苗場山（苗場山頂ヒュッテ泊）
imonee
その他1人 
体力度について
- GPS
- 30:14
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 960m
- 下り
- 1,415m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:40
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 4:26
- 山行
- 6:56
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:26
| 天候 | 9/23 霧雨、夕方晴れ 9/24 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
たにがわ401号（トクだ値30）4,600円 ★越後湯沢〜東京 とき336号3,380円+乗車券3,410円 ★越後湯沢〜秡川駐車場 山タクシー（相乗り3名）1,667円×往復 https://yuzawa-uonuma.com/tozan.html ★かぐら第一高速リフト モンベル割引1,800円（通常2,300円） ※秡川駐車場から送迎があるようです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
★金・土と雨だったため岩ゴロの道は川になっていた。日曜は晴れたのでだいぶ乾いたが下の方はまだ石が濡れて滑りやすくぬかるみも多かった ★山頂直下はやや傾斜が強いので注意 |
| その他周辺情報 | ★秡川駐車場にトイレあり（男女別・洋式３〜４個室） ★苗場山頂ヒュッテ http://sakae-akiyamago.com/stay/4888/ 1泊2食11,000円+おにぎり800円（チェックイン時に注文） 夕食カレーライス+α（おかわり自由）・朝食ごはんと味噌汁+α（おかわり自由） トイレ男女別・洋式4個室（紙はゴミ箱へ） 洗面所２口・２箇所（食事時間は１箇所使えない場合あり） 寝床はグループごとにシャワーカーテンで仕切られて快適♪ 外トイレ洋式１個室・100円 |
写真
祓川駐車場のトイレ。山タクシーで到着した時、リフトのスタッフの方に「リフト乗りますか？」と聞かれ、どうせ雨で歩きたくないから、時間短縮のため乗ることに！
2
ここまで車で迎えに来てくれるそうです。もうリフト終了時間なのにラッキーだったねMさん！まぁ、ちょっとお高いンだけど…（2,300円！）
7
はいリフトに乗りました。Mさんのモンベルカード割引でなんと1,800円に！私はカード持ってないのに便乗させてもらえてラッキー♪
2
本日のゴール、苗場山頂ヒュッテに到着です！リフトのおかげで早めに着きました！レインウェア等は右の扉の乾燥室に干してから入ります
3
下るのはちと怖い。でも私たちしか使わないルートだから気楽です。ちょっと楽しいですし。一番手前だからトイレ行くのも苦にならなかった
2
これは私らの寝床の上り下りがアレなため、特別サービスのコーヒーでございます。マジですっごく美味しかった！注文すると500円もするンですよ、ほんと今日はラッキーだな！
5
私はフリースとライトダウンを着込んでいたので大丈夫！下は夏用のトレッキングパンツな上、膝が破れてるけど（←縫えよ！）景色に夢中で寒さは感じなかった
4
この時、昨日注文しておいたおにぎりを受け取りました。シンプルですねー！ごま塩としそのおにぎりにたくあん。大きいのでMさんと分けて丁度いいです
3
荷物をまとめ、引き上げます。楽しかったビール階段とももうお別れ…。グッバイAsahiスーパードライ！すごく呑みやすいビールですよね（ドライビールは山岡さんにめちゃくちゃ批判されてたけど）
4
中ノ芝のベンチでランチにします！ヒュッテで注文したおにぎり！小さく見えるけどかなり大きいのでMさんと1個ずつ。沢庵は3枚なので、Mさんに「2枚食べていいよ」と言われました（←たまにはお前が譲れよっ）
5
