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Yamareco

記録ID: 662186
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

大雪山 旭岳からトムラウシ山へ 縦走

2015年06月19日(金) ~ 2015年06月22日(月)
 - 拍手
kotatti その他2人
GPS
80:00
距離
49.3km
登り
3,007m
下り
3,444m

コースタイム

1日目
山行
7:10
休憩
0:50
合計
8:00
11:10
0
11:30
11:40
10
11:50
12:00
0
姿見池
11:50
130
14:00
14:10
20
14:30
50
15:20
15:30
0
間宮岳分岐
14:30
0
14:30
110
16:20
16:30
60
17:30
30
2日目
山行
9:50
休憩
2:00
合計
11:50
4:30
40
5:10
5:30
30
6:00
6:10
20
6:30
6:40
50
7:30
110
高根ヶ原分岐
9:20
70
忠別沼
10:30
11:00
50
11:50
60
忠別岳避難小屋分岐
12:50
13:20
70
14:30
14:50
60
3日目
山行
9:50
休憩
1:40
合計
11:30
6:30
110
天沼(水場)
8:20
8:40
30
9:10
10:10
30
11:30
20
11:50
12:00
40
12:40
12:50
90
14:20
50
15:10
80
16:30
水場について
北海道ではエキノコックスが心配なので生水は飲まないこととされていて、煮沸が基本です・・・
が、出会った地元の登山愛好家の方々は、本州から来た人は皆そう言うけれど、この時期の稜線上の雪解け水は何の問題も無いと口を揃えて言っていました。よほど動物の生息域近くの貯まり水でなければと。
科学的な根拠はわかりませんし、信じるかどうかは自身の判断ですが、僕は雪解け水はゴクゴクと飲んじゃいました。
豊富に水があり、美味しかった。
天候 19日 曇り時々晴 20日 曇り後晴 21日 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 飛行機
ANA6時45分羽田発8時25分旭川空港着
10時5分旭川空港発 旭川電気軌道バス「いで湯号」
11時10分頃旭岳ロープウェイ駅着
コース状況/
危険箇所等
6月半ば過ぎの時期。今年は5月末まで雪が降った年だった。
道中、雪渓が何か所もあり出口がわかりにくいところもあった。視界が悪いと迷いやすいので注意が必要で、できればGPSで確認したほうがよいと思う。

軽アイゼンを持参。早朝のヒサゴ沼から稜線に戻るまでの雪の斜面で使用しました。
早朝の白雲岳直下の雪渓も凍っていましたので、できれば有ったほうが良いと思った。
そのほかは特に装着しなくても、対応可能。

