涸沢テント泊からの赤沢山登攀(ソロ)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 42.4km
- 登り
- 2,291m
- 下り
- 2,284m
天候 | 3日:晴れ 4日:雨 5日:晴れ 6日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地〜横尾間 積雪なし 横尾〜槍沢 雪が溶けて道が消え、一部不明瞭な部分があります。夜間の行動は慣れないと難しいです。 横尾〜涸沢 下部林道はほぼ雪なし。涸沢カールまでの雪道は早朝以外はアイゼン不要です。 |
写真
感想
GW本番 残雪のアルプスへ!
と意気込んで見たものの、入ってくる情報は穂高稜線にはもう雪がなくて夏道になっているだとか。
先に山に入ったyagyuさんからの情報で今回狙っていた屏風岩2ルンゼの大滝は崩壊しているとの事。
これじゃ雪も氷もダメじゃないか!!
でも、どうやらもう少し標高の高い所に何本か上れそうな滝があるらしいとの事。
ザックの中にアイススクリューも入れて出発。
仕事を終えてそのまま沢渡温泉へぎりぎり日付が変わる前に駐車場へ滑りこむ。(後でこれが失敗で5日分の料金が発生した)
始発の4時40分のバスまで車中泊。
早朝、おもったよりも人も少なく、快適に上高地に到着。
5時20分出発。横尾までの道は雪もなくて涼しいので足が軽い。
7時50分に横尾に到着。
yagyuさんと合流して、一緒に涸沢へ向かって歩く。
途中屏風岩を見上げてメインの滝の落ち口が崩壊している2ルンゼを横目に進む。
雪は朝という事もあってまだ快適だが、これまでの経験の中で一番雪が少ない。
何度か休憩を挟みながら涸沢に到着。
残雪の涸沢カールの景色は雪が少なくとも壮観だ。
気温も高く汗もかいたので、到着してすぐビールにありつく。
美味い。本当に美味い。
yagyuさんが登れそうな滝を教えてくれる。奥穂高直下に確かに滝がある。
でもそこに行くまでの雪渓は明らかに雪崩そう。
相談の結果。夜の内に登ってしまおうという事にして、0時出発を決める。
夕食も適当にまだ賑わうテント場の中に就寝。
0時起床。天候は雨。就寝。
1時半起床。天候は雨。ふて寝。
結局、明け方になって雨が止んだが、雨が降った直後に気温が上がるかもしれない雪に突っ込む事もできずに呆然とする。
だが、何となく雪の斜面を眺めていると少しだけ登って見たくなった。
アイゼンを履いてアックスを2本だけ持ち斜面を登る。
早朝だけあって雨で腐りつつも快適だ。
奥穂高の東に頂上まで続くリッジがあり、既に岩が見えている箇所を目指して進む。
少し登って帰ろうとおもっていたが、目の前に見える岩の段を越えた景色が見たくなった。
岩壁とのシュルンドに注意しつつ、草付を狙って乗り越える。
リッジ状になってまだまだ登れそうだ。引き返そうともおもったが、もう少し登ればトラバースでザイテンのルートに戻れそうな気もするので進む。
結局、奥穂高岳直下の岩壁の手前まで来てしまった。稜線の方向から登山者の声がする。
さすがにこれ以上行くと戻るのに時間がかかり、ようやく黙って登ってきてしまったので心配させてしまっているかもしれないと気づいて引き返し始める。
80度〜70度程度の雪の斜面を降り始める。
アックスはまともに利かないけれどキックステップで固めれば利いてくれる。
一回滑れば下まで止まらないので慎重に降りる。
滑落するとマジで止まらないのは身をもって体験済みだ。あれは中々恐いものだ。
腐った雪でグローブが濡れて痺れ始める。時々叩いたり口に咥えて暖める。
暖めて感覚が戻るのはいいが、直後に痛いのは堪える。
何だかんだで斜面が緩やかになり、ルートに戻ってテントに戻ってきた。
戻って見るとyagyuさんらはもうテントも撤収して待ってくれていた。
大変申し訳ない事をした。
先に出発して貰い、僕も撤収をして下降し始める。
涸沢岳まできてどこの山頂にも立たなかったのは馬鹿みたいだが、ぎりぎり3000m近くまでは登れたのだろうか。
雨が降り始めてきた。
