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Yamareco

記録ID: 627852
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

常念岳ー蝶ヶ岳  快晴・絶景・春満喫

2015年05月01日(金) ~ 2015年05月02日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
16.4km
登り
2,308m
下り
2,311m

コースタイム

5/1 5:15三俣登山口手前駐車場―5:35三俣―8:05尾根筋―10:25石室―12:10常念岳(軽食)―13:30常念乗越テン場(−設営、散歩等)
5/2 5:05テン場―6:20常念岳―9:50蝶槍―11:00蝶ヶ岳(軽食)−11:25下山開始―13:00まめうち平―13:45力水―14:05三俣―14:20駐車場
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三俣手前の駐車場から
コース状況/
危険箇所等
蝶ヶ岳下の標高約2300m前後はやや急なので、下山時スリップ注意です。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
出発
2015年05月01日 05:15撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 5:15
出発
三俣 係員さん、ご苦労様です。
2015年05月01日 05:32撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 5:32
三俣 係員さん、ご苦労様です。
三俣分岐点、右側の常念岳へ。
2015年05月01日 05:35撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 5:35
三俣分岐点、右側の常念岳へ。
やっと日が射してきた。
2015年05月01日 06:10撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 6:10
やっと日が射してきた。
傾斜が少し急に。
2015年05月01日 07:09撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 7:09
傾斜が少し急に。
雪も徐々に。
2015年05月01日 07:09撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 7:09
雪も徐々に。
尾根筋に出た!看板は読めないが、矢印があるので三俣と?
2015年05月01日 08:04撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 8:04
尾根筋に出た!看板は読めないが、矢印があるので三俣と?
引いてみると、こんな。
2015年05月01日 08:04撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 8:04
引いてみると、こんな。
第1目標の前常念岳が見えた
2015年05月01日 08:23撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 8:23
第1目標の前常念岳が見えた
しばし雪道
2015年05月01日 08:55撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 8:55
しばし雪道
アルミ梯子から夏道へ
2015年05月01日 09:00撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 9:00
アルミ梯子から夏道へ
明日歩く蝶ヶ岳への稜線が見えてきた
2015年05月01日 09:00撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 9:00
明日歩く蝶ヶ岳への稜線が見えてきた
いよいよ穂高のお出まし
2015年05月01日 09:16撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 9:16
いよいよ穂高のお出まし
蝶槍と、蝶ヶ岳ヒュッテも見える
2015年05月01日 09:16撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/1 9:16
蝶槍と、蝶ヶ岳ヒュッテも見える
気持ちの良い岩稜歩きが続く
2015年05月01日 09:58撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 9:58
気持ちの良い岩稜歩きが続く
前・奥・北穂高
2015年05月01日 09:58撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 9:58
前・奥・北穂高
更によく見えてきた
2015年05月01日 10:22撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/1 10:22
更によく見えてきた
蝶槍の右奥は乗鞍?
2015年05月01日 10:22撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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5/1 10:22
蝶槍の右奥は乗鞍?
石室
2015年05月01日 10:23撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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5/1 10:23
石室
確かに8人位寝れそう。
2015年05月01日 10:24撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 10:24
確かに8人位寝れそう。
さて、先へ進むか。
2015年05月01日 10:25撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 10:25
さて、先へ進むか。
横通岳が見えてきた。
2015年05月01日 10:39撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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5/1 10:39
横通岳が見えてきた。
一ノ沢、スキーに良さそう。
2015年05月01日 10:48撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 10:48
一ノ沢、スキーに良さそう。
あれっ、前常念岳ってどこだったっけ?
2015年05月01日 10:57撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 10:57
あれっ、前常念岳ってどこだったっけ?
白馬岳方面
2015年05月01日 10:57撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 10:57
白馬岳方面
常念岳付近は少し急で、雪道?
2015年05月01日 11:41撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 11:41