登山道自体はよく整備されていて、歩きやすい。
稜線上の風は冷たいので、レインウェアは常に装着していました。

高根ヶ原から忠別岳の間は途中にヤブ漕ぎのような場所があった。
午前中は露に濡れるので、やはりレインウェアは着ておいたほうが良いと思う。

縦走路が長いので、体を冷やさない、濡らさないことを特に心がけました。
その他周辺情報 トムラウシ温泉 国民宿舎東大雪荘
宿泊者はJR新得駅またはJR十勝駅まで送迎あり。
AirDoとANAの共同運航便。
モバイルバッテリーをザックに着けたままだったので、カウンターまで呼び戻しを食らいました
2
AirDoとANAの共同運航便。
モバイルバッテリーをザックに着けたままだったので、カウンターまで呼び戻しを食らいました
関東地方は前線が停滞していて、一面白い雲に覆われていました
1
関東地方は前線が停滞していて、一面白い雲に覆われていました
ジャガスープがやさしい味で美味しかった
2
ジャガスープがやさしい味で美味しかった
旭川空港に着きました
お天気は晴れていました
1
旭川空港に着きました
お天気は晴れていました
旭川の命名由来
アイヌ人が忠別川をチュプッペ(太陽・川)と呼んでいたのを→日が昇る川と解釈したそうです
旭川の命名由来
アイヌ人が忠別川をチュプッペ(太陽・川)と呼んでいたのを→日が昇る川と解釈したそうです
バスまで時間があるので、レストランでカレーを食べました
そのほか、水、おにぎり、湯で玉子を購入
2
バスまで時間があるので、レストランでカレーを食べました
そのほか、水、おにぎり、湯で玉子を購入
大雪山から十勝岳までの模型が置いてありました。
十勝岳まで行くとすると大変ですね
5
大雪山から十勝岳までの模型が置いてありました。
十勝岳まで行くとすると大変ですね
1番のりば
いで湯号で約1時間
いで湯号で約1時間
旭岳ロープウエィで姿見駅へ
2
旭岳ロープウエィで姿見駅へ
姿見駅からみた旭岳は雲の中
1
姿見駅からみた旭岳は雲の中
姿見駅から旭岳までは約3.1km、高低差約690m
姿見駅から旭岳までは約3.1km、高低差約690m
大雪山愛の鐘
1962年の道学大山岳部員の遭難事故の慰霊と登山者の安全を願ったものです
大雪山愛の鐘
1962年の道学大山岳部員の遭難事故の慰霊と登山者の安全を願ったものです
姿見の池はまだ凍っていました
1
姿見の池はまだ凍っていました
シューシューと硫黄の噴き出る音が響いています
1
シューシューと硫黄の噴き出る音が響いています
雪渓と火山礫の斜面をひたすら登って行きます
雪渓と火山礫の斜面をひたすら登って行きます
9合目付近でガスと小雨で視界が悪くなりました
9合目付近でガスと小雨で視界が悪くなりました
これが金庫岩?
大雪山の主峰・旭岳(2,290m)に登頂しました
4
大雪山の主峰・旭岳(2,290m)に登頂しました
やったー
何も見えないけれど記念写真
18
やったー
何も見えないけれど記念写真
縦走するので、「後旭・間宮」方面へ
縦走するので、「後旭・間宮」方面へ
途中、大きな雪渓を通過
途中、大きな雪渓を通過
北海道の山は広いですね
北海道の山は広いですね
こちらは後旭岳
こんもりと急峻な岩の塊のようです
こちらは後旭岳
こんもりと急峻な岩の塊のようです
雪渓が雪の壁のよう
1
雪渓が雪の壁のよう
なだらかな稜線を進んで行きます
なだらかな稜線を進んで行きます
間宮岳分岐につきました
間宮岳分岐につきました
御鉢平の雪渓、模様が見事!
2
御鉢平の雪渓、模様が見事!
キバナシャクナゲ
いたるところに咲いていました。可憐で美しい〜
3
キバナシャクナゲ
いたるところに咲いていました。可憐で美しい〜
北海岳(2,149m)に着きました
ここは層雲峡・黒岳方面と旭岳方面、白雲岳方面の三叉路分岐
7
北海岳(2,149m)に着きました
ここは層雲峡・黒岳方面と旭岳方面、白雲岳方面の三叉路分岐
御鉢平と凌雲岳
荒涼とした感じの地平線上にウサギ見つけました
何とも言えない可愛さ
9
荒涼とした感じの地平線上にウサギ見つけました
何とも言えない可愛さ
妙に尖がった山が見えてきました
2
妙に尖がった山が見えてきました
烏帽子岳(2,072m)でした
烏帽子岳(2,072m)でした
あの尖がった先に登ってみたい
あの尖がった先に登ってみたい
白雲岳分岐につきました
白雲岳分岐につきました
凌雲岳と烏帽子岳、その間に見えるのが黒岳かな?
1
凌雲岳と烏帽子岳、その間に見えるのが黒岳かな?
白雲岳
明日の朝に登るので、ここは眺めるだけ
白雲岳
明日の朝に登るので、ここは眺めるだけ
分岐からしばらく下って行きます
分岐からしばらく下って行きます
白雲避難小屋が見えてきました
日本じゃない、まるで北欧の小屋のよう。
行ったことないけど・・
5
白雲避難小屋が見えてきました
日本じゃない、まるで北欧の小屋のよう。
