九州ツーリングハイク2015【開聞岳/屋久島宮之浦岳/霧島韓国岳/阿蘇高岳/祖母山/九重山】
- GPS
- --:--
- 距離
- ---km
- 登り
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- 下り
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コースタイム
- 山行
- 1:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:00
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 14:00
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 6:00
- 合計
- 11:00
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:00
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 6:00
- 合計
- 16:00
- 山行
- 13:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 13:00
- 山行
- 10:00
- 休憩
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- 合計
- 10:00
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- 11:00
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- 合計
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- 山行
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- 山行
- 11:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:00
- 山行
- 10:00
- 休憩
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- 合計
- 10:00
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:00
自転車は漕いでいます。
この計画は百名山一筆書きに挑戦した田中陽希氏の計画を参考にして作成した。
天候 | 行動した10日間、雨は降らず悪路もなく、心身装備に故障もなく、幸運に恵まれ計画を完遂することができた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船 飛行機 自転車
海路はフェリー。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
各山のレベルは難しくなく初心者でも登れるだろうが、すべての山をめぐるためのセルフマネジメント能力が必要。 |
その他周辺情報 | ツーリングマップルを参照 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ1
長袖アンダー1
半袖アンダー1
ソフトシェル1
タイツ1
長ズボン1
半ズボン1
靴下3
自転車グローブ1
防寒ダウン1
雨具1式
着替え2
トレラン靴1
ザック(屋久島でのみレンタル)1
トレランザック1
昼ご飯
行動食
調理用食材
ハイドレーション
ジェットボイル
スプーン
ライター
耳栓
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シュラフ
自転車ヘルメット
ロードバイク
パンク修理キット
パニアケース
ツーリングマップル
小説
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感想
3/19
18日までは富山県にいた。夜遅くまで飲む。翌朝、JRを乗り継いで関西国際空港へ。LCCのピーチを予約していた。荷物は全て機内持ち込みにするつもりだったが、ナイフは持ち込めなかったのでナイフのためだけに2000円払う。鹿児島空港からバスで鹿児島市内へ、暖かい。あらかじめ送っておいたチャリと感動の再会。チャリを組み立てて装備を整えて寝る。猫の鳴き声がうるさい。
3/20
計画では屋久島行きのフェリーに乗るつもりだったが、屋久島は1日待つ方が天候が良さそうなので先に開聞岳に登ることにする。フェリー乗り場に不要な荷物を預けて一路開聞岳へ。海沿いの道は狭くて危なっかしい。とにかく、フェリーに間に合わせるため遅れることはできない。焦らずも、息を切らさずに漕ぎ続ける。登山口までの登りはきっついがなんとか漕ぎ切った。登山口で装備をチャリから山仕様に切り替える。開聞岳の登山道はぐるりと時計回りに一周している。森林帯を抜けると海が見えるのだ。標高1000以下の小さな山だがアミューズメントに富んでいる。ピークからの景色は、なかった。とぼとぼとトレランスタイルで下山する。下山後、コンビニで地元の名物っぽい何かを買って食べた。さて、フェリー乗り場に戻ろうか。と、思ったがチャリのキャリアがガタついている。ネジが緩んでしまったようである。このままではまずいとネジを扱う店を探したら地元の工務店で何とかなった。今後のことも考え、予備を多めに買っておいた。フェリー出発時刻には30分前くらいについて何とか。快適な船旅ではなかったがよく眠った。