常念岳付近は少し急で、雪道?
槍が見えた!
2015年05月01日 11:55撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 11:55
槍が見えた!
横通岳から大天井岳
2015年05月01日 11:55撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 11:55
横通岳から大天井岳
常念岳山頂
目前には槍から穂高への稜線
2015年05月01日 12:11撮影 by  DSC-HX10V, SONY
3
5/1 12:11
常念岳山頂
目前には槍から穂高への稜線
柄沢カールが写真だとわからないのが残念
2015年05月01日 12:11撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 12:11
柄沢カールが写真だとわからないのが残念
槍〜穂高
2015年05月01日 12:11撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/1 12:11
槍〜穂高
北の方はどれがどの山やら
2015年05月01日 12:11撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 12:11
北の方はどれがどの山やら
大天井岳と槍の中間は水晶岳のようだ
2015年05月01日 12:11撮影 by  DSC-HX10V, SONY
3
5/1 12:11
大天井岳と槍の中間は水晶岳のようだ
剱岳と立山
2015年05月01日 12:29撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/1 12:29
剱岳と立山
剱の右は針ノ木岳か・・・
2015年05月01日 12:29撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/1 12:29
剱の右は針ノ木岳か・・・
槍のアップ
2015年05月01日 12:30撮影 by  DSC-HX10V, SONY
3
5/1 12:30
槍のアップ
槍〜穂高
2015年05月01日 12:30撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 12:30
槍〜穂高
槍〜キレット
2015年05月01日 12:30撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 12:30
槍〜キレット
穂高、屏風岩もけっこうデカイ。
2015年05月01日 12:31撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 12:31
穂高、屏風岩もけっこうデカイ。
御嶽山と乗鞍岳
2015年05月01日 12:31撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 12:31
御嶽山と乗鞍岳
採っていただきました(^_^.)
2015年05月01日 12:33撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4
5/1 12:33
採っていただきました(^_^.)
常念乗越のテン場・・・雪はなさそう(^O^)
2015年05月01日 12:52撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 12:52
常念乗越のテン場・・・雪はなさそう(^O^)
まずは受付を
2015年05月01日 13:30撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 13:30
まずは受付を
完成!
2015年05月01日 14:23撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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5/1 14:23
完成!
テン場付近から
2015年05月01日 14:29撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 14:29
テン場付近から
槍ズームアップ
2015年05月01日 14:32撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/1 14:32
槍ズームアップ
キレット
2015年05月01日 14:32撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 14:32
キレット
常念岳 森林限界は2750m付近か。
2015年05月01日 14:49撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 14:49
常念岳 森林限界は2750m付近か。
夕日が(>_<)
2015年05月01日 17:24撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 17:24
夕日が(>_<)
標識、今頃気づく
2015年05月01日 17:27撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 17:27
標識、今頃気づく
第2テン場 こちらもガラガラ 今日はのんびりだね。
2015年05月01日 17:29撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/1 17:29
第2テン場 こちらもガラガラ 今日はのんびりだね。
横通岳取付きから。奥穂も見えるね。
2015年05月01日 17:32撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 17:32
横通岳取付きから。奥穂も見えるね。
乗越と常念岳
2015年05月01日 17:32撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 17:32
乗越と常念岳
日が沈んできた
2015年05月01日 18:27撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 18:27
日が沈んできた
まだいい天気だ
2015年05月01日 18:27撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 18:27
まだいい天気だ
日の入り直前(>_<)
2015年05月01日 18:31撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/1 18:31
日の入り直前(>_<)
東側には月、手持ちでもぶれずに月のクレータまで見えるんだ。
2015年05月01日 18:32撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/1 18:32
東側には月、手持ちでもぶれずに月のクレータまで見えるんだ。
お・や・す・み
2015年05月01日 18:32撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4
5/1 18:32
お・や・す・み
おはよー、流石に標高が高いと日の出も早いね。
2015年05月02日 05:05撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/2 5:05
