北穂東稜・奥穂(涸沢ピストン)
- GPS
- 22:54
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 2,727m
- 下り
- 2,650m
コースタイム
- 山行
- 10:12
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 12:12
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 10:21
天候 | 1日目:晴 2日目:晴→曇→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りはバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
涸沢までの登山道は積雪なし。 涸沢より上部はチェンスパorアイゼンが必要になります。 時間帯によっては凍結箇所あるのでお気を付けて。 |
写真
感想
元々は前穂北尾根、北穂東陵を2泊3日で計画していたが、想像以上の積雪、月曜の荒天予報のため1泊2日で北穂東陵、奥穂(ザテイン経由)に急遽予定を変更。
(今回初めて一緒に行く後輩はアイゼン未経験だったそうなので、ナイス判断だったと思われる。)
1日目:北穂東陵
取り付きは南陵取り付き分岐の斜面をトラバース。
ガレてはいるが歩行に問題なし。
そこから沢を上がって東稜の頭へ。雪が降ってから東稜に入ったパーティはいない様子。
涸沢側の斜面はほぼ雪が溶けていたものの、横尾谷側は30〜50cm程度の積雪。
トレースは皆無だったので、膝下ラッセル。
ゴジラの背にもたっぷりと雪が着いていたので、ミニバイルで雪を落としつつホールドを探して進んだ。(結局、懸垂以外でロープは出さなかった。)
天気は最高で好きな音楽をかけながら岩稜登攀を楽しんだ。
ゴジラの背を通過した後もしっかりと雪が着いた斜面をラッセル。やっとの思いで北穂山頂にたどり着く。
明るいうちに涸沢に降りたかったので、15分ほど休憩してアイゼンを装着し、下山に入る。
西日に晒される前穂北尾根から続く奥穂の美しさに目を奪われつつ、歩を進める。疲れすぎてゾンビ状態。
何とかヘッデンを出すことなく涸沢につくも、疲弊しすぎてビールもあまり進まなかった。
荷物を整理して即就寝。
2日目:奥穂
おじさん現象の始まりか4時に目が覚める。
「疲れたし帰ろっかー」的な雰囲気になっていたが、ここまできて奥穂に登れないのは嫌だな、と思い後輩を叩き起す。
「オクホモイコウ!」と言ったら快くOKしてくれたのでそそくさと準備をする。
登路はザイテン経由でのんびりと。
一緒に行った後輩は初めてのアイゼンということで、どうやったら歩きやすいか等あーだこーだ言いながら進んで行った。
ジャンダルムまで進もうかと思ったが、時間的にも天候的にも微妙なので山頂でパシャリと写真を撮ってそそくさと下山。
上高地までの平行移動はキツかった。やはりガチャを入れると装備の重量がドカンと増える...。
ヒィヒィ言いながら上高地に到着。雨に耐えつつバスを待つ締めとなった。
会の後輩と行くのは初めてで計画から登攀まで本当にいい経験となった。
初めての雪山なのに最後まで、ロングコースなのに関わらず歩き通してくれて感謝。(体力がすごい)
自分にとっては初めての北穂高東陵。
クライミング的な難しさはないが、雪がしっかりと着いていたので、ちょうどいいスリルがあった。
ただ不必要にギアを持ちすぎていたためペースが上がらなかった。(特に涸沢まで)
この経験は次に活かしたい。
これからもっとスキルアップしていきたい、そう思える素敵な山行だった。
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