表銀座縦走
- GPS
- 56:00
- 距離
- 36.1km
- 登り
- 2,601m
- 下り
- 2,544m
天候 | 10/6(土) 薄曇り 夕方〜翌朝まで雪 10/7(日) 1日中ガス 10/8(月) 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
夜行バス(毎日あるぺん号)にて中房温泉まで 【復路】 上高地→新島々(バス) 新島々→松本(松電) 松本からあずさ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【温泉】 上高地温泉ホテル http://www.kamikouchi-onsen-spa.com/ 7:00〜9:00/12:30〜15:00 800円 アルペンホテルが14時までだったのでこちらに。 シャンプーリンスボディソープあり。ドライヤーあり。 上高地BTからはやや遠い。。 |
ファイル |
非公開
6101.xls
計画書
(更新時刻:2012/09/26 13:58) |
写真
感想
ひとみです。
遅くなりましたが感想書かせていただきます!
ヒロシさん、こやぴー、まこちゃんのお三方にめちゃめちゃお世話になった山行でした。
入った山岳会が、カモでよかったと心底思った山でした。
本当にありがとうございました!
正直1年目で表銀座に行けるとは思っておらず、
山に紅葉も見に行ったことがなかったため、この時期が紅葉の時期とも知らず、
1コマ1コマに感動しっぱなしで想い出深い山行でした★
食事(ハンバーグシチュー、マーボー丼、鮭雑炊)も、紅葉も、ルートも、景色も最高の山でした。
が、
今回高山病でやられてしまい、
課題、反省すべき点、今後検証すべき点が明確になった山行でもありました。
初日の燕岳手前辺りで何だかおかしい。
そんなに速くないのに、息が切れる。
若干頭痛?
と思っていたら、
燕岳から大天井岳への稜線上で一気に体調が悪化。
足が前に進まない。
2秒に1歩出せるくらいでした。
めっちゃ景色は綺麗なのに。
しばらく歩いたところでもしや高山病?と思い浮かび、
やられたーという感じでした。
富士山でも、北岳でもしてやられてしまったので、かかりやすい体質なのだと思います。
以降はしっかり対策打って、本番で楽しめるよう調整したいと思います。
以下メンバーで飛ばしてた振返りメールの一部を抜粋します。
>原因が何なのか、直ぐに突き止める必要が有ります。
・睡眠不足
→×よく寝れていた
・練習不足
→○週1の山に加え自分の場合はランニングが必要そう
・若しくは高所による心肺能力の低下
→○心肺機能は弱いようなので鍛える必要あり。
・その他
→?自分なりに仮説立ててるのが、
血管がかなり細いため、高所に行けば行くほど酸素が体に回っていない可能性がある。
これはどこかで病院にでも行って確認。
今回チームだったので、たくさん助けてもらうことができました。
これが単独行だったら、、と考えると、
・ここで動けなくなったらもうおしまい、
・北アは決して簡単ではない
・遭難は簡単に起こる
・今回は気力でいけましたが、そうできない場合もある
ということを身を持って学びました
そんな状態ながらも、こんなに楽しめた山行となったのは、
ヒロシCLの気遣いやご配慮、
神様へと昇進したこやぴー、
まこちんの励ましのおかげに他ならず、感謝してもし尽くせないです。
本当にありがとうございました。
とはいえ、本当に素敵なコースでした!
懲りずに高山病対策してまた行きたいです♪♪
ひとみ
山ガールの憧れ、表銀座へ行ってきました。
表銀座なんてルートを知ったのは、ここ1年くらいのこと。
ヤマケイのアルプス特集見たのが最初かな。
なんで山道が「銀座」なのさ、って思ってました…
燕~大天井~槍ヶ岳のルート。
燕岳は、その存在を知ってからずっと「行きたいなぁ」って思っていたのでこの機会に行けてよかった。
最初に知った時、「つばくろ」って読むのがすごく印象的だったのです。
のらくろみたいで可愛い。
でも見た目的にはあまり可愛くない山だったけど。変な岩ばっかで。
あと、紅葉の時期だとは思っていたけど
ここまで素晴らしい景色が見れるとは思ってなかった!!最高でした。
初日はずっと槍を見ながら、燕~大天井の紅葉を楽しみながら歩きました。
槍様を眺めながら、紅葉の稜線歩き。かなりテンションあがりました。
天気予報で雪が降りそうなのは把握していたけど、
本当に降ってくると「雪じゃー!!!」とこれまたテンションUP。寒かったけど。
テント設営し、師匠のハンバーグ入りビーフシチューで暖まる。
これ本当においしかった。感動モノ。
まさかハンバーグ焼くとは…。温めるだけのレトルトだと思っていたのに。
翌朝、うっすらと積もった雪を見て「今日、槍まで行けるかな?」ちょっと不安になる。
とりあえず大天井岳にPH。ほんの少し雪が積もっただけで、途端に登山道がわかりづらくなるもんですね。
雪化粧のピークを楽しんで、槍へ向かう。
標高を少し下げたら雪はすぐになくなった。この調子なら問題なく槍まで行けそう。
残念ながらガスガスで、槍様は1度もその姿を見せてくれません。このいけず!!