昨日よりも雪は少なくなり、一部夏道にルートが変わっていた。
屏風の2ルンゼは完全に崩壊していて昨日の時点での状態が知れた。
横尾まで到着してyagyuさんらと別れるといよいよ今回の登山が始まる。
人と一緒に行動しているとすっかり気が緩んで山に来ている事を忘れる。
降ったり止んだりの天気にすっかり気が滅入った僕は一緒に下山したい気持ちもあったが、寂しい気持ちを振り切ってババ平を目指す。
雨でザックもぐっしょり濡れて雨蓋にはさんだザイルも水を含んで重い。
雨は本格的に降り続けてもう止む様子はないみたいだ。
僕が山に登ろうと思うと玄関を出た瞬間に土砂降りになったりとか何かと山に試されている気がする。
ババ平には10張程度の人が居て思いのほか賑わっていた。
赤沢山群は相変わらず壮大だ。
ババ平の直ぐ奥に正面壁が見えるが、ガスがかかって壁の全容がよくわからない。
テントを張って中に転がり込んでストーブをつけて乾かすものを乾かす。
でも乾かない。
とりあえず冷えた体は温まった。
そういや少し前の八ヶ岳も雨だったが、それほど寒さを感じなかった。
ファイントラックのドライレイヤーは本当に凄い。
靴の中まで濡れて来ているので頑張って乾かすがどうにもならない。
そこまで気温も下がらないとたかをくくって諦めて飯にする。
飯を食い終える頃には結構いい時間なので、偵察も出来ずに眠りについた。
というより結構ヘロヘロで動く気にならなかった。
翌朝3時半に起きて朝食と準備を進めて4時過ぎに出発。
雪は締まってアイゼンがよく刺さる。これだよこれ。
斜度はそれ程でもないが、夏にはガレ場になっている斜面を登り壁の取り付きに到着した。
後で気づくが、目の前にある斜面のきつい壁は東壁と言って登山体系にもルートが載ってない超マイナー壁だった。
正解はリッジ状になっているピラミットフェイスの左側だった。ババ平からやや左に上がらなければならなかった。
若干記憶にあるルート図と合わない気もするが、近づいてみればこんなものかと進む。
シュルンドを乗り越えて元蘢度のムーブで岩のテラスに上がる。落ちたらシュルンドの中に落っこちるのでそれなりに緊張する。
案の定びしょ濡れで、アイゼンとアックスを使った登攀になりそうだった。
とは言え、本来あるだろうと思われる残置視点も見当たらない。
壁を見上げると草付交じりのルンゼ状の部分なら登れそうな気がした。
草付は岩に薄く乗っているだけなのでアックスは効かないが、だましだまし登り始める。
1段目のルンゼを乗り越えて目の前には確かにフラットソールでなら登れそうなスラブが続いている。相変わらず支点は見当たらない。
明らかにルートを外れているが、そもそも残置支点をなぞってトポ図通りに進むだけのクライミングに飽きてきてここに来たんだ。問題ない。
結局こんな状況でロッククライミングをする技量もないので、草付をなぞるように段々と右側へ流れて行く。
頭上には草付バンドから左のルンゼが頂上まで続いているようで、目の前のスラブを乗り越えればバンドに出れそうなので上がってみる。
正直、この時点ではまだ正面壁を登っているつもりだったので、前情報で草付バンドをトラバースして凹角を登ったという情報を頼りに進んでいただけだったのだ。
しかし上がってみると草付バンドもルンゼ手前で切れていてそこからすっぱりと落ちてしまっている。
こりゃだめだ。困った。
降りるか。という考えがようやく頭に浮かぶ。
ここまでフリーソロでずいぶん無茶をやって上がってきている。
草付を上がっているとは言えほぼ垂直なのは変わらないのだ。適度にバンドがあるので助かっているがここは確かに壁で、一歩間違えれば取付まで一瞬で転がり落ちる。
もう壁を見上げると、草付がやはり弱点として見える。右上にまっすぐ伸びる縦クラックがあった。
あれなら登れるかな。
短い凹角状になっている草付を登り小さな岩小屋に出るとそこを左に進むと、さっき見上げていたクラックにまでやってきた。
だが、クラックというよりはい中途半端な凹角で△状で上に行くに従って細くなっていた。左側面はカンテになっていて、そのままリッジになっているようだった。手数も豊富そうで乗り越えれば登れるかもしれない。
