

扇沢駅
　室堂まで往復12300円。web予約は埋まってましたが、当日並んで始発7:30の臨時便に乗れました。

薬師の湯
　帰りに立ち寄り日帰りの湯。自家用車使用のほとんどの登山客はここで入浴するくらい、おそらく有名。混雑の札がありましたが、ピーク過ぎのせいかシャワー待ち的なこともなく、のんびり湯船に浸かることができました。

ドンキホーテ篠ノ井バイパス店
　周辺の施設ではないですが、疲れた体の回復目的で、俵ハンバーグを夕飯で。
　基本的に人気店で混んでます。

写真

9/23 5:24

先週に引き続き、扇沢駅第一駐車場利用。
相変わらず5:00前後着は無料駐車場は空いてません。

9/23 6:05

5:10くらい？に代表者に並んでいただくと、2番目だったそう。先週よりは大分空いていました。

9/23 6:50

室堂往復券ゲット。
12300円は高いなぁ‥でも、それに見合った価値は十分ある場所なんですよね。

9/23 7:52

電気バスの後に黒部ダムを通過。
ガチの方々の歩くスピード‥

9/23 7:52

上部はガスっていて見えません。
予報通りといえば、予報通り。

9/23 8:14

ケーブルカーへ。
やっぱり始発便は並びますね。

9/23 8:32

先週の後立山は見えず‥

9/23 8:51

ロープウェーより。
黒部湖が綺麗。

9/23 9:21

最後にトロリーバスで室堂へ。
9:30出発よりは少し早く登山開始。

9/23 9:21

曇りであいにくの眺望ですが、スケール感ある立山の風景。

9/23 9:23

一ノ越方面へ。
舗装された道はとても歩きやすいです。

9/23 9:29

浄土山？方面は次の機会に。

9/23 9:30

ひんやりした陽気でしたが、歩くと暑くなるので体温調節をしながら歩く。

9/23 9:33

少しずつ登っていきますが気持ちの良い道。

9/23 9:38

沢筋が見えました。

9/23 9:54

歩けば歩くほど本格的な風景に。

9/23 9:55

多くの登山者がいました。

9/23 9:58

いよいよ小屋へ。

9/23 10:03

一ノ越到着。
なんだかんだで登りは疲れます。
小雨がパラついてきたので、ザックカバーとレインカバーを装着。

9/23 10:14

雄山方面。
ここからは、かなりガチ登山へ。

9/23 10:29

葛折りで登っていきます。
岩肌険しい登山道。

9/23 10:33

もう少しでスッキリ晴れそうな雲。

9/23 10:51

瞬間的に沢が見えると立ち止まってしまいます。

9/23 10:55

雄山の小屋までもう少し。
キツいところです。

9/23 11:04

相棒たちも上がってきました。

9/23 11:06

山頂付近で少し雲が取れました。

9/23 11:11

雄山のお社。

9/23 11:11

小屋前で昼飯に。
水入れすぎジェットボイル味噌ラーメンは薄いお味でしたが、飲み干せました。

9/23 11:11

立山三角点。

9/23 11:12

山の稜線がくっきり見えるとテンション上がります。

9/23 12:02

昼食後は参拝に。
かなり人がいましたが、スムーズに流れました。
バンザイ✖️3は、何なんだろう？笑

9/23 12:07

お社から小屋。

9/23 12:08

沢には残雪が少しあり。
例年よりは少ないんだろなぁと思いました。

9/23 12:32

大汝峰へ。
20分で着く模様。

9/23 12:35

とても歩きやすいです。

9/23 12:35

視界もよくなってきました。
この後はよくなったり、悪くなったりの繰り返し。

9/23 12:36

次のピーク。

9/23 12:52

山頂は岩の上に。
岩周りのプチロッククライミングが面白かったです。

9/23 12:57

とても美しくも険しい稜線。
剱岳もこんな感じなのかと勝手に想像。

9/23 13:09

次のピークは時間の関係上、巻いていきました。
雄山で少しゆっくりし過ぎでした。

9/23 13:22

ガス、小雨がパラついたり、薄い雲が少し晴れたり。
難しい陽気。

9/23 13:24

雪渓が少し残ってました。

9/23 13:25

登って、降りてきた稜線を振り返る。

9/23 13:30

中央に内蔵助山荘。

9/23 13:33

真砂岳へ向かいます。

9/23 13:37

大石重ね発見。

9/23 13:41

真砂岳到着。
眺望はなし。

9/23 13:45

別山に向かう予定でしたが、予定より少し遅めのため巻いていきます。

9/23 13:53

少し晴れてくると、歩いてきた稜線が美しい。

9/23 13:57

眼下の雲がが少し晴れてきました。
雷鳥沢方面を確認。

9/23 13:58

稜線から逆方面。
こんなところでバックカントリーしたいですが、ここまで来るのが大変そう‥

9/23 14:11

別山を巻いて、剱御前小屋手前から剱沢方面へ。

9/23 14:14

歩きやすいですが、一瞬登山道をロストしました。
警告音が鳴ってびっくり。

9/23 14:15

通ってきた尾根。
美しい。

9/23 14:28

剱沢に向かいます。激下りなので慎重に。
