丹波BS~サオラ峠~前飛竜~大常木山~竜喰山~将監小屋~西仙波~和名倉山(白石山)~秩父湖BS


- GPS
- 32:00
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,385m
- 下り
- 2,481m
コースタイム
9:47 丹波(たば)BS
10:27 山王峠
11:30-11:48 サオラ峠(サヲウラ峠)
12:25 熊倉山
13:33 岩岳尾根分岐
13:41 前飛竜
14:16-14:37 飛竜権現
15:11 大常木山取付き(大ダワ)
15:55 大常木(おおつねぎ)山
17:15-17:32 荷物デポして少し戻る
18:02 竜喰(りゅうばみ)山
18:38 ビバーク(P.1883)
2日目
6:00 テン泊場発
6:17 将監峠
6:23-6:38 将監小屋
6:46 将監峠
7:08 山ノ神土(かんど)
8:32 西仙波(前仙波)
8:49-8:59 東仙波(奥仙波)
10:30 川又分岐
10:48 二瀬分岐
11:09-11:34 和名倉山(白石山)
11:53 二瀬分岐
12:48-12:57 標高1815m辺り
14:15 造林小屋跡
15:01 反射板跡地
16:32 車道
17:00 秩父湖BS
天候 | 4日 晴れのち曇りのち雨 5日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 秩父湖BS~バス~西武秩父ST |
コース状況/ 危険箇所等 |
GWという事もあり、奥多摩ST前では東京都の山岳救助隊や消防、警察が登山届けの用紙を希望者へ渡し、提出を促しておりました 大常木山、竜喰山の稜線はほぼクマザサの低薮で覆われており、進路は慎重に見極める必要があります 尚、大常木山近辺は岩稜ピークが続き、落ちたら無事では済みませんので、特に慎重に行動しましょう 上記稜線や、緩斜面多数の和名倉山一帯は、野性動物が多数生息しております 特にクマには注意しましょう |
その他周辺情報 | 奥多摩ST前には自販機や商店(営業時間は不明)があります |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
テント
テントマット
|
---|
感想
2015年 第8回
今回もwakanさんと行く、埼玉百名山ハント
多少盛りすぎ感のあるバリューセットなルート設定
昨年、かなり整備されたという和名倉山をテン泊行で狙います!
4日
拝島STでwakanさんと合流
GWという事もあり、ハイカーさんも大挙しての青梅線
電車、バス共に座る為に、計画的な時間を設定
↑これ、とても大事(笑)
御岳山、高水三山で結構減ると思ったが、奥多摩STまで大量に乗車
かなり驚く!
その奥多摩ST前では、山岳レスキューの方たちを中心に、山での安全行動を呼び掛けていました
毎年事故も多発し、実際昼間には救難ヘリが飛んでいましたからね(。>д<)
皆さん、無謀な事はしないようにしましょう
それにしても駅前は凄い人出でした!
増便しまくりの中、誘導は今一つだったかな?と思いましたけどwww
それでも終点の丹波BSに着く頃には、お客も10人を切っていました
雲取山の人気を再確認
準備をして出発
電流柵の間の舗装路を上がり、分岐道標のある取付きへ
結構、通り過ぎそうになる場所なので、見落とさないように注意
各柵はキチンと閉めましょうネ( v^-゜)♪
サオラ峠までの道は眺望も無く、試練の九折急登
覚悟はしていたけど、正直しんどい(笑)
意外と降りてくる方が多かったですね(*・∀・*)ノ
サオラ峠に着いた頃には結構風が強くなっていました
天気は下り坂なので、荒れないと良いなぁ(。´Д⊂)
多少傾斜は緩みますが、上がりっぱなしで熊倉山へ
ここは狭いピーク
降りてくる方々と暫しの談笑
皆様、相当な山屋さんで、楽しかったです(*^-^*)
更に高度を上げて行き、多少景色も見れる場所もありつつ、岩岳尾根分岐地点へ到着
以前、ここの象徴的な木に前飛竜のプレートが付いていましたが、外されていたような気が
実際の前飛竜は少し北
地味なピークの前飛竜を通過し飛竜権現へ到着
大常木の稜線を取るかは、ここに14:30まで着けたらと決めていたので、稜線ルートを決定!