しかし正面にある短いクラックで支点をとって両側の壁で突っ張って登れると判断する。
ここで初めてザイルを出す。ダブルロープ8.2mmの50m軽量化を徹底したので今回はソロシステムを変えて来た。
そもそもザイルを出さないと登れないような壁が出た時点で敗退するつもりだったので、これは下降用で持って来たに過ぎないが、ここまで来たら登りたい。
目の前のクラックに手は届きそうで届かないので足を上げるが、地上から1m程度まではツルツルで足がかりが少ない。足を広げて無理やりアイゼンのポイントを利かせるがかなり危うい。
クラックにジャミングを効かせようと手を突っ込むと、グラっと岩が動いた。
あ、やばい。
動いたが、何とか落ちない。だけれどこれは頑張るとやばい。
あわてず足が安定した場所を探してそれでもクラックに支点がとれないか探る。
動いた岩はクラックを作っている壁から飛び出した岩の下部だけで上の方は何とか壁にくっついている。
ナッツを効かせて見るが何とか岩の角に引っかかっている程度だったので、とりあえずクリップはしたものの不安なので、もう一個ナッツをかましてそれにアブミをかける。
下部は足がかりが結局ないので人工で足を上げる。
逆側のカンテ状になっている岩に足がかりを上げて体を上げる。どうか岩よ剥がれないでくれと祈りながらメインのクラックにカム#3をかけてクリップする。アブミの最上段にまで上がって何とか乗り越える。
上に出ると岩のリッジに出て急に明るく開けていた。
太陽の光がありがたい。薄暗い場所から脱出して気が軽くなる。
快適な緩いスラブを登って下降支点を取る為に再び木々の中に体を突っ込むと立派な松木がありそこに支点を取る。立派過ぎて枝があちこちに引っかかるが何とか支点を取ろうと手を伸ばすと、松木の根元に苔が生えた残置ロープを見つけた。
壁に取り付いて初めて出会う人の気配だ。
しかしこれ何年前のものなんだ。
自前のスリングで下降支点を取ると懸垂下降して取り付きまで戻って登り返す。
再び木の中に体を突っ込んでそれを抜けると再び草付のスラブでそれを越えると、頂上へ続く草付ルンゼへと出た。
木々の隙間から上から光が差し込んで上まで上がって来いと言われているようだった。
ルンゼは途中でスラブに変わったが、右側の壁との隅にクラックが走っていてアイゼンでフットジャム効かせてレイバック気味にクライミングっぽい事をして先へ進む。
そこを抜けると確かに頂上で、これより先に上はなかった。
が、その奥に正面壁のハングとその更に向こう側に奥壁が聳えている。
正面壁へと続くリッジはあるものの、とても渡れそうにもないので、ここが今回の頂上となった。
テントも晴れそうなその頂上にようやく腰を下ろして景色を見渡す。
間違えた壁を登っていた事にはさすがに気づいていたが、正面壁の向うには槍も見え、見下ろせばババ平のテント場や登山道を歩く登山者がゴマ粒のようなサイズで動いている。
なるほど正面壁を見下ろせば前情報で得た情報とリンクしている。
取り付きさえ間違えなければきっと残置支点もあるのだろう。
まぁ、いまさらどうにもならないとアイゼンを外して軽食を取る。
少し休んで頂上にケルンを積むと、装備をザックに入れて下降を開始した。
下降支点は残置ボルトが3本打ってあるが、恐ろしく古い。
錆が安定して硬くなっていていつボキっといくか分らない劣化の仕方をしている。
5〜6本は残置スリングが残してあったが、真新しいものでも色がかろうじて判別できる程度で芯が見えて引っ張ったら簡単に切れた。
全部腐っている。
ここに来た人間は最後は昭和まで遡らなければならないかもしれない。
ハンマーで殴って見ると支点はしっかりしてそうなので、新しく残置ロープを取り付けて下降開始。
降りて見るとちょうどいい所に松木があり、そこにも残置ロープがあった。
もう一度降りると先ほど裏側を登ったリッジにボルトが打ってある。なるほどリッジを登った人が居たのか。怪しい懸垂下降用の支点もあったが無視して自分が登ったルートへ回りこむ。