大きな岩も多いです。

9/23 14:28

ついに剱沢を確認。
かなり降りますね‥

9/23 14:30

剱御前直下にはハート型の雪渓が。

9/23 14:33

ガンガン降ります。

9/23 14:40

分岐到着。

9/23 14:40

振り返るとザイテングラードのような印象。
あそこまでは急登ではないですが、中々疲れます。

9/23 15:59

テント受付を行い、設営。
テント場には結構人がいる印象でした。
剱沢小屋にお酒の買い出し。

9/23 16:36

小雨、霧雨の中の飲み会中、少しだけガスが晴れる。
剱岳の存在感！

9/23 18:01

天候はどんどん開放へ。
明日に向けて寝ます。

9/24 3:59

2日目は4:00出発で剱岳へ。
ピストンして室堂へ帰るので、結構な長丁場です。

9/24 4:13

まずは剱沢小屋へ。

9/24 4:44

剣山荘到着。
もうすでにかなりのヘッドライトが剱岳方面に向かってました。

9/24 4:55

暗い中なので慎重に登ります。

9/24 4:56

最初の鎖場。
鎖は使う必要はないですが、足元は慎重に。

9/24 4:57

少し明るくなってきました。
ライトの数だけ人がいるんですね。

9/24 5:02

第2鎖場。ここも大きな問題はなし。

9/24 5:02

夜明け前は美しいです。
この先はもっと険しくなるんだろうと、ワクワクしながら進みます。

9/24 5:07

前剱がドーンと見えてきました。
ライトの列が凄いです。

9/24 5:10

富山方面の街の明かりも確認。

9/24 5:12

少しずつ陽が登ってきました。
結構寒かったので、太陽が待ち遠しい。

9/24 5:19

ライトオフまであと少し。
いよいよ山容が目視できるようになってきました。

9/24 5:23

ボケ写真ですが、明るくなりこれまで来たルートもハッキリ見えてきました。

9/24 5:25

日の出間近。来た道を振り返る。

9/24 5:41

第3鎖場。

9/24 5:41

疲労と笑顔が混じる表情。
朝イチの登りは疲れますね。

9/24 5:41

鎖を掴むより、しっかり3点支持が基本かと思います。

9/24 5:42

道なき道を進むかのような、カッコいい写真です。

9/24 5:43

鎖場は続きますが、大きな危険箇所はなし。

9/24 5:45

多少ガレていて、浮石がやっかいかもです。

9/24 5:47

日本海もくっきり見えてきました。

9/24 5:48

自分のテントを探しますが写真では不明瞭。

9/24 5:50

第4鎖場。

9/24 5:50

前剱直下に到達。

9/24 5:52

日の出前後の時間は天候がよいと、本当に美しいです。
疲れが吹き飛ぶ感動。

9/24 5:54

遂に剱岳が姿を現す。
ラスボス感が凄い。

9/24 5:57

陽が出ると一気に暖かくなりますね。
太陽のありがたさ。

9/24 5:57

前剱到達。

9/24 5:58

剱岳主峰を確認。最高に美しい。

9/24 6:13

平蔵のコルを目指して降ります。

9/24 6:13

この辺りから、登りと下りでルートが変わってきます。
素晴らしい配慮ですね。

9/24 6:14

橋を渡り

9/24 6:18

第5鎖場。

9/24 6:19

緊張感のある岩場は、進んでいてとても楽しいです。

9/24 6:20

下ります。

9/24 6:22

第6鎖場。

9/24 6:23

鎖が必ずしも必要、という感じではなく補助的な感じだと思われます。

9/24 6:27

下山用ルートの登り、第13鎖場。帰りに楽しみました。

9/24 6:36

いよいよ山頂へ向けて進みます。

9/24 6:39

大石重ね的ケルン。

9/24 6:39

巻道へ。

9/24 6:44

左は下り専用ルート。
行きと帰りで道が違うのは色々な意味でありがたいです。

9/24 6:45

第7鎖場、平蔵の頭。

9/24 6:45

楽しいです。

9/24 6:47

凄く大変そうに見えます。
慎重に下りれば角度的にはさほどでもありません。

9/24 6:48

下から見上げて。

9/24 6:50

ルートが分かれている安全性の配慮はありがたいです。

9/24 6:51

険しい岩場。慎重に歩いていけば大丈夫ですが、道中岩場に膝をぶつけました。

9/24 6:51

カッコいい登山？道。
岩に沿って進みます。

9/24 6:52

第8鎖場、平蔵のコル到着。
コースタイム的にはここから30分前後。

9/24 6:54

岩に沿って進んでくる様子。

9/24 6:56

この渋滞は、有名な蟹のたてばいの様子でしょうか。

9/24 6:58

中々のたてばい。
たまにラクの掛け声が。

9/24 7:00

待ち時間に来た道を振り返る。

9/24 7:01

第9鎖場の標識あり。
たてばいです。

9/24 7:11

上からの様子。
確実に3点以上は保持できるので、焦らず慎重に進めば問題はないかと思います。
地面が見える分、某岩山などと比べると高度感もそれ程ではないのかと思われます。
経験や、慣れも大切なのでしょうか。

