記録ID: 608767
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
2760mでビバークしてみた 乗鞍岳 おまけで権現池周回
2015年03月30日(月) ~
2015年03月31日(火)
長野県
岐阜県
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 25:33
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,895m
- 下り
- 1,867m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 6:37
距離 9.3km
登り 1,530m
下り 297m
天候 | 二日間とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
乗鞍高原スキー場 リフトに乗るのもよいし、自分の足で登っちゃる!という方にも優しいスキー場の様です。 リフトは登りのみが利用可能で、下りはどなた様も利用できません。 かもしかリフト上部〜位ヶ原分岐 30メートルほどの幅のあるスキーコースを足で登ります、所々に急登がちりばめられた場所です。 登山者もスキーヤーもボーダーも皆が足で登りますので、不公平感はありません。 しかし、登山者の数は圧倒的に少ないので、好奇のまなざしに耐える勇気が必要です。 位ヶ原分岐〜肩の小屋口 大きな登り坂が私たちを苦しめます、しかし急登を登りきると乗鞍岳の山塊が真正面に現れるだけでなく、右手には槍穂高の峰々、左手には中央アルプスや南アルプス、御嶽山が出迎えてくれます、至福のひと時です。 肩の小屋口〜肩の小屋 風の通り道を風上に向かって歩いて行く苦難のロードです・・しかもずっと急登気味な死の登り坂です。 この肩の小屋口から乗鞍岳本峰の「剣が峰」にまっすぐ向かうのも有りだと思います、ただし雪崩や上部から滑り降りてくるバックカントリーのスキーやボードに気をつけてください。 ときどき登山者もシリセードという技を使って降ってくる様です。 ガスに巻かれた場合、目標物の無い広い場所ですから方向を失いやすいと思います。 レコに有るシュカブラはほとんどがこの肩の小屋周辺の物です。 山腹〜稜線〜頂上 思ったよりも急な斜面ばかりです。 朝日岳、兎玉岳、剣ヶ峰、せっかくここまで来たのですから全部登っておきましょう。 火口湖「権現池」を囲む外輪山 ちょっと冒険して外輪山をぐるっと回ってみました、お鉢巡りと言ったところでしょうか。 朝日岳から反時計まわりにしましたが、権現池の南に当たる屏風岳(2968m)は北側を巻くと良いでしょう、頂上部は急峻な岩稜帯で通過にはロープが必要になるかもしれません。南側も急峻な崖です。 剣ヶ峯の南西にある大日岳も立派なピークを持つ山でした。剣ヶ峯との間には急な斜面を持つ岩稜があり、斜面には雪が着きいやらしい壁に成っていました。 ここの登りで、右手に持ったピッケルで雪面に左手のホールドの穴を切りながら、アイゼンの前爪を蹴りこみながら、ピッケルのスピッツェを刺し三点支持登攀しました。ちょっと恐くて緊張しました。 なお、この権現池をめぐるコースは夏道が有るのかは分かりません。 |
写真
感想
乗鞍のレコを見てて、肩の小屋あたりでビバークした記録がなかなか見つからないので、ためしに肩の小屋(標高2760m)の風裏でビバークしてみました。
安定した気圧配置で風も無い様な予想でしたが、さすがに見事に発達したシュカブラが有る場所です、一晩中テントがばたついて眠れませんでした。
手が届いて、もし触れたら降り注ぎそうな程の星数、満月にはまだまだ未熟な月例だがあたりを照らすに十分な月、今年山で見る初めてのご来光。
ゆっくりとたっぷりと山に浸れた2日間でした。
SHIBAWANさんがあんなに朝早く登って来るんなら、もう少しシュラフの中でゆっくりしてれば良かったかな?
待ってなくてごめんねSHIBAWANさん。
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graveltrek さんに、会いたくて早く登って行ったんですよ
今回のモチュベーションでしたよ
それにしても、二日連続で山頂登頂のうえ、お鉢めぐりなんて、元気爆発ですよ
ボクも、顔面日焼けで鼻が真っ赤です。
しみだらけになってしまいますね。
日焼け止め塗らないとね。
天気が良くて、乗鞍岳楽しめましたね。
今後とも、宜しくお願いします。
ではまた
SHIBAWANさん、お疲れさまでした。
第3駐車場から、僅か3時間半で肩の小屋まで登って来るSHIBAWAN山には、パワフルさで敵いません。
去年の9月にお会いした時より、随分引き締まった顔つきに変わって見えたけど、シェイプアップしました?
日焼けで顔がヒリヒリして痛いです。
次回はパーティー組んで登りましょうね!!graveltrek
graveltrekさん、こんにちは。
乗鞍岳や木曽駒は、夏山だと達成感がイマイチですよね。
ただ、この時期だと魅力的です。
あとは天候(運も?)次第なんでしょうけどね。
しかし青光りする雪面は怖いですね。
やっぱりgraveltrekさん、パワフルです。
では、ダン之助でした。
ダン之助さんコメント有難う御座いました。
下界では桜が満開で春の装いですが、3000m峰はまだまだ冬を引きずって居ました。
朝方寒くて目が覚め、夜明けまでの1時間程は震えました。
光る雪面はアイゼンの爪が刺さる硬さでしたので、朝日岳や蚕玉岳の山腹をトラバースする時でも、不安なく楽しく横切れました。
ただ、そんな所でつまずいて転んだら、最低でも300mは滑って下まで落ちて行きそうな所でした。
私はそんなにパワフルでは無いんですよ、実際にお会いすると「スリムですね」と皆さんに言われますので、体が細いんだと思います。
頑張って体重を増やす為に食べてるんですが、思う様に増えないと言う贅沢な悩み中です。
有難う御座いました
graveltrek
graveltrekさん、こんばんは。
精力的に登っておられますね。
3000mの雪山やテン泊は私の知らない世界ですがとても楽しそうですね。今の所どっちもやるつもりはありませんケド
作りすぎた夕食を自然の冷凍保存で朝食に回せるってのはなかなか面白いですね。しかしその寒さで自身が冷凍保存されないよう、お気を付けて山行を続けてくださいね。
ボーダーやらスキーヤーの冷たい視線なぞ2760mビバークの冷たさの前には屁でもないと思いますよ
bo-tyu-zaiさんコメント有難う御座いました。
>精力的に登っておられますね。
bo-tyu-zaiさんの山行に刺激されて、graveltrekも沢山登らねばという使命感に燃えております。
トップリと山に浸るには、テント泊はなかなか好都合ですよ。とくにこんな時期のビバークとなると、静かで「シ〜ン・・・」という音の無い音の方が耳についてしまったりして、目が冴える事も有ります。<私だけかな?
4月前半は休みが取れないので、ちょっと急ぎ山に登ったgraveltrekでした。
この悪天続きの春に快晴狙って3000m峰に1泊2日だなんて羨ましい!
ご飯も美味しそうで、大人の休日って感じですね。
GWに向けての訓練山行ですか?
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