…しかし、「リフトに乗れば1時間短縮できる」ということだから、下りでも遅い私たちは1時間かかると仮定して、和田小屋からさらに25分ほどかかる駐車場へは…ギリギリだ！
1
秡川駐車場までの舗装路を小走りで、なんとかタクシーに間に合いました（汗）計画の見積もりが甘くてごめんねぇMさん（泣）←泣きたいのはMさんだろっ
4
装備
| 備考 | 半袖ドライレイヤー、長袖メリノウール、半袖Tシャツ、夏用トレッキングパンツが行動着。小屋内は温かかったが夕焼けや星空を見るために外に出た時は秋冬用トレッキングパンツ・フリース・ライトダウンやレインウェアを着用。夜は３℃、朝は６℃でした |
|---|
感想
(￣∀￣)
祝日が土曜日と重なる日は土曜が休みでないMさんとの貴重なお泊まり登山のチャンスです！
1年前からMさんと約束し、山頂ヒュッテの予約開始日（4/1）予約開始時間ジャストから電話をかけ続け、1時間以上奮闘したのち、なんとか予約をGET!!!（4/3日記参照）
さらに今年は越後湯沢駅から山タクシーなるものが運行、1人でも5,000円、2人なら2,500円、3人なら1,667円という破格の料金で登山口まで乗せてもらえる！
新幹線も行きだけはトクだ値30をGET、帰りはトクだ値設定のない時間のため正規料金だけど一番後ろの席を確保でき、全て完璧に計画出来ました！
…の、はずだった…
東京に向かう東海道線の中でMさんと合流、
全国の駅弁が揃っている（知らんけど）駅弁屋で楽しく悩みながら
朝食用の弁当とお昼に食べるサンドイッチ弁当を購入。
行きは予め登録したSuicaでタッチでGo!で新幹線に乗車。
関東は雨予報だけど長野〜新潟は晴れそうだったので気楽に構えていたら
越後湯沢駅は小雨が降っていたのでちょっとショックだったけど
タクシーを待つ間にレインウェアを着込み、
男性一人と相乗りで登山口となる祓川駐車場へ。
私は何故か40分ぐらいかかると思い込んでたけど、20分ほどで到着しました。
タクシーが祓川駐車場に着いた時、窓からスタッフらしき男性に
「リフト乗りますか？乗るなら折り返しまた迎えに来ます」と言われ、
なんと！まだ間に合う？しかも迎えに来てくれるなんて！
登山者向けに第一高速リフトが運行されてるのは知っていましたが、
朝9時までなので絶対に間に合わないと思い、諦めていたのでした。
ただ、けっこう料金高いから（2,300円）一瞬Mさんと躊躇したけど
どうせ雨だから乗っちゃえ！と言うことで、乗ることに。
この時、8時50分ぐらい。確かにまだ運行時間内ですが、
まさか送迎があるなんて思わず、かなりの時間短縮が出来そうです！
リフトは勿論だけど和田小屋まで舗装路を上るのが面倒だったので（←オイッ）
先にトイレをすませて指示された鎖の所で待っていたら、ほどなく車が到着。
和田小屋から少し先のリフト乗り場まで乗せてってもらいました。
乗車券は2,300円ですが、なんとモンベル割引で1,800円！
モンベルカードを持ってるMさんのおかげで、同行者の私も割引料金にしてもらえました★500円割引なんてすごい！
リフトは安全カバー（仮称）が付いていて初めて乗るタイプ（写真参照）
雨とガスとカバーの汚れで景色は何にも見えませんでしたが
怖くなくてよかったです★
最後の客の私らが山頂駅に着いたら今日のリフトの運行は終了。
ありがとうございました！
眺めは何も見えませんでしたが…
小雨とぬかるみの中、5分ほど歩いて登山道に合流。
最初は大きめの岩が埋まったような道で、雨で濡れて滑ります。
でも傾斜はゆるいので問題ない。
すぐに下ノ芝のベンチに到着。特に何もないので通過。
この先も大きめの岩がゴロゴロして隙間に水が流れ、
深い水たまりになっている箇所も多く
ちょいちょい出てくる木道にホッとしながらも
なかなかペースが上がりませぬ。
けっこう傾斜がきつい所もあり、下りはちょっと難儀するかも？
そのうち晴れる予報に希望を持ちつつ晴れないまま
展望の良さそうな中ノ芝を通過、そして上ノ芝を通過。
登山道の石も心なしか大きくなっていき、石というか岩。
でも股ズリ岩はMさんも気に入って撮影していました。
ここまで来るとだいぶ登ってきたかな〜という感じがしますが
景色は何も見えず（涙）
