大日沢〜大日山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,029m
- 下り
- 1,014m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大日沢は概ね初級の沢 ただし、2箇所ほど初心者に対しザイルを出すか考える滝がある すこしすべりやすいかもしれない |
その他周辺情報 | 山中温泉 |
写真
感想
今回は少し遠出して白山近辺まで足を伸ばす。
土曜日にのんびりめで出発し、舞鶴の金剛院で深沙大将を見たり、福井のお寿司に舌鼓をうったりしながら、山中温泉の道の駅でC0。
翌朝、適当にご飯をかきこみ、九谷ダムなんぞを通りすぎて大日山登山口らしきところに駐車。実はもう少し先が本当の登山口で車も入れる。
最初は林道歩き、地図では堰堤まで伸びているが、池洞登山口から先は踏跡程度なので、池洞登山口あたりから入渓。
なんかぼんやり靄がかかり朝日が綺麗な感じになっている。
ほどなく堰堤が出てきて右岸から踏跡で巻く。
620二股までは滝は2つ。
1つ目は、釜持ち2条の滝だ。夏なら泳いで取りついてもいいが、まだまだ水が冷たいので、左岸からさくっと巻く。
2つ目は二股手前に2段7mほどの滝。
2段目も思いっきり濡れなければならないので、2段まとめて右岸のリッジ状を使って登る。
620二股を過ぎるとすぐに7mほどの滝が出てくる。
これは左岸水流際直登もできそうだが、無理をせず左岸の灌木をうまく使って巻く。
その後はちょっとした小滝がいくるか出てくるが、概ね河原歩き。
720m付近に8mほどの滝。
左岸から直登する。初心者がいたら確保するか迷う程度だ。
760二股を確認する。
ここの岩の段差は大したことはないが、綺麗に水流をかぶる岩が特徴的。
ここから800二股まで小気味よく滝が続く。
5mほどの斜滝、左岸の岩棚をつかって登る2段8mの滝、右岸からへつりで突破する5mの滝、鎌もち3mの滝は濡れるのをさけて、左岸からまいた。
このあたりから、綺麗なナメも出現し心躍る。
800二股のちょっと手前に8mほどの大きな滝が現れる。
左岸から直登するが、立っているのとムーブが大きいので、念のため後続を確保。
初心者がいたら必ず確保したいところ。
滝上からもナメが続き、明るい渓相で立派な滝が合流する800二股へ。
800二股を過ぎるとすぐに大きめの8mの滝が現れる。
右岸ルンゼ状から灌木を使って巻き気味に行く。足元が滑りやすく、登りはじめは掴むものないので注意。
その先はナメナメナメと続き、気分は上々。
5mほどの滝を右岸から登り、楽勝とか思ってたら落ち口にヘビがいてびっくり。
最初はマムシかと思いきや、おそらくアオダイショウの幼蛇だろう。
ナメや斜滝が続き、リュウキンカなんぞ見ながらすすr無、
1段目が2条になっている2段10mは左岸から容易に直登可能。
微妙に雪渓のかけらが残っていて、ゼンマイやザゼンソウなんぞが出ているのを見るとついこの間まで雪が残っているようだ。
950〜1000mくらいまで続く、右岸の岩壁は特徴的。
1000mのところも2段8mほどの滝。
なんとか濡れないように中を突破していく。
その上は三股っぽいが、まず左から1本合流した後に、1020二股がある。
右股は綺麗な滝となっているが、こっちを詰めると崖マークに当たるため左俣を詰める。
サンカヨウやスミレサイシン、イワウチワが咲いていて季節を逆行したようだ。
ここからは沢の規模が小さくなるとともに、今までかけらだった雪渓がべったり出てくるようになる。
うまく交わしながら進んでいくが、1100m付近で沢筋に行くとにっちもさっちも行かなくなりそうなので、尾根筋目指してブッシュにつっこむ。
最初は急だが、ほどなく緩くなり尾根上の登山道に出ることができた。正直ブッシュ漕ぎといえる程度のものではなかった。
あとはのんびりユキザサやツクバネソウなんぞを見つつ、ピークまで。
開けた明るいピーク。雲はかかってしまっているが、白山方面や荒島岳なんぞが見える。
それにしても、あたりの山の沢筋には雪渓がしっかりと残っている。さすが北陸。
ピークでいつもどおりラーメンを食らいつつ少しのんびりして下山開始。
最初はところどころ、雪渓が残っている沢を横切る。
雪解け直後の斜面は季節が初春でカタクリやショウジョウバカマが花を咲かしている。
加賀甲の上には大日小屋がある。ストーブを備えた立派な小屋で、泊まってみたくなる。
あとは、なだらか尾根を、チゴユリ、ホウチャクソウ、ナルコユリなどを眺めつつ駆け下り、愛車の元へ。
帰りは北陸道を快走し、帰路についた。
なかなか、沢中を長い時間かけて歩くことができ充実した山行だった。
また、このあたりの沢にじっくりとりくみたいものだ。
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