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Yamareco

記録ID: 642508
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

ホテイラン・ツクモグサで開幕 / 花の八ヶ岳

2015年05月20日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
15.1km
登り
1,453m
下り
1,448m

コースタイム

日帰り
山行
8:55
休憩
0:50
合計
9:45
5:30
140
7:50
8:00
50
8:50
45
9:35
10:00
100
11:40
20
12:00
30
12:30
15
12:45
13:00
60
14:00
75
15:15
05:30 赤岳山荘(駐車場)発。(標高約1690m)
(南沢ルート:途中ホテイラン撮影約10分)
07:50 行者小屋(休憩10分)−08:00(標高約2350m)
(地蔵尾根道経由)
09:00 地蔵の頭(標高約2710m)
09:35 赤岳山頂(標高2899m) 以上赤岳登り所要4時間05分(標高差約1210m)
(休憩・散策約25分)
10:00 赤岳山頂発
(ツクモグサ探索)
11:30 三叉峰(標高2825m)
12:00 横岳奥ノ院着(標高2829m?)
12:45 硫黄岳山頂(休憩・軽食15分) 以上稜線歩き所要2時間45分
13:00 硫黄岳山頂発(標高2760m)
14:00 赤岳鉱泉(標高約2215m)
(北沢ルート)
15:15 赤岳山荘駐車場着 以上硫黄岳下山所要2時間15分
  合計所要時間9時間45分 (歩行距離約15.1km)
天候 天気/ 快晴(AM5)〜晴れ(PM0-3)
気温/ 6℃(AM5;出発時)〜8℃(AM9;尾根上)
風 / 下部では無風 。稜線で時々風速10mほどの強風
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道小淵沢IC下りて八ヶ岳高原ラインを清里方面へ走る。約2km先「大平(おおだいら)」交差点を左折し、富士見方面へ。
通称「鉢巻道路」を美濃戸方面へ向かい、小淵沢ICから約20分で美濃戸口。
そこからダート道を約10分で赤岳山荘駐車場。
ダート道は車底の低い車はつらい。普通車なら慎重に運転すれば行けないことはない、という程度(^^)。
[ルート図(Mapion)]
http://bit.ly/1QOHHJE

[駐車場]
赤岳山荘駐車場を利用。一日1000円。早朝のため、料金は帰着後に後払いとなった。
50mほど手前の「やまのこ村」駐車場も同じく1000円で利用可。
美濃戸山荘駐車場は宿泊者専用のため日帰り利用は不可。

--[参考タイム]----------------------------------------------------------------------
04:30 双葉SA(スマートIC)発
(中央道=約30km)
04:50 小淵沢IC出
(一般道=約15km)
05:10 美濃戸口
(ダート道=約3km)
05:20 赤岳山荘駐車場着
コース状況/
危険箇所等
[地蔵尾根道]
樹林の中で一部かなりな残雪。チェーンスパイクが有効。上部ではまったく雪は無し。

[稜線]
尾根から鉾岳のトラバースに下りる所は日陰で凍結。足がかりが無く下りにくい。慎重に。

[赤岩の頭〜赤岳鉱泉]
登山道のあちらこちらに倒木。また道が一部どろどろ。樹林の中は残雪も多い。
その他周辺情報 [駐車場]
今回は赤岳山荘駐車場を利用。一日1000円。
50mほど手前の「やまのこ村」駐車場も同じく1000円で利用可。
美濃戸山荘駐車場は宿泊者専用のため日帰り利用は不可。

[最終コンビニ]
小淵沢IC出て小海線ガードをくぐった後すぐ右側にセブンイレブン。その先300mほど左側にローソン。

[日帰り入浴]
八峯苑鹿の湯(600円)
http://happoen.jp/hotspa/higaeri.html
スパティオ小淵沢『延命の湯』(820円)
http://www.spatio.jp/hotspring/index.html

[ツクモグサ]
キンポウゲ科オキナグサ属の多年草。
北海道以外では白馬岳と八ヶ岳の横岳にしか咲かない。
山草愛好家の城数馬が八ヶ岳で発見し、父の名の九十九にちなんで命名したのだとか。

