南八ヶ岳大縦走‼︎【編笠山〜硫黄岳】快晴の大展望で大充実な1日でした♫
- GPS
- 13:05
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 2,669m
- 下り
- 2,683m
コースタイム
- 山行
- 11:39
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 12:45
天候 | 午前 曇り 午後 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
美濃戸口にマウンテンバイクをデポ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
その方の経験によって危険の度合いは全く変わってきます。 急勾配の雪面を安定して登下降出来るアイゼン、ピッケルワークは必要です。 僕が感じた危険箇所は権現岳直下の長い梯子を下りた後の凍った斜面のトラバース。 キレット小屋〜赤岳間の岩と氷のmix帯のトラバース。 両方共に鎖場ですが埋まっていたので、鎖が出れば簡単だと思います。 |
写真
感想
今日は久しぶりの八ヶ岳。
八ヶ岳という事でどのルートにしようか迷いましたが、2週間後のハーフマラソンでとりあえずはランニングを中心とした生活の区切りになるので、これからの春山シーズンに向けてのトレーニング的な山行を行いたい。
正月の南アルプス以降は森林限界を超えた山行を行っていないので、アイゼンワーク、ピッケルワークの練習、雪稜を歩き抜く事をメインに考えた結果、南八ヶ岳縦走という事にした。
スタートは富士見高原。
出発は3時の予定でしたが寝坊してしまい4時スタート。
歩き出しから脚が重い…。
間違いなく昨日の山行&林道RUNの影響だろう。
でも、最近読んだマラソンの小出監督の本で大会の数日前にキツめのトレーニングをして、当日は重めの脚を作り、後半に行くにしたがって脚が軽くなってくるという調整法が有る事を知った。
それが今回の僕に当てはまるのか?は微妙ですが後半に期待して我慢強く登る。
富士見高原からのコースは今回が始めてでしたが、凄くしっかりと整備されており、編笠山へのメインルートは観音平という先入観があったので良い意味で驚きました。
地味に歩き続けて、今日始めてのピークの編笠山頂上に到着!
森林限界を超えて始めて今日の天気を見るが、予報の快晴とは違い高曇りですが、南・北・中央アルプスはクリアに望む事が出来る。
ここからは少し下り、青年小屋から再び権現岳に向けて登り、狼煙場の辺りから再び森林限界を超えて、ここからはしばらく眺めの良い稜線歩き。
権現小屋が見えてきた頃、上にナイフリッジの道があるので行ってみた。夏道では通らないので行った事がなかったのですが、この1番高い地点が「ツルネ」のようです。
ナイフリッジを下り一応、権現岳へ…。
いつもは、寄らずにキレットを下ってしまうので権現岳の頂上というのは始めてでした。
キレットへの下りは有名な長い梯子から始まる。
アイゼンは権現小屋付近で装着していたので良いのですが、問題はピッケル。
梯子なのでザックに仕舞ってしまうと梯子を下りて直ぐのトラバースに対応出来ないので直ぐにピッケルを出せるように準備しておかなくてはならない。
幸い僕は「ヤマレコ界の武士」と言われるだけあって、ザックのウエストベルトに脇差しのようにピッケルを差していたので対応出来ましたが、ザックに仕舞っていたら、あの梯子でザックを外しピッケルを出す事は困難なので再び梯子を登り準備する所でした(・・;)
冗談は抜きにして、梯子から数メートルのトラバースが今回の山行での一番の難所でしたので、真面目にここは襷がけのようにしてピッケルを準備するのが賢いかと思います。
ここからキレットの底部分を歩き再び赤岳に向けての急登です。
キレットから赤岳へは南斜面で最近は気温も高く雪も降っていなかったので夏道が出ている箇所が多かったのですが、雪と岩のミックス帯になって逆に歩きにくい…。
ここの登りでも鎖が埋まっているトラバース箇所があったので、ここも注意が必要です。
同じ位の高度になった阿弥陀岳、ここの背後の権現岳を眺めなから赤岳頂上へ。
やはり人気の赤岳は積雪期も貸し切りはあり得ない。
気さくな方に写真を撮って頂き、赤岳展望荘へと下りる。