行ったことないけど・・
白雲避難小屋。
初日はここで一夜を過ごしました
4
白雲避難小屋。
初日はここで一夜を過ごしました
翌朝、再び白雲岳分岐から烏帽子岳方面
翌朝、再び白雲岳分岐から烏帽子岳方面
こちらは石狩岳方面の稜線
1
こちらは石狩岳方面の稜線
白雲岳、お天気が微妙ですが、何とか晴れています
白雲岳、お天気が微妙ですが、何とか晴れています
白雲岳頂上直下の白雲平。
独特の光景が広がっていました
白雲岳頂上直下の白雲平。
独特の光景が広がっていました
白雲平
ここに幻の湖が現れるようですね
白雲平
ここに幻の湖が現れるようですね
写真で見るとそうでも無いんですが、
ここの雪渓が凍った壁になっていて、正直大変でした。
2
写真で見るとそうでも無いんですが、
ここの雪渓が凍った壁になっていて、正直大変でした。
白雲岳(2,230m)に登頂です。
目の前に迫力満点の旭岳が!
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白雲岳(2,230m)に登頂です。
目の前に迫力満点の旭岳が!
白雲岳から見るこの時期の旭岳は絶景です
ガスらずに見せてくれた山の神さまに感謝です
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白雲岳から見るこの時期の旭岳は絶景です
ガスらずに見せてくれた山の神さまに感謝です
何も言えねぇ。
来てよかった。
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何も言えねぇ。
来てよかった。
白い雲、白い雪渓と地面の黒のコントラストが見事
このゼブラ模様が見たかった
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白い雲、白い雪渓と地面の黒のコントラストが見事
このゼブラ模様が見たかった
旭岳のパノラマ
美しいですね〜
時間が経つのを忘れます
2
美しいですね〜
時間が経つのを忘れます
自然の織り成すゼブラ模様が見事
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自然の織り成すゼブラ模様が見事
トムラウシ山方面
2
トムラウシ山方面
トムラウシ山も確認できました
トムラウシ山も確認できました
雲に覆われかけている旭岳もイイ!
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雲に覆われかけている旭岳もイイ!
白雲岳、通過しないで良かった
2
白雲岳、通過しないで良かった
白雲岳にはいつまでも眺めていたい光景が広がっていました
白雲岳にはいつまでも眺めていたい光景が広がっていました
北海道の山の雄大さを満喫
1
北海道の山の雄大さを満喫
烏帽子岳
避難小屋に戻ってくると白雲岳に青い空が広がっていました
1
避難小屋に戻ってくると白雲岳に青い空が広がっていました
6月のこの時期は混んでなくて快適でした
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6月のこの時期は混んでなくて快適でした
白雲岳の眺望を堪能した後、避難小屋を出発し、再び縦走路に入ります
白雲岳の眺望を堪能した後、避難小屋を出発し、再び縦走路に入ります
一路、高根ヶ原方面へ
一路、高根ヶ原方面へ
スレート平
大きな雪渓を渡って行きます
1
スレート平
大きな雪渓を渡って行きます
キバナシャクナゲが群生していました
3
キバナシャクナゲが群生していました
このあたりを通過中、雲がかかり視界が悪かったのが残念
このあたりを通過中、雲がかかり視界が悪かったのが残念
ウルップソウ
雲を抜けると青空が見えた
雲を抜けると青空が見えた
眼下に忠別沼
忠別沼はほとんど凍っていました
忠別沼はほとんど凍っていました
ここから忠別岳までは緩やかな登り
ここから忠別岳までは緩やかな登り
時折青空が広がる
時折青空が広がる
忠別岳に差しかかったところ
忠別岳に差しかかったところ
忠別岳(1,962.8m)に登頂しました
4
忠別岳(1,962.8m)に登頂しました
目の前に大迫力の尾根が!
化雲岳から天人峡へと続く名も無い尾根だそうです。
大迫力でした
5
目の前に大迫力の尾根が!
化雲岳から天人峡へと続く名も無い尾根だそうです。
大迫力でした
忠別岳の西側は絶壁
吸い込まれるような峡谷
忠別岳の眺望は抜群です!!
1
忠別岳の西側は絶壁
吸い込まれるような峡谷
忠別岳の眺望は抜群です!!
時折広がる青空の向こうにトムラウシ山が見える。
感激。
6
時折広がる青空の向こうにトムラウシ山が見える。
感激。
王冠のようなトムラウシの山頂
6
王冠のようなトムラウシの山頂
ここから五色岳までの登山道
3