[写真]
下の写真のうち主なものは地図上に撮影ポイントが落としてあります。
なお、写真は巾1600pxありますので、各写真クリック(巾800px)よりも「スライドショーで見る」か「元サイズ」をクリックして頂いた方が大画像になります。
朝の赤岳山荘駐車場。
正面は阿弥陀岳。山頂だけ朝日が当たっている。
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朝の赤岳山荘駐車場。
正面は阿弥陀岳。山頂だけ朝日が当たっている。
南沢に入ってすぐのところにホテイランの自生地。
這いつくばって渾身の撮影で、結局このピン甘写真だけ。
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南沢に入ってすぐのところにホテイランの自生地。
這いつくばって渾身の撮影で、結局このピン甘写真だけ。
南沢の中程に祠があった。
ここは「中ノ行者小屋」があった場所だそうな。
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南沢の中程に祠があった。
ここは「中ノ行者小屋」があった場所だそうな。
標高を上げていくと寒さも厳しい。
沢の水も日陰ではこの通り、凍っている。
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標高を上げていくと寒さも厳しい。
沢の水も日陰ではこの通り、凍っている。
霜が降りたのか、植物の葉が白くなっていた。
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霜が降りたのか、植物の葉が白くなっていた。
行者小屋に到着。小屋はまだ閉鎖中。
平日だが数人の登山者あり。
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行者小屋に到着。小屋はまだ閉鎖中。
平日だが数人の登山者あり。
地蔵尾根を登りながら振り返ると阿弥陀岳が美しい。
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地蔵尾根を登りながら振り返ると阿弥陀岳が美しい。
岩場に咲いていたのはコメバツガザクラ。
峰の松目をバックに。
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岩場に咲いていたのはコメバツガザクラ。
峰の松目をバックに。
地蔵尾根の途中におわすお地蔵様。
こんな景色を眺めている。
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地蔵尾根の途中におわすお地蔵様。
こんな景色を眺めている。
右側に赤岳と天望荘が見えてきた。
6
右側に赤岳と天望荘が見えてきた。
左は横岳。日ノ岳か。
手前に二十三夜峰が屹立している。
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左は横岳。日ノ岳か。
手前に二十三夜峰が屹立している。
さらに赤岳と天望荘が大きくなる。
6
さらに赤岳と天望荘が大きくなる。
地蔵尾根のてっぺんに座っているお地蔵様。
6
地蔵尾根のてっぺんに座っているお地蔵様。
天望荘の脇を歩いて赤岳に向かう。
天望荘はまるで風力発電所みたいだ。
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天望荘の脇を歩いて赤岳に向かう。
天望荘はまるで風力発電所みたいだ。
岩場にイワヒバリが行き来していた。
人を怖れないで随分接近する。
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岩場にイワヒバリが行き来していた。
人を怖れないで随分接近する。
赤岳北峰の頂上山荘に到着。
山開きを控えて、まだ営業準備中。
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赤岳北峰の頂上山荘に到着。
山開きを控えて、まだ営業準備中。
北峰から南峰を望む。やはり数人の登山者。
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北峰から南峰を望む。やはり数人の登山者。
南峰に向かいながら阿弥陀岳を望む。
手前のハイマツからイワヒバリが出てきた。
8
南峰に向かいながら阿弥陀岳を望む。
手前のハイマツからイワヒバリが出てきた。
赤嶽神社の正面からきちんと参拝。
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赤嶽神社の正面からきちんと参拝。
南の方には権現岳とギボシ。
その奥には甲斐駒など南アルプスの山々が霞んでいる。
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南の方には権現岳とギボシ。
その奥には甲斐駒など南アルプスの山々が霞んでいる。
岩場に張り付くように咲いていたのは、葉っぱの形からしてミヤマキンバイだね。
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岩場に張り付くように咲いていたのは、葉っぱの形からしてミヤマキンバイだね。
山頂標の「赤岳」の文字はすっかり壊れてしまった。
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山頂標の「赤岳」の文字はすっかり壊れてしまった。
山頂の一等三角点から北八ヶ岳方面を望む。
硫黄岳の先には天狗岳や蓼科山まで。
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山頂の一等三角点から北八ヶ岳方面を望む。
硫黄岳の先には天狗岳や蓼科山まで。
頂上山荘の前に三角点標石みたいなのがあるんだが、こりゃ何だろう?
8
頂上山荘の前に三角点標石みたいなのがあるんだが、こりゃ何だろう?
これから向かう横岳・硫黄岳方面を見る。
天望荘ははるかに眼下だ。
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これから向かう横岳・硫黄岳方面を見る。
天望荘ははるかに眼下だ。
二十三夜峰の手前にこんな石碑が・・・。
「白天宮 有賀村博純講」とあるようだ。
4
二十三夜峰の手前にこんな石碑が・・・。
「白天宮 有賀村博純講」とあるようだ。
ヘリが荷物を運んで何度も往復していた。
小屋開けを控えた天望荘のものらしい。
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ヘリが荷物を運んで何度も往復していた。
