大朝日岳
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- GPS
- 15:01
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 2,694m
- 下り
- 2,687m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 9:21
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車スペースも除雪済み。 トイレはありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪が少なく半分夏道です。 到る所にクラックがあります。 |
その他周辺情報 | 大井沢温泉¥300 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ロールペーパー
携帯
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
シェラフ
|
---|---|
備考 | 日焼けします |
感想
古寺鉱泉は夜中に到着した時点で車10台くらいすでに停まってました。
夜明けにスタート。古寺鉱泉建物に行くまでの川沿いの道は雪で埋まって、川に向かって下りていく斜面のトラバース。川は雪解け水で轟々と流れています。
先行した人たちがいたので何も考えずに足跡をたどっていくと道を間違えたことに気づきました。雪が薄くて夏道を探さないとヤブ漕ぎです。少し戻って再スタート。雪で登り口が隠れていて沢沿いに登ってしまいました。
改めて登り始め。ザラメの斜面を登っていきます。所々地面が覗いてますが雪も残っていて尾根筋まで真っ直ぐ登っていきます。登りきる前辺りから夏道が顔を出します。合体の木を過ぎるまで地面の上を歩きそこから徐々に残雪が増えていきます。稜線の斜度が緩むころには一面の雪。夏道が無いのでハナヌキ峰は一度 頂を踏んで進みます。頂直下に雪庇の名残がありますが特に問題はありません。夏道のように巻いていくのもアリですが登った方が楽そうです。この頃には太陽も高くなってきて汗が噴出してきます。
この先、古寺山頂以外は小朝日まで雪の上を歩きますが東側の雪庇上に大きな亀裂がいくつも走っているので余り気持ちよくはありません。雪庇から遠ざかると雪が薄くなって踏み抜きが多くなるので静かに歩きます。
小朝日の巻き道は完全に雪で覆われているので滑って落ちると登り返しが悔しいので真っ直ぐ山頂へ。雲ひとつ無い快晴で最高の眺めです。鳥原山のほうはまだ豊富に雪が残っているようですが大朝日は思ったほどではありません。
歩き出すと小朝日の下りに雪はありません。細かい浮き石が多いので落とさないように進むのに気を使います。巻き道との分岐では本来の3本の道のほかに南に向かって伸びる踏み跡がありますが、すぐ先が崖になってるので気をつけましょう。
銀玉水までほぼ夏道です。残念ながら銀玉水はまだ出てませんでしたが雪解け状況と気温を考えると近いうちに使えるようになりそうです。
この先大朝日の避難小屋までの急坂には一面に雪が残ってます。基本的にザラメなのですが一部凍結して硬くなっているところがあるので乗らないように気をつけます。凍っているところは色が違うので見ると判りますがうっかり乗るとツルッと行きます。斜面を登りきると再び地面が出てきます。
小屋に着くと管理人さんが表に出ていたので挨拶。水状況を尋ねると当然大朝日周辺は水場は無しとの事。「竜門小屋はジャバジャバ出てたよ」と昨日竜門に泊まった人が教えてくれたのでここでその後の行動決定です。この時すでに水は1.5Lほど無くなってます。ザックを置いて軽くなった水筒を持ち出発。出発前に汚れて無さそうな雪をコッヘルにてんこ盛りにして放置しておきます。気温が高いので帰ってくる頃には水になっているはず。
