平標~仙ノ倉 元橋から周回
- GPS
- 10:33
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,339m
- 下り
- 1,333m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎平標登山口駐車場 計150台駐車可能で舗装部分に区画あり。 有料で1日600円、24時間出入り可能 チップ制の水洗トイレあり ジュースの自販機あり ◎登山口〜松手山 取り付きから急登で、松手山まで標高差650メートル弱の登りとなる。 終始樹林帯だが、何ヶ所か展望が開けるところがある。 ◎松手山〜平標山 松手山からは展望の開けた稜線歩きとなる。 平標への登りは木道や木製階段が続き、濡れている場合はスリップに注意したい。 ◎平標山〜仙ノ倉山 広い稜線上をたどりコースの大半は木道になっている。 天気が良ければ眺望が開けまさにプロムナードだ。 自然保護のため登山道からはみ出さないようにしたい。 ◎平元新道 元橋から山の家経由で平標に至るルート。 4キロの林道歩きと延々と木道や木製階段が続くかなりハードなコース。 下りで利用するハイカーが多い。 ☆展望スポット 松出山~仙ノ倉、平標~山の家は森林限界を超え、終始展望が開けている。 平標、仙ノ倉山頂ともに360度のパノラマが広がり、上信越の山々を始め、日光、尾瀬、奥秩父、奥多摩まで望むことができる。 条件が良ければ富士山も見るようだ。 ☆花 今回は百花繚乱というわけではなかったが、折々に多くの花を見ることができた。 イワナシ、ウワウチワ、ムラサキヤシオ、シラネアオイ、シャクナゲ、ミネザクラ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、ハクサンコザクラなど ミネザクラは仙ノ倉山頂周辺で満開。 平仙鞍部でミヤマキンバイが見ごろ シャクナゲは裏年のせいか花付きが悪い ハクサンイチゲは一部満開、稜線はこれから ハクサンコザクラ、チングルマはまだまだ |
写真
感想
27日は上越国境の平標から仙ノ倉を周回してきた。
平日に休みが取れるということで、当初は土日の人が多い那須あたりを歩くつもりだったが、眺望抜群、花もボチボチということで2日前に急きょ平標~仙ノ倉に変更した。
我が家はテーマを決め、2か月周期ほどでそのテーマに沿った山を選ぶようにして山歩きをしている。
GWに袈裟丸から残雪の尾瀬や谷川の山を見て、5月6月は「残雪の眺望を楽しむ」をテーマにしているが、今回は上越国境の好展望に加え、花も楽しめるということでこのコースを選んだ次第だ。
実は平標から仙ノ倉は昨年8月にも歩いているが、前回はシモツケソウの大群落に遭遇できたものの、稜線はガスっており眺望は全くダメだった。
今回は眺望面で昨年のリベンジという気持ちもあっての山行だ。
昨年のレコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-489362.html
26日は早めに就寝して27日0時に起床、1時に自宅を発って高速で月夜野インターへ。国道17号で三国トンネルを越えて4時前に登山口に到着。
松手山まで標高差650メートル弱を急登で登る。
松手山付近は登山道わきにイワナシ、イワカガミが散見される。
視界が開けた稜線を進むと1株だけムラサキヤシオ、さらにシラネアオイも数株咲いている。
平標への木道の登り途中にハクサンイチゲの群落があるが、ここはロープで仕切られそばには近づけない。
先週に続き70−300ズームを持参していたのでこれが役立った。
平標山頂は360度のパノラマで西には苗場、佐武流、さらに白馬、北には米山、東は越後から尾瀬、谷川、南は赤城から榛名、奥秩父から浅間、八ツまで一望できる。
霞んでおり遠方の山が写真で鮮明に撮れないのが残念だ。
山の家に宿泊されたソロの男性とおしゃべりに花が咲き40分近く滞在する。
仙ノ倉へは広い稜線の木道を進む。
ミヤマキンバイが見ごろでハクサンコザクラがちらほら、シャクナゲも咲いているが裏年のせいか花付きが悪い。
その代りにミネザクラがちょうど満開で、仙ノ倉山頂近辺は遠目に見てもミネザクラでピンク色に染まるほどだった。
仙ノ倉も四方が開け、平標からは見えなかった谷川への稜線が一望できる。
