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Yamareco

記録ID: 6608856
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

丹沢全山縦走(山中湖→大山・2泊3日)

2022年12月07日(水) ~ 2022年12月09日(金)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
50.4km
登り
4,313m
下り
4,994m

コースタイム

1日目
山行
7:35
休憩
0:00
合計
7:35
9:00
50
9:50
165
12:35
135
14:50
105
モロクボ沢ノ頭
16:35
加入道避難小屋
2日目
山行
7:55
休憩
0:10
合計
8:05
6:30
80
加入道避難小屋
7:50
70
9:00
140
11:20
11:30
185
3日目
山行
7:10
休憩
0:30
合計
7:40
6:25
80
7:45
50
8:35
8:40
95
10:15
65
11:20
11:45
65
12:50
40
13:30
35
天候 1日目:晴れ、2日目:晴れ、3日目:晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
■往路
・渋沢駅前のコインパーキングに駐車(伊勢原駅前より駐車料金が安いため)。
・渋沢駅から小田急線で新松田駅へ。徒歩で松田駅に移動し、JR御殿場線で御殿場駅へ。
・御殿場駅前からバスで山中湖畔の旭日丘バス停へ。
・バス停からスタート地点のセブンイレブン山梨山中湖平野店まで徒歩移動の予定でしたが、バス停のそばにタクシーが停まっていたので、タクシーでセブンイレブンまで移動。
■復路
・大山ケーブルバス停からバスで伊勢原駅へ。
・伊勢原駅から小田急線で渋沢駅に行き、車を回収。
コース状況/
危険箇所等
危険個所はありません。しいて言えば、犬越路から檜洞丸への登りと蛭ヶ岳への登りが急なので慎重に。
その他周辺情報  西丹沢エリアでの水の確保がポイントです。菰釣山避難小屋の水場は直近の情報がなかったのでアテにせず、初日と2日目の水(4L)は背負って行きました。
 以前の地図には犬越路から神之川ヒュッテ方面に向かった所にも水場マークがあったと思うのですが、2021版の山と高原地図では消えています。さらに、当日は神之川ヒュッテ方面は通行禁止になっていました。
 檜洞丸山頂直下にある青ヶ岳山荘は、山中湖方面から来ると最初の有人小屋ですが、小屋番不在のようでした。セルフサービスでペットボトルの水は売っていましたが、自分はここでは買わず、宿泊地の蛭ヶ岳山荘で購入しました。
 また、臼ヶ岳の手前の神ノ川乗越南側の水場も確認していません。
 蛭ヶ岳山荘以降は、みやま山荘・尊仏山荘・ヤビツ峠(レストハウス、自販機)・大山山頂売店などで補給可能なので、昼間なら水の心配はありません。
電車とバスを乗り継いで山中湖畔のセブンイレブンに到着。セブンイレブンで朝食を取り、9時に出発。気温0度ですが、風がないので快適です。
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電車とバスを乗り継いで山中湖畔のセブンイレブンに到着。セブンイレブンで朝食を取り、9時に出発。気温0度ですが、風がないので快適です。
山中湖から東に向かって車道を進みます。別荘地を抜け、正面に見えている高指山に向かって登ります。
山中湖から東に向かって車道を進みます。別荘地を抜け、正面に見えている高指山に向かって登ります。
9時50分に高指山山頂に到着。スタート地点の標高が高いので、あっという間に稜線に辿り着きます。
9時50分に高指山山頂に到着。スタート地点の標高が高いので、あっという間に稜線に辿り着きます。
高指山山頂からは、もちろん富士山がドーン。
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高指山山頂からは、もちろん富士山がドーン。
南アの赤石と荒川も見えました。
南アの赤石と荒川も見えました。
なだらかな稜線歩きが続きます。気持ちの良い登山道ですが、似たような景色が延々と続くので早くも飽き始めた感が・・・
なだらかな稜線歩きが続きます。気持ちの良い登山道ですが、似たような景色が延々と続くので早くも飽き始めた感が・・・
たまに遊び心のある木道があるので、探しながら歩くものいいですよ。
たまに遊び心のある木道があるので、探しながら歩くものいいですよ。
午前中は霜柱がモリモリ。
午前中は霜柱がモリモリ。
12時35分に菰釣山に到着。山頂に同年代と思われる感じの良いソロ男性の方がおり、少しお話ししました。初日は山中で出会ったのはこの方だけでした。
12時35分に菰釣山に到着。山頂に同年代と思われる感じの良いソロ男性の方がおり、少しお話ししました。初日は山中で出会ったのはこの方だけでした。
山頂から少し下ったところにある菰釣避難小屋を通過。
山頂から少し下ったところにある菰釣避難小屋を通過。
時おり眼下に道志村の集落が見えます。
時おり眼下に道志村の集落が見えます。
14時50分にモロクボ沢の頭を通過。畦ヶ丸避難小屋が近いですが、まだ時間が早いし体力的にも問題ないので、ひとつ先の加入道避難小屋を目指します。
14時50分にモロクボ沢の頭を通過。畦ヶ丸避難小屋が近いですが、まだ時間が早いし体力的にも問題ないので、ひとつ先の加入道避難小屋を目指します。