9/24 7:11

眼下には素晴らしい景色が広がってきました。
時間帯も最高です。

9/24 7:11

立山の主峰もギリギリ見えてきました。

9/24 7:19

何度も見渡して撮影してしまいます。
登山様子はGoProで撮影しました。

9/24 7:20

いよいよ最後の仕上げ的な岩場。

9/24 7:37

山頂到着！

9/24 7:39

立山主峰の先にギリギリ槍ヶ岳、前穂高？が見えました。

9/24 7:44

お約束の位置での撮影。
ポーズは皆様、様々でしたが後ろからが人気でした。

9/24 8:01

かなり山頂が混んでいて、長居は迷惑そうなので撮影終わって下山開始。

9/24 8:02

早月尾根方面。
こちらからだと日帰り可能でしょうか？？

9/24 8:22

第10鎖場、下り専用ルートの蟹のよこばい。
混雑していました。

9/24 8:24

エントリーまでの混雑。
渋滞はスピードが上がらない分、体力的にはよいのかもです。

9/24 8:28

1番最初の体の入れ替えの際、少し足場を探した以外は、問題なく通過できました。
たてばいより、こちらの方が怖いという人の気持ちがわかりました。

9/24 8:29

下から見上げて。
迫力ある写真が撮れました。

9/24 8:30

斜面の角度的には５０度くらいでしょうか。

9/24 8:32

よこばいの先に、立派なハシゴあり。

9/24 8:33

すごく立派なハシゴ。

9/24 8:33

ハシゴ先の鎖場下に、トイレ跡？あり。

9/24 8:35

迫力ある様子！

9/24 8:36

下りルートは、登りよりさらに慎重にいく必要があることがわかる様子です。

9/24 8:43

崖を登るように見える下山ルート。

9/24 8:49

下りルートは岩場を右側から。

9/24 9:02

第13鎖場。
この辺りの下山ルートで、力強く登ってみました。

9/24 9:06

富山方面の様子。

9/24 9:13

中央左上が剱沢小屋。

9/24 9:52

どんどん下ります。
この写真の中に小屋（山荘）が3つあるんですね。
立山〜剱岳の人気の高さがわかります。

9/24 9:53

先週縦走した後立山の様子。
朝から鹿島槍が綺麗でした。

9/24 10:38

剱沢小屋到着。
昨日はガスってたので見えませんでしたが、剱岳クッキリでした。

9/24 10:40

剱岳をバックにお約束の写真

9/24 11:00

自分のテントが見えてきました。
風が強くなってきたので不安でしたが、問題ありませんでした。

9/24 11:49

ゆっくり30分ほどで撤収作業終了。

9/24 11:55

テントもかなり減りました。

9/24 12:18

ハート雪渓、小屋を超えて雷鳥沢方面へ。

9/24 12:33

剱岳も見納め。
また来ます！

9/24 12:33

登ってきた登山道。

9/24 12:36

いよいよ剱御前。

9/24 13:03

ラーメンを食べて雷鳥沢へ。

9/24 13:11

後大日岳？
とても立派な山容。

9/24 13:11

雷鳥沢キャンプ場に向けてひたすら下ります。
ぶつけた膝を曲げると痛みがあり、ストレスでした。
今回1番の反省点。

9/24 13:32

少しずつ近づく。

9/24 13:46

紅葉少し前でしょうか。
今年は暑かったので例年より遅めなんでしょうか。

9/24 13:58

雷鳥沢へ。

9/24 14:03

所用時間も書いてあるとありがたいかもです。

9/24 14:05

橋を渡り、キャンプ場へ。
多くの人がいました。

9/24 14:07

この時間帯はかなり暑そうですが、キャンプしに来たいです。

9/24 14:07

景観ばっちり。
11月末のバックカントリーもよいのかも。

