記録ID: 612752
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積雪期ピークハント/縦走
氷ノ山
燈籠岩尾根&流れ尾2大バリエ in 氷ノ山登頂(^^)/
2015年04月12日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 925m
- 下り
- 914m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●親水公園の上は、増水していましたが渡渉は簡単でした。 ●木地屋前の沢にかかっているアルミ階段が崩壊していましたが、崩壊横の急斜面をキックステップ(アイゼン不要)と、木の枝掴んで登攀?すると思ったよりも簡単に通過できました。 ●燈籠尾根に取り付くのには、テープや指標など一切ありません。沢の1本目は、スノーブリッジを渡るか?渡渉か?を判断しなければなりません。2本目は、簡単に渡渉ができました。尾根の取りつきまでのルーファイが難しいです。 ●燈籠岩尾根は、急登です。12本アイゼンとピッケルが必要です。 ●燈籠岩を超えたら、積雪期は左の急斜面雪渓を登ります。無雪期では上がれません。無雪期は岩の右のブッシュを漕ぐか、岩場を登攀するかです。 ●無雪期では、燈籠岩からは猛烈な曲がり竹のブッシュで、山頂まで行くのはかなりの藪漕ぎと体力を消耗します。また、周りが見えませんので難しいルーファイを強いられます。 ●急斜面の雪渓をクリアすると、この時期はブッシュは雪の下に埋まっていますので山頂まで比較的楽に上がれます。 ●厳冬期は雪崩発生の危険と雪庇踏み抜き滑落事故が多いので「登山禁止」となっている「流れ尾」ですが、この時期も雪庇は残っています。数か所ダガーポジションのクライムダウンが必要ですが、燈籠岩尾根ほど面倒ではありません。但し、ここの下降は、必ずピッケルと出刃の付いた10本以上のアイゼンが無ければ、やめておくべきだと思います。 ●流れ尾は、途中で90°右手に曲がらなけばなりませんが、それに気づかず下降をし続けると危ないです。(私も気付かず、ダラダラと降りてしまいました) 右手にリフト小屋が見えましたので、それを目指して谷を挟んで登り返す失態をやらかしてしまいました。実は、ココが厳冬期は大きな雪崩が発生する地点です。 ●スキーリフト最上小屋からは、結構な斜度のトラバースが有ります。アイゼンを外してしまっていましたので、慎重にキックステップで降りました。 ●スキー場上部では雪がかなり残っていますし、斜度がありますのでグリセードが楽しめました(^^)/。(しかし・・・筋肉痛の原因になります)(笑) ※両尾根コースはバリエーションルートです。一般的ではありません |
その他周辺情報 | まんどの湯 天女の湯など 日帰り温泉施設有 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
サブザック
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ・ストック・補助ロープ20m
|
---|
感想
念願の燈籠岩尾根から山頂、そして下山は流れ尾と、氷ノ山を代表する両バリルートを走破できたので 良い誕生日になりました(^^♪(笑)
特に燈籠岩から上部は、秋に根曲がり竹の猛烈ブッシュで1320m地点で敗退しましたので、この次期(残雪の下で根曲がり竹が埋もれる)を狙っていました。
氷ノ山を登るには、この二つのルートが最短です。しかし、アイゼンの出刃を積極的に打ち込んでの急斜面を登りますので、ふくらはぎがもう筋肉痛です(/ω\)
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Jyunntarouさんのようにバリエーションルートは登っていないかも?ですが、この時期でも、それなりにはクライマーが、やはり登ってるんですね。流れ尾の雪疵は、見ただけでも、かなり危険そうに感じます。無事に降りられて良かったですね。(^-^)v
Jyunntarouさん、お誕生日おめでとうございま~す(^-^) バースデーケーキのロウソクの数が少ないように感じますが‥‥‥‥‥‥何回目のお誕生日でしょうか?‥‥‥‥‥‥‥‥‥余計な事は聞くなって?‥‥‥‥‥‥‥そうですね。深追いするのは止めておきますね。(^-^)
スキー場下部でトイレをしないように鹿君達にお願いしたいですね。(;・∀・)
rinaさん こんばんは(^^)/
はい、駐車場に着くと4台の車がもうありました。準備しているとまた1台がやってきました。除雪も済んで皆さん待ち望んで居たのではないのでしょうか?山頂小屋ではBCさん2名、登山者さん3名くらいです。一人は地元の方で、常連さんでした。「いきなり消えたのですが、何処を登ってたんですか?」と尋ねられ、「あっ、燈籠岩尾根です。」と答えるとびっくりしておられました。地元でもこの尾根はバリエ中のバリエみたいです。特に燈籠岩からが厳しいのをよくご存じでした。「下山は東尾根ですか?」と聞かれたので「…流れ尾です…」と答えると、更に驚いて「そういう登山も 楽しそうですね…」と少し興味を持たれた様子でした。
結構、4人で会話が弾みました。昨年は和歌山県のパーティーのお1人が滑落され命を落とされたと聞きました。
流れ尾は足跡がありましたが、燈籠岩尾根は全く誰も踏み込んでいなかったです。静寂の世界でした。後、流れ尾最上部の急斜面でロープワークしながら雪練しているパーティも居ました。
ケーキのローソクですが辺りを見回しても枝が落ちていなくて(笑)
すっかり若返ったローソクの数でした(^^)/(爆)えへへ( ^^) _U~~
jyunntarouさん、こんにちは。
麓は春、氷ノ山まだ冬の名残りもあって、二つの季節混在してるんですねぇ。流石、西日本の豪雪地です。
あっ、happy birthday・・、・・でも、ロウソク(もどき)、かなり足りんよ!?
DCTさん こんばんは(^^)/
はい、でも今頃が一番雪も締って登りやすいかな?っと思います。厳冬期は「ラッセルとホワイトアウトに雪崩…」ですから、そう思えば、楽ちんな季節かな?と思いますよ。
ロウソクは、周りに枝が見当たらず…でも、燈籠岩のデカいのがローソクと思えば勘定は合いますかねぇ(爆)
麓は桜満開 上は氷と雪…関西ではココだけすかね。大峰の方が標高は高いですが、やはり氷ノ山雪の量は、半端やないですね。あっ、北隣の扇ノ山はもっと豪雪ですね。まだまだ真っ白でしたよ。
凄い、積雪期にとうろう岩尾根を登れるとは・・・。
toracyanさん コメントありがとうございました。
toracyanさんは、6月のとうろう岩尾根を登られているのですね(+o+)
あの猛烈曲がり竹ブッシュを 山頂まで・・・
私は、昨年の秋に標高1320m辺りでブッシュに阻まれ、途中懸垂下降しながら降りてきました。
今回は、とうろう岩の左の急斜面をピッケルとアイゼンを打ち込んで登りましたが、雪が締っていて高度感はありますが、突破は秋よりもマシでした。
ただ、滑落しますとあの急斜面では止まらないだろうな?と思いました。
しかし、あの猛烈ブッシュが雪ノ下にありますので、思ったよりも早く登頂できました。
とうろう岩コースは静かで歴史も感じられ とても良いコースだと思いました。
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