小屋開けを控えた天望荘のものらしい。
二十三夜峰脇でハシゴを登る。
4
二十三夜峰脇でハシゴを登る。
その岩峰の脇には「二十三夜 中道村」の石碑。
ここで月見をしたら絶景だろうな。
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その岩峰の脇には「二十三夜 中道村」の石碑。
ここで月見をしたら絶景だろうな。
ちょっと上から二十三夜峰を見返す。
なんとも不思議な岩だ。
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ちょっと上から二十三夜峰を見返す。
なんとも不思議な岩だ。
さらに進むとまたもや石碑。
こっちのは「因陀羅(いんだら?)童子」と読める。
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さらに進むとまたもや石碑。
こっちのは「因陀羅(いんだら?)童子」と読める。
鉾岳の山頂に登ってみたら、こんな石碑が。
「愛染明王」と。
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鉾岳の山頂に登ってみたら、こんな石碑が。
「愛染明王」と。
鉾岳のトラバースを越えてツクモグサ発見。
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鉾岳のトラバースを越えてツクモグサ発見。
阿弥陀岳を眺めるように咲いている。
9
阿弥陀岳を眺めるように咲いている。
細かい毛に覆われていて鳥の雛のよう。
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細かい毛に覆われていて鳥の雛のよう。
これはきれいに咲きそろっている。
岩陰の日だまりな場所。
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これはきれいに咲きそろっている。
岩陰の日だまりな場所。
峰の松目をバックに5人兄弟?(^^)
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峰の松目をバックに5人兄弟?(^^)
三叉峰から奥の院、台座の頭を望む。
4
三叉峰から奥の院、台座の頭を望む。
奥の院では山頂標と景色を入れて撮ろうとすると、こんなトホホな光景に。
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奥の院では山頂標と景色を入れて撮ろうとすると、こんなトホホな光景に。
山頂の一番端に行けば、こう見えるんだが・・・。
赤岳の右には権現とギボシが顔を出している。
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山頂の一番端に行けば、こう見えるんだが・・・。
赤岳の右には権現とギボシが顔を出している。
台座の頭に向かいながら奥の院を振り返る。
こっちの面はすごい断崖だ。
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台座の頭に向かいながら奥の院を振り返る。
こっちの面はすごい断崖だ。
「カニの横ばい」という鎖場。
冬は難所だが、いまはもう何ともない。
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「カニの横ばい」という鎖場。
冬は難所だが、いまはもう何ともない。
台座の頭をトラバースしながら振り返る。
一面の赤い砂利が荒涼たる景色。
手前の岩はこの冬に落ちてきたのか?
4
台座の頭をトラバースしながら振り返る。
一面の赤い砂利が荒涼たる景色。
手前の岩はこの冬に落ちてきたのか?
カーブを曲がると突然に硫黄岳山荘が見える。
硫黄岳に続くのびやかな登山道が美しい。
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カーブを曲がると突然に硫黄岳山荘が見える。
硫黄岳に続くのびやかな登山道が美しい。
硫黄岳には、こんなケルンに導かれて登る。
ガレた登り道がジンワリ脚にキツい・・・。
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硫黄岳には、こんなケルンに導かれて登る。
ガレた登り道がジンワリ脚にキツい・・・。
硫黄岳山頂に到着。15mくらいの風が吹いている。
爆裂火口。ここ落ちたら一気に本沢温泉までいけそうだな・・・。
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硫黄岳山頂に到着。15mくらいの風が吹いている。
爆裂火口。ここ落ちたら一気に本沢温泉までいけそうだな・・・。
山頂には多くの人がいたが、一瞬のスキに誰もいなくなった。
みな、風に吹かれて這々の体で去っていく。
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山頂には多くの人がいたが、一瞬のスキに誰もいなくなった。
みな、風に吹かれて這々の体で去っていく。
赤岩の頭に向かいながら硫黄岳を振り返る。
こちら側はまた違う表情だ。
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赤岩の頭に向かいながら硫黄岳を振り返る。
こちら側はまた違う表情だ。
赤岩の頭には斜面に雪がたくさん残っている。
南は横岳から阿弥陀まで一望。
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赤岩の頭には斜面に雪がたくさん残っている。
南は横岳から阿弥陀まで一望。
赤岩の頭から一時間ほどで赤岳鉱泉に着いた。
小屋越しに赤岳を見上げる。
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赤岩の頭から一時間ほどで赤岳鉱泉に着いた。
小屋越しに赤岳を見上げる。
アイスキャンディーも解体中。
正面には奥の院と大同心の岩壁がりりしい。
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アイスキャンディーも解体中。
正面には奥の院と大同心の岩壁がりりしい。
北沢に流れ込む小さな沢は真っ赤だった。
「赤岳の砂」?いやいや「鉱泉の成分」のせいだろう。
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北沢に流れ込む小さな沢は真っ赤だった。
「赤岳の砂」?いやいや「鉱泉の成分」のせいだろう。