目指す竜門小屋までの間に中岳と西朝日岳がありますがまだまだ大雪田が残ってます。残雪上を歩きますが気温が上がってきたので雪が緩んで足がザクザク埋まります。砂の上を歩いてるようで思うようにペースが上げられません。一見平らに見えるところでも足が沈むところと硬いところがランダムでなかなか疲れます。
西朝日に上がったところで雪が終わり夏道に。竜門までほぼ雪無し。稜線の東面には雪が残っておりスキーで上り下りしてる人が居る位なので雪の上もいけますがやはり硬い地面が楽です。
竜門小屋に到着するとまさしく話どおり水が滔々と流れています。しかもその水の先においてあるバケツの中にはビールが水流に踊らされてくるくる廻っています。暑さで遣られて喉がカラカラに乾いてる身にはまさに目の毒。よっぽど「一本ください!」と叫びたくなりましたが あれは魅力的でした。何とか落ち着いて水で渇きを癒しここでお昼です。パンを頬張りつつ小屋の前に居た管理人さんに話を伺うと「今年の雪は3m位少ない。ここに座って雪に邪魔されず月山が見える。」と腰掛けたベンチから後ろを振り返って仰ってました。見えている月山も雪が大分少ないようです。半分山肌が見えていました。
お昼を済ませて水を水筒に汲ませてもらい出発。ちなみに2日の夜の宿泊客は10人くらいだったそうです。
大朝日に戻るとコッヘルの中には水がなみなみと溜まっていました。持って帰った重たい水筒を残して今度は大朝日の山頂へ。雪解けが進み半分以上地面が見えてました。また残った雪も下がスカスカになっているので到る所で踏み抜いて歩くのが疲れます。
その夜の宿泊客は17~18人くらい。一泊\1,500です。バイオトイレは一箇所のみ使用可。調理は二階の寝るスペースを使って行います。いっせいにバーナーが焚かれると二階はTシャツ一枚でも暑いくらいですが夜はかなり冷えます。保温ジャケットなどは持っていったほうが間違いないです。夜は寝るまでの間管理人さんも加わって楽しく過ごせるので朝が少しつらくなりそうです。
翌日は天気が崩れる予報のため早めに下山。しかし朝から良い天気です。出発するときにすでにTシャツで寒く無い温度。今日も厳しくなりそうな予感です。
ルートは来た道を帰るだけ。稜線歩きの簡単なコースのはずでしたがハナヌキの分岐で間違えて日暮沢のほうへ進んでしまいました。原因は雪庇に乗らないように西側に寄って歩きやすいところを進んでいるうちに降りる尾根を通り過ぎてしまいました。おかげで夏なら踏むことの無いハナヌキの頂を何回も踏むことができました。
この先も合体の木まで前日とほぼ状況変わらず。ただ合体の木から先、前日残っていた雪がかなり解けており夏道が8割くらい出てきていました。前日見逃した登り口も完全に現れております。
気温がかなり高く日差しもあったため痛いくらい日焼けしました。雪質はザラメで朝晩も凍るほどではないためアイゼンの出番はありませんでした。着けたとしても雪がすぐ切れるので持て余します。この二日間に限って言えばピッケルよりもストックのほうがよさそうです。
僚船にまだ残る雪庇には気をつけましょう。
隣の寝床の者です。
まっすぐいっちゃってすみません。
深夜の携帯着信もすみません(>_<)
行も帰りもトレース使わせてもらいました。
ありがとうございます🎵
こちらこそ楽しいお話いろいろありがとうございます。
夜、少しうるさかったのではないかと思いますが申し訳ありません。
またどこかでご一緒できたらいいですね。
同宿したものでした。当日は初対面の方ばかりでしたが楽しい夜に成りました。楽しい話やためになる話有難うございます。
ただ楽しすぎて飲みすぎと睡眠不足で次の日の下りが大変でした。
chicken_man サンは大丈夫でしたか?まずはソコから鍛え直さなくてはと思ってるところでした。
又どこかで。
あ、古寺登山口まで1時間っておっしゃってた方ですね?
次回はみんなの分の肉をよろしくお願いします(笑)
こちらこそ大変楽しく過ごさせていただきました。
yuufunさんのパワフルな山スタイルに脱帽と憧れを抱きました。
またどこかでみんなで楽しく盛り上がりましょう。
鍛えた成果を是非そこで披露頂きたく・・・(笑
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