眺望を愛でながら、食事大休止で1時間ちょい滞在して平標へと戻る。
平標からは県境尾根を山の家まで下り平元新道から駐車場へと戻るが、木道の下りが続き、腰の具合が悪くなる。
山の家の冷水で火照った体を冷やし、腰をかばいながら慎重に下ると最後は4キロの林道歩き。
春ゼミの大合唱の中を何とか2時半に帰還できた。
やや霞んでいたため遠方がすっきりしなかったが、残雪の上越の山々の眺望を十分満喫することができた。
昨年ガスって見えなかったリベンジは十分果たせたし、むしろおつりがくるほどだ。
花も百花繚乱というわけにはゆかなかったが、コースを通じて多くの花が咲いており飽きることはなかった。
それに平日は人が少なくていい。
次は1日空けて29日は奥飛騨の大日ヶ岳、30日は伊奈の経ヶ岳に登る予定だ。
6月はフレキシブルに休みが取れるので天気予報に合わせて残雪の眺望を楽しむというテーマにそって山歩きをしてゆきたい。
◎参考書籍
新・分県ガイド9『群馬県の山』(山と渓谷社)
新・分県ガイド16『新潟県の山』(山と渓谷社)
ぐんま百名山(上毛新聞社)
群馬の山歩き130選(上毛新聞社)
新潟100名山(新潟日報事業社)
関東周辺登山口情報・下(双峰社)
マッチさん、こんにちは。
さすが大きいカメラは描写力が良いですね〜
残雪の上越の山々も花も本当に綺麗に撮れてますよ
花の名前は、
写真2がアカモノ(別名イワハゼ)
写真53がタテヤマリンドウ
だと思います。
平標山も行きたいけど、今だと下山でヒザ痛が出そうです。
マコトさん、こんにちは。
花ありがとうございます。
確かにツガザクラだと葉の形がが違いますね。
タテヤマリンドウは去年巻機山で見たのに1年たったら忘れてました。
偏光フィルターが効く方向と、逆光では全く色彩が違っているので苗場方面は常にきれいな写真が撮れたんですが、東側はちょっと…
太陽が真上に来ると全方向にフィルターが効くんですが、その時間いはずいぶん霞んでしまって…
この木道は登りも下りも厳しいですが、休憩するにはいいですよ。
なんせ、一度腰を下ろすと立てなくなりますから。笑
可憐な高山植物と残雪を抱いた山並がとても綺麗です。
ハクサンコザクラ、可憐で綺麗ですね。ハクサンイチゲ の300ミリ望遠画像、300ミリでも全くぶれてないですね。カメラは素人でよくわからないんですが300ミリ望遠でもブレないもんなんですか。
「2か月周期ほどでそのテーマに沿った山を選ぶ」なるほどそういうことだったんですか、素晴らしいです。私みたいな行き当たりばったり的登山とはエライ違いです
お疲れ様でした。
mtkenさん、こんにちは。
残雪期は歩いていても気持ちがいいですね。
ハクサンコザクラは登山道わきには数株しかなくて、マクロで無理無理撮ったものです。
一般に1/焦点距離秒以下なら手振れしないと言われています。
300ミリだとシャッター1/300秒です。
今のレンズは手振れ防止機能が付いていて絞り4段分くらいの効果があるので、1/150秒くらいならスナップでも大丈夫です。
むしろ、イチゲが咲いていた場所は風が強く、花が揺らされるので風が止む瞬間を狙うのが大変でした。
綺麗な山々や美しい花をタップリと堪能され、良かったですね。
私は近接のコンデジのピント合わせに苦労していますが、風が止む瞬間を狙うのも大変ですよね。
私はせっかちな方なので、諦めてしまうことも度々です。
hikeさん、こんばんは。
今回は日本海側も太平洋側も晴れマークだったので、期待通りの景色が堪能できました。
風ばかりはなかなかいうことを聞いてくれませんね??
今回もきれいなベニサラサドウダンがあったのですが風の揺れが激しくて断念しました。
素晴らしい眺望ですね
百名山がいくつ見えるんだろう?・・・て感じ
花もそこそこ、いや、拙者にすれば十分なほど
拙者も二度に分けてこのコースは歩いたことがありますが、山は、季節や天候によって、全く印象が異なる別物ですね。
隊長
隊長、こんにちは。
いつ登っても眺めが変わらない杉やヒノキの植林よりも、登る季節で景色が変わる山の方が楽しいですね。
このエリアだと地図を見なくてもほぼすべての山を同定できるようになりましたが、これからは花の名前も同じようにわかるようになりたいものです。
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