立山滑走
- GPS
- 27:51
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,240m
- 下り
- 1,261m
コースタイム
11/24 5:00 起床-7:00 出発-7:30 雷鳥荘前滑降-8:45 真砂岳取付き-11:00 富士の折立前のコル(休憩、弱層テスト)-11:30 滑降開始-11:50 登り返し-12:30 真砂岳山頂-15:00 雷鳥荘-17:00 室堂山荘
11/25 6:30 起床-7:30 出発-8:20 1本目-8:50 登り返し-9:30 2本目-10:00 登り返し-10:40 3本目-11:20 登り返し-12:00 室堂山荘-14:30 扇沢駅
天候 | 11/23 曇り 11/24 曇り時々晴れ 11/25 どピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
11/23 扇沢駅[8:30]-トロリーバス(15分)-徒歩(15分)-ケーブルカー(5分)-ロープウェイ(7分)-トロリーバス(7分)-室堂駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
交通費について 扇沢駅⇔室堂駅 通常往復\8,800- →お客様感謝キャンペーンのクーポンで\7,050- 手荷物券 扇沢-黒部ダム \200-, 黒部ダム-室堂 \400- 宿泊について 室堂山荘 一泊 \8,900- お風呂有り(シャンプー・ボディソープも、部屋にはタオルもあり) 帰りの温泉 薬師の湯 \600 → JAF会員証で-100円 |
ファイル |
非公開
6284.xls
計画書
(更新時刻:2012/11/15 13:58) |
写真
感想
本チャンBCデビュー戦@立山、行ってきました。
初心者パーティがあるかなーと思って気楽に参加表明したものの
フタを開けてみると「あれ?なんか猛者ばっかりじゃない?」
雷鳥平のゲレンデで、BCのサワリに触れられればいいかなーとか思っていたのに
滑走予定ルートを聞いて「あれ?なんかガチじゃない???」
ビビって本気で参加辞退を考えたけれど、「楽しく滑ることが目的だから!」と
優しい言葉をかけていただき、参加することにしました。
以下、山行の感想です。
●とにかくハイテク。
(1)スマホを駆使してネットプリント
アルペンルートの割引券をGETするために、
ごっちんさんがスマホを駆使してコンビニで印刷。
ネットのPDFそのままじゃ容量が大きすぎてネットプリントできなかったので
画像変換したりとアプリを駆使。ハイテク!
(2)ヘルメットカメラ
ごっちんさんもうっちーさんもヘルメットカメラを装備。
かなり臨場感のある映像を撮影することが可能に。
しかもそのカメラ、スマホと連携して使用。ビバハイテク!!
(3)山にPC
ごっちんさんPC持参。
撮影した動画を吸い出してみんなで鑑賞。
帰り道までずっと楽しい!!ブラボーハイテク!!!
●意外とマジメ。
初日はとにかく雪上訓練。
滑りたくてモジモジウズウズする猛者たち、必死に自制してマジメに訓練。
メニューはこちら↓
・弱層テスト
ショベルコンプレッションテスト
ハンドテスト
結晶観察
・ゾンデーレン捜索
・捜索シミュレーション
しっかりがっつり学ばせていだたきました。
実はうっちーさんのこと「てれんぱれん(ごっちん方言)」な人だと思っていましたが
とても丁寧に教えていただき、またCLとしての行動中にも慎重かつ頼りになる一面を垣間見ました。
ヘンなイメージ持っててごめんなさい。
訓練内容の詳細は、長くなるので最後に記載します。
●ひたすら楽しい。
お酒は、ビール・日本酒・ワイン赤白・梅酒を持参。
つまみも、ジビエ(野生鳥獣肉)を筆頭にチーズやら肉やらカワキモノやら豊富。
部屋が個室なので、夕食後はずーっと宴会。
何しゃべってたっけ?くだらないこと話しながらだらだら飲んでた気がする。
ちなみに、独断と偏見による、今回のメンバーイメージ↓
・うっちーさん
→テキトーな発言、唯我独尊、奔放キャラ。に見えつつ、いざという時はスパッと判断を下すリーダー気質。
・ごっちんさん
→ワガママな弟たちをたしなめる兄キャラ。と思いきや、タイミングが違うだけで暴走しそうな一面も。。
・れお
→おバカな発言、天衣無縫、基本的にぼけキャラ。でも実は一番のしっかり者だったカモ。。。
濃ゆいメンバーで楽しめました。
●マジ気持ちいい!
青い空、白い山。一面の銀世界。
ノートラックの斜面にシュプールを刻む…。
みんな興奮でハァハァしてました。
わたしは緊張でビクビクしてましたけど。
本当に、みんな滑るのが好きなんだなぁ〜というカンジ。
滑るコース取りをイメージして、もう待ちきれない!!と猛者たちはウズウズしてました。
わたしはというと、
「え、ここからドロップするのか…急じゃね?」
「ゲレンデでいつもどう滑っていたかも思い出せない…」
「ちゃんと滑れるかなぁ。。。」
とドキドキしっぱなし。ややテンション低め。
考えてみれば、不整地の広い一面バーンを滑ったことってないからなぁ。
でも滑り始めて、斜度や雪面の状態がわかってくると気持ちがノッてきて、気分爽快!!