モロクボ沢ノ頭を過ぎると、とたんに足が重くなりましたが、なんとか16時35分に初日の宿泊地となる加入道避難小屋に到着。中はきれいで、他に誰もいなかったので広々と快適に使わせていただきました。
モロクボ沢ノ頭を過ぎると、とたんに足が重くなりましたが、なんとか16時35分に初日の宿泊地となる加入道避難小屋に到着。中はきれいで、他に誰もいなかったので広々と快適に使わせていただきました。
2日目。6時30分に加入道避難小屋を出発。小屋の近くから相模湾が見えました。前日と同じく気温0度で好天ですが、風が強いので寒い。防風用にレインジャケットを着て、薄手の手袋を二重にして進みます。
2日目。6時30分に加入道避難小屋を出発。小屋の近くから相模湾が見えました。前日と同じく気温0度で好天ですが、風が強いので寒い。防風用にレインジャケットを着て、薄手の手袋を二重にして進みます。
朝日を浴びる富士山と西丹沢の山並みが美しい。この日は蛭ヶ岳山荘までと行程が短いので、のんびり進みます。
朝日を浴びる富士山と西丹沢の山並みが美しい。この日は蛭ヶ岳山荘までと行程が短いので、のんびり進みます。
7時50分に大室山に到着。前日に降った雪が残っています。
7時50分に大室山に到着。前日に降った雪が残っています。
箱根の山とその向こうに天城山が見えました。
箱根の山とその向こうに天城山が見えました。
犬越路に向けて下っていきます。
犬越路に向けて下っていきます。
こんな木道も発見。
こんな木道も発見。
9時に犬越路避難小屋を通過。
9時に犬越路避難小屋を通過。
谷筋にも陽が当たり始めます。
谷筋にも陽が当たり始めます。
檜洞丸への登りは少し岩場も。
檜洞丸への登りは少し岩場も。
歩いてきた稜線を振り返ります。だいぶ来たな〜。
歩いてきた稜線を振り返ります。だいぶ来たな〜。
11時20分に檜洞丸山頂に到着。
11時20分に檜洞丸山頂に到着。
この先通る蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳の稜線が見えてきました。
この先通る蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳の稜線が見えてきました。
臼ヶ岳まで来ました。2日目のラスボス・蛭ヶ岳が目の前です。
臼ヶ岳まで来ました。2日目のラスボス・蛭ヶ岳が目の前です。
急登を登り返して・・・
急登を登り返して・・・
14時35分に蛭ヶ岳に到着。
14時35分に蛭ヶ岳に到着。
2日目は予約を入れておいた蛭ヶ岳山荘に泊まります。ここに泊まるのは3回目。横浜方面の夜景が美しい。
2日目は予約を入れておいた蛭ヶ岳山荘に泊まります。ここに泊まるのは3回目。横浜方面の夜景が美しい。
3日目も良い天気。6時25分に蛭ヶ岳山荘をスタート。
3日目も良い天気。6時25分に蛭ヶ岳山荘をスタート。
朝の月が蛭ヶ岳山荘の上に沈んでいきます。
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朝の月が蛭ヶ岳山荘の上に沈んでいきます。
富士山には笠雲。天気が崩れるのか?
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富士山には笠雲。天気が崩れるのか?
このあたりはいつ歩いても気持ちがいい。
このあたりはいつ歩いても気持ちがいい。
7時45分に丹沢山を通過。
7時45分に丹沢山を通過。
これから進む表尾根がガスに包まれ始めました。
これから進む表尾根がガスに包まれ始めました。
8時35分に塔ノ岳に到着。もう何度目か分からないくらい登った山ですが、山中湖から来たと思うと感慨もひとしおです。ガスで展望がなかったのが残念。
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8時35分に塔ノ岳に到着。もう何度目か分からないくらい登った山ですが、山中湖から来たと思うと感慨もひとしおです。ガスで展望がなかったのが残念。
表尾根を進みます。左前方にこの旅の最後のピークとなる大山が見えます。このあたりで今回の旅の達成を確信します。
表尾根を進みます。左前方にこの旅の最後のピークとなる大山が見えます。このあたりで今回の旅の達成を確信します。
10時15分に三ノ塔に到着。歩いてきた表尾根を振り返ります。晴れてきましたね。
10時15分に三ノ塔に到着。歩いてきた表尾根を振り返ります。晴れてきましたね。
江ノ島も見えます。
江ノ島も見えます。
11時20分にヤビツ峠に到着。レストハウスでカレーをいただきました。対応してくれた女性スタッフが大変感じの良い方でした。11時45分にレストハウスを出発。
11時20分にヤビツ峠に到着。レストハウスでカレーをいただきました。対応してくれた女性スタッフが大変感じの良い方でした。11時45分にレストハウスを出発。
12時50分に最後のピーク・大山に到着です。「もう登らなくてもいい」と思うと気が楽になりますが、ここからの下山が長く感じました。
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12時50分に最後のピーク・大山に到着です。「もう登らなくてもいい」と思うと気が楽になりますが、ここからの下山が長く感じました。
阿夫利神社下社を通過。あ〜、ケーブルカー使いたい。
阿夫利神社下社を通過。あ〜、ケーブルカー使いたい。
ケーブルカーの誘惑に負けず、自分の足で下りてきました。門前町を抜け、14時5分にバス停に下山。バスと電車で車を回収して終了です。
ケーブルカーの誘惑に負けず、自分の足で下りてきました。門前町を抜け、14時5分にバス停に下山。バスと電車で車を回収して終了です。