やがて道の途中のような神楽ヶ峰に到着し、ここから鞍部まで下ります。
お昼ごはんのサンドイッチ食べたかったけど、
雨だし何も見えないからさっさと先に進みます。
それなりにお花も見つけながらダラダラと下り、
少し傾斜の強い下りになったあと、雷清水で喉をうるおし
ベンチかと勘違いした土どめのある鞍部に到着。
ガスガスですが目の前のこんもりしたピークぐらいは見えるようになり
ここから徐々に急登になってゆきます。
雨のせいか登山者が少なめだったので助かりました。
雲尾坂の標識を過ぎると傾斜がかなりきつくなり、
下る時怖いかもなぁ？と思うほど。
目の前のピークはなんかとんがってるし…
でもここを登り切ったら、広い山頂台地に到着です！
湿原の中の木道を歩き、山頂標識の写真を撮って、
なんとか3時前に山頂ヒュッテに到着。
ヒュッテに入る前にレインウェアを脱いで乾燥室に干しました。
そしてチェックイン。受付の男性は私と同じ苗字だそうです。
私らの寝床は上の段の一番手前で、グループ毎にシャワーカーテンで仕切る都合上、ちょい危険（？）な上り方をしなければならない場所に割り当てられたため、お詫び（？）にビールかコーヒーをサービスしますと言われたのでコーヒーをお願いしました。
ロープを頼りに2段重ねのテーブルとビールの段ボール箱を階段がわりに上るンだけど、私らしか使わないルートなので気兼ねなく出入りできるし、むしろ大当たりの場所でした（写真参照）！寝床も山小屋としては広めで仕切られてるからプライベート感もあり、ザックを置ける棚もあるので大満足です！
落ち着いたら食堂でランチにしました。
あぁお腹すいた！
その時にサービスのコーヒーを出していただいて、これがとっても美味しくて♡
そのまま飲みたかったけどせっかく添えてくれたミルクと砂糖を残したら悪いので、3口ぐらいブラックを味わってからコーヒーに入れました。
「疲れてるから甘い方が美味しいよね」とMさん。
Mさんはハムマヨなどのシンプルなサンドイッチ、私は毎度ボリュームのあるかつサンドを美味しく頂きました。
ちなみにコーヒーは注文すると500円かかるので、かなりお得でした♪
（ビールだったら多分缶ビールを渡されるだけだったろうから、コーヒーでよかったねと話してました。雨で体が濡れて寒かったし）
その後は着替えて体を拭き、特にやることないので寝っ転がります。
枕カバー代わりにと頂いたヒュッテの名前入りタオルを枕にセットし、持参したインナーシーツを布団に敷いてのんびり。
夕焼けの時間に窓を見たら晴れてる感じだったので（誰かが晴れたとか言ったンだっけかな？）私らも上着を着て慌てて外に出ました。
わぁ！Σ(・∀・)景色が見えるぅ！
しかしかなり寒かったのでハーフパンツのMさんはすぐに退散してしまいました。
この時3℃ぐらいで、明日は氷張るかもなんてスタッフさんが言ってたぐらい。
私はフリースにライトダウンを着ていたので寒くなく、しばらく歩きまわって写真撮影をしまくりました。ただ登山靴ではなくヒュッテの外履きを履いていたので滑りそうになりましたが。
そして夕食の時間になったので戻り、Mさんと食堂へ。
席は自由かと思ったらちゃんとグループごとのテーブルにお茶用の紙コップが並べてあって、他人との相席になることなくゆったりしていました。
まぁコロナ対策ですけどね。
夕食は山小屋らしくカレーライスで、なんとおかわり自由とのこと！
ほか、福神漬けやらっきょ、ポテサラ等もおかわり自由で、
ポテサラはこの回の人で食べきってくれるとありがたいと言われたので
みんな自分の皿に山盛り（←大げさ）にしてましたw
サンドイッチ食べてからそんなに時間経ってないのにお腹が空いていた私らは
しっかりおかわりしてお腹いっぱい食べたのでした★
いやぁ、なんかいいなぁこの小屋、今までで最高だな！(＾∀＾)♪
ちなみにMさんはTシャツと手ぬぐいを購入（経済貢献の女王）、私もわら玉鈴という伝統工芸品のようなものを買いました。他にも鍋敷きとかキャンドル立てとか、売り切れてたけど猫ちぐらもあるそうで、この職人さんが予約の受付などもやってくれてるという話でした。