感想

去年は見逃してしまったツクモグサを今年はぜひ、と横岳を目指して登ることにしました。
そういえば、同じ時期に南沢でホテイランが見られるはず、ということで美濃戸から南沢ルートをたどることに。さらについでに赤岳の「赤嶽神社」もきちんと正面から参拝してみたいとあれこれ思いつきます。
これなら普通は文三郎道で赤岳に向かえばいいのですが、なぜか久しぶりに地蔵の頭から登りたい気がして変なコースになりました。

南沢ルートに入ってすぐにホテイランを発見。怪しげなピンク紫ですが、小さくてほとんど気がつかれずにひっそりと生えているようです。しかし保護ロープの先なので写真が撮りにくいです。何コマも撮ったもののどうもピントが合わない。結局かなりな時間を費やして上の写真程度でした。

気を取り直して行者小屋から地蔵尾根道を登ればやはり素晴らしい景色。こっちから見る赤岳の姿が一番カッコいい。横岳も負けずに険しい山容です。
稜線に上がると時々強い風が吹きますが、赤岳を真正面に見ながら接近して行くのが楽しくて気にもなりません。
赤岳山頂では頂上山荘が小屋開けの準備かたくさんの荷物が荷揚げされていてスタッフさん達が忙しそうに動いていました。南峰に移動し、まずは赤嶽神社に参拝。阿弥陀岳側のかなりな断崖側から祠を拝ませてもらいました。
赤岳周辺にはイワヒバリがピーチク啼いて飛び回っています。彼らはほとんど人を恐れず、私の足元近くまで来て驚かされます。

