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記録ID: 60588
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ハイキング
奥多摩・高尾

【赤破線】蕎麦粒山(鳥屋戸尾根〜ヨコスズ尾根)【初挑戦】

2010年04月10日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 東京都
 - 拍手
GPS
06:45
距離
12.7km
登り
1,228m
下り
1,046m

コースタイム

板橋6:27−新宿―国分寺―青梅―8:28奥多摩8:35=8:48川乗橋BS

鳥屋戸尾根取り付き8:55−11:00笙ノ岩山11:10−12:20長沢背稜分岐―12:30【蕎麦粒山】12:45―13:40一杯水避難小屋14:00―15:40東日原BS
天候 曇り。午前中を中心に晴れ間ものぞく。
時折涼しい風が吹くが,湿度がやや高い。
過去天気図(気象庁) 2010年04月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
【鳥屋戸尾根について】
・取り付き点
川乗橋バス停から,林道に入って1〜2分のところ。標識も林道の両サイドにそれぞれついています。まあ普通の登山口ですね。地味で小さくて目立たないので見落としやすいかも。林道ゲートから3分以上進んでみつからなかったら,回れ右!

・登山口〜笙ノ岩山
最初から急登で始まります。踏み跡は明瞭で,尾根が広かったりしてちょっと迷うようなところでは木の幹に赤(+黄色)のテープが巻きついているのを探しましょう。といっても,基本的には一本道の尾根道で,後述のヨコスズ尾根のように大きく巻くところはないので,迷ったら基本的に尾根通しを進めば間違いないです。
東側には,川苔山〜鋸尾根〜大ダワ〜本仁田山の稜線が見える場所があるので,これで自分の位置を大体つかむことができます。

強いて言えば,以下の2箇所注意するポイントでしょうか。
 ‥仍蓋から約1時間のところに,紛らわしいピンクテープがあって,「ここは西側に巻き道がついているのか?」と思わされる場所があります。ここは何も考えずに尾根通しの明瞭な踏み跡をたどるのが正解です。尾根道は正義です。

◆.蹇璽廚里△覽涅笋△
すごく急です。このコースは急坂だらけなのですが,ここは特に急です。急登マニア歓喜。でも急で登りにくいというだけで,危険箇所ではないかな。

ここまでのコースの印象は,とにかく急坂がこれでもか,これでもか,と続きます。まあ本仁田山の大休場尾根よりはマシかもしれませんがどうでしょう。

笙の岩山山頂には山頂標識があります。鳥屋戸尾根では指導票の類この山頂標識だけです。

・笙の岩山〜蕎麦粒山
笙の岩山頂での,蕎麦粒山方面への道がわかりにくいですが,ここも赤テープのついた木があるので,間違って変な方向に下りないようにしましょう。案外このコース最大の難所かもしれません,ココ。
あと,ここから先は,小ピークがこれでもかってくらいに連続します。なんと,長沢背稜との合流寸前まで下りの部分があります。しかも,1回1回の小ピークが比較的急な坂なので,かなり体力を消耗します。このコースを下りに使う場合,登り返しのきつさに悲鳴をあげることになりそうです。
道は相変わらず一本道で,少しでも迷いそうな箇所にはだいたい赤テープがついているという親切設計です。
長沢背稜が近づくにつれ,人の気配がだんだんと濃くなってくるのが面白いです。
縦走路と合流したら,蕎麦粒山頂までは10分位です。
天気が良ければ展望もわりと良さそうです。

【蕎麦粒山〜一杯水避難小屋】
とても歩きやすい縦走路です。歩いている人もそれなりに多く感じます。トレランやっている方もいてビックリでした。
[水場]一杯水:縦走路上にあり,一杯水避難小屋からは蕎麦粒山方面に2,3分です。いかにも水場がありそうな,谷筋がありますのですぐにわかります。
[一杯水避難小屋]避難小屋は小さいです。収容能力は7,8人でしょうか。小屋の近くにはテントを張るのに適した(ry
また,屋外にテーブルが2つあるので,昼食休憩を取るのに最適ですw

・ヨコスズ尾根
上部は明るく比較的平坦な快適な尾根道。多少の登り返しはありますが,鳥屋戸尾根を下ることを考えれば全然楽です。
「滝入ノ峰」の東側を巻くようになると,道が細く東側が切れ落ちている箇所があり少々歩きにくいです。あと,尾根のうえのほうから落石が頻発しているように見える場所も多数あります。
最後は植林帯に入って,標高差300mくらいの九十九折の急坂を一気に下ります。これは登りは相当きつそうです。なお,下山口は東日原バス停の真上におりてくる道のみで,その西の中日原バス停付近に下りる道は廃道化しそうな雰囲気です。
とてもわかりやすい鳥屋戸尾根の入口
2010年04月10日 08:46撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 8:46
とてもわかりやすい鳥屋戸尾根の入口
ご丁寧に林道をはさんで反対側のガードレールにも
2010年04月10日 08:46撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 8:46
ご丁寧に林道をはさんで反対側のガードレールにも
植林帯の急登。林道がどんどん小さくなっていきます。
2010年04月10日 09:02撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 9:02
植林帯の急登。林道がどんどん小さくなっていきます。
問題のピンクテープ2つの場所。「こちらに巻き道があるのか?」と思わされますが,ここだけはテープを無視して直登コースの踏み跡をたどっていきます。
2010年04月10日 09:38撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 9:38
問題のピンクテープ2つの場所。「こちらに巻き道があるのか?」と思わされますが,ここだけはテープを無視して直登コースの踏み跡をたどっていきます。
樹間から川苔〜本仁田の稜線が見えるので,現在地の把握に便利。
2010年04月10日 09:42撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 9:42
樹間から川苔〜本仁田の稜線が見えるので,現在地の把握に便利。
写真だと急坂に見えませんが,
かなりの急坂でロープを使わせてもらいました。
2010年04月10日 09:47撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 9:47
写真だと急坂に見えませんが,
かなりの急坂でロープを使わせてもらいました。
笙ノ岩山。前方にずーっと人の気配があったのですが,結局追いつくことはできなかった。。。
2010年04月10日 10:49撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 10:49
笙ノ岩山。前方にずーっと人の気配があったのですが,結局追いつくことはできなかった。。。
笙の岩頂上からの下りは,ちょっと進行方向がわかりにくいです。この赤テープの倒木さんが目印。
2010年04月10日 11:00撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 11:00
笙の岩頂上からの下りは,ちょっと進行方向がわかりにくいです。この赤テープの倒木さんが目印。
縦走路に合流。笙の岩からアップダウンの連続ですごく辛かった。
2010年04月10日 12:12撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 12:12
縦走路に合流。笙の岩からアップダウンの連続ですごく辛かった。
蕎麦粒山頂。
2010年04月10日 12:30撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 12:30
蕎麦粒山頂。
蕎麦粒山頂から東側の展望はまあまあ。
2010年04月10日 12:30撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 12:30
蕎麦粒山頂から東側の展望はまあまあ。
だそうです。尾根道は正義。
2010年04月10日 13:23撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 13:23
だそうです。尾根道は正義。
一杯水。避難小屋からは東へ3分くらい。
アテにできないことで定評があるらしい。
2010年04月10日 13:27撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 13:27
一杯水。避難小屋からは東へ3分くらい。
アテにできないことで定評があるらしい。
一杯水避難小屋。
2010年04月10日 13:31撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 13:31
一杯水避難小屋。
7〜8人くらいですかねえ。団体さんは自重
2010年04月10日 13:34撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 13:34
7〜8人くらいですかねえ。団体さんは自重
ヨコスズ尾根上部は快適な尾根歩きです。
2010年04月10日 14:01撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 14:01
ヨコスズ尾根上部は快適な尾根歩きです。
この指導標から強烈な九十九折の下りが始まります。バス停まではあと30分
2010年04月10日 14:53撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 14:53
この指導標から強烈な九十九折の下りが始まります。バス停まではあと30分
「ここから激登り,ガンバレ!!」
看板に偽りなしでした。でも急なのは最初だけです。
2010年04月10日 15:17撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 15:17
「ここから激登り,ガンバレ!!」
看板に偽りなしでした。でも急なのは最初だけです。
無事に下山
2010年04月10日 15:25撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 15:25
無事に下山
バス停,すぐ近くなのに探してしまったorz
2010年04月10日 15:33撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
4/10 15:33
バス停,すぐ近くなのに探してしまったorz
撮影機器:

感想

まず,今回の参考に当たって,「ヤマレコ」に登録されている鳥屋戸尾根の記録のいくつかを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
「山と高原地図」の”赤破線ルート”でありながら,どの記録をみてもさほど困難ではないように書かれていたことが逆に不安でした。
ちなみに,計画では「登山口〜笙の岩山2:15,笙の岩山〜蕎麦粒山1:15の計3時間半」としました。後半が思ったよりも体力を消耗するルートではありましたが,ほぼ想定どおりのコースタイムでした。

実際に歩いてみて,
確かに全体的に急坂が多くタフなコースではありましたが,「赤破線」にするほどのの道ではないような気がしました。
実際,自分が今まで歩いた道の中では,秋田・岩手県界尾根の大深岳〜大白森避難小屋,日光白根山の湯元温泉〜外山のコルに比べれば,明らかに普通の登山道でした。
奥多摩の他コースと比べても,大休場尾根・ヌカザス尾根などの急登,登山口から石尾根に合流するまでほとんど指導表のない赤指尾根など,これらのルートに対して鳥屋戸尾根が特に「困難」という要素は見当たりませんでした。近年このコースを歩く人が増えて,難度がさがっているのかもしれませんね。

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