那岐三座〜山形仙 駅から繋いで歩く旅
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 09:36
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,770m
- 下り
- 1,894m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:29
車のアクセスが近く,上りも少ないため②の歩き方で計画する。山形仙〜滝尾登山口間は「もの凄い」質と量のクモの巣。やられました...。
天候 | ☀晴れ☀→曇り→雨(T_T) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆JR那岐駅〜奥本登山口 基本舗装路歩き。 ◆奥本登山口〜東仙コース分岐 シダの茂った作業林道,沢沿いのトラバース,渡渉等あり。 ◆東仙コース 階段天国...。 ◆那岐山縦走線 那岐山から滝山までは緩やかな起伏が続く快適な道。滝山から広戸仙は,階段や手すりの木が朽ち崩壊しているが歩けない道ではない。 ◆声ヶ乢登山口〜山形仙 よく整備された歩きやすい道。 ◆山形仙〜滝尾登山口 あまり歩かれていない。倒木,シダや笹の低い藪を歩く。一番困ったのはクモの巣アタック! |
その他周辺情報 | 加茂まで行けば百々温泉めぐみ荘がある。今日も直帰しマイホーム♨️と🍺。 |
写真
感想
週末,気になる県北方面,四国方面ともにあまり天気がよろしくない。雨中行軍は勘弁願いたく,てんくらで近い場所をぐるぐる探す。あった!B,Cのないとこ...那岐山。この時季は花とか期待できる山じゃないが,地元民に愛されてやまない場所。
少し涼しくなってきたので,前から歩きたかった駅から旅をセット。JR因美線で美作滝尾駅から那岐駅まで移動し駅から縦走のプラン。たっぷり一日かかるが,この時期なら問題ないだろう。JR美作滝尾駅→JR那岐駅か,JR那岐駅→JR美作滝尾駅かどちらの方向にするか考えたが,車のアクセスと上り標高の少なさでJR那岐駅スタートを選択。
少し早出し湯郷の大山に道草。霧の道中を進んで大山の展望台に上がると,うっすらと雲海パノラマが広がった。冷え込みが無かったのであまり期待していなかったが,霧の向こうに今日歩く山々が見えた。天気予報通りよく晴れている。大山で少し遅いご来光を眺め,山の予習をして美作滝尾の駅へと向かう。
JR因美線の美作滝尾駅は木造の昭和レトロな佇まい。この駅では平成7年に映画「男はつらいよ」シリーズ最終作で,渥美清の遺作となった「寅次郎紅の花」のファースト・シーンが撮影された。今でも寅さんファンが全国からやって来るメモリアルスポットという。
風情たっぷりの駅から40分ほどの列車(単行のワンマンカーですが...)旅をスタートする。エンジン音を響かせてゆっくり進む列車,青い空,車窓を流れるヒガンバナと僅か40分ほどの旅は心地よいひととき。中国地方のローカル線は存続の困難な赤字路線が多く,この便も乗客は自分を入れて3人だけ。現実の厳しさも垣間見えた。
JR那岐駅からは奥本登山口へアプローチする。登山口までの道歩きは長い。道べりの花を楽しみながら1時間ほど歩いた。奥本コースは沢沿いのトラバースや渡渉がある。上の方ではブナの森もあり静かな道。
東仙コースに出会うと木の階段の道が現れる。階段はステップが大きくて疲れる。そして日が高くなると暑い。足が攣っては困るのでペースを落とし,ミネラルを補給して一歩一歩進んだ。縦走線に出ると青い空が広がった。しかし天気予報通り雲が多めになり,那岐山に着く頃にはすっかりガスに覆われてしまった。水場で補給して滝山へ向かう。
滝山までの道は雲が流れ風が心地よい。遠景は望めないが日に焼かれず快適だ。ときどき稜線を見通すことができ,雲の中に見え隠れする那岐山を振り返りながら進む。誰もいない滝山で少し遅いランチタイム。
滝山から広戸仙への道は,朽ちた階段や手すりが登山道に転がり荒れた道になっている。新休憩舎が整備されている那岐山と比べて,こちらはあまり手がかけられていない感じ。あがけ峠からの上り返しをがんばると広戸仙のピークへ。こちらも誰もいない。声ヶ乢まで出会った人は展望休憩所の若い二人のみ。
最後の山形仙,舐めていたら一番ハードだった。声ヶ乢から山頂まではよく歩かれているようだが,山頂から滝尾登山口までの道は荒れている。意外と長いコースで,草の茂った足下は見えにくい。一番困ったのは巨大なジョロウグモの巣。こりゃもう罠か!と怒りたくなるほど頑丈なトラップが連続した。クモには申し訳ないが,枯れ木を振り回しながら進まないと自分が絡め取られそうになる。おまけに最後は雨が本降りとなり雨中の行軍に。登山口手前では暗い竹やぶの中をヤブ蚊を振り払いながら下り,因美線の線路が見えて一安心する。
もう少し早く歩くことができるかと思いましたが,相変わらずの暑さやクモの攻撃で消耗しました。那岐三座+山形仙の駅から縦走,新たな発見が多いなかなかに楽しい山の旅でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する