赤岳からは同じ道を戻って横岳に向かいます。二十三夜峰もいわれを知ってみるとなかなか趣が感じられます。さらに別の石碑も発見して悩ましい・・・(^^)
鉾岳のトラバースを越えた頃、道脇のあちらこちらにツクモグサが現れました。まだツボミのものが多い。でもツクモグサは咲ききったのよりツボミの方がかわいらしい気がします。
三叉峰までの間でツクモグサを堪能し奥の院方面に。
雪の上を歩いたのがついこの間のような気がしますが、もうすっかり雪は消えていました。カニの横ばい周辺もまったく問題なく通過。
台座の頭近くで登山道に岩が転げ落ちたらしいのに遭遇。これも雪の影響でしょうか。
硫黄岳山荘あたりで西風が強まり、硫黄岳に向かう頃には時々身体が横に飛ばされそうになります。
冬のような寒風ではないのでつらくはないですが、歩きにくい・・・。
ただっ広い硫黄岳山頂は平日にもかかわらず大勢の人でにぎわっていましたが、風に吹かれてみな落ち着かないようす。自動雨量計?の観測小屋脇で風を避けて休みました。

赤岩の頭からの下山道も、これがあのときと同じ道?と思うほど様変わりです。雪の斜面は消えハイマツやモミのような高木の中の道を下りていきます。
約一時間で赤岳鉱泉に到着。ヘルメットをかぶった人たちは横岳の西壁登攀でしょうか。
ここで西陽を浴び始めた赤岳に別れを告げて北沢から下山。ここもほとんど雪がなくなって雪解け水のせいでいつもよりも水量が多いようです。

今回はあれこれと季節の変わりように驚かされた山行でした。
今年は雪の消え方も例年以上に早いようです。て、毎年同じことを言ってるような・・・
むむむ・・・。こんなんで大丈夫なのか?地球は。

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コメント

ツクモグサ、かわいいですね。
pasocomさん、おはようございます。

横岳のツクモグサ、咲き始めてますね。とくに咲き始めは、口をあけている雛鳥達のようで、とてもかわいいです。イワヒバリも元気よく飛んでいますね。私も前回赤岳に登った際、よく見かけました。元気のいいイワヒバリを見るのも大好きです。

いよいよ、お花のシーズン、夏シーズンが始まります。
私も楽しみたいと思います。
2015/5/21 6:28
Re:totoroさん/ ツクモグサ、かわいいですね。
おはようございます。
昨日は実にいい天気でした。残雪期の一番しっぽみたいな時期ですが、日の長さは夏至に近くて朝も早くから明るいので行動時間が長く取れる時期ですね。
風は相変わらず?強かったですが、その強風でも全然寒さは感じない。いい季節です。
ツクモグサは、欲を言えばもう一週間ほど後の方が大きくなってきれいかもしれません。昨日見たのはみんなかなり小さかった気がします。

これから恐怖の「アブ・シーズン」。これをどう乗り切るか?が大問題ですねえ(^^)
去年買ったものの出番がなかった電撃ラケット、これを使うのが楽しみなのですが・・・。
2015/5/21 6:37
やっぱり八ツは良いですね。
pasocom さん、おはようございます。
すっかり山行を、ご一緒させて頂いている気分になりました。

八ヶ岳には特に思い入れがありますから、容易に近付けなかったのですが、今年はやってみましょうかね?まずは当然ながら夏山からでしょうけど(笑)

そういえば…夏の八ヶ岳って、アブがブンブンでしたっけ?

ダン之助でした。
2015/5/21 7:01
Re:dan_no_sukeさん/ やっぱり八ツは良いですね。
おはようございます。コメントありがとうございました。

いままで一度も登ったことがない山は、どこでも「まずは夏山から」が安全ですね。
自慢じゃありませんが、何度も登っている私でも積雪していると道に迷う事がしばしばです。
八ツのアブ・シーズンは確か6月下旬〜7月上旬くらいの間だけだったかと思います。(当然毎年多少変わるでしょうけど)。そう長い時期ではありません。
アブが出るのは水のある場所だそうで、美濃戸あたりは北沢・南沢が流れているから発生するようです。
その点、山梨側は水がないのでアブの心配はないですね。杣添尾根も全然発生しないようです。
いろいろ対策があるようですが、「ハッカ水」という手もあるそうな。
http://nature.i-ra.jp/e3317.html
電撃ラケットはホームセンターで500円ほどで売っていました。ひとついかがですか(^^)
2015/5/21 7:12
誘い
ああ、やっぱり八ついいなあ。
雪山はやらないので、そろそろだなあ。
pasocomさんに誘われてるみたいな気分です。