おはよー、流石に標高が高いと日の出も早いね。
モルゲンロート 
2015年05月02日 05:06撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 5:06
モルゲンロート 
常念岳山頂から北側 右手には新潟県の火打・妙高もみえる
2015年05月02日 06:17撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/2 6:17
常念岳山頂から北側 右手には新潟県の火打・妙高もみえる
大天井岳の右手は立山と剱岳が!
2015年05月02日 06:18撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/2 6:18
大天井岳の右手は立山と剱岳が!
水晶岳〜槍
2015年05月02日 06:18撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/2 6:18
水晶岳〜槍
槍〜キレット
2015年05月02日 06:18撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 6:18
槍〜キレット
槍アップ
2015年05月02日 06:18撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/2 6:18
槍アップ
穂高 今日は屏風岩がよく見える
2015年05月02日 06:19撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 6:19
穂高 今日は屏風岩がよく見える
御嶽山 あれっ、噴煙が上がってない!
2015年05月02日 06:19撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 6:19
御嶽山 あれっ、噴煙が上がってない!
中央アルプス
2015年05月02日 06:19撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 6:19
中央アルプス
南アルプス 右側のとんがったのが北岳か。
2015年05月02日 06:19撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 6:19
南アルプス 右側のとんがったのが北岳か。
その左側にはうっすらと富士山。肉眼ではまだらの雪模様も見えるんだが。更に左側は八ヶ岳。
2015年05月02日 06:20撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 6:20
その左側にはうっすらと富士山。肉眼ではまだらの雪模様も見えるんだが。更に左側は八ヶ岳。
蝶ヶ岳へ向かって下山中。
2015年05月02日 06:36撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 6:36
蝶ヶ岳へ向かって下山中。
ほぼ降りて鞍部手前
2015年05月02日 07:35撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/2 7:35
ほぼ降りて鞍部手前
この辺からはキレットが真正面
2015年05月02日 07:35撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 7:35
この辺からはキレットが真正面
いよいよ雪面始まり(^_^)v
2015年05月02日 08:00撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 8:00
いよいよ雪面始まり(^_^)v
蝶槍直下まで、雪面らしい
2015年05月02日 08:35撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 8:35
蝶槍直下まで、雪面らしい
蝶槍に来た。 常念岳を振り返る
2015年05月02日 09:51撮影 by  DSC-HX10V, SONY
3
5/2 9:51
蝶槍に来た。 常念岳を振り返る
ここからは北鎌と東鎌の両方が見えるんだね。
2015年05月02日 09:52撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/2 9:52
ここからは北鎌と東鎌の両方が見えるんだね。
槍〜キレット
2015年05月02日 09:52撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/2 9:52
槍〜キレット
穂高連邦
2015年05月02日 09:53撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/2 9:53
穂高連邦
少しアップ
2015年05月02日 09:53撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/2 9:53
少しアップ
蝶ヶ岳へのなだらかな散歩道
2015年05月02日 09:53撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/2 9:53
蝶ヶ岳へのなだらかな散歩道
蝶ヶ岳から 穂高
2015年05月02日 10:58撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/2 10:58
蝶ヶ岳から 穂高
北穂〜槍
2015年05月02日 10:58撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/2 10:58
北穂〜槍
ヒュッテ
2015年05月02日 11:17撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 11:17
ヒュッテ
蝶ヶ岳山頂
2015年05月02日 11:24撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/2 11:24
蝶ヶ岳山頂
蝶ヶ岳山頂から
2015年05月02日 11:24撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 11:24
蝶ヶ岳山頂から
まめうち平
2015年05月02日 13:01撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 13:01
まめうち平
ゴジラ のような木
2015年05月02日 13:39撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/2 13:39
ゴジラ のような木
キクザキイチゲ
2015年05月02日 13:44撮影 by  DSC-HX10V, SONY
1
5/2 13:44
キクザキイチゲ
力水
2015年05月02日 13:47撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 13:47
力水
キクザキイチゲ
2015年05月02日 13:49撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 13:49
キクザキイチゲ
せせらぎ
2015年05月02日 13:53撮影 by  DSC-HX10V, SONY
2
5/2 13:53
せせらぎ
三俣に着いた!
2015年05月02日 14:04撮影 by  DSC-HX10V, SONY
5/2 14:04
三俣に着いた!