感想

 過去レポです。速報性はありませんが、同じ季節に同じ山域に行く方の参考になるかもしれませんので、備忘録を兼ねてアップします。

 登山を始めて間もない平成26年に初めて蛭ヶ岳山荘に宿泊した際、丹沢ではあまり見かけない大きなザックを持ち込んだ同宿者がおり、行程を尋ねると「山中湖から歩いてきた」とのこと。山中湖周辺は観光で何度も行っていましたが、神奈川県内の自宅からは車でもそれなりに時間がかかる印象があり、当時は登山初心者だったこともあって「とんでもない距離を歩く人がいるもんだ」と驚愕した覚えがあります。
 今となっては驚くほどの距離ではないのですが、その時から丹沢全山縦走は「いつかは踏破したい」と思っていたルートでした。丹沢は慣れ親しんだ山域ですが、やはり端から端まで歩き通すというのは挑戦心を掻き立てられますね。

 丹沢全山縦走を行うにあたっては、「,匹舛藐きに進むか」「▲▲セスをどうするか」「宿泊地をどこにするか」「だ消安凜┘螢△任凌紊粒諒檗廚箸い辰燭△燭蠅考えどころでしょうか。

 自分の場合は、有人小屋がなく、水の確保が難しい西丹沢を元気なうちにクリアしたいので、,砲弔い討六鈎羝丐大山としました。西丹沢エリアを抜ければ、アクシデントで途中下山(西丹沢ビジターセンター、大倉登山口、ヤビツ峠など)しても小田急線沿線に駐車した車の回収がしやすいというメリットもあります。山中湖スタートの方が標高の高い場所から入山できるので、単純に楽というのもありますね。

 △離▲セスについては、ゴールの大山に近い小田急線沿線に車を停め、初日の朝はスタート地点となる山中湖への移動に使いました。普段から入山地と下山地が離れている場合は下山地に車を置くことが多く、これは下山後の交通機関の時間を気にしながら歩きたくないのが理由です(下山後の臭い服のままでバスや電車に乗りたくないというのもあります)。
 今回は下山後もバスと電車を乗り継いで車を回収していますが、山中湖側よりも大山側の方が交通機関の本数が多く、時間も遅くまであるので、交通機関の時間を気にする必要はありませんでした。

 の宿泊地については、今回は初日の入山がどうやっても9時以降になるので、自分の体力では初日は加入道避難小屋までだろうという想定で計画し、そのとおりになりました。そうなると、2日目は蛭ヶ岳山荘・みやま山荘・尊仏山荘のいずれかになりますが、最も展望が良く、静かに過ごせそうな蛭ヶ岳山荘を選びました。万が一、初日に畦ヶ丸避難小屋までしか行けなかった場合でも、蛭ヶ岳山荘なら2日目の明るいうちに到着できるという保険の意味合いもありました。2日目に蛭ヶ岳山荘まで来れば、自分の体力でも3日目の明るいうちに大山を下ることができます。
 初日にもう少し頑張って犬越路避難小屋まで行ければ1泊2日での踏破も可能だと思うので、もう一度丹沢全山縦走にチャレンジする気になったら、検討してみたいところ。ちょっと健脚な方なら、1泊2日で十分踏破できるのではないでしょうか。

 い凌紊粒諒櫃砲弔い討蓮◆屬修梁昭辺情報」に記載したとおりです。

 今回のルートのうち、畦ヶ丸以降は様々なルートで何度も歩いているので新鮮味はなかった(逆に安心感はある)のですが、全山縦走はやはり達成感が違います。皆さんも、ぜひ!

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技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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