次の支点を探すが上手い位置に都合よく木が生えているはずもなくうろうろしながら下降を繰り返す。
木が多すぎるリッジの上過ぎるとザイルが引っかかる可能性もあるので、壁に沿って降りていく。
残置用の捨て縄もなくなりつつあったので、途中で直接木にかけて降りて5回も懸垂下降すれば取りつきまで降りてこれた。
朝よりずっと雪も少なくなり露出する部分が増えている。
既に時間も程よくもう一度正面壁の取り付きを確認する気力もなかったのでテントまで戻ってきた。
振り返り見上げると登ってきた壁がただそこにある。
目的としていた赤沢山のピークまでは行けなかったが、今ある自分の技術を全て出し切った気がした。
テントを降りると他のテントは撤収していて1張を残すだけだった。
横尾までの道の後半は夏道となっていて何度か踏み跡を辿ってルートから外れてしまったが、おおむね快適な道で登りよりずっと楽に横尾まで降りてこれた。
横尾は天国のように静かで、夏のキャンプと変わらず外で調理をしてビールを飲んで程よく酔っ払って眠った。
翌日は朝4時半には出発して7時25分の沢渡行のバスに僕一人だけ乗り込む。
沢渡第2駐車場前のお店の露天風呂を独り占めして帰路についた。
そしてファインプレイ的に中央道の渋滞を4km程度で回避し昼過ぎには帰宅した。
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年4回ある大型連休が一つ。一昨年の表銀座や昨年の奥穂南稜、赤岳主稜いずれも残雪があり雪に苦しめられたイメージがありましたが、今年は雪解けも早くて昨年末から楽しみにしていた屏風でのアイスも駄目になりなし崩し的に赤沢山に焦点を合わせる事になりました。
フリークライミングの整備された快適な岩登りも楽しいが、総合力を求められる登山がしたかったのもあって、最近はマイナールートに注目しています。
ソロは人気ルートだと煽られてしまうというのもあり、人気の無い所を選びがちだったのもあって、規模や難易度的にもは赤沢山は絶好の舞台と言えました。
結果的に取り付を間違えるという致命的な凡ミスをかましてルートを間違えるどころか壁を間違えたという事でしたが、結果的には自分で壁を見て弱点を探り、2手3手先をよんでザイルを伸ばすというアルパインクライミングの根本に触れられた気がしました。
この山、本当に情報がなくて登山体系に数ページありますが、その他文献は古い岩と雪を引っ張り出さなければ多分見つからないとおもいます。
しかしながら屏風岩や穂高の岩壁と比べて規模がしょぼいですが、これがアプローチがいい所にあればきっと人気スポットになったに違いないでしょう。
岩は安定した場所を狙っていけば予想よりはしっかりしていました。夏場でも登られているようなので、八ヶ岳のように冬季を狙う程の脆さはないです。
ただ触っている人間が少ないので、良さそうなクラックに手を突っ込めば苔でびっしょり。ハーケンを打てば表面の岩ごと落ちたり。。。
記録がないだけあって東壁は登りきっても中途半端で、理想的なラインは脆い、今後登る人が居るかどうかは知りませんが、それなりに登り応えありました。
たまにはこういう泥臭いクライミング皆さんいかがでしょうか。
ブッシュ漕ぎになるのでお気に入りのウェアでは来ない方がいいです。
今回の装備:
ザック80L イーサー
一人用テント エアライズ1 夏用フライ
テントシート しっかりした奴
ウレタンマット8mmアツ
シュラフ モンベル#3
シュラフカバー イスカ
コッヘル、ガスストーブ
十徳ナイフ
地図 山と高原、2万5千(穂高、槍ヶ岳)、赤沢山概念図
コンパス 冬季対応
非常用ホイッスル
ファーストエイドキット
ヘッドライト
モバイルバッテリー
予備乾電池 使用せず
防水マッチ 使用せず
手帳
サングラス 必須品
日焼け止め 必須品
スタッフバック各種(食料用、衣服用、行動食用)
プラティバス1L テント場用
山専ボトル0.5L 行動用
ナルゲン0.5L 使用しない
行動食4日分
夕食4日分
冬用グローブ1組 もう一組欲しかったくらい
