鳥海山は縦走(鉾立↑ 祓川↓)が楽しい(が、好天→荒天で残念でした)
- GPS
- 44:08
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 1,505m
- 下り
- 2,573m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:23
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 4:39
天候 | 1日目:晴れ のち 雨 風半端無く強し 2日目:雨 のち 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
祓川登山口から矢島駅までは徒歩 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目:よく整備されています。鉾立付近は遊歩道みたいです。 2日目:全て車道ですが、何となく熊が出そうで声出して歩きました。 |
その他周辺情報 | 祓川ヒュッテはRC構造で部屋は畳敷き。管理人在中時は1830円で温水シャワーも300円、不在時は無料(シャワーは不可)。 豊富な食器やガス・水道使用可。管理人在中時は21時ごろまでも電気が使える。 |
写真
装備
個人装備 |
小屋泊セット(シュラーフ
2食分の食料
着替え
ビール
日本酒)
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感想
1日目:
・昨年度の月山に登り、快晴の鳥海山を見て来年は鳥海山に行ってみたいと思い計画。日が経つにつれて天候が怪しくなり、散々悩んだ揚げ句、決行しました。
・今回も縦走を画策、しかし鉾立迄は乗合タクシーがあるのはよいが、下山先は交通手段がない。登山口から駅まで延々と歩くのを決意。どうせ駅なら、まだ乗ったことのない矢島線(現由利高原鉄道)に乗りたいと思い。矢島ルートとしました。
・宿泊先は予約不要の祓川ヒュッテに決め、十五夜の夜に出立、新幹線→羽越本線で酒田泊まり。昔だったら夜行急行「天の川」で酒田まで行ったでしょう。昔何度か乗ったなあ。翌朝始発で象潟駅へ。列車から雲のかかっていない鳥海山を見てテンション上がるが。。。
・象潟周囲は晴れで鉾立も晴れていて景色は抜群。遊歩道的登山道をせっせと歩く。
・小屋泊セット(シュラーフ、2食分の食料、着替え、ビール、日本酒)も持参のため、ザックは結構重め、10kg程度になったか? 日帰り登山と比べてペースが遅い。アルコールだけでも1kgあるから。
・御浜小屋までは天候も良く風も弱く快適であったが、稜線に達したら風が強い。1枚着込んで霧の中に突入。七五三掛までは稜線歩きなのでガンガン進める。
・当初は外輪山経由で新山へ行く予定であったが、風が凄まじく強く展望も望めないので千蛇谷経由に変更。せっかく登ったのにかなり下って谷を跨ぎ御室まで400m
のプッシュ、団体を追い抜き、岩がゴロゴロの道を登ってやっと御室、視界はとてつもなく不良で風も凄まじい。
・新山への上りは大きな岩ゴロゴロの登りで、一寸立ち上がると風に煽られ身を持っていかれそう。岩にへばり付いて矢印に従って新山へ到着。あとからおばちゃま2名が到着。山頂で「やっと着いたよー。」と家族と電話がほほ笑ましい。
・山頂は一寸狭いが5名くらいまで居座れるが、風が強いので岩陰から出るのは危険なため、5分程度で下山開始。岩ゴロの下りも滑りやすく超慎重に下る。胎内くぐりはとても狭く、すれ違いは不可能ばかりか大きいザックの私も塞栓してしまいそうな感じ。
・そして七高山へ、相変わらず強風に苦労しながら、植物を観賞しながら登る。七高山では5名のグループと遭遇。一寸会話しているなかで、祓川への康新道ルートは一寸前に滑落死亡事故があったと聞き、安牌で舎利坂を下る。
・霧が凄く視界が不良でルートが不明瞭だが、舎利坂は長ーい鎖が敷いてあるのでルートミスはあり得ない。やがて石畳の道となり徐々に霧が晴れてくるが、今度は雨が降り出した。雪渓跡とみられる凹みや沢を渡り、七ツ釜避難小屋を過ぎると雨も止み天候が回復。いくつもの美しい湿原を経由して祓川ヒュッテに到着。
・祓川ヒュッテはRC構造の立派なもの。畳敷きか嬉しい。管理人さんに1830円支払い、シャワーも300円で早速汗を流す。管理人不在の時は無料だとのこと(シャワーは不可)。食器もガスも使えるし、管理人さんが居るときは21時ごろまでも電気が使える。何と快適なヒュッテであろう。関東圏であったらきっと常にごった返すでしょうね。
・こんな快適なヒュッテが続けられるのも、地元の人々の山と登山者への愛があるからと聞く。この日は私も含めて単独者2名、11名の団体のみであった。よって私は1部屋貸し切り状態。早々に夕食済ませて苦労して持ってきたビールと日本酒で19時過ぎに就眠しました。翌日は20kmの車道歩きが待っています。
・16時頃には天候が回復、鳥海山の山頂も何と霧が晴れてクッキリと見える。私が山頂付近にいたときだけ悪天候! が一寸悔しい。鉾立ピストンより、祓川までの縦走は楽しいですが、視界があれば素晴らしいものだったでしょう。
2日目:
山行二日目というものの、祓川からの公共交通機関がないので20km歩くこととしました。荷物が重いものの、ほとんど下りなので大丈夫だろうと。。。
・祓川ヒュッテ出立から雨。(ホントに)熊が出そうな車道歩き、何となく獣臭い匂いもするので大声を出して歩きます。
・途中で休憩したいものの、建物がなく当然に雨宿りもできず、途中の牧場の小屋の下で休憩、もっと下ると何と東屋があったのには大助かり。
・4時間半くらいかかりました。
・祓川ルートは変化があって楽しいのに、縦走には使えないと云うのはもったいない。矢島駅から土日くらいは乗合タクシーがあったらもっと縦走する人増えるのになあ、と思います。
・山狸は隠れ乗り鉄です。東北で唯一乗っていないのが由利高原鉄道、これでコンプと思っていたら仙台空港線に乗っていなかった。
・矢島駅からあつみ温泉まで鈍行での旅路。遠方の鉄道の旅は楽しくて絶対に眠りません。寝ている人が信じられない山狸でした。今回で、新潟ー羽後本荘間の景色はだいたい頭に書き込むことができました。
・2日間で10kgのザック背負い30km以上歩きました。変な自信がつかなければ良いのですが。。。。。。。。。
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