展望荘前で軽く食事をして、横岳へ向かう。
展望荘を出て直ぐに地蔵尾根はこっちで良いですか?と、聞いている単独行の方がいましたが、ここは八ヶ岳のゴールデンコース!間違えようのない道ですので単独行ならばしっかりと自信を持って歩きましょう‼︎
地蔵尾根分岐で地蔵尾根を見ると結構登ってきている。
美濃戸を早朝に出発するとだいたいこの位の時間になるのだろう。
横岳へはいったんググッと登り、その後は軽くUP、downしながら岩尾根を通過していく。
よく歩かれている道ですのでトレースはバッチリ!この位の時間から天候も晴れてきたので八ヶ岳の全ての山が岩の黒・雪の白・空の青のコントラストに包まれていく…。八ヶ岳の絶景が多くの登山者を魅了している。
横岳に着くと1人の青年と1組のご夫婦がいた。
1人の青年はタブルアックスだったので少し話すと小同心をソロで登ってきたとのことでビックリ‼︎
お互いの山行を「そんな事は出来ないなぁ〜。」なんて言いながら絶景を前に楽しく語りながらの食事。
そして一緒にお話していたご夫婦も、なんと地元が近くの磐田市という事で「これだけ多くの登山者がいる中で世の中狭いねぇ〜」なんて笑い話。
普段の山行では先を急ぐ事が多いので、ほとんど休憩は取らないのですが、やっぱりこういう登山は良い景色を眺めながら他の登山者さんと雑談するのが本当に楽しい‼︎
これから春のアルプス登山シーズンもこうした時間が多く恵まれたら嬉しいです。
その後はご夫婦とお別れして、横岳を後にソロクライマーさんと大同心のクライマーの様子をしばらく眺めてから、さよならして大ダルミ〜硫黄岳へ。
さっき飲んだ「メガシャキ」が効いて一気にペースアップ‼︎
硫黄岳でお姉さんに赤岳方面をバックに記念撮影して頂き、名残惜しいのですが今回の縦走はここで終わり。
ここからは美濃戸口向けて一気に下ります。
グリセード・尻セード・ランニングと遊んでいる間に赤岳鉱泉に到着。
今日もアイスキャンデーでは多くの方が楽しんでいました。
ここからは踏み慣らされた道を歩き美濃戸口へ。 林道区間が長かったですが美濃戸口までは以前のイメージより早く到着しました。
qwg さんも下山して、こちらに向かっているという事でしたのでデポしておいたマウンテンバイクで入山した富士見高原へ。 疲れた脚て坂道を漕ぎ続けるのは泣きっ面に蜂状態ですが、さっき迄の山行を振り返ると楽しくなってしまうから不思議なものです。
富士見高原ゴルフコースに入り駐車場に向かう急登でqwg さん登場‼︎
車に到着して雑談しながら身仕度、片付けをして温泉へ。
僕のリクエストで、以前comちゃんかオススメと教えてくれた韮崎旭温泉に行きました。 僕は炭酸泉の温泉が好きなのですが、ここは高濃度炭酸泉という事で本当に気持ちの良い温泉でした‼︎
そしてファミレスでご飯を食べて帰途につきました。
☆今回の感想
・今回は午後から晴天に恵まれ本当に良い山行になりました。 気温も高くこの日に限っては冬山というより春山でした。
スタートから足が重く、小出監督の言葉を期待しましたが結果は最後まで重い脚のままで我慢の歩みでした。(笑)
しかし、技術的な事は確認出来ましたし、一応硫黄岳まで歩く事も出来ました。
何だコイツ!と思われるかもしれませんが、素直な気持ちとしては山行後の疲労具合が甘くまだ余裕があったので、欲を言えばもう一時間早起きして阿弥陀を往復してこれれば更に充実した山行になったのかなぁ?なんて今は思っています。
・数年前に比べて随分と登山者の意識が変わったような気がします。 数年前は赤岳周回(地蔵〜文三郎)はヘルメットの着用というのは稀だったと思いますが、今回はかなりの割合でヘルメット着用者がいました。
安全に対する意識が高まっているのだと思います。
僕は未だにロープを出すルートや落石が多いようなバリエーション以外は着用しませんが、これはこれで良い事だと感じました。
そして、ワカンの持参の方も多かった。 僕のように入山者が少ない場所では当然持っていなくてはいけない道具ですが、(先行者がラッセルしていた場合、ツボ足でラッセル交代なんて失礼ですので)この周回コースでは必要ない事が多いのですが多くの方が持参していました。
・最後に急に「ご飯行こう!」などと言ったり、「明日は温泉行こう!」という急な誘いに快く?乗ってくれたqwgさん、本当にありがとうございました!