夏用グローブ2組 一組のみ使用
ソフトシェル マムート ultimate hoody
ハードシェルパンツ ノースフェイス スーパーアルパインパンツ
スウェット ユニクロ
メリノウールインナー モンベル 終始着用
冬用インナー上下 ノースフェイス 上のみ2日目に使用
ドライレイヤー上下 ファイントラック 3日目以降は下のみ
レインウェア上下 モンベル 上のみ使用
冬用靴下2組 裏地が起毛タイプと普通の厚手タイプ 雨で濡れたので両方使用
ネオプレーンソックス1組 ノースフェイス 濡れた靴に使った。
※暑かったのでTシャツが欲しかったけど重いし悩む。インナーをTシャツでよかったかも。冬用インナーは殆どビバーク用。
アタックザック25L
一人用ツェルト アライ ピコシェル
ザイルナイフ
ヘルメット BD
ダブルアックス クォーク
アイゼン縦爪デュアルポイント爪は前出し リンクス
ザイル8.2mm*50m マムート
ハーネス+チェストハーネス マムート、マウンテンダックス
コングジジ 使用せず ザイル1本で使用は禁止でも2本ならルベンソより確実
ペツルルベンソ4 下降兼自己確保用
スクリュー4本 BD、ペツル 使用せず
ヌンチャク5組 BDのOZ 何だかんだで使う。
環ビナ6枚 いろいろ
BDストッパー1セット 大きめのを使った。
C3カム#1〜3 #3使用
スリング各種
捨て縄3m 足りなかった。
ナイフブレード3枚、アングル1枚、イボイノシシ1 ナイフブレード1枚残置
合計25kg程度 アタック時は装備含めて5kg程度
kaakakaさんお疲れさまでした。
>そこを抜けると確かに頂上で、これより先に上はなかった
読み終わって、自分の体から緊張が抜けるのが体感出来ちゃったよ。
kaakakaさんのレコを読むだけで、クライミングの領域が自分の中で満足点に達してしまってるから、なかなかギァを買えない。<爆笑
しかし、これだけ楽しめたら、達成感とか満足感とか快感はかなりの物ですね?ちがう?
graveltrekでした
graveltrekさん。コメントありがとうございます。
危なっかしいレコで恐縮です。
まともな山岳小説に比べるまでもなく拙い文章ですが、少しくらいは臨場感得られて頂けていれば幸いです。
狙っていた頂上ではなかったので達成感は微妙ですが、満足はしています。
やっぱりある程度出し切って登った所からの景色はジーンと来るものがありますよね。
graveltrekさんがワンランク上のルート行こうと思うとクライミングギア必要になってくるんじゃないですか?行きたいルートに合せて買い揃えていくので十分かと思います。
はじめまして。 Boulder05と申します。
約30年前に赤沢山正面壁を登ったことがありますが、ここに「東壁」なんてないですよ。
ここは山の地形・構成からして槍沢に面した壁、すなわち西面または南面がメインで、東面が岩壁になってるのは針峰のフランケだけです。
でも、貴殿の写真を拝見するとフランケではありませんね。
間違って取付いたのは、針峰P轡献А璽疋襪留κ匹隼廚い泙后
写真14で「東壁」と言ってるのが后A1のジェードル・ルートで、
写真18で「リッジ」と言ってるのが后A1の右カンテ・ルートでしょう。
なお、正面壁には、写真20の上部に写っている「正面壁」と、写真22の右側に写っている「針峰槍沢側正面壁」があります。
「南壁」と言ったり、ただの「正面壁」と言ったり、混乱しまくりです。
もう一度、登山大系の槍ヶ岳・穂高岳編をよくご覧下さい。
Boulder05さん。はじめまして。
ご指摘、情報ありがとうございます。
ネットで見つけた概念図を見ながら記録を書いていたのですが、どうやら根本的に間違えているようです。登山大系を読んでみても今一ピンと来ていなかったので、Boulfer05さんの指摘で段々とわかってきました。
ちっとも参考にならなかった概念図はまったく別の壁の概念図でした。
東壁とは南壁からルンゼを巻いていった場所にどうやらあるらしいですが。
ババ平に対する壁の中央にあるリッジを突き上げた先が針峰P3なのでしょうか?