ここから五色岳までの登山道
五色岳から化雲岳までの稜線上に姿を見せるトムラウシ
4
五色岳から化雲岳までの稜線上に姿を見せるトムラウシ
眼下に忠別避難小屋
1
眼下に忠別避難小屋
へそのような突起が特徴の化雲岳
4
へそのような突起が特徴の化雲岳
忠別岳を後にします
忠別岳を後にします
意外に忠別岳からの眺望が印象に残りました
意外に忠別岳からの眺望が印象に残りました
五色岳までの道が続く
五色岳までの道が続く
五色岳に来ると空は晴れ、トムラウシ山が目の前に見えました
1
五色岳に来ると空は晴れ、トムラウシ山が目の前に見えました
ついに来た、憧れのトムラウシ
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ついに来た、憧れのトムラウシ
大雪山(旭岳)は低い雲に隠れて姿を見せず・・
3
大雪山(旭岳)は低い雲に隠れて姿を見せず・・
200名山の石狩岳
沼ノ原の大沼
次は化雲岳を目指します
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次は化雲岳を目指します
神遊びの庭と呼ばれるところ
池塘の風景が心を和ませる
2
神遊びの庭と呼ばれるところ
池塘の風景が心を和ませる
化雲岳への分岐
神遊びの庭から石狩岳方面
2
神遊びの庭から石狩岳方面
化雲岳が近づいてきた
化雲岳が近づいてきた
化雲岳(1,954.5m)に登頂です。
この岩も登ろうかと思ったけど、近くに来ると意外に大きくて止めました
3
化雲岳(1,954.5m)に登頂です。
この岩も登ろうかと思ったけど、近くに来ると意外に大きくて止めました
旭岳方面
小化雲岳から天人峡への名も無い尾根
でも立派で大迫力
8
小化雲岳から天人峡への名も無い尾根
でも立派で大迫力
トムラウシ山
化雲岳を後にし、神遊びの庭の木路を行く
1
化雲岳を後にし、神遊びの庭の木路を行く
化雲岩がだんだんと遠ざかって行きます
化雲岩がだんだんと遠ざかって行きます
ヒサゴ沼分岐を過ぎたところから雪の斜面が
ヒサゴ沼分岐を過ぎたところから雪の斜面が
ここは日本ではないですね。外国の風景です。
言い換えると、本州にはない北海道ならではの魅力的な景色
1
ここは日本ではないですね。外国の風景です。
言い換えると、本州にはない北海道ならではの魅力的な景色
ヒサゴ沼
ヒサゴ沼避難小屋
小さい小屋ですが居心地のいいところです
1
ヒサゴ沼避難小屋
小さい小屋ですが居心地のいいところです
翌朝、ヒサゴ避難小屋を後にします
6
翌朝、ヒサゴ避難小屋を後にします
ヒサゴ沼の風景は北海道ならではだと思います
4
ヒサゴ沼の風景は北海道ならではだと思います
青い空と澄んだ湖、白い雪と緑のコントラスト
5
青い空と澄んだ湖、白い雪と緑のコントラスト
誰かの足跡が
ヒサゴ沼からは急斜面の雪渓を登って分岐を目指します
5
ヒサゴ沼からは急斜面の雪渓を登って分岐を目指します
美しい光景でした
12
美しい光景でした
この美しさを目に焼き付けて
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この美しさを目に焼き付けて
岩礫地を抜けて分岐へ
岩礫地を抜けて分岐へ
分岐からはトムラウシ山まで約3.1km
1
分岐からはトムラウシ山まで約3.1km
日本庭園と呼ばれるところ
なるほど、岩の配置がお庭のようです
4
日本庭園と呼ばれるところ
なるほど、岩の配置がお庭のようです
トムラウシ山が次第に大きく迫ってくるようでした
1
トムラウシ山が次第に大きく迫ってくるようでした
日本庭園から見たヒサゴ沼
1
日本庭園から見たヒサゴ沼
日本庭園を通り抜け、雪渓を過ぎると
1
日本庭園を通り抜け、雪渓を過ぎると
岩・岩・岩
ここからロックガーデンに入って行きます
1
岩・岩・岩
ここからロックガーデンに入って行きます
ナキウサギの声は聞こえるけども、姿は発見できず
2
ナキウサギの声は聞こえるけども、姿は発見できず
ロックガーデンを登って振り返ると、旭岳の雄姿がハッキリと見えた。スカッと晴れたブルーの空が気持ちいい
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ロックガーデンを登って振り返ると、旭岳の雄姿がハッキリと見えた。スカッと晴れたブルーの空が気持ちいい
行く手にはトムラウシ
2
行く手にはトムラウシ
北沼に到着
静かな空間
雲一つないトムラウシ山頂
5
雲一つないトムラウシ山頂
北沼とトムラウシのパノラマ写真
6
北沼とトムラウシのパノラマ写真
空の青が湖面に映える、雪渓の白との対比が美しい
5
空の青が湖面に映える、雪渓の白との対比が美しい
山頂に近付いたところで、十勝岳が見えました
2
山頂に近付いたところで、十勝岳が見えました
十勝岳の前に立ちはだかるオプタテシケ