装備

個人装備
ヘッドランプ 予備電池 レインウェアー ガイド地図 コンパス 筆記具 保険証 飲料 ティッシュ ザックカバー バンドエイド タオル 携帯電話 計画書 防寒着 ストック 水筒 時計 非常食 アイゼン(10本爪) ピッケル クマよけ鈴 虫よけスプレー スパッツ 食料 ガスコンロ ツェルト ファーストエイドキット カメラ
備考 枕を忘れ、寝心地がイマイチでした。

感想

春山に一通り慣れたので、北アルプスのあまりリスクの高くない春山にと前から検討していた。
前日夕方、駐車場は半分以上空いていて良かった。ここから正面に見える山は後で調べてみるとどうも蝶槍らしい。
5/1 快晴
出発直後は重い荷物が堪える。考えてみるとテン泊の春山なのでいままでで一番装備が多いから当然だ。
登山口では係員の方が登山届の提出をチェックされていた。ご苦労様。
三俣から尾根筋にでる中間付近までは雪はほとんどなかった。
その先は夏道とは無関係につけられた数日前トレースが多数あったが、雪解けにより少し藪漕ぎとなった。ようやくペースが掴めてきた。
尾根筋に出ると一安心。暫くは傾斜の緩い散歩道だ。当面目指す前常念が見てきた。暫くは雪面が続き、アイゼンは無くても支障なかったが、歩きやすいので着けて進んだ。
アルミ梯子からは岩稜帯の夏道になった。景色が良くなってきて、明日歩く常念から蝶ヶ岳への稜線がよく見える。
前常念への中間点付近にちょうど休憩に良い広いスペースがあった。いよいよ穂高が見えてきた。蝶ヶ岳のヒュッテも見えている。いい天気で、しかも見通しもかなりいい。
石室に着いた。昨日あずみの公園内の石室展示室を見ていたので中をのぞいてみた。確かに8人位泊まれそうだ。ただ今は補修が追いつかず窓は破れ、扉は空いたままだ。
直ぐに横通岳が見えてきた。この先は若干残雪はあったが、傾斜が緩やかでアイゼンは不要だった。この日、常念乗越からの出会いまでにすれ違ったのはわずか4人で北アルプスとは思えない静かなハイキングだ。乗越小屋は見えたら山頂は近い。こちらから山頂をみるとほとんど雪が着いていてアイゼンが必要かと心配したが、すれ違った方にお聞きすると、夏道で不要とのことで安心した。
常念岳山頂でも4人だけで、狭い頂上でも思う存分写真撮影し、ゆったりのんびりと昼食できた。
それにしても北には新潟県の火打・妙高、白馬岳〜鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳、剱岳と立山、それからよくわからないけど水晶岳・鷲羽岳、そして大天井岳から槍ヶ岳。なんといっても槍から穂高への稜線は何度見ても飽きない。さらに南には乗鞍岳、そして御嶽山は噴煙を上げている。お昼はコンビニおにぎりだが、朝煎れた紅茶がちょうどマッチして美味しかった。
山頂からテン場は見えない。テントが3シーズン用で雪があるかどうか心配事だったので、時間的には早いがテン場に下りることにした。
良かった。テン場に雪は無く、しかも2か所のうち近い方なのにまだ4幕しかない。なるべく風の少ないハイ松の陰に無事張ることができた。少し中央が凹んでいるが、中に入って寝てみると気にならないようだ。まずは新築祝い(笑)にビール(35缶500円でした)で乾杯だ。テン場の柵に腰掛け、槍ヶ岳を見ながらの一杯は格別である。
時間的には横通岳に行けそうではあったが、疲れているし明日も早いので、ゆっくり休養することに。夕暮れまでときどき外に出て景色の変化を楽しんだり、散歩したりした。水は1ℓ200円とお安かった。
槍穂の背後には徐々に雲が出てきたものの、日暮れまでずっと姿を見せてくれていた。横通岳の取付きまで行ってみると、穂高岳も見える。
日が暮れたら夕食の準備だ。と言ってもウィスキーをいただきながら、ドライフーズのパスタと、具材パックの豚汁とおにぎりなので時間はかからない。が、酒もプラティバスでたっぷり持ってきたのでラジオを聴いたり、取りとめもないことを考えながらまったりと過ごす。

