越後駒ヶ岳〜シルバーライン開通とともに
![情報量の目安: A](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,389m
- 下り
- 1,378m
コースタイム
天候 | 4/4(土)晴れ、4/5(日)雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストなし。石抱橋から北ノ又川右岸を辿る。高温のため雪が緩み骨投沢出合でワカン装着。道行山への急坂にクラックありワカン脱着。小倉山手前でアイゼン装着して駒山頂まで。 下りは小屋から石抱橋までワカン。 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ワカン
ピッケル
|
---|
感想
奥只見シルバーラインの開通が遅れ、ようやく4/3から開通。だったら行かなくちゃということで久しぶりの越後駒。数年前には駒の湯から登り百草の池で撤退したので30年振りとなる。
道の駅ゆのたにで前泊し、4/4(土)シルバーラインの開通時間に合わせて銀山平へ。石抱橋には既に10台が縦列駐車。除雪奥からは登れず、橋脇から雪面に上がる。気温高くずぼずほだ。北ノ又川左岸を辿る。骨投沢をスノーブリッジで渡ったところでワカンつける。柳沢を渡ると夏道外れ1064m標高点に直接登る。ここも地味に急坂だ。気温8℃だが暑くて半袖になる。やがて中ノ岳が顔出し、そして駒が登場するが遥か彼方だ。道行山への急登で一部クラックありワカン脱ぐ。道行山からの駒は圧倒的な存在感。駒見るのに一番いい場所かもな。一旦下り緩やかに小倉山へ。天気良く爽快だ。小倉山手前でアイゼン装着し、小倉山はトラバースし百草の池までゆるりと進む。ここから小屋まで350m、前駒を挟み二段の急坂。暑くて水補給が足りなかったか、腿が痙攣して途端に亀足となる。頻繁に立ち止まりつつようやく駒の小屋へ着いた。
この頃にはBCスキーヤーは全員下山し誰もいない。二階から入り居場所を作る。小屋にある厚めの銀マットと毛布で寝床を作る。シュラフは要らなかったかも。1時間ほど休んだ後駒頂上に向かう。夏道は左目に行くが真っ直ぐ向かう。20分で着いた。八海山が目の前に。巻機は全貌見えない。思えば、学生時代に丹後山から大水上山経て平ヶ岳・景鶴山・尾瀬に行き残雪期が大好きになった。次いで、越後駒から巻機山まで行って上越国境全踏破の礎となった、思い出の稜線。残念ながら両方向とも稜線は良く見えないが感慨深い。30年前と比べると随分雪が少なくなり、結構早い時期に行く必要があるが、また再トライしてみたいものだ。
小屋まで5分で降りた。小屋前の箱に水が流れ込んでいる。パイプを抜いて水を利用できた(勿論元通りにしておいた)。ただし草の味がして味はよくない。宴は、苦労して担ぎ上げたビールを雪中でギンギンに冷やし、食事は冬中定番だった鍋を止め、今夜はキャベツと焼き鳥缶・ウィンナー炒めのチーズかけと、カレーピラフのチーズ乗せ。チーズが大活躍。
そうするうちに、皆既月食が始まった。2階の出入り口に腰かけ、ホットウイスキーを片手に月夜を眺める。月が欠け始めると連れて星が輝き始める。完全に隠れると星の輝きが最大に。その後また月が満ちるまでずっと眺めつづけた。風もなく静かでいい夜だった。お蔭で寝たのは10時半頃だったか。
朝は風雨が激しく、安眠を貪る。7時を過ぎて収まってきた。ゆっくり食事して9時に下山開始。曇り空だが、ルートは明瞭。小屋直下が急坂だが腐っているのでワカンに。予想通り3時間で石抱橋に到着した。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する