7
十勝岳の前に立ちはだかるオプタテシケ
嬉しくなって何度も振り返る
4
嬉しくなって何度も振り返る
トムラウシの山頂からお鉢を見たところ
1
トムラウシの山頂からお鉢を見たところ
目指す山頂は南に有り
1
目指す山頂は南に有り
北側のピークから大雪山方面のパノラマ
2
北側のピークから大雪山方面のパノラマ
主峰・旭岳
眺望抜群の白雲岳
2
眺望抜群の白雲岳
こちらも旭川源流域の渓谷美が素晴らしい忠別岳
1
こちらも旭川源流域の渓谷美が素晴らしい忠別岳
旭岳からずっと歩いて来たんだなぁ
3
旭岳からずっと歩いて来たんだなぁ
200名山の石狩岳
トムラウシ山(2,141.2m)に登頂
13
トムラウシ山(2,141.2m)に登頂
三角点がありました
3
三角点がありました
トムラウシ山の標柱から旭岳を望む
4
トムラウシ山の標柱から旭岳を望む
憧れのトムラウシ山に登れて感無量
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憧れのトムラウシ山に登れて感無量
同じような写真を何枚も撮っちゃいました
2
同じような写真を何枚も撮っちゃいました
十勝岳も風格が有りますね
3
十勝岳も風格が有りますね
手前からオプタテシケ、美瑛岳、十勝岳
3
手前からオプタテシケ、美瑛岳、十勝岳
十勝岳、いつか登ろう
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十勝岳、いつか登ろう
やったぁ
この山域にすっかり魅了されました
3
この山域にすっかり魅了されました
雪解け水、ゴクゴクと飲みました
1
雪解け水、ゴクゴクと飲みました
トムラウシ山を後に
2
トムラウシ山を後に
前トム平までには雪渓と登り返しがあります
1
前トム平までには雪渓と登り返しがあります
前トム平
こちら側のカールの雪渓もいい感じですね
5
こちら側のカールの雪渓もいい感じですね
長い雪渓を下って行きます
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長い雪渓を下って行きます
コマドリ沢分岐
雪解け水・・、ここも飲んじゃいました(;^_^A
コマドリ沢分岐
雪解け水・・、ここも飲んじゃいました(;^_^A
コマドリ沢分岐を過ぎて
1
コマドリ沢分岐を過ぎて
振り返るとトムラウシ山が遠くになってきた
2
振り返るとトムラウシ山が遠くになってきた
カムイ天井
ここも神の庭
温泉コース、短縮登山道の分岐
標高は1000m以上あるので、あと残り3kmで標高600mの温泉まで400m以上降下しなくてはなりません。
結構長く感じます。
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温泉コース、短縮登山道の分岐
標高は1000m以上あるので、あと残り3kmで標高600mの温泉まで400m以上降下しなくてはなりません。
結構長く感じます。
無時、下山
小さな祠が有りました。
道中の無事と好天をトムラウシのカムイに感謝
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小さな祠が有りました。
道中の無事と好天をトムラウシのカムイに感謝
今夜は国民宿舎東大雪荘に泊まり、山行の疲れを癒します
5
今夜は国民宿舎東大雪荘に泊まり、山行の疲れを癒します
百名山グッズが豊富にありました
3
百名山グッズが豊富にありました
翌日、新得駅まで送ってくれました
1
翌日、新得駅まで送ってくれました
ロータリーの側にあるお店で新得そばを食べた。
サックっとした天ぷらと、ちょっと太麺のそばが美味しい。
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ロータリーの側にあるお店で新得そばを食べた。
サックっとした天ぷらと、ちょっと太麺のそばが美味しい。
スーパーとかち6号で新千歳空港へ(途中要乗換)
3
スーパーとかち6号で新千歳空港へ(途中要乗換)
青い電車がやってきた
3
青い電車がやってきた
千歳空港で、ウニいくら丼と健康ドリンク
3
千歳空港で、ウニいくら丼と健康ドリンク
毎年来たいなぁ北海道
3
毎年来たいなぁ北海道
旭岳のピンバッチ
お尻しか見れなかったエゾシマリス
3
旭岳のピンバッチ
お尻しか見れなかったエゾシマリス
旭岳のピンバッチ
2
旭岳のピンバッチ
トムラウシ山のピンバッチ
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トムラウシ山のピンバッチ
トムラウシ山のピンバッチ
2
トムラウシ山のピンバッチ
トムラウシ温泉の東大雪荘で絵葉書とセットで1,100円で購入
2
トムラウシ温泉の東大雪荘で絵葉書とセットで1,100円で購入