行けるのかな(笑)
1分で行ける禿岩では、抜群の眺望のガスを満喫
真っ白やんかwww
水場を確認し、踏跡と呼べない所から上がってみますが、踏跡は無し
そして、西側は鞍部
これは違うなΣ(´□`;)と、一旦巻き道へ下りました
巻き道を進み、稜線が完全に降りてきたので、再度取付く
しかし、これは再び巻き道の高度まで下ろされます
次の稜線が降りてくる場所から今度こそと取付きます(大ダワ)
入ろうとした瞬間、目の前にニホンジカがキョーンと鳴きながら躍り出てきました
焦るやんか!
北側斜面へ少し逃げたこの子は、そこでコチラへキョーンと鳴き続けます
こちらもキョーン♪と応戦
気心通じたのを確信したので、ようやく稜線へ上がって行きます
アディオス、ニホンジカ!
多少、踏跡あるかと思ってたが、無しに等しいレベル
クマザサで全く見えないや(笑)
バリもソコソコ経験あるので、気にせず進みます
噂通り、大きい岩がゴロゴロ
抜群のセンスと、ノミの心臓の狭間で上がって行きます!
一通りピークを進んだのに、ピーク標見落とした(号泣)
あんな怖い思いしたのに…
でも、怖かったので、もう二度とこの稜線歩かない(確信)
周りはスッカリ真っ白
先が見えないので、ピークが出てくるのかどうかすら確認出来ない中、強風に交じりとうとう雨が・・・(;´Д`)
パラパラ程度なので、雨装備はせずに先を急ぎます
すったもんだの末、竜喰山へ到着
すんごくホッとしました
この先、昭文社地図では破線なので、歩きやすくなるぅ↑↑
えーと、歩きやすくなりませんでした
相変わらずのクマザサもりもり
日暮れも迫り、ガスが白黒く感じるようになってきました
P.1883から西へ80mほど下れば将監峠
高度計からP.1883だと思われる地点に着きましたが、下が全く見えないので、ルートは勿論、小屋の青い屋根なんか見えるはずもなく、この小ピーク北側で風がしのげそうな場所でのビバークを決定
wakanさん、シャリバテでグッタリでしたし、この状況ではやむを得ません
むしろ、もっと手前でビバークするべきでした
私の判断ミスです
テント無しビバーク経験もあるので、テントがあれば鬼に金棒
サクッと張ってテントの中へ
wakanさんのラジオで野性動物を威嚇しつつ晩御飯♪
今回もwakanさんがカツ丼を持ってきてくれました
激ウマ!
肉は元気をくれます(*´ω`*)
割り箸が折れた勢いで弁当を逆さまに落としましたがご愛敬(笑)
気にせず完食(*≧∀≦*)
疲れきっていたので寝袋へ入れば即、睡魔の攻撃に陥落
おやすみなさい♪
5日
夜間、雨風がすんごい感じだったようですが、無事に朝を迎えました
外、さっむ!!!
のんびりと片付けて、下り口を探ります
すると、昨夜は全く見えなかったテープの類いが見えます
そのうちナイトハイクもしようと考え中ですが、やはり明るさって大事
急なササヤブを降りていくと、将監小屋の屋根があっけなく見えてきました(笑)
そんなもんです
雲海の中、富士山を眺めながら将監小屋へ
お水の補給と、おトイレをお借り致しました
ありがとうございました♪
ペーパーいつも備えてますが、おトイレにも付いていたようです
有り難いですネ(о´∀`о)
今日も行程は長いので出発!
仕事で背中がバキバキの中、頑張って歩いたせいか、背中の右の方が常時痛い(´;ω;`)
右手を水平に挙げる事すら出来ない↓
大丈夫だろうか?
とは言いつつ秩父湖目指してレッツらGO
山ノ神土から和名倉方面へと取り、新緑も鮮やかなササヤブ漕ぎで進みます
水場も確認
やがて、今回の楽しみの一つ、抜群の眺望たちが待っていました♪
いやーん、すごーい(///∇///)
ベタだけど、やっぱり富士山て絵になるなぁ♪
比較的歩きやすく、且つ、素敵な景色に癒されながら歩ける、素晴らしい場所です(*^-^*)
この辺りでもニホンジカとキョーン交流
楽しい奴らだ(笑)
少しアルバイトして西仙波へ
その先も開けてて、立ち止まってバカリです(笑)
全く!ちっとも進めないぜ(自分勝手)
軽いコルを経て東仙波
カバアノ頭も綺麗です( ・∇・)
北へと進路を変えて、今度は赤色チャート地帯
飽きさせまへんな!