食べ物はカップ麺ぐらいしかなかったですが、コーヒーや紅茶などは注文できるようでした。ペットボトルの飲み物は外の自動販売機で、350円ぐらいだったかな。わりと安かったです。
夕食後は歯を磨き、防寒着を着て星空を見に外へ。
満天の星空で、明日は晴れるな〜と思いつつ、寒いのですぐ戻ります。
寝床の準備をし、ダラダラしながらそのうち就寝。
8時過ぎに明かりが消えましたが、トイレの方はずっと点いていました。
案の定もよおして10時ぐらいにトイレに行くも、大きなイビキをかく人もおらず寝静まっている中、トイレの音が丸聞こえなんじゃないかと怖くてなかなか出せない私（←はしたない）出したら出したで水を流す音がうるさいから怖くて…。
なんとか寝床に戻ったらその後パラパラとトイレに行く人が続いたので聞き耳を立てていたら（←悪趣味）全然音が聞こえなかったのでホッとしました。
ヒュッテの中は温かく、正直布団がいらないほど暑かった。
12時ぐらいに何故か荷物をガサゴソやってる人がいて、ちょっとむかついた。
それ今やらなきゃならんことなの？(;￣3￣)
朝。3時半ぐらいからゴソゴソ起きる人が出てきて、4時過ぎには私とMさんも意味なく起き上がってはまた寝たり、トイレに行ったりしてました。
そして5時になったらしっかり防寒した上で外に出て、朝焼けを鑑賞。
6℃ぐらいだったそうで、そんなに寒くなかったです。
乾燥室に干しっぱなしだったレインウェアをこの時回収して着込み、小屋番さんに教わった通り山頂標識の先のベンチへ行ったらすでに人がいっぱい（当たり前）。なので、人を避けてどんどん先へ、木道が終わり下りに入るところまで歩いて無事日の出を満喫できました。まぁ、こっちにも人はいたけどね（お互い様）
その後、朝食の前にヒュッテから1分の見晴台に行こうとしたら、途中の木道で滑ってMさんが尻餅をついてしまいました！かなり痛かったようでしばらく立てず、なのに私はふざけて「救助呼ぼうか？」などとほざいていた。ごめんMさん…。
しばらくして立ち上がったMさんはせっかくだからとそのまま見晴台に行き、景色を見たらすぐ戻りました。もう朝食の時間なのでした。
朝食はごはんと味噌汁、海苔に梅干しに沢庵、レンコンの煮物や五目豆、ハムなどがあって、これまたシンプルで美味しそう♪自分で食べられるぶんだけよそえるのがいいですね。私たちはちょっと遅れて行ったので味噌汁がおかわりできるかはわかりませんでしたが、時間がなくなったのでおかわりする暇なかった(T_T)
まぁいいや、朝からお腹いっぱいになったら苦しくて歩くのがつらいからね。
この時、昨日注文しておいたおにぎり弁当を受け取りました。
弁当というか、大きなおにぎり2個に申し訳程度の沢庵がそれぞれラップに包まれただけのシンプルさで、昨日Mさんが「どんな感じなんですか」と聞いた時に「どんな…？ まぁ、おにぎりですね。沢庵と…」と言われた通りだったので笑った。
けっこう大きいおにぎりなので、二人で分けてちょうどいい感じです。
食べるのが楽しみになりました。
食べ終わったら楽しい山小屋泊も終了。寝床に戻って荷物を片付け、ちぇっくあうとでございます（別に手続きはないけど）。
食堂にいたスタッフさんに「お世話になりました〜」と挨拶したら下駄箱前で見送ってくれ、山頂を散策する間は乾燥室に荷物をデポしてよいということなので、そうさせてもらいました。ほんとに良い山小屋だった、今までで一番だ！
「苗場山自然体験交流センター」なんて名前ついてるから、もっと合宿所みたいな、味気ない施設を想像してたンですが、かなり正統派な山小屋でした。
とはいえコロナ対策のためグループごとに仕切りしてくれるし、トイレは簡易水洗（紙はゴミ箱へ）のようで、洗面所もあるしサービスは最高！
また訪れたい山小屋となりました。まぁ、予約は大変だけど…（人気なので）
というわけで、とうとう待ちに待った、絶景の湿原を散策します！
スタッフさんに勧められた通り、ケルンの横の木道を通ってずーっと先へ、
全然人がおらず、絶景を私たちでふたり占め！
何山かわからんけど（←バカ）周囲の山々、湿原、池塘、わずかな紅葉、草もみじ。
木道が終わって下山に入る場所まで歩いて景色を満喫し、
雲が出てきた頃に引き返し、今度は別のルートへ。赤倉山の方かな？