3/21
朝8時頃に屋久島に上陸する。素晴らしいところだ。天気が持ちそうなのとこれから登山しても中途半端な時間なので今日はツーリングデイとする。不要な荷物を土産物屋のロッカーに詰め込み、間違えてチャリグローブまで詰め込み、300円払ってまで取り出したくなかったので素手で島一周することにする。東海岸は走りやすいし景色が良くって最高。快適に風を切って走る。ちょうど半周して時間があれば寄ってみようと思っていた平内海中温泉に行ってみる。オーシャンビューの開放感抜群の温泉だ。西海岸は急勾配の山道になる。走りにくいが、ここではヤクシカやヤクザルがたむろしている。なんとなく癒されるが、疲労もたまりあまり時間もない。写真撮って一周して帰ってくる。屋久島はでかかった。利尻の比じゃない。くたくたになって食料買い出してから、土産物屋に戻った。明日使う40Lのザックを1泊2日で貸りて、テンパり眠る。星3。明日は早い。
3/22
さぁ、憧れの屋久島宮之浦岳に行こう!まずは林道を600m一気に登る。朝一で寒いが、すぐに熱くなる。全然前に進めず時間を食ってしまう。登山口に着くまでに抜かされた車30台くらいか?登山道で追い抜いてやるからな。装備を切り替えてイザ。縄文杉までは非常によく道が整備されていて良い。山の中は原始的な景色を楽しんでいる気になる。でも、植生を見ると鹿の食害圧が高いことがわかる。自然遺産としてどのように管理が行われているのだろうか、気になる。縄文杉は人がいっぱいいてなんだかな、という感じでした。ここでゆっくり時間を過ごすことはできなさそうだ。予定の小屋まであと500mのところでハンガーノックに襲われてしまう。パワーを出しすぎたようだ。一呼吸ついて、ゆっくり歩を進める。(これ以降は、徐々に体がツーリングハイク仕様になってきていたのだろう、体調はすこぶる良かった。)へろへろと小屋についてビールを一気に飲む。うめぇ。ナイトハイクしようと計画していた自分を愚かだと罵った。前日にツーリングして、体力的な判断ができるようになっていたのが良かったのだろう。幸い、人は少なく小屋の中で泊まることができた。テント持ってこなくても良かった。結果オーライ。明日は、山頂からご来光を見るために早めに寝る。隣の人の寝息がミサイルのようだった。
3/23
4時にデパ。サブザ装備で楽勝か、と思いきや朝一の冷え込みで所々氷結している。転んだら、怪我しそうな感じ。要所要所で慎重に歩かざるをえず時間を食う。そして寒い。帰りたくもなったが、後1時間で日の出だ。この絶景を九州最高峰で見ないわけにはいかない。森林限界を超えるとそこは別世界だった。植物相が大きく変わり、笹群落が優先している。深いグリーンで彩られた峰は自然の厳しさと美しさを教えてくれる。まぁ、とりあえず山頂ついてじっと待つ。いいカメラ持って来ればよかった。朝焼けを撮るなら、ここからじゃなくて永田岳の方が良いと思う。あまりいい写真は撮れなかったが、フェリーは昼に出てしまうので早く降りよう。長居は無用だ。下りは、氷が溶けていてそんなに問題はなかった。小屋についてひと段落。ここからの道は走りやすい。トレラン用のシューズでカモシカのように走りながら下る。ツアー登山者を避けながら、スタコラと下山。ミサイルのおじさんに忘れ物を返したりして登山口へは余裕を持って降りれた。しかし、ここからの道が恐いこと。ブレーキ全開で一気に降りる。対向車が来る恐怖。試される勇気。迫る時間。安全第一で、無事下山。これがツーリングハイクの醍醐味でして、トレイルコースが終わった後の林道を楽しめるかどうかまでで、その山の楽しさが決まるんですよね。屋久島のこのコースは危険なのでイマイチ。ザックを返して、お土産を北海道に送り、鹿児島行きのフェリーに乗船。シャワーを浴びたけど、くそ熱かった。広島から来た大学生2人組と仲良くなった。こっちのフェリーは、行きのフェリーと比べ大きくて快適でそして安い。九州の資本主義はどこかおかしいと思った。鹿児島の適当な公園でテント張って寝た。星4。
3/24
前日に、霧島の火山警戒レベルが上がったようだ。昨年の御嶽山のこともありどうしようか迷った。結局、高千穂峰をカットして韓国岳をチャリのヘルメットを持って登ることにした。それで死んでも自己責任というやつだ。だが、その前のえびの高原までが核心だった。これまでの道とは違い山岳コースになってしまう。正直歩いた方が早いかもしれない。でも、行くしか。泣きたくなりながら狭くて急な道を足をつりそうになりながらも漕いで行く。登山口に着いたらアタックギリギリの時間だった。正直迷ったが、疲労感が清涼感に変わるのを感じアタックを決行する。霧島連山。火の国日本の象徴だ。手塚治虫の火の鳥1巻を読んでから是非来て欲しい。さすがに疲れがたまっていたので大浪池はカットした。山頂からの絶壁感はタマヒュンした。えびの高原に降りて、温泉に入り、湯冷めないようにキャンプ。星5。夜空が綺麗で静かだった。寒かったけど。