ただ、背中が痛く、ザックの上げ下ろしにも激痛を伴います
wakanさんはそちら方面を履修済みのマスターなので、所々でマッサージをして貰い、ほぐし方を教わり、何とか踏ん張ります
wakanさん、本当に有難うρ(・・、)
単独だったら、もう一泊コースでした
八百平は雰囲気あって、なかなか素敵な場所
多分、クマもそう思ってるだろうな(笑)と感じるエリアです
テントも張れる場所ありますが、ちと怖いかも・・・(;´Д`)
痛みで元気な時のスピードで歩けなく、昭文社地図ではかなり早く下山予定ではあるが、少し不安感
それでも二瀬分岐まで来るとテンションも上がります!
和名倉山が近付くと、違う世界にでも来たかのような原生林
とても素敵な場所です
平たいピークに着くと、途中何度かお話しさせて頂き、先に行って頂いたご夫婦がちょうど経たれる所
お別れの挨拶をして、休憩させて頂きます(*^.^*)
休んでいるとハイティーンの子たち3人を連れた男性が仁田小屋尾根から上がって来られました
お話しを伺っていると、どうやら仁田小屋の造林小屋の方
和名倉Tシャツ(カッコイイ!)を着たその方は、下りはナシ尾根を使うと話されていました
さすがのチョイス
色々と貴重な和名倉山のお話しを伺えて、とても良い時間を過ごせました♪
Mr.和名倉氏(勝手に命名すみません)とお別れし、二瀬分岐へ戻る途中、今度は恐らく山岳レスキュー関係の方(多分)お二人とすれ違いました
秩父湖に千葉ナンバーの車があるそうで、何か知りませんか?とのお話しでした
とても快活で、山に慣れた感じがカッコ良かったです!
二瀬分岐から少し行くと苔だらけのゾーン
これは一見の価値ありだと思いますq(^-^q)
抜けた場所からはトラバースに入るのですが、踏み跡が上にも下にも錯綜しています
ここはテープを探しましょう
正解ルートは1つです
痩せ気味のトラバース道が結構長く続きます
この先、スズタケのヤブという看板から多少降りて行くと、本当にスズタケの多いエリアになります
昨年、丹念な整備がされたそうで、お陰で進路はハッキリ分かりましたが、以前は相当危険であったと確信出来るエリア
尾根広な上にヤブなので、これはさぞ難しかったハズ
整備に感謝です(*´-`)
造林小屋跡の水場も十分な水量
この先、地図時間以上に掛かるようでしたので、少ない方は要補給です
ここから林道のような森林軌道跡を進みます
西側の稜線及び、登尾沢ノ頭を巻く間、延々とフラットなトラバースが続きます
歩きやすいけど、一向に高度は下がらないので、その先の下りがドンドン嫌になってきます(笑)
いよいよ反射板跡地の道標から一気の下りが開始!
最初の150くらいが体を斜に構えたくなる傾斜
その後も常時下りで、足の指が悲鳴をあげますΣ( ̄ロ ̄lll)
逆に上りも相当大変だろうと…
走って下りたいというwakanさんとは対照的に、半分ゾンビのような足取りで下りて行き、上で出会ったレスキュー風の方にも追い付かれつつ、息も絶え絶え下へ到着
もう高見盛より動きがおかしいですよ、私
吊り橋を渡り、ようやっと車道まで到着
道路脇のスペースで着替えを済まし、いざバス停へ向かいます
お猿さんが結構いましたが、撮らせて貰えませんでした(;・ω・)
ダムを渡り信号右折
少し先が秩父湖バス停
三峯神社からの急行バスは、全員座らせる為乗り口で人数数えていますので、途中からだと座れはしませんが余裕で乗れます
増発もふんだんにしてくれるので、勝負を賭けて次の増発を狙おうかとも思いましたが、無かったら困るので乗車(笑)
お約束の西武秩父でピザ食べ放題を満喫
八高線が動いてない情報にビビりつつ、帰路へ
川越方面の私は大丈夫でした♪
今回は少々ゆとりの無い感じになってしまいました
二瀬尾根も表記より時間が掛かります
多々ある反省点は今後に生かさないと、と思いつつ、素晴らしい景色が見れたし、貴重な経験が出来た今回の山行は、思い出深いものになったかと思います
長文ご覧頂き、ありがとうございました(〃ω〃)
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