装備

備考 持って行って良かった GPS(iPhone アプリ)、軽アイゼン

感想

昨年はじめて北海道の山(幌尻岳・後方羊蹄山)に登った時に、次は大雪山とトムラウシ山を縦走しようと思いました。

今年5月に登った巻機山で駅までピックアップして下さったお二人が、大雪山とトムラウシ山の縦走が良かったと言われていたので、早く行ってみたい気持ちに拍車がかかりました。

学生時代の友人と横浜の街で飲んだとき、6月は航空運賃が安いということを聞き、この時期に登ることにしました。
登り終えての感想は、6月のこの時期に縦走して大正解だったということでした。
ツアー客でごった返すこともなく、静かで、少ないけれど山登りを心から愛する登山者との出会いが山の味わいを濃いものにしてくれました。

また、ピークハントではなく、縦走にして本当に良かったと思いました。
北海道が地元なら別ですが本州からはそう簡単に何度もチャレンジできる訳ではありませんし、大雪山の主峰は旭岳ではあるものの、高さだけでなく眺望や山の風格が異なった峰々をめぐることで、この山域の魅力が味わえると思ったからです。

旭岳から白雲岳、忠別岳、化雲岳、トムラウシ山と巡ることで、この北海道の山の雄大さ、本州とは異なった山のスケールの大きさを感じることが出来ました。

■主峰・旭岳
初日、主峰の旭岳は低く垂れ籠めた雲に覆われ、山頂付近ではガスって何も見えませんでしたが、雲の切れ間からは時折青空も見え、視界不良ということはなかった。

旭岳の山頂付近は急登であるのの、旭岳を越えれば快適な稜線歩きとなります。
北海道の山の稜線は、北アルプスや南アルプスのような急峻で鋭い稜線ではありませんが、広大かつ優雅な稜線で本州の山にはない独特の優美さを感じました。

間宮岳から北海岳までの御鉢平は雪渓が見事でした。

途中、雪渓の出口で迷いましたが、GPSを携行していたので直ぐに修正できました。この時期の縦走は、雪渓で道を見失いやすいし、本州の山ほど目印が多くないので、GPSは持っていたほうが良いと思いました。

■白雲岳
初日は時間の都合で通り過ごした白雲岳でしたが、翌朝4時に避難小屋に荷物を置いて空身で白雲岳の山頂を目指しました。晴れていれば旭岳の展望が望めるのと、幻の湖を見てみたいと思ったからでした。