たまーに晴れ間が覗くたびに、見渡す限りの紅葉の美しさにみんなで感動。
しかし、どんどん近づいていく槍を見ながら歩くのが楽しみだったのに、
ガスで全然見えなかったものだから、テンションだだ下がりで
「まだかー」「もう疲れたー」「槍が見えなくてつまんなーい」「歩きたくなーい」と愚痴だらけ。(わたしが)
まこさんにたしなめられながら歩きました。。手のかかるCLでごめんなさい。
槍ヶ岳山荘について、テント設営が終わったらとりあえず小屋の軽食で腹ごしらえ。
もはや歩きのモチベーションは「小屋で何か食べる」以外にはありませんでした。
槍登頂は、天気が回復する見込みの翌朝に持ちこしにしたので、
ぎゅるぎゅる鳴くお腹を落ち着けたところで、テントに戻ってさっそく宴会開始。
師匠の小龍包をつまみに酒を飲み、ほどよい時間に夕飯の準備。(まこさんが)
麻婆春雨丼って初めて食べた!美味しいし意外にお腹にたまります。
まこさんが作ってくれる間、ごろ寝してたので作り方を見れず…。残念。
この夜は、3000m超えてるからかさすがに寒かったです。なかなか寝れなかった。
最終日は満天の星空の下、ヘッデンつけて槍登頂。
朝の準備~テント撤収が思いのほか早くできたので、
出発も予定より早く、まだ人が少ない中登頂してご来光を待てました。
1時間近く山頂にいたけど、風もなく寒くもなく、絶好のご来光鑑賞日和。
感動の夜明けを堪能し、大混雑の槍山頂を後にしました。
あとは上高地までひたすら下る。歩く、歩く、歩く…
徳澤のソフトクリームだけを楽しみに、ひたすら歩く。げんなりしながら歩く…
上高地で、ゆっきーさんと親分軍団に遭遇できたのは嬉しかった。
色んなパーティで同山域に入ってると、こういう偶然が楽しいなぁ。
お風呂は上高地温泉ホテルまで行ったけど、BTからけっこう遠い。
もっとBTに近くて、夕方までやってるお風呂があるといいのにな~。
こやぴー師匠、テン場確保からバスチケット、あずさの席取りなど
全てにおいて先行してくれてありがとうございました。
ちょっと甘えすぎと反省しております。でも助かりました。ありがとうございます。
まこさん、体力も歩きも悪場通過も問題なく、安心して一緒に歩けました。
気遣いも細やかで、よく気がつくなぁと何度も思いました。見習わねば。
荷物持ちますって言ってくれたり、モチベーションも高くてすごいなと思ってます。
ひとみん、体調不良の中、最後まで荷物を背負いきって、よく頑張った!
持とうか?と聞いても「できれば自分で持ちたい」というその心意気、ステキでした。
しかも「到着が遅くなってしまうのが迷惑でなければ…」という気遣いもあり、ほんと偉い。
今回、わたし的に気楽なメンバーだったので
ゆる系山行の様相を呈してしまってごめんなさい。
もっと引き締めた方がよかったですかね…いやでも、楽しかった!!
macorinです。
生まれてはじめて槍にのぼりました〜!
登山を始めた人なら一度でも登ってみたいとおもっているはず。槍ヶ岳。
もう何度も山頂を踏んでいるこやぴー師匠は「あきちゃった^_^;」とか言ってましたが私にとってはあこがれの山でした。(^^)v
ヒロシ隊長とこやぴー師匠、ひとみんという楽しく気楽なメンバーのおかげで、緊張することなくのびのび山頂を踏むことができました。
が、のびのびしすぎて7月の五竜にひきつづき気象の役割を果たせなかった。深く反省しております。m__m
特に今回は季節の変わり目でもあり気象の情報は山行をすすめる上でとても重要なものでした。ヒロシ隊長の情報収集の細やかさ、判断の的確さを見習わなければ、とおもいました。情報収集という面でやっぱりスマホは必要だ・・・・。
いろいろありましたが、紅葉の絶景の中、一緒にあるかせていただいた表銀座、オレンジや黄色にそまった空気。なが〜い梯子。星空に浮かび上がる槍の影。山頂からみた日の出。真っ青な空にそびえたつトンガリコーンのような槍、茜色のナナカマド。なにもかも忘れられない景色です。そうそうそしてこやぴー師匠の絶品のハンバークシチュー。(♡♡)山の素敵な思いでがまた一つ増えました。
本当にありがとうございました。感謝です!
