レンゲツツジとササの花―甲州アルプス(南大菩薩・小金沢連嶺)縦走
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- GPS
- --:--
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,128m
- 下り
- 2,118m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 9:35
天候 | 曇時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾06:42(JR中央本線) 甲斐大和07:38 甲斐大和駅07:50(栄和交通)※臨時バス 小屋平(石丸峠入口)08:25 復路: 笹子18:12(JR中央本線) 高尾19:07 |
その他周辺情報 | ※栄和交通 甲斐大和駅〜上日川峠のバスは季節運行。 (2015年は4/18〜12/13の土日祝。4・5・8・10・11月には一部平日あり。) 登山者数を見て、第1便(8:10発)の前にも臨時バスを出すようです。 ※笹子駅周辺はコンビニなし。唯一売店があるのは国道20号沿いの「笹一酒造」。 営業時間は9:00〜17:30。 今回は営業時間を過ぎていましたがご厚意で休憩させていただけました。 |
写真
感想
来月に北アルプスに行くメンバーでその足慣らしとして少し長いコースを歩こうという話になった。
そこで思いついたのが、3年前の晩秋に歩いた南大菩薩・小金沢連嶺だ。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-247353.html
この時は日が短い時期だったため湯ノ沢峠までしか歩けなかったので今度は全部縦走したいなと思っていたのだ。
ここを全部歩くのには8時間はかかるようなので、日の長いこの時期はここを歩くのにぴったりではないか。
この縦走路は最近では「甲州アルプス」なんていう名称で売り出し始めているようだ。
甲州=山梨県のアルプスといえば本家の南アルプスがあるではないかという気もするが、この甲州というのは「甲州市」のアルプスという意味なのだろう。
ただ市名自体がこの地域を表しているとは言い難いので、ちょっと微妙な感じだ。
敢えてアルプスという名前を付けるなら「大菩薩アルプス」だろうか?
甲斐大和駅から上日川峠への栄和交通のバスの第1便は8:10発だが、7:38着の下り列車に合わせて7:50に臨時バスが出るとの情報をヤマレコで得ていたのでそれに合わせて行くと、情報通り臨時バスがでた。
ほとんどの人がこの臨時バスの存在を知っているかのようで、7:38着の電車からかなりの人数がこの甲斐大和駅で降りた。
この季節はもう臨時ではなく定時バスのような感じになっているのかもしれない。
小屋平から石丸峠へ上がると思ったより雲が多く、今日は富士山は見えないなと諦めがつく。
しかしこの笹原の風景は雲が多い今日みたいな天気でも気分がいい。
そして気分の良い笹原を歩き狼平まで来ると、レンゲツツジの群落があり花盛りだった。
ここでレンゲツツジに出会えるとは思ってもいなかったので、これだけで今日ここを歩いてよかったと思えた。
今年はレンゲツツジで有名な湯ノ丸山へ行き、せっかく湯ノ丸山まで行くのだったら浅間山にも登ろうかと考えていたのだが、その浅間山の噴火警戒レベルが一昨日引き上げられ、前掛山まで登れなくなってしまった。
それでどうしようかと考えていたのだが、レンゲツツジがここでこれだけ見られたのだから湯ノ丸山は来年でもいいかなと思った。
見晴らしのよい白谷丸で昼食を摂り、これから向かう大蔵高丸方面を眺めていると雲が流れていき高山にいる雰囲気になり気分がいい。
湿度のあるこの時期のブナミズナラ帯には、先月までの爽やかさとは違った別の気持ちのよさがある。
白谷丸の東側の雁ヶ腹摺山方面にもレンゲツツジの群落が見えていて、レンゲツツジはあの辺りでも楽しめるようだった。
湯ノ沢峠まで下り、ここからいよいよ初めての道なのだが、この湯ノ沢峠から大蔵高丸までの笹薮がすべて花盛りだった。
ササの花は60年〜120年に一度しか花を付けないらしいので、今年はその当たり年のようだ。
イネの花と似たような感じなのだが、紫色をしている。
そしてそこから黄色い雄蕊が飛び出していて、そこに触れるたびに花粉が飛び散る。
こんなに大量に咲いていると、イネ科花粉の花粉症の人はここは歩けないなというくらいに咲いている。
珍しい光景なのだろうが、あまりにも咲いているので少々鬱陶しい。
ササは花を咲かせた後一斉に枯れてしまうそうなので、来年以降この辺りの風景もササなしになっていて様変わりするのだろう。
大谷ヶ丸からいよいよ最後の滝子山へ向かおうとすると、その登山道が見つからなかった。
山頂の方向版で「滝子山」とある東側へ向かうと、途中までリボンがあるのだが、踏み跡がない。
道を探していて時間をロスしてしまったし、木に括り付けられた看板に「この先滝子山方面踏み跡消滅」という記載を発見したこともあり、道がはっきりと分かる曲り沢峠方面へ行き、笹子駅に下りる方が安全だという結論に至った。
今日は、石丸峠からこの大谷ヶ丸までほぼ同じ時間帯を縦走していた方達と前後して歩いていて、滝子山まで行くとのお話だったので、その方達にすぐついていけばよかったのだが…。
ヤマレコでも大谷ヶ丸から滝子山間は歩いている方も多いので踏み跡が全くないということはないはずだ。
もしかしたら山頂少し手前に分岐があったのかもしれない。
大谷ヶ丸から滝子山間はまた今後の課題として楽しみにとっておこうと思った。
みなさんが大蔵高丸に着いたとき、休んでいた者です。私は米背負から天目に下山しました。大谷ケ丸から滝子山への道ですが、山頂の方向板の道は、以前はそれなりに踏まれていたのですが、今はほとんど形が残っていません。山頂から少し米背負の方に戻ったところに、東(山頂からだと右方向)を指す方向板があります。道は少し薄いところもありますが、迷うことはないと思います。
山頂から戻ったところに分岐があったのですね。
情報ありがとうございます。
2人登山地図を持っていたのですが、それぞれ発行年が古いもので山頂から分岐するものだと思い込んでいました。
「分岐は湯ノ沢峠方面へ」の意味がその時は分からなかったのですが、後から考えればその方面へ戻れという意味だったのかなと思っていたのですが、確かな情報がいただけて助かりました。
情報をいただけたので、また大谷ヶ丸〜滝子山間をチャレンジしてみようと思います。
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