楽しかった山行に山行後の楽しみまで加わって本当に良い2日間になりました。
それぞれソロだったんですね。
残雪の八ツを満喫できたようで何よりでした
赤岩の頭で稜線から下りてしまうのが勿体ないという気持ちは、ワタシも同じように感じました。いつまでも留まっていたい、とても良く分かります。
それにしても、このコースで、しかも前日にあんなに動いておいて「疲労度が甘い」なんて、どれだけタフなんだか ロードのトレーニングの成果ですかね
#技術とか知識のベースにはやっぱり体力が必要ということは、最近ワタシも実感しています。
inaminさん、こんばんは
ええ、qwgさんとは二日間にわたり密会していました でも昼間は別々で違う顔を持つ大人の男です
あぁ、山の話しでしたね
本当に素晴らしいお天気で赤岩の頭から微かに見える編笠山が愛おしく感じてしまいました!
体力&技術ですが、僕の現在の考えはイーブンです。
単純で長いルートならば、ある程度の雪山歩行技術と化け物みたいな体力があれば踏破出来るのでしょうが、いくら体力が化け物でも技術が無いと通過出来なくなるし、判断を誤れば後退も出来なくなります。
技術・体力・判断(経験)の三つを重ねていく事で山ヤとしてのレベルが上がっていくものだとおもいます。でもある程度有名な方ってどれかに突出している気がしますけどね
そういった点でも4〜5月にinaminさんが計画されている山伏〜青薙の縦走は良いのではないでしょうか!
やっぱり、こういうことでしたか。
静岡百山ももちろんよいのですが、高い山のロングやってるときのkaikaireiさんは顔が生き生きしていますね。
白山からkaikaireiさんは見えましたが、女子高生までは見えなかったなぁ・・・
Sanchan33さん、ありがとうございます!
やっぱり高山のロングの時の方が良い顔してます? う〜ん、僕も森林限界を超えた山のチャレンジ!している時の方が気持ちが上がっているような気がしなくもないのですが...。
でも、そういう言葉はカワユイお姉ちゃんから言われたいですね
あれ?見えませんでしたか?
デニーズで丹沢の有名人horik●嬢の真似をしていたんですよ!
そしたら女子高生から失笑...。 彼女たちから見れば僕達は明らかにオッサンですもんね...
以後気を付けます
kaiさん、こんばんは!
inaさん同様、兄貴分のqwgさんと一緒かと思いましたよ
思わせぶりな予告に騙されたかな!?
しかし、この季節にこのルートを日帰りですか
静岡百と違い、よく知っている場所なので
その難易度が分かるだけに、改めて凄いな〜と!
甘いマスクの下に、秘めたるパワー!カッコ良すぎですよ
下ネタも秘めたら、OLさん達に、もっと好感度上がりますよ
何せ、前作の恋人達のモニュメントでやろうとしていた事
真っ先に頭に浮かんだのが、「裸のお尻を突き出す」
でしたから
難易度高い季節の早駆け!お疲れ様でした
tailwindさん、こんばんは ええ、思わせぶりの割にソロでした またまた騙しちゃいましたね(笑)
tailwindさんが八ヶ岳を庭のようにしているのは知っていましたので、実は!「tailwindさんとバッタリ遭遇しないかなぁ〜」と考えていたんですよねぇ
こんな の絵文字ばかり入れているからOLから逃げられてしまうんですよね
そしてtailwindさん、朗報です!!!
僕とtailwindさんのお茶目な心が一致しました
ハートにぴったりと僕の桃尻がハマる予定でした いや〜、tailwindさんは笑いのセンスだけでなくて、こちら系のセンスも持ち合わせていたとは
また八ヶ岳には訪れたいと思いますのでお会いでしたら嬉しいです!