時折、山頂付近にはガスが掛っていましたが、登頂すると雲が晴れ、目の前に旭岳の雄姿が現れました。こんなに近くで大迫力の光景が広がっていて感動的でした。
白雲岳を通り過ごさずに、登って良かったと心から思いました。

幻の湖は雪渓がまだ溶けきっておらず、湖面に水を湛えるという状況ではありませんでしたが、白雲平の荒涼とした感じの光景はこれはこれで素晴らしいと思いました。

■忠別岳
忠別岳へ至るまでの高根ヶ原では、丁度雲がかかってしまい、ガスって展望は何も望めませんでした。シャクナゲが群生していたり、ウルップソウが咲いていたりしましたが、花の時期はまだ少し早かったのかもしれません。

驚いたのは忠別岳からの眺望でした。
忠別岳の山頂から、目の前に巨大な山が現れました。丁度、地元の方がいらっしゃったので「あの山は何ですか?」と聞いてみたら「あぁ、あれは名も無い尾根だよ」と言われて驚きました。
「あれが、名も無い尾根!」とビックリした様子でいると、察してくれたのか、忠別岳から見える峰々を丁寧に説明してくれました。
僕が驚いたのは化雲岳から小化雲岳を経て天人峡へ下る尾根でした。

忠別岳は西側が切りたった絶壁となっていて、向かい側の天人峡へ至る尾根との間の渓谷がこれまた素晴らしく美しい絶景でした。旭川の源流域で名の由来となった忠別川の渓谷は一見の価値があると思いました。

また、南側の尾根には五色岳、ヘソのような突起が特徴の化雲岳が一望でき、時々雲の晴れ間からトムラウシ山が姿を見せる様子は一言では言い表せない、大パノラマでした。

こんなに眺望が素晴らしいとは、忠別岳に登るまでは全く知りませんでした。

■五色岳
五色岳までくると、目の前にトムラウシ山が望めます。
東側は沼ノ平、200名山の石狩岳、ニペソツ山、西側には化雲岳が望めます。

■化雲岳
化雲岳にいたるまでの高原は池塘があり、「神の遊ぶ庭」と呼ばれています。
なんて贅沢な遊び場なんだろうと思いました。

化雲岳はへそのように突起した化雲岩が特徴です。
近づくまでは、オベリスクに次いで登ってやろうと思いましたが、思いのほか大きな岩で高度感が半端なくあるので、やめときました。

晴れていればトムラウシ山はもちろん、旭岳から歩いてきた縦走路が一望できる展望スポットで、ちょっとゆっくりとここで時間を過ごしてしまいました。

■ヒサゴ沼
ここはもう日本じゃない気がした。
写真とかで見る北欧のような光景が広がっていました。

避難小屋も小さいながらも、よく整備されていて、ここでゆっくりと過ごすのもいいと思えました。あぁ、北海道に住みたい・・出来るならと。

■日本庭園からロックガーデン
これまでの山の稜線とは違った風景が広がっています。
庭石のような岩が適度に散らばり、沼や築山などもあり、自然が形作った偶然なのですが、なるほど日本庭園のようでありました。

岩岩したロックガーデンも、ひとつひとつの岩をクリアしつつ、高度を上げていくと後ろには大雪山が一望できました。この日は雲がほとんどない快晴で、本当に来て良かったと心から思いました。

■トムラウシ山
いよいよ憧れのトムラウシ山へ
北沼は澄んだ水を湛えており、湖面に映えるトムラウシの山頂と、大雪山のパノラマが何とも言えません。

トムラウシ山の山頂からは目の前に十勝岳の峰々が、これもまた風格のある山だと思いました。
トムラウシ山から十勝岳へ縦走することも考えましたが、主峰・十勝岳の前に立ちはだかるオプタテシケ山も手ごわそうな急斜面でそびえ立っているのが印象的でした。

トムラウシ山から望む大雪山。旭岳から白雲岳、忠別岳、化雲岳と歩いてきた縦走路が一望でき、南側には日高山脈が見え、去年はあの幌尻岳を登ったんだなぁと感慨もひとしおでした。

