二度と行きたくない大門沢の下り 広河原→北岳→間ノ岳→農鳥岳→奈良田
- GPS
- 20:01
- 距離
- 37.0km
- 登り
- 4,833m
- 下り
- 5,534m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 5:53
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 11:08
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大門沢の下りは覚悟して行ってください。 |
写真
感想
2014年9月13日(土)〜15日(月)で
広河原〜北岳〜間ノ岳〜農鳥岳〜奈良田を
テント背負って行ってきました。
一言
もう絶対に農鳥岳から先には行きません!!
こんな辛い山行でしたが、時間をおいて日記を書くと懐かしくもあり。
北岳は、アルプス系に行き出した初めのころに登ったところ。
1番高いのは富士山とは知っていましたが、その次以降は全く知りませんでした。
こんな感じです。
”抻了魁 3,775.6m
∨務戞 3,193.2m・・・ここ
4屮粒戞 3,190m・・・・ここ
(2014年4月に3,189mから3,190mに訂正され3位に昇格)
1穂高岳 3,190m
チ筌岳 3,180m
テントを始めると、テントが相棒のように思え、背負って行きたくなるんです。
なので、北岳にテントを背負っていきました。
<<0日目>>
2014年は7/8〜8/30まで土砂崩れの影響で芦安から広川河原へは
通行止めになっていました。
その間は、奈良田が唯一の登山口。
(奈良田から広河原へのバスは出ていました)
9/13現在、通行止が解除されていましたので、奈良田からでも
混雑はしていないだろうと見込んで計画実行です。
奈良田の駐車場は2か所です。
手前は27台、奥は350台です。
手前が一杯だったので、奥に停めました。
<<1日目>>
早朝から起きて準備をします。
バス停は駐車場から奈良田方面に少し行ったところ。
通常は、手前の駐車場からバスが出ますが、この日は
人が多いため、こちらの駐車場からもバスが3台出たようです。
私は2台目に。
実は・・・
同じバス停に、2013年に室堂から水晶岳あたりまでご一緒した
hroさん兄弟もおられました。
最初のバスに乗れず、戻ってきたバスで広河原に向かわれたとのこと。
テント泊で登った山は同じなんですが、
北岳山荘(私は肩の小屋)で異なっていましたし、
大門沢小屋は同じだったようですが、出会いませんでした。
とても残念です。
前に登った時は一般的なルート。
大樺沢〜左俣コースで北岳山荘(小屋泊)
今回は急登と言われる
白根御池小屋経由で北岳肩ノ小屋(テント泊)
三連休なので、大樺沢は渋滞していたようですが、
白根御池コースは、混雑なし。
テント背負っての白根御池コースは急なので、
小屋から先の草スベリとその先がキツカッたです。
三連休ということで、テント場も一杯です。
小屋から離れす、そこそこの場所を見つけ、
「ここ空いていますか」と尋ねると、
なんとなんと三回目の再会となるオレンジさん。
これにはビックリしました。
ベンチでお酒を呑んで、楽しく過ごさせて頂きました。
その後、オレンジさんは予定を変更して、私と同じコースを
選択されました。
9月ともなると、夜は冷えます。
テントはバリバリでした。
<<2日目>>
山頂で日の出を見るために、4時過ぎに出発します。
すばらしい日の出でした。
山で泊まると、日の出を見ることができるので最高です。
これは止められません。
オレンジさんも登ってきたので、記念撮影です。
北岳山荘、間ノ岳までは行ったことがあるところです。
農鳥小屋の便所はすごいです。
有名はおじさんもいました。
農鳥小屋で休んでおられたオレンジさんを追い越します。
(私は遅いので、ゆっくりでも歩き続けないと・・・)
直ぐに追い越され、大門沢小屋でのテン場の確保をお願いしました。
農鳥岳まででもヘロヘロですが、進まなくてはいけません。
大門沢下降地点には目印の鐘がありました。
当然、鳴らしましたよ。
大門沢を下ることで、一番心配していたのは、「橋」です。
つり橋が大嫌いな私にとっては、「橋」こそ大問題でした。
しかし、しかし、「橋」よりも大きな苦難が待っていました。
長い下りです。
一歩の段差が大きく、膝がガクガクです。
標識もなく、地図でもCTが細かく表示されていないので、
あとどれだけ残っているのかがわかりません。
15mぐらい下には川が流れているのですが、汲みにいくこともできません。
水も無くなり、抜いていく人からペットボトルを頂きました。
ありがたいことです。
鐘からの標準時間2時間30分のところ、4時間も掛かって17時に大門沢小屋に到着です。
当然、テン場は一杯で、皆さんその辺の草むらに張っています。
私も、その辺の草むらにザックを置いて、小屋までテントの受付とビールの調達に。
そしたら、オレンジさんを発見。
私より2時間も早い15時に到着されたとか。
ちゃんとしたところにツェルトを張っておられました。
その横には広い場所が!!
