月山BC(肘折~湯殿山神社)


- GPS
- 16:52
- 距離
- 41.8km
- 登り
- 3,687m
- 下り
- 3,310m
コースタイム
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 9:39
天候 | 2日とも晴れ! |
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過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
🚙肘折小中学校跡に車駐車して登山開始 |
コース状況/ 危険箇所等 |
清川行人小屋利用@1000円 |
その他周辺情報 | 漬物の里@板そば@1200円(漬物食べ放題) ♨肘折温泉 観月@500円 |
写真
装備
個人装備 |
ま)blizzard rustler 10
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感想
今年2月の丸山岳敗退が初めてのスキー泊まり登山だった。泊まりスキーの勝手がわからず安全側に軸を向けた結果荷物が増え、65Lザックに20kg近い重量、シートラするとえぐい重量で苦労した。登りも滑りも荷物の重さに振り回され自由度がだいぶ下がった気がした初めてのスキー登山。前回で勝手はわかったのでとにかく荷物を軽量化する作戦。45Lザックを新調し、これに入る範囲に荷物を削った。
鳥海山BC終えて鶴岡ビジネスホテル宿泊、15時