以下、プチ山紀行。いろいろ思い出深いので長くなってしまいますが書かせていただきます。
一日目
あるぺん号で早朝 中房温泉着。人多し。登るにつれて木々が色づいてくる。
合戦小屋から紅葉越しに燕岳を望む。花崗岩の白と赤・黄色・緑のコントラストが最高に美しい。
燕山頂からは紅葉に染まる北アルプスの全貌を満喫。イルカ岩などの奇岩と戯れつつゆるやかなひと時をすごす。
ややスケジュールより遅れ気味となってしまったため、食事もそこそこに大天井へむけて出発。槍とその裾野に広がる谷あいの景色を楽しみつつ進むが、ヒトミンが不調、高山病らしき症状で足がなかなかすすまない。
スケジュールより約2時間おくれで大天井の最後の登り返しに入るが、雪がちらつき始め、風も強くなってくる。疲れがでてくるタイミングでの登り返しはやや体力的にきついが、さすがのヒロシ隊長は着々と進む。私はこの坂は去年登ったが、以前よりはるかに楽感じる。やはり会に入ってだいぶ体力がついてきたのだな、と実感した。
テン場に到着、やはり混んでいる。フライが大きなテントなので場所がなかなかみつからないが、これまたヒロシ隊長が絶妙な場所を確保。ヒトミン コヤピーをまってテントを張った。
夕食はこやぴー特製のチーズ入りハンバーグ入りシチュー。こやぴーは本当に料理が上手。紅葉にまさるともおとらない感動の夕食となった。
二日目
外は雪。薄くつもっている。ヒトミンのつくってくれた餅入りラーメンでお腹を満たし、小ぶりの雪の中大天井山頂へ。われわれのほかは誰もいなかったが、下りで数人とすれ違いちょっとほっとする。「こんな天気でPHするのは我々だけではなかった。」という意味でほっとした。
槍へむけて出発。少し坂を下っただけで雪は解け、一面紅葉の世界となった。
途中ブルーべりーを食しながらガスに隠れた槍に思いをはせる。
期待が大きすぎるせいが、なかなか姿をあらわせてくれないけずな槍様。
予想以上にアップダウンが大きく高度感のある道のり、紅葉が岩場に映え、ますますもって美しい。本当にこのタイミングでよかったね、と何度も言いながら登る。
ヒトミンは今日も不調。登りになるといつも以上に足が重くなり、やや頭痛もある模様。くるしいが頑張るヒトミン。ゴールが見えれば少しは力がでるものの、槍様はまだお姿を現してくれない。ガスガスの槍様がますます恨めしい。
途中からコヤピーがテン場確保のため先行してくれた。あっという間に見えないところにいってしまったこやぴー。しかしなんとテン場を確保したあと迎えにきてくれた・・・。本当に心身ともになんてたのもしい先輩なのだろう。パワーをまねするのは無理だけど、こういう心意気をわたしも大切にしていきたいとおもった。
テン場に到着。ガスガスで何もみえないのでとりあえず飲む。いいかんじに酔いがまわっている間に気象情報を聴き損ねてしまった。
ヒロシ隊長が天気図を検索してくれ、好天を期待し、三日目の早朝をアタック日ときめた。
酔ったままの私がつくったマーボー春雨丼は水の量をまちがえて薄あじ。私は酔っていたのでよくわからなかったが、たぶんあまり美味しくなかったような気がする。^_^;
三日目
となりのテントから「最高のPH日よりだ〜」という声がきこえてきた。おかげで、あまりねむれなかったものの、しっかり目が覚めた。
ヒロシ隊長の雑炊(シャケフレーク入り。すごくおいしい)を食した後、槍アタック開始。暗いがそれほど怖くはない。満天の星と月明りのなかで登れることにわくわくする。岩トレやこれまでの山行のせいかもあり、自信をもって岩登りとすることができたのだとおもう。渋滞はなかったが、山頂はすごい人。まるでお正月のよう。日の出を待つ間も、こやぴーが北鎌の登りを教えてくれり、見知らぬ人々と写真をとりあったり大忙し。
そして日の出、5:54。雲間からではあったが、朝日は最高に美しかった。
下界から運んできたとんがりコーンを指に装着して記念撮影。(カモ旗付き)360度の絶景を堪能しながらいつまでも山頂にいたい思いに駆られる。しばしの幸福にひたった後、時間切れで下山。
上高地まで一気にくだる。何度も振り返りながら名残をおしみつつすすむ。
紅葉は終始素晴らしかったが、ひたすら長かった。途中熊みたいな猿とすれちがったり、穂高を眺めたり。楽しみはいろいろあったはずなのに、疲労と睡眠不足からくる眠気で途中蛇行しながら歩いている自分がいた。車だったらかなりやばい感じの蛇行だったがだれか私が寝ながらあるいていることにきがついていただろうか?自分の意志とは別に足が動いているような感覚。とりあえず歩き通せてよかった。
河童橋付近についたが、そこはツアー客でごった返しており、とてもお土産を買う気分にはなれなかった。
バスターミナルでゆっきー、梓川のほとりで西穂隊のやまぴー、きなこ、しめちゃん 親びんと遭遇。こうやって山で会のメンバーにあえるのはとてもうれしい。
温泉入ってあずさでプチ宴会をしつつ旅は終了。
あっという間だけれどとても充実した三日間だった。またいつか、槍様に会いに行こう!
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