こちらは木道が階段上になっていてけっこう下る感じに。
ヘリポートというわけではないがおそらく荷下ろしするであろう場所まで歩き、そろそろタイムリミットなので引き返しました。
歩いた距離は大して長くないと思うけど、少しゆっくりしすぎちゃったかな？
ヒュッテに戻って下山する前に外トイレの行列に並び（私だけ）
ここでもちょっと時間かかっちゃいました。
10時前にやっと、下山を開始しました。
( ´∀｀)♡いやぁ〜絶景だなぁ♪
しつこく写真を撮りながら湿原に別れを告げ、ちょっと急な下りに入ります。
大きな岩が邪魔する箇所もあり、けっこう難儀する私たち。
人が来たら譲って先に行ってもらいますが、天気がいいのでどんどん登山者が登ってきて、すれ違いに時間がかかりちょっとヤバいなと思うように。
やっぱり早く下らなきゃいけなかった…でも山頂が素晴らしすぎて…
人が多いので怖いと思う隙もなく雷尾坂を下りましたが、
大した距離じゃないのにけっこう時間がかかったような。
とにかくすれ違いが多くて…（汗）
傾斜がゆるくなると少し人影も落ち着き、マイペースで下ります。
鞍部に着いたら一度腰を下ろしておやつを食べました。私が疲れちって。
ここからはしばらく登りになるので上着を脱ぎ、「昨日は全然見えなかったけど、こんなに絶景だったンだね」と話しながら順調に登ります。
神楽ヶ峰を過ぎ、股ずり岩を過ぎて、本格的な下りに入るまでは平和でした。
しかし、岩ゴロの下りに入ると、滑りそうで緊張します。
中ノ芝のベンチでいったん休憩し、お楽しみのおにぎりを食べました。
Mさんはごま塩、私はしそのおにぎりをいただき、ボリュームがあってとっても美味しかったです！山小屋料金なので800円とちと高かったけど、それだけの価値はあった！少しおやつも食べて、出発です。
（ちなみに今回もおやつとしてカステラとさくさく塩味（米菓）を持って行き、とっても美味しくいただきました。やっぱり好きなものを食べるのが一番！）
ここまでは比較的平和でしたが、この後、下るごとに濡れた岩とぬかるみや水たまりが多くなり、朝転んでしまったMさんは滑るのが怖かったようで（正直私もけっこう怖かった）ペースがなかなか上がりません。
しかも私は昨日リフトを使ったことをすっかり忘れていて、いや、リフト乗り場から秡川駐車場まで歩かなきゃいけないことはわかってたンだけど、リフトの分の距離をさらに歩かなければいけないことに今さら気付いてしまいました。
（下りのリフトはありまへん）
下ノ芝を過ぎ、リフト乗り場からの道を横切って最後の下りに入りますが、ここは昨日歩いてない道。どんな道かと期待したけどやっぱり濡れた岩ゴロの道が延々と続きます。
この辺りでやっと、予約したタクシーの時間に間に合わないかも、という危機感を持った私（それまではギリギリ間に合うだろうと楽観的だった←大バカ野郎）
Mさんに「間に合わないから、行けるなら先に行って」と言われたけどさすがにそういうわけにもいかんし、正直私もそれほど早くは歩けなかった。
途中、熊鈴を付けた男性が来て、Mさんが道を譲ろうとしたら、「ゆっくりでいいですよ」と言われてたので、私はてっきり私の後ろにMさん、そしてその男性が連なって歩いてるものだと勘違いしていました。
私自身、まめに後ろを向いてMさんを気遣う余裕がなくなっていて、しばらく黙々と石を選びながら慎重に下っていき、ようやく後ろを振り向いたらMさんではなくその男性が、ちょっとムッとした感じで私を追い抜いて行きました…。
ご、ごめんなさい、早く気付いて道を譲ればよかった…。
悪いことしてしまいました。
その後、タクシーを待たせることを心配する真面目なMさんに先に行くように頼まれ、私も相乗りの人がいるから遅れるのはマズいと思い、小走りになりました。
幸いすぐにスキー場に出て、和田小屋も見えたのでホッとしましたが、すでに予約時間の30分前を過ぎたので、けっこうヤバイです。
バカな私はまっすぐ道を下ってたら道が終わっていて、「まだ駐車場まで歩かなきゃいけない」と笑って話していたカップルの人に駐車場までの道を聞いて（←バカですね）引き返したらちょうどMさんが下ってきたところでした。