私の為に確保してありました。
何人かから、「その場所、空いていませんか」と聞かれたそうですが、
連れが来るからと、取っておいてくださいました。
感謝、感謝です。
混雑していたので、お酒は一本とのこと。
まずはチューハイを呑んで、テント張って、そーっとビールを・・・。
買えました。(別の種類だったのでOKだったのかは???)
体が限界に達していたのでしょう。
ビールを呑んだら、もどしてしまいました。
エネルギーを補給しないといけないのに、食べることもできず。
そそくさを寝ることに。
<<3日目>>
今日は、12時には家に帰らないと行けません。
ヘッデンをつけて4時に出発します。
オレンジさんは、私と一緒に下山して、甲府駅まで送ってあげることに
なりましたので、一緒に行動します。
心強いです。
いやらしい「橋」がたくさん出てきます。
怖くて、這って渡った橋もありました。
4時間かけて奈良田の駐車場に到着。
いやぁ〜、無事に帰ってきましたわ。
オリンピック選手のように、
「願い続ければ、願いは叶う」
とは思いませんが、山行は、
「歩き続ければ、必ずゴールに到着する」
と思います。
これからの山行でも辛いときがあると思います。
その時は、今回のことを思い出してがんばります。
もう、二度と行かないルートですが、いい思い出になりました。
オレンジさん、ありがとうございました。
出会えたからこそ、楽しい山行になりました。
感謝、感謝です。
自分は15日に広河原を出発して北岳山荘に宿泊、16日AM4時に同山荘を出発して
奈良田まで、の一泊二日でした。
農鳥小屋、、トイレ、噂に聞いてたのでパスしました。
tatomoさんの行程ですが、
もう少し頑張って一日目に北岳山荘でテン泊してれば、
二日目に一気に奈良田まで下山できたでしょう。
自分の場合は、そうするために北岳山頂をスルーして行くコースを選択しました。
バットレスから八本歯のコルを北岳山荘に直進してエネルギーを節約しました。
でもね、
こちらは女子と山小屋泊ですから、tatomoさんのテントを担いでの
縦走とはエライ違いですから、
白峰三座のテント泊縦走するって、
tatomoさん、完全なアルピニストですね
おそれいりました
お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
2日違いでしたか。
山小屋泊とはいえ、1泊で行かれるとはスゴイです。
私も、出来れば北岳山荘でテント泊とは思っていたのですが、
体力とテン場の空きを心配して肩の小屋にしました。
なぜか、日本第2位の山にテントを背負って立ちたかったんです。
その分、翌日が長くなってしまったのですが・・・。
いえいえ、ヘロヘロ登山ですわ。
GWは涸沢から北穂に行ってきましたわ。
tatomoさん
全く同じルートでしたので、思わず書き込んでしまいました。
私も初めて北岳に登った時は2食付の小屋泊でしたので、まさか自分がテントを担いで・・とtatomoさんと同じパターンです。(^^;
私はtatomoさんが行かれてから一月半後の11月頭でしたので、奈良田までの長〜〜〜い下りは紅葉のお蔭で飽きずに下ることが出来ました。
私も紅葉の時期以外に同じルートは歩けないと思いました!!
take_yさん
コメントありがとうございます。
同じルートでしたか。
紅葉の時期だと、飽きずに飽きませんか・・・。
(いやぁ、景色を見ている余裕はないような気がしますが・・・)
最近、テント泊をされる女性が多いのにびっくりします。
また、どこかでお会いできる日を楽しみにしています。
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