もっと滑りた〜い!!という気に。
これは麻薬ですな。
もっと滑りも練習しないとイカン。雪崩についても勉強しなくちゃなぁ。
やりたいこと多すぎて困ります…
*********
最後にトレーニングメニューを記載しておきます。
覚え間違いしてるかもしれないので、指摘してくださいませ。
CLうっちーさんの元、以下メニューをがっつりとやりました。
・弱層テスト
ショベルコンプレッションテスト
ハンドテスト
結晶観察
・ゾンデーレン捜索
・捜索シミュレーション
弱層テストは、よく聞くのでやってみたいと思いつつ機会がなかったので、
今回丁寧に教えてもらえてすごくよかった。
実際に滑る斜面で雪面を80cmほど掘り下げ、左右を切り出し直径がショベル程度の大きさの雪柱を作る。
次に、まだ接合している背面に切り込みを入れて雪柱の周囲が独立した状態にし、
上面をショベルで叩く。
最初は手首、肘、肩とスナップを大きくして叩く力を強くしていく。(各10回)
弱層があるとそこで積雪がずれてきて、雪の断層が飛び出てくる。
その時何回叩いたところか覚えておく。(経験則になる)
その断面をルーペで観察して、結晶がどんな状態かチェック。
ちなみにこの時は「こしまり雪」でした。
その後軽くジャンプテストも。結構、雪の状態しっかりしてました。
次にビーコンを埋めてゾンデでの捜索。
このために、うっちーさんがカモシカバッグいっぱいの発泡スチロールを持ってきてくれました。
かなりかさばるのに…感謝です。
ビーコンの受信、そこそこの確度で場所がわかるのですが、困ったのは
「ゾンデでつついても、イマイチ感触がわからない。。」
「当たった!これだ!!」と思っても地面だったり、硬い雪の層だったり、枝?だったり。
(硬すぎるので「いや違うな…」という結論になる)
なかなか難しいです。
最後は捜索シミュレーション。
仮定条件のもとで、遭難者の捜索トレをしました。
雪崩を目撃
消失点を確認(目を離さない)
自分とパーティの安全を確認、2次雪崩の発生はなさそうか
遭難者のパーティがいれば雪崩に巻き込まれた人数を確認
リーダーを決定、捜索班と救助要請(連絡)係に分かれる。ビーコンを受信に切り替え。
連絡係は救助を要請。
捜索班は消失点から横に10m間隔に並んでビーコンで捜索。(自分の荷物は背負ったまま)
1mまで絞れたらクロスサーチでポイントを探す。
埋没ポイントを絞り込んだら、1m四方をゾンデで捜索。
発見したらスコップで掘る。発見ポイントの周囲を優しく素早く掘りまくる。(ガツガツやると遭難者が痛い)
3人だったので、1人が中央で掘り進め、2人は左右で溜まった雪を除去する。
中央で掘るメンバーが疲れたらどんどん交代。疲れる前に交代。(ラッセルと一緒?)
まず遭難者の顔を出して呼吸を確保。
周囲を掘り出して体を出す。無理に引っ張り出さない。(低体温症になっていたらショック症状を起こす)
谷側を掘ってツェルトなどを敷き、その上に優しく横たえてくるむ。
これを15分以内にやる。
うっちーさんのビーコンを埋めていたので
「うっちーさん!しっかりして!!」と叫びながら探して掘った。
しかし…15分ってめちゃくちゃ短い。。。
今回はなんとか時間内に救助(うっちーさんに見立てた発泡スチロールを)できたけど
実際はもっと流された距離も長いだろうし、難しいんだろうなぁ…
実感、「雪崩に巻き込まれたら終わり」。
巻き込まれないために細心の注意を払うべし。
滑落停止と一緒ですよね。
とても勉強になりました。ありがとうございました!
山ガール、山ボーイ憧れの11月の立山に行ってきました。
もう・・・最っっっ高でした!
白い山、青い空、冷たい空気、輝く太陽、赤いワイン、
うまい肉、熱い風呂、金色の生ビール!
もう・・・もう・・・ほんと言うことなし!
しかし!この感動を伝えなければ!やっぱり書かねばぁ〜!
ということで、HPブログの方に書き込みました。
コメント
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誰ですかね?すごくカッコイイ!!
スーパースターれお様です。
わたしが撮影してたのですが
あまりの華麗な滑りに目が眩んで見失ってしまい、
いちばんいい場面を撮りそこねたらしいっすw
さすがスーパースターですね。華麗な滑り。
たしかに、一瞬消えたシーンがあったけどそれですか。
すげぇ〜 こんな世界があるんですね
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