3/25
旅は折り返しになる。ここまで順調すぎて笑顔が止まらない。だが、この日はちょっと心折られる。えびの高原から人吉市市街地に一気に降りねばならないが、ガクブルの寒さである。下り坂は体全然使わないし、風常に受けるし、ハンドルから両手の熱は奪われるし。一気に消耗した。辛すぎる。なんとか人吉の市街地に降りて一休み。何度もお世話になっているコンビニで休憩。キャンプ場を探すが、峠まで登らなければならないことが発覚。休息なんてできなかった。キャンプ場は星1。途中で、熊本名物のイチゴの路上販売を百円で買う。うまい。
3/26
今日もヒルクライマー。椎葉村の峠越えはやってられない。何度も息を切らしながら峠道を進み続ける。昨日から見ていた市房山は200名山だということは後から知ったのだが、一目で登りたくなるような素敵な山姿だった。正味、開聞岳より良いのではないだろうか。椎葉の村で蕎麦でも食べようかと思ったが時間がかかりそうなのでひたすら漕ぐことにする。五ヶ瀬を越えて、阿蘇の外輪を詰めるのは結構しんどい。ラストヒルを登りきり、一気に下る。風の音が気持ちいい。阿蘇山のビックな山体が真正面に見えると、ツーリングハイクの勝利を確信すると同時に、この旅の終わりが見えてくるようで切なさも感じた。阿蘇山は、東にそびえる根子岳の方がカッコ良いなと思う。全くもって快適なテン場だった。星4。なんとなく、寂しさを紛らわすため、まどマギの映画三部作を今日から1日ごとに見ることにする。わけがわからないよ。
3/27
阿蘇山アタック。最近警戒レベルが上がったので中岳には行かず高岳まで。ロープウェイの跡が生々しい。火山とともに生きる街は、日常の中に山が常にそこにありながらも、噴火の恐怖を隣に感じつつ暮らしているのだろう。ガレたトレイルを詰めて頂上に立つ。九州のど真ん中にいる気分だ。この先目指す祖母山と九重山が見える。下山は結構慎重に。登山口には常に監視員がいて、入山者の数をしっかり把握しているようだ。シェルターの中に入れておいたチャリに乗り換え下山。この道はグッド!楽しいヒルライドだった。ここから祖母山方面に向かう。阿蘇の外輪に登るのはしんどい。でも、その途中にあった蕎麦屋でちょいと高級なお蕎麦をいただき元気になる。外輪に乗り上げ、いざ、阿蘇山のビックスロープを下る。阿蘇山の山の大きさをここで感じたのだ。20〜30分ほどだったろうか、全くペダルを漕ぐこともなくトップスピードで一直線の道を下っていく。どこまでもどこまでも止まらないのだ。スキーで滑っても、この感動はなかなか味わえないのではないだろうか。阿蘇山は是非ともチャリで登って欲しい山である。さて、翌日登る祖母山だが、ロードの距離短縮のため当初の予定登山道ではなく別の登山道を使うことにした。竹田市の方に出てから、南下し登山口前のキャンプ場を使おうと考えていたのだが、この界隈のロードがアップダウンが激しいことこの上なく、疲労が一気にたまる。時間も食ってしまい暗くなってきたため、集落の中にあるレクリエーション施設のあそぼ学舎に泊まらせていただいた。ありがとうございます。こんなの絶対おかしいよ。
3/28
祖母山アタック。荷物はデポさせてもらう。祖母山はピークを踏むだけなら、百名山としては物足りない。でもまあ、山頂の景色は悪くなかった。昨日登った阿蘇山が黒々しい煙を上げていて、迫力が増している。九重山はどしっと構えている。飽きたのでそそくさと下山。来た道を戻る。地図を持ってなかったので、ちょいと不安になったので、携帯のGPSに頼ることもあった。地図がないと、自分は結構方向音痴なのですよね。下りのチャリはそこそこ楽しめた。あそぼ学舎に戻り写真を渡す。HPにアップしてくれた。一路、最後の九重山を目指す。最後の峰がどんどん迫ってくる。自然と、体の力が抜けてくるようだが、油断はできない。九重山を眺められる国道沿いのキャンプ場がCS。静かで、アクセス楽々、星4。雨の予報だったので、フライもしっかり張った。体調も万全。私が裂けちゃう。
3/29
いざ、九重山。デパは雨にあたるもほとんど気にならない感じ、登山口つく頃には晴れる。トイレ横にチャリデポして行ってきます。尾根をガンガン登っていく。日曜日ということもあって、子供連れの登山者もいっぱいいた。追い越し追い越し。最高点、久住山にはあっという間でした。物足りない感があるので、お鉢巡りすることに。ぐるっと時計回りに歩く。祖母山とは違い、火山地形がむき出しでかっちょいい。やはり、大雪山の好きな私は火山派なのだろう。小池が美しい。ぐるっとしたら一気に下山。膝が悪くなりそうだ。温泉は無視してまっすぐ福岡に向かう。天候に恵まれて、予備日を使うことなく無事に帰れそうである。暗くなる頃に、日田市の公園でCS。桜が綺麗に咲いている。星3。長い旅もようやく終わります。
3/30
最終日。まっすぐ国道を進むだけ。どこか寄り道してこうかとも考えたが、気が向かなかったので空港に着いてしまった。夕方の便に切り替えて札幌に帰ることにする。余った時間でスーパー銭湯で汗を流し、福岡市内の激盛りで有名なカツカレーをいただく。痩せた体が油で満たされる。チャリを解体して飛行機に乗り無事に我が家に帰った。
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