気が付いて見たら、約1時間も山頂で過ごしていました。

縦走を終えて、憧れの大雪山、トムラウシ山を無事に縦走できて本当に良かった。
またもう一度、いつか登りたいと思いました。

出会った方々、山行がより濃密なものになり、本当に素晴らしい思い出となりました。ありがとうございました。

また、好天で素晴らしいコンディションで迎えてくれた大雪山、トムラウシ山のカムイに感謝です。ありがとうございました。




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コメント

お疲れ様でした☆
ヒサゴで一緒だったものです。
お互い素晴らしい天候に恵まれた、タイミングバッチリな山行でしたネ!
次回は7月?9月?
私これからも、変わらず大雪徘徊してます♪
また大雪でバッタリ会えるのを楽しみにしています☆
お疲れ様でした!
2015/6/25 8:56
Re: お疲れ様でした☆
こんにちは
いろいろとお話をありがとうございました。
お会いできたこと、お天気が良かったことは運が良かったと思います。

お写真、綺麗ですね。
今度は朝焼けのモルゲンロートをこの目で見てみたいと思いました。

もう大雪山に住まれてますね。
人間とお話しするウサギちゃんのようでした。

毎年6月、9月は北海道の山を目指したいと思います。
勿論、大雪山・トムラウシももう一度登りますよ〜。
またお会いできるといいですね。

ありがとうございました。
2015/6/25 10:37
大変参考になりました
こんにちは。興味深く拝見しました。大変参考になりました。
こんなに貴重な情報を得られてとてもありがたいです。
というのもこの週末から同じような行程で入るからなのです。
わたしはさらに富良野まで予定しており、体力・天候・アクシデント等との相談で、エスケープを常に頭に入れつつですが、完走できたらいいなと思っています。
なによりもお天気に恵まれていらしてほんとーーーにうらやましいです。

そして文章やお写真のコメントからお人柄が感じられ、読んでうれしい記録でした。
もう一度ありがとうございました。

peaks100
2015/7/1 12:58
Re: 大変参考になりました
こちらこそ、ご丁寧にありがとうございます。

途中で分かれて十勝岳方面に行ったメンバーや、地元の愛好家の人の話によると、
十勝岳方面に行かれるのでしたら、オプタテシケ山の登りが最初の難関で、かなり苦労するそうです。また雪渓の状況によっては難易度が変わるそうです。
テント場はテント場以外でもビバークで数張りできる場所が何か所かあるそうです。

天候にもよりますので、視界不良で気温が下がるようでしたら、無理はなさらないほうが良いかもしれません。

道中、地元の登山者の方に出会ったら、積極的に状況を聞くようにしてみるといいと思います。このコースに詳しい人がいると思いますので。

お天気が晴れでしたら、体力次第のようです。
ぜひ、完走されると良いですね!
無事の山行を願っております。
2015/7/1 23:31
Re[2]: 大変参考になりました
ありがとうございます。
そうなんです、難易度ではオプタテシケが肝みたいですね。トムラウシまでで充分とおもっていたのですが、だんだん欲がでてきて、10本爪に軽量ピッケルまで購入してしまったので・・。
わたしは雪岩氷沢と多少経験はあるのですが、同行者がやや不安なので、様子を見ながら危険と判断したら絶対引き返します。御心配ありがとうございます。とても心強いです。
おかげさまで週間予報では全部晴れマークが・・・・♪
神様、お願いという気持ちです。
十分気を付けて行って参ります!
一度も投稿したことがないので、今回は帰ったら投稿しようと思っています。
2015/7/2 11:19
Re[3]: 大変参考になりました
お気持ち、よくわかります。
十勝岳、富良野まで一気の縦走は夢がありますね。
僕も行ってみたかったけど・・・、トムラウシ温泉への下山も結構長かったです〜。

雪渓は滑る怖さよりも、出口を迷う怖さのほうですかね。
晴れていたり、GPSが有れば修正可能ですが、ガスって地図だけが頼りだったりすると、迷うみたいです。

パーティのお仲間も心強いですね。よく話し合われて楽しい山行にしてくださいね。
晴れの山行を願っております。

ご投稿の記事も楽しみにしております。
2015/7/2 19:16
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十勝岳〜旭岳
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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