海別岳〜羅臼岳
- GPS
- 37:04
- 距離
- 63.1km
- 登り
- 5,207m
- 下り
- 4,826m
コースタイム
- 山行
- 3:03
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:03
- 山行
- 11:26
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:26
- 山行
- 2:06
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:06
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
道東ツアーPart1
6泊7日4予備日で海別〜知円別の計画。岬に行きたくて下調べをしていたのだが、さきっぽだけ歩くのは良くないような気がして、まずは海別から歩くことにする(本当は格好良く全山とかできたら良かったのだが)。石狩で負った凍傷が結構酷くて入山が遅れる。少雪らしいので心配だ。
1日目 3/5
相変わらず前日に慌ただしく準備をする。バス乗り場を勘違いしていて、赤レンガから東1のターミナルまで全力疾走。出発のブザーの15秒前に乗り場に到着。過去一焦った。斜里から入山点近くまでのバスは乗車時間が18分だったので、歩けるやろと思ってあんまり地図も見ずに歩き出すが、めちゃんこ遠い。天へと続く道で自分が昇天。3時間以上かかった。まぁこれで斜里(駅)から歩いたって言える。
色々あり過ぎてもうすでにヘロヘロだが、気合入れて入山。10泊分なので荷物は結構重い。15〜20日分位持てる人々は本当に凄い。トレースが尾根上行く感じで付いていたので、そのまま付いていって樹限。海別のガスも取れて流氷も見えて綺麗。
2日目 3/6
デッパの時は満点の星空。斜里の夜景が綺麗。SEのままハイマツの斜面をひたすら登って北峰。朝日に照らされる知床の稜線、斜里、国後、そして流氷。言葉が出なかった。先を急ぐのでPeakはカット。ごめんよ。EPにしてザクザク下ろして、途中から沢中に向けてスキー。雪質良くてたのC。あとはラサウヌプリまで無限ポコ。登って降りて登って降りて。心を無にして歩く。昼前にはガス湧いて来た。ラサ手前コルに12:00到着。すでにヒラヒラだが何とか乗越できそう。850位からエグい密度のカンバの中をtrvしてラサ北西コルへ。SEでゴリ押した。ここで14:00。Peakに行く元気はない。Peakカットしまくりで最早登山じゃないなぁと思う。尾根上思ったより細めだったので、カンバのある沢中に降りちゃう。ここからは板の上に乗ってるだけ。いつ沢が開いてくるかドキドキしながら沢中快適スキー。二股手前で開いてきて支沢から汲みやすそうだったので、水汲んでテンバ入りにする。重荷の中良く動いたと自分を褒める。
3日目 3/7
今日は冬型で風強そう。沢は開いて面倒いので、高巻きして反対の沢にtrvり下りる。良い判断。詰め上がりも緩くてSEで楽ちん。稜線は風少しある。スマホ出して天気調べようと思ったが、すぐ落ちた。カスマホ。来年は登山用の買おう。岩峰2つは西からカンバの中を巻いて、その先のでっかいポコ2つは東側100m位下をTrv。最後のポコは西巻きして遠音南コルの西の沢中のタンネの中にテンバる。明日は晴れそうだ。
4日目 3/8
今日もW乗越を狙う。朝高い所は雲。晴れることを祈ってデッパ。日が出てくるとガス飛んでいって絶景。相変わらず言葉が出ない美しさ。僕の語彙力じゃ無理だ。200m位下からEPにしてサクッとPeakへ。Peakから先は南側吹き溜まりで北側Bush斜面。なんかあれば北側Trvれば良い。雪質ズボズボで簡単、てかだるい。遠音の壁もBushだらけ雪柔らかく簡単。なんだコレ。ズボズボでだるすぎるので、吊尾根らへんから沢側に降りてSEにして肩カット。良い判断じゃ。あとは去年と同じ。知西別に10:30過ぎについてしまった。2日目に比べたら楽すぎて拍子抜け。下ろうとすると、シールの前側の輪っかが切れる。30秒フリーズ。愛山荘で直すことにして先に進む。ここで切れたのは不幸中の超幸いだ。去年より雪少ないらしく斜面はハイマツだらけ。シール切れてるしツボだと埋まるので頑張って滑る。楽しくはない。ちょいちょいある登り返しに苦労して、愛山荘へ。ストーブが温かい。
5日目 3/9
昨日Windyを見るとガスガスの予報だったので、9時頃にのんびり起きる。外は快晴だった笑。北のポコLが停滞して等圧線が緩んでる。いつの間にかWindy信者になっていた自分を叱る。シールも直さずに寝たのですぐ出発もできず、今日は諦める。悪い所出てるなぁ。小屋でのんびりしていると網走山岳会の方がいらっしゃる。北海学園山岳部のOBらしく、昔の山団体や北大周りの話を聞かせてもらう。お酒(ビール、焼酎、ウイスキー)やおつまみ(柿の種、チョコ、シュウマイ)を頂く。神だ。楽しくて23:00前までお話。
6日目 3/10
昨日飲みすぎて少し2日酔い。山岳会の方にアルファ米とあんぱんを頂く。神過ぎる。記念に小屋前で写真撮ってお別れ。本当にありがとうございました。今日は午前中は昨日のポコLが北を通過して午後は晴れそう。羅臼Atできたらいいなぁ。樹林外はガスガスなのでKLでテント張って、隣の沢型を滑ってみたり、あんぱん齧ったりして時間待ち。昼前にAt装にして出発。ガスは濃くコンパスしっかり切りながら。流氷スロープは上の方もハイマツの頭が少し見えていて尺取りはいらない。少雪ナイス!Co上げると北風も出てきて、石清水手前らへんの巨岩の裏でうずくまって時間待ち。パット見完全に遭難中。14:00すぎから、少しずつ太陽が見えはじめ、14:30頃に隣の岩のポコ(羅臼岳)が現れる。三峰方向も見えだしたので、勝ちを確信してPeakに向かう。難しい所はないが南側は雪が溜まっていて白い所は雪崩そう。適当に避けていく。念願の羅臼Peakは風は強いが快晴!今回歩いた海別からの山々、真っ白な中央高地、まだ見えない岬。ひたすら「うおぉぉー」と叫ぶ。最高のPeakだった。下りは向かい風極いのでゴーグル出す。風が収まったあたりからお待ちかねの流氷スロープ。尾根上雪質モザイク状だったので途中から沢中滑るが激パウ最高。2分で終わった。あとはのんびりテンバまで戻る。いい1日だった。
7日目 3/11
色々あってウトロに下りることにする。昼間は曇ってはいるが、羅臼はバッチリみえている。行けたなぁとか後悔。強くなって来年また来よう。ダラダラ歩いて自然センターらへんにテントを張る。残ったレーション貪って幸せ。
下界 3/12
自然センターからウトロのバスは3/10までだったらしい。ツイてない。ウトロの宿までのんびり流氷を眺めながら歩く。遠音別、知西別、羅臼もバッチリ見えている。あれまぁ。近くの飯屋でカツ丼を貪る。うまい。Part2斜里Atまで停滞。来月死ぬんかってくらいお金使ってるなぁ。
後半グダったのが勿体なかったが、天候に人に恵まれ、良い経験ができた。来年は岬まで行くぞ!
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