花がおいでおいでしてますね。
とてもいい感じです。
2015/5/21 10:04
Re:mmgさん/ 誘い
こんにちは。
そろそろ雪が消えて夏山の季節ですね。
八ツはこれから一気にお花畑の季節になります。アブは怖いですが、それは一時期のこと。それを過ぎれば実に快適。

特に熱暑の真夏は涼しい八ツの上は天国です。ぜひおいで下さい。
2015/5/21 12:02
pasocomさん、こんにちは^^
きた!二十三夜峰!
こんな高い場所にあるなんて、中道村の女子会はずいぶんと豪勢だったのでは(笑

ホテイランも見たいです
見ごろってどうなのでしょう?もう終わっちゃうのかな?
2015/5/21 11:24
Re:Casuminさん/ pasocomさん、こんにちは^^
ちょうど私が二十三夜峰の石碑を撮影していたところに若者がふたりやってきて「これ、なんて書いてあるんですか?」と聞くので、うんちくを語ったのでした。
一人が「そんな真夜中に女性がこんな所に登ったのか!」とえらく感心。やはり聞くとなかなか面白い話ですよね。知らなければ通り過ぎてしまう石碑ですが・・・。

ホテイランはちょうどツクモグサと同じ時期のようで、5月下旬から6月半ばまでのようですね。
ホテイランの咲く場所は美濃戸から徒歩で15分ほどで保護地に着きますから、ちょとしたハイキングで行けます。
ただ、とても小さいので時期が合っていても見つけられずに通り過ぎてしまう可能性もありそうです。
2015/5/21 12:09
ふわふわとんできました
pasocomさん こんばんは
まさか でした!
次回は きちんと ご挨拶させてください!

ホテイラン保護地行きたかったのですが
わかりませんでした〜

ツクモグサ かわいかったですね〜

お花いっぱいの時期にも
ふわふわ とんでいきたいです

ふわり
2015/5/21 21:35
Re: -fuwari-さん/ ふわふわとんできました
初めまして。コメント感謝いたします。
先日はちょっとルート取りが違ったものの、出発から行者小屋、赤岳山頂、帰着までほとんど「同行」というくらい同じ時刻で歩いていましたね。

この日は天気よく、ツクモグサも景色も堪能できました。歩いていた人達はみな幸せそうに「ふわふわ」と歩いていました。
実はもっといろいろな花が咲き始めているのかと思ったのですが、さすがにそれほどでもなかった。でもこれからが本番ですね。
私も八ヶ岳はホームにしていますので、またお会いできるかもしれません。
オレンジ色のリュックを見かけたらお声をかけて下さい。
2015/5/22 5:51
早いですよね
こんばんは、遅くなりました^^;

ホテイランもツクモグサも一番見頃なようでカワイイです
なんか例年から2〜3週間も早い感じですね
いい写真の数々楽しませていただきました。

これから八ッも一気に夏山感。
今年は知人と登る約束したのが例年通り6月第1週でした。
もうこんなに咲いているとその時残っているか心配になります。
2015/5/21 21:44
Re:nori3さん/ 早いですよね
おはようございます。
お忙しい中コメントありがとうございます。

この日は花が開いているツクモグサはほとんど見かけず、見つけたのはツボミが多かったです。またそのツボミもかなり小さい。
火曜日の夜にはなんと雪が降ったようです。totoroさんの日記で知りましたが、驚きましたね。
ですから、この調子だと「満開」になるのはやはり6月第一週くらいではないでしょうか。
nori3さん方が行かれる頃がきっと一番きれいな時期かもしれません。
どうぞ楽しんで来て下さい。
2015/5/22 5:53
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