立山(雄山・浄土山)エクストリーム4本


- GPS
- 05:55
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,154m
- 下り
- 1,150m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
先週末の立山で滑りたい斜面をいくつかチェックしておいたので、今度は単独で訪問してその斜面をやっつけることにしました。
始発のバスに乗るべく7:20のケーブルカーを目指しますが、時間ギリギリで7:30の便に乗車。次のバスは40分後なので何とか・・・と思ったら増便されていて事なきを得ました。
さて室堂に着いたら事前に用意しておいた登山届を出して、早速登り始めます。絶好調に先行する登山者をどんどんパスし、そのまま一ノ越に行くかと思わせておいて予定通り浄土山に登りました。
斜度が急なので前爪アイゼンは必須です。その代わりシールとクトーはもう持参していません。背負って登ります。アイゼンは兼用靴専用のものなので、アイゼン装着時はアプローチシューズでなく兼用靴を履きます。
登っていくとクラックに着きましたが、このクラックがまた深く巨大。これに落ちたら大変とビビり、クラックを越えるのは止めて十分急斜面なこともあって1本目を滑ります。最初の斜度の強いところのみ刺激的でしたが、そのあとは縦溝に悩まされながら一ノ越方面に戻ります。
ちょうど雪が切れるところに戻れたので、他の登山者と同じようにまたアプローチシューズに履き替えます。ただスキーを背負っているのは私だけです。
一ノ越では休憩もせず、そのまま雄山へのガレた急登を登ります。
さすがに空気も薄いので、それなりに時間がかかりましたが、また雄山に到着しました。一応山頂を踏んでから、御前谷に降りるところから歩いて雪のところに移動します。
さて御前谷は最初の急斜面が一部岩が出ており、クラックもあるのでルートは慎重に選びます。なのでセーブした滑りにならざるを得ませんが、この急斜面をコントロールしながら下るのもなかなか快感です。背後の登山者の期待感?を背に滑り込みますが、振り返るともう見えません。さてどこまで滑るか〜は斜度が緩むまで降りると、標高差200mほど下りてしまいました。ここからの登り返しがかなりハードで、雪が柔らかいのでキックステップを何度も入れないと滑ってしまいます。
予定より時間がかかり、1時間少々でまた山頂に戻りました。ここで休憩とお昼にして、それから室堂側の山崎カールの頭まで歩いて下ります。少しガレてますが、同じような人たちの踏み跡があります。雪は柔らかいので、特に問題なくカールの急斜面を滑りますが、なぜか普通な感じでした。
そこから浄土山の下の方向に滑り込み、またアイゼンを装着して浄土山に登り返しします。今度は山頂まで行くため、少し西側の尾根沿いの雪が割れていないところを目指してクラックをクリアするようにしました。
雪が柔らかいのでどうしてもキックステップが決まりにくいのですが、途中から「表面の柔らかい雪をアイゼンで払ってから蹴り込む」という手法で随分安定するようになりました。これで順調に登り返します。
さて滑降はクラック部分を避け、まだまだ続き急斜面を下ります。ここはクラックをクリアしたこともあり、本日一番攻めることができたのでかなり楽しかったです。
最後は雪が切れていたので一部スキーを外して歩きましたが、滑って室堂に戻ることができました。
下山のバスも臨時便がどんどん出ていて、バス待ちの時間も少なくて済みました。
さすがに4回ピークに登って滑るというのはハードでしたが、この時期ならではの滑降ができたと満足でした。ただ斜度が緩いところは縦溝の嵐、急斜面大好き人間以外は楽しくないでしょう・・・さて私はいつまで山スキーを続けるのか?立山通いは毎週ってことはないですが、今回行けなかった大汝山から御前谷へのラインが宿題で残ってますので、またやっつけに戻ってくる予定です。
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