9/24 14:08

室堂へ最後の歩き。

9/24 14:12

少し登ります。

9/24 14:19

硫黄の匂い。

9/24 14:24

何度も撮影してしまう素晴らしい景色。

9/24 14:28

風向きによってはガスがくるようで、警戒ランプがありました。

9/24 14:35

こんな場所があったんですね。

9/24 14:39

非日常的な風景に癒されます。

9/24 14:40

11月のバックカントリーのメッカ。
今年は行ってみようかしら。

9/24 14:44

みくりが池。
いよいよラスト。結構歩いてきました。

9/24 14:54

湧き水を少し飲んで山行終了。

9/24 15:03

15時だと少し空く感じでしょうか。

9/24 15:24

ロープウェーからの黒部湖もくっきり。

9/24 16:50

扇沢到着！
前日の4:57に到着して駐車したので、この後すぐに車に乗って16:57に出たら3000円でした。
1分後は4000円？！

9/24 20:01

久しぶりに長野のドンキホーテへ。
あまりの空腹と肉食べたい欲で半分近く食べた後に写真撮ってないことに気づいて撮影。
レアで美味しくいただきました。

撮影機器：

iPhone 11 128GB SIMフリー Apple

感想

アツシ

　後立山縦走から中4日。扇沢駅駐車場から立山～剱岳に行きました。前々から計画し、少しずつ準備していたので、2日目の晴れ予報にホクホクした気持ちで当日を迎えました。前回登山の筋肉痛も癒え、朝は早かったものの、そこそこ睡眠も取れてまずまずのコンディションで扇沢へ。前回は白馬方面ルートから扇沢に行きましたが、今回はナビが示した麻績インターからの下道。このルートは道も狭く、野生動物がいっぱい（たまたま遭遇？）のため、上信越方面からは白馬ルート推奨です。
　webチケットは売り切れだったため、当日券で並んだところすんなり7:30の臨時便に乗ってスタート。ケーブルカー、ロープウェーで少し出遅れたものの、9:30前に登山を開始することができました。

　初日は曇り予報でしたが、小雨がパラつくことが多く、あまりコンディショﾝはよくない状況。泥濘こそほぼないものの、足元の岩がギリギリ滑るか、滑らないかといった気が抜けない山行でした。剱沢キャンプ場では2日目の晴れ予報を狙ってか、多くの人がテントを張っていました。剱沢は斜めの地が多いとの情報がありましたが、問題なく幕営ができました。トイレは2箇所、水場は煮沸推奨でしたが豊富に水が出ていました。朝夕はかなり冷え込むため、それなりの保温対策が必要です。また、酒類の買い出しは剱沢小屋に行くことになります。割としっかりアップダウンがあり、ゴミも持ち帰りになります。

　2日目の剱岳アタックは4:00過ぎより、テントをデポしてアタックザックに水、行動食を入れて暗い中を楽しみながらも慎重に進んで行きました。朝は寒かったため、メンバーは多く重ね着をしていましたが、山行途中で体温調節をしていました。稜線に出ると日本海とともに富山県側がよく見えました。一服剱、前剱等の休憩がしやすい場所がありますので、休憩を挟みつつ体力に無理なく行動しました。
　登山道、鎖場ともに整備されており、とても登りやすかったです。落石危険箇所は所々ありました。先行者の確認や、落石を起こさない気遣いはとても大切だと思いました。下りに関しては浮石やガレた場所での踏み外しに注意し、鎖場に緊張感をもって臨むことが大切かと思います。

　剱山荘まで戻ると危険箇所はほぼありませんでした。剱御前への登り返し、雷鳥沢への下り、軽い登り返しを経て室堂まで戻りました。水場や小屋、トイレも随所にあるため、それほど困らずに移動ができました。
　当初の思惑と違い、紅葉はまだまだこれから、といった感じでしたが2日間充実の山行となりました。