登山大系見直して記録書き直します。
返答ありがとうございます。
もしかして、概念図を持たずに赤沢山に行ったんですか?
そして帰ってきてからは別の壁の概念図を見て記録を書いたのですか?
スミマセンが、かなり大笑いできますね。
でも、事故らず幸いです。
今、ヤフーで「赤沢山 クライミング」と入れて検索したら、結構記録がヒットしました。ただし、ちら見しても、文字と写真だけか、あっても写真にラインをいれたものくらいで、概念図やルート図とかは見当たりません。
いずれにしても、『登山大系』1980年発行をよく見て下さい。
70年代半ばに『岩と雪』で地域研究として発表したのをベースにして、渡辺幸夫氏(ヤル・クライマーズ・クラブのリーダー)が執筆したもので、現在でもこれ以外に赤沢山の壁の概念を知る良い資料はない筈です。
自分でも笑っちゃいますねどんだけ適当なのかと。
検索結果で参考にする方もいるでしょうから間違った名称で記録を書いた事を反省しています。
登山体系はプレミアがついててうん万の値がついていますので、原本は中々手に入りません。ですがコピーした画像データを頂いて確認してみました。
今回取り付いたのは針峰P轡献А璽疋襯襦璽箸亮萇佞ら右上し、中盤に右カンテルートの側面を通って最後P群蕊瑤魯献А璽疋襯襦璽箸北瓩辰討たといった所で合っていますでしょうか?
1980年発行の登山体系というと何版か存在するのでしょうか?
過去の岩と雪の連載から再編したものが登山体系とすると、岩と雪のバックナンバーを漁っても登山体系以上の情報は出にくいですか?
30年前というと80年代中盤ですが当時の赤沢山は今ほどマイナーでは無かったのですか?
当時のメインルートや人気ルートなどあれば教えて頂きたいです。
未知の未登壁単独登攀・・・・「武勇談」ですね。
私は針峰の諸ルートは登ってないので詳細はわかりません。貴殿の写真からの推測です。
Amazon等を見ると、1997年に復刊とありますが、私のは1980〜82年に全10巻出版となってます。復刊に際して訂正表くらいは入れたでしょうが、改訂・増補はないと思います。写真が異なるので、装丁は変えたようです。
『岩と雪』は持ってないので比較できませんが、同じ人が数年後に再執筆した『登山大系』の方が情報がさらに整備されていると考えられます。
『体系』ではなく『大系』です。
赤沢山はそれなりのスケールがあり、アプローチも下降も楽なのに、どういう訳か昔からマイナーです。
この壁を見た人は普通は槍沢側正面壁か正面壁を登ると思います。
ご返信ありがとうございます。
なるほど、当時からマイナーなエリアなのですね。
やはり同じアプローチの手間を費やせば前穂、手前に屏風があればわざわざ取り付く人も少ないですかね。ピークも地味ですし。
微妙な岩場だとは思いますが、また行って見ようと思います。
色々お教えいだきましてありがとうございました。
しかしながら、kaakakaさんに一言。
山行記録を拝見すると、まだ初級レベルのルートを10本くらいしか登ってないのに、赤沢山の壁を単独とはやり過ぎです。
越沢をまともに登れてないのに、今回のようにPDS(計画・実践・検証)がいい加減なまま、結果オーライの失敗を歪曲した「偽の成功体験」に酔ってると、遠からずカタストロフィーに見舞われますよ。
本番をアドバイスしてくれる人はいないのですか?
越沢で敗退。痛い所を指摘されて返す言葉もございません。怪我からの復帰一発目にあの雰囲気はちょっと敷居が高かった苦い記憶です。
単独で登っている以上、赤沢山でなくとも滝谷にしろ一ノ倉でも同様の批判があって当然であると思います。実際今回のルートの難易度から言えば南稜以下のルートでした。
何を言われても言い返せません。批判は甘んじて受け入れ、次回に繋げる所存です。
師匠は現在募集中です。
貴重なレコをありがとうございます。
また拝見いたします。
takahashisunさん。はじめまして。
コメントありがとうございます。
下記コメントのやり取りがあるように、名称等かなり怪しい記録となっております。そこの所、どうぞご留意を…
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