5/2 快晴
4時過ぎに起きるつもりだったが、隣のやつが3時半頃から撤収でうるさいので、ついつい4時前には起きてしまった。朝食はアルファ米の五目御飯と味噌汁。お昼用も含め水筒いっぱいの紅茶を作る。
撤収を終え鞍部に行ってみると、既に日の出はだいぶ前に過ぎていたようで、お日様はだいぶ高いところまで来ていた。周りには一デジのカメラマンが大勢いた。
常念岳にはちょうど1時間で着いた。また見飽きない風景を堪能した。南側には右手から南アルプス、富士山、八ヶ岳がよく見える。富士山は肉眼では縞状の雪模様がよく見えるが小生のコンデジではおぼろにしか映らないのが残念だった。今日もまだ5人でゆったりできた。
いよいよ、蝶ヶ岳に向けてしゅっぱーつ。暫くは岩稜帯を降りていく。
鞍部の手前でアイゼンを着ける。すれ違った方に聞くと、無くても行けるがこの方が楽と。
蝶槍直下まで雪面が続き、爽快な散歩道を楽しめた。この前後で群馬県出身のHさんと暫く同行した。昨日から小生と同じコースを辿っているという。蝶槍では昨日写真を撮っていただいた方が三脚一眼で撮影していた。後で撮っていただいた写真を見てみると、右端は北鎌尾根から北穂まで映っていた。どうやら彼にとっては、奥穂は外しても北鎌尾根は外せないようだ。
絶景の中で、紅茶を飲みながらスナック菓子で軽食した。
ここから蝶ヶ岳までは緩やかな散歩道だ。蝶ヶ岳はけっこう混雑していた。ここからの景色は前穂と屏風岩が眼前に広がり、また格別だ。そういえばずいぶん昔の高校時代、穂高と蝶ヶ岳にきていて、涸沢のごみのひどさにウンザリしたのだった。あのころは日本中がゴミ問題で大変な時代だった。そして全国的にゴミ処分場不足し、そして分別・再利用が進んだのであった。
蝶ヶ岳を下ってみると、次から次へと登山者が登ってきた。百人どころではない。ほとんどテン泊装備は無いようだが、みんなヒュッテに泊まれるかと心配ではあった。
やはり斜度40°近くのトラバース地点では立ち止まって準備?をしているパーティーがいくつかあった。なるべく登りの方の邪魔をしない様別ルートにするか、登り用のトレースを崩さない様踵でキックバックして降りた。クラストはしていないので滑落の危険はほとんど無い。
まめうち平でアイゼンを外し、後は膝を痛めない様ゆっくりと下山した。
沢に降りると、一年で一番水量が多い時期なので、苔むした石の沢にもたっぷり水が流れていて、雪解けのせせらぎに命の躍動を感じる。そして辺りにはキクザキイチゲが広がっている。そうこうして散歩を満喫していると登山口に着いていた。
駐車場は満車で、路上にも17台、少し下の駐車場も満車だった。1日違うだけでこんなに違うんだね。
帰り道、延命の水を2ℓ持ち帰った。一回飲むと数日位は寿命が延びるかもしれない。

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 甲信越 [2日]
蝶ケ岳〜蝶槍往復
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
蝶ヶ岳(三股往復)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
常念岳−蝶ヶ岳(三股登山口)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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