そこから秡川駐車場までは舗装路の下りで、景色もいいが写真撮ってる余裕はなく（一枚撮ったケド）ちょっと恥ずかしかったけど小走りで急ぎます。
あと20分！
…もしかして、のんきにおにぎり食べてなければ普通に間に合ったかも？
最後のトイレも我慢すればよかった？
（一番は山頂でゆっくりし過ぎたせいですが。どっちにしろ私の計画ミスorz）
建物や車が見えてきたので安心し、後ろのMさんを確認してから近道を下り、すでに待機していたタクシーの方へ。トイレ行きたいけど、それはもう我慢だ！
この時、予約時間の8分前。相乗りの男性はすでに車に乗っていました。
降りてきた運転手さんに「すいません遅くなっちゃって」と謝罪し、ほどなく到着したMさんとともにレインウェアを脱ぎ、靴の泥を軽く落としてなんとか時間前に乗車。男性に謝るタイミングがつかめず、悪いことしちゃったな…。
まぁ、それでも時間前に出発はできたンだけど。
そうして最後はグダグダながらもなんとか越後湯沢駅に到着し、今回の山行を無事終えることが出来ました。
見通しが甘く反省点は多いですが、とにかく無事でよかった！
駅弁は売り切れてたので食べ物を探し回り、テイクアウトできる店で鮭いくら丼を購入、Mさんはお持ち帰りで私は新幹線の中で食べました。
新潟といえば笹団子だけど今回は買わず、しんこ餅（上新粉の大福）を購入。
これ美味しかったです！
というわけで苗場山は素晴らしく、すごく楽しかったけど
運良くリフトに乗れて送迎付きでモンベル割引で500円とラッキーが続き、
面白い寝床の出入りが楽しめたうえコーヒーまでサービスしてもらえたり
場所がはじっこだからトイレも行きやすいし食事も美味しかったし
朝の山頂は人が少なくゆっくり楽しめたし
幸せすぎて楽観的になってしまい、最後はダメダメになってしまいました…。
Mさんが木道で滑って腰を打ってしまったのに、
そもそも昨日から「下山はヤバいかも」と心配していたのに、
私がお気楽に考えすぎてて遅くなってしまいました(>_<;)ゴメンMさん
苗場山自体は最高だっただけに、苦い思い出のおまけ付きとなってしまいましたが
これも山、あれも山、それも山、すべてが経験でござんす（何のこっちゃ）
皆さまもどうか安全登山を！（←人に言える立場ではナイ）
こっそり拍手
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私のスマホ、途中で動かなくなりました。ここまでコメントするのでせいいっぱいです。笑笑笑😊
あ、重すぎましたか？
写真枚数は今年の７月の鳳凰三山の867枚より控えめなのですが…（←多すぎ！）
少し前にどこかで「写真少なくする」的な日記を読んだはずなのに600枚越えでビビりました。でも、それくらい綺麗ですもんね、苗場山。なぜ苗場山とわかったかというと去年登ってめちゃくちゃよかったから夕日や朝日見られたらいいし、御神楽峰からの苗場山は私が登ったルートからじゃ見えなかったから、泊まりで行けないか沢山調べたからです。imoneeさんの写真いっぱいのレコで山小屋の様子がよくわかって小屋泊まり苦手だけど、これなら泊まれそうかなって思いました。
これだけ綺麗だったなら、Mさんもきつかった思い出もあるだろうけど、いい思い出にもなってるんじゃないでしょうか。私はキツイ死ぬって思った山行程、いい悪いのふり幅が大きいせいかいい思い出になったりしてて、また行きたいなって思うこと多いので。
おおっ、写真枚数の件、ツッコミありがとうございます
あの日記書いてからすぐ次の西穂独標レコも500枚超、その次の阿弥陀岳レコも500枚超でございます。しかしいずれも２泊３日だったのですが、今回の苗場山は１泊２日で600枚超
今回は１日目が雨で何も見えなかったのでピストンで良かったけど、小赤沢コースとか別のルートも歩いてみたいです。ほんと素敵な山ですね！
Mさんもレコを楽しみにしてくれていたのでホッとしています
きつい山ほどいい思い出になるのは同感です！
あと、山頂ヒュッテはスタッフさんの対応もすごく良かったのでオススメです。
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