二日間とても楽しく過ごせました。
後半になるに従って天気も良くなって最高の雪山でしたね。
雪は滑るほうが好きなので、滑ったらヤバイ雪山はやらないですが、雪のない岩山は大好物ですので、今年の夏は本チャンでも行きますか。
qwgさん、こんばんは 2日とも付き合って頂きありがとうございました
土曜日の朝は高曇りで、ヤマテン外れたか とガッカリしていましたが、午後になるにつれて青空が出てきたので、八ヶ岳の素晴らしい展望を満喫できました
僕はスキーやスノボーで滑れないので、着実に歩む雪山しかできません。 出来たら楽しいだろうなぁ〜、とは良く思うんですけどね
クライミング>行きましょ!行きましょ!!! 行きたい所は山だけに山ほどありますよ
とりあえず、明神岳と天狗尾根は気持ち良く登りたいです! この二つは他のルートを繋げると更に楽しそうですね
今は普通の人以下の僕ですがよろしくお願いします
kaiさん、こんにちは。
良い縦走が出来たようですね。
シビアな山に居るkaiさんはムフフより数段格好いいですよ。
私は赤岳に一度だけ登ったことがあるのですが(当然無雪期)
今回のkaiさんのルートの逆回りに近い感じでした。
茅野駅から小淵沢駅でしたが。
山行後の疲労具合、分かります。もう少し行けたのでは
もう少し追い込めたのでは・・・とかね。
kaiさんはやはり欲張りだね。
私は土曜日は「これが自分の限界に近いかな」まで行けたので満足でした。
終了してから呼吸が落ち着くまで30分以上かかりました。
その後の で落ち着きましたが。
日曜は全く別のところで24HのFutaroさんやkankotoさんと
ご一緒だったのですが、kaiさんやqさん、H嬢の話が沢山出ましたよ。
勿論、筋金入りの変○だという内容でしたが。
millionさん、こんばんは
え?millionさんはムフフゥ の僕の方が好きだと思っていたですが違うんですか?
でも、昨年のkurosukeさん・qwgさんとの仙塩尾根、kurosukeさんとの常念山脈は一生忘れない山行になりましたし、森林限界を超えた山での「チャレンジ!」はアドレナリン全開です
茅野駅から小淵沢駅ですか? ロード部分が長いのでmillionさんらしいと言えばらしいのですが、horiko嬢が言うように登山道区間が長い山行の方が、体力的にも精神的にもきついので、millionさんが計画されている「八ヶ岳全山縦走」はその点でもビンビンですよ
日曜は花粉症でくしゃみが止まらない!と思っていましたが、そちらで悪口言っていましたか
どうも勘違いされていると思うのですが、僕は変●ではなく求道者です
この時期にこの日帰り縦走はさすがですね!
編笠〜赤岳は何度か行っていますので、その凄さが実感できます。
僕なら権現岳までで満足しそう
僕にとってはそろそろ人外なレベルですよ
全山縦走なんて視野に入るんですか
御在所は楽しみですが、お手柔らかに
mattsooさん、こんばんは
この時期のキレット縦走は赤岳〜硫黄よりもワンランク上の難易度という事で臨んだのですが、トラバース箇所の多さ、エスケープポイントの少なさという点で違いがありましたね。
いやいや、一泊で全山縦走はそれ程難しい事ではありませんよ。あっ!これはテン泊でなくて小屋泊という条件つきなんですけどね
あれ程重い荷物を担いで縦走されるmattsooさんなら十分行けるコースですね
御在所楽しみですね!
何やら、鈴鹿セブンマウンテンって言うのがあるようで、これを一日で回るっていうのが流行りみたいですよ
最近は静岡100名山周りかなとおもっていたら、人外なレコ驚きました
kaiさんたちのような猛者にとってこういうルート取りやスケジュールは自分の力の想定内なのかもしれませんがすごいですね。
そして、写真をとったりイベントを発生させられたりする余裕もあるみたいですし。ほんとすごいです
kaiさんが赤岳から横岳に通過中の頃、対岸の北稜でロープにまみれていたmetaでした。
残雪期は深南部ですか?
metaさん、こんばんは
今朝、metaさん達の記録を拝見して早くコメントせねば!!!と思っていたのですが遅くなってゴメンナサイ
いや〜、北陵にメタさんがいたなんて思っていもいませんでした! いると知っていれば間違いなく赤岳に荷物をデポして走っていきましたよ
これ、真面目な話なんですが、キレット小屋から少し登った辺りで中岳から南に(権現岳方向)伸びている尾根に乗り換えようと思ったんですよ。理由は赤岳を登り切らずに阿弥陀をピストンしたかったからなのですが...。
しかし、いったん谷に下りる斜面が結構急でロープ無しでは無理だと悟りました。
僕は今でも岩は好きなのですが、一人でセルフビレイを取りながら登り切る技量もないし、フリーソロで登り切る技術も度胸も無い... 悲しい現実ですね...。
残雪期はですね! 行きたい所だらけなのですが、優先順位は北岳(池山吊尾根)・聖岳(上河内〜聖〜東尾根)そして深南部(鶏冠山〜池口岳〜光岳)という感じです。
昨年の残雪期はトレランを頑張っていたのですが、昨年の冬でトレランのレースは卒業したので、今年から再び登山を楽しみたいと思っています。
メタさんは経験豊富で僕が参考にさせて頂いている方ですので、今後も刺激的なレコで勝手に楽しませていただきますね
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