怖かった…。焼岳〜西穂高岳縦走
- GPS
- 14:37
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 2,178m
- 下り
- 2,180m
コースタイム
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:52
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 7:35
天候 | 晴れ 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
焼岳〜西穂高小屋は、ぬかるみ多い |
写真
感想
怖かった…。焼岳〜西穂高岳縦走
週末は雨飾山に紅葉登山の予定だったのですが、いろいろあって来年に延期になり、どこか代わりに行ける高山ないかなーと思って調べていたら、新穂高ロープウェイが運休中。これは!西穂山荘が空いてるのでは?チャンス!
ということで、西穂高岳を目指すことにしました。
なんと、調べてみると上高地から焼岳もついでに登るルートがあるとな。これで決定。
今回は、毎日アルペン号の快適な三列シートの深夜便で上高地に向かいます。木曜夜でしたがさすがの上高地行き。ほとんど埋まってましたね。
上高地バスターミナルに到着。時間は早朝5:00過ぎ。まだ暗いです。
それにしても寒い!やはり10月中旬。北アルプスは冬に近づいていますね。
荷物を整理しておにぎりを二つ、朝食にいただいたら登山スタートです。多くの人は槍、涸沢方面に向かって行きますが、私はその逆、焼岳登山口に向かいます。
田代橋近くの焼岳登山口に着く頃にはすっかり明るくなっています。時刻は6:12。登山スタートです。
焼岳への登山路ですが途中まではなんでことのない普通の登山路が続きます。景色も特になし。
ある程度高度を上げていくと、連続して梯子がでてきます。このあたりだけすこしアスレチックですね。特に一番長い、長梯子は結構スリリングです。梯子が鉄ではなくアルミでできてるから、揺れて心許ないんですよね…。
気をつけながら一歩一歩登っていけば大丈夫。下怖いかも。
梯子を登った先あたりからキレイな紅葉が見えます。焼岳方面の景色もひらけてテンションが上がります。
しばらく進むと焼岳小屋です。
小さい小屋ですが、キレイなトイレに、喫茶、売店も営業していました。
トイレを借りて、いざ焼岳へ。
焼岳小屋から焼岳方面に向かうと、景色が一変します。活火山らしい、岩のごろごろした世界です。しかもあちこちから硫黄匂のする煙が出ています。
え?登山道が煙の中に入っていってるんだけど、これ突っ切るの?
火山ガスに不安になりながらも焼岳に登って行きます。実は、ここまで誰一人すれ違わず、心配だったのですが焼岳の直下まで来てたくさんの人にすれ違って安心しました。そりゃそうですよ百名山。
あとは、ひたすらいわいわした道を登り続けて、山頂へ。ここまで、特に難しいポイントはなかったですね。北アルプスの入門に良さそうな山です。
山頂からは、穂高連峰に上高地、遠くの笠ヶ岳、乗鞍岳など、ぐるっと見渡せる大パノラマ。標高も他の北アルプスの山に比べて低いしあまり期待していなかったのですが、思わぬ絶景に感動してしまいました。
ここまてで9:30。カロリーメイトで腹ごしらえをして、焼岳を下山して西穂高に続くルートやな入ります。焼岳の下はざれていてちょっとこわいですね。
焼岳小屋までもどって、分岐を西穂山荘行きに曲がって行きます。途中、霞沢岳が見えるスポットなどありますが、基本的には、焼岳小屋から西穂山荘ルートは森の中をアップダウンを繰り返しながら進む地味なルートです。というか、めっちゃぬかるんでます。
道がぬかるんでたり、泥が滑りやすかったりと足場がとにかく悪い!危なくはないんですが、どろんこ大作戦覚悟で行った方がいいルートです。私のタイミングは幸い大丈夫でしたが、前日や当日が雨だったりしたらかなり、ぬかるみと滑りがひどくなりそうな感じがします。
そんな感じで、スピードもだしきれず、なんとか今日の宿泊地、西穂山荘へ。
大きいし、きれいな山小屋ですね!案内されて、部屋へ。予想通り空いてそうです。
時間は14:00。荷物を適当に整理して急いでカフェテリアへ。目的は、名物のラーメン!14:00ラストなのでかけこみです。味噌ラーメンをいただきました。
細いちぢれ麺と、濃厚なスープ。山の上とは思えない美味!西穂高でやりたかったこと一つ達成しました。
あとは、だらだら過ごすのみ。
西穂山荘の夕食ですが、なんと山賊焼らしきものが出てきました。ご飯だけでなく味噌汁もおかわりできるしおかずの数も多いし、味付けも美味しい。かなり良かったです。
翌日の朝食も、朝から鯖の味噌煮が出てきて豪華でしたね。
個人的にはカフェテリアの居心地が良くて、食事の後もコーヒーを頼んで居座ってました。
朝食を食べたら、今回のメインイベント。西穂高岳の攻略に入ります。
一説によるとかなり怖いと聞いているので緊張が走ります。
まずは山荘をでて丸山へ。問題なし。そこから西穂高独標へ。ここまでは、初級者でものぼれると聞いているのですが、独標直下の登り結構ハードなんですが…。さらにレベルが跳ね上がるのが。とりあえず、ここまてでも景色は絶景。丸山と独標だと全然景色のレベルが違うので、ここまでは頑張るのをお勧め。
独標から意を決して先に進みます。次のポイントはピラミッドピーク。ここまでが結構怖かった!降りの足の置き場も緊張するし、トラバースも緊張する。やはり難易度が上がりますね。
一度足の置き場がわかれば大丈夫なのですが初見がつらい。
ピラミッドピークをすぎたら次はチャンピオンピーク。あれ、この区間はさほどこわくない。
チャンピオンピークを超えたらいよいよ西穂高山頂へ!途中までは普通だったんですが、山頂直下の登りの岩がやばい。他の山だったら確実に鎖が設置されてるような岩場ですが、鎖がない!わずかに足をかける場所、手を掴む場所を探しながら山頂へ!ようやく着いた!
西穂高山頂からは当然の絶景。下には上高地の河童橋方面も遠くに見えます。そして、奥穂に続いていく恐怖のジャンダルムルートも…。自分には無理っす。
景色を堪能したら、戻ります。そういえばさっきの岩場下るのか…。まじか。
鎖がないので、ホールド失敗したらアウト。慎重に降りてなんとかクリア。よくみんなここ普通に降りられるな。事故ないのだろうか?
ちなみに西穂高岳のルートに鎖がほとんどない理由は、落雷が多いからみたいですね。
あとは、チャンピオンピーク、ピラミッドピーク、西穂高独標へと戻って、安全圏へ。その他の帰りのルートは余裕でした。
西穂山荘へ着いたら、一旦休憩でまたラーメン。今度は醤油味。相変わらずうまい。
エネルギーを補充したら上高地へ下山です。この、西穂山荘〜上高地の登山道、すごく整備がしっかりされていて歩きやすいですね。
森の中を景色もなくひたすら下るだけなのですが、登山道の整備状況が半端なかったので気持ちよく下山できました。
下山したら、上高地温泉ホテルで汗を流して、着替えて、河童橋をぶらぶら。すっげーーー人!なんじゃこりゃ。上高地大人気ですね。
あとは予約していた、バスで新宿に直行!
ずーっと気になっていていけてなかった焼岳と西穂高岳を一気に回れて大満足でした。天気も申し分なかったです。次は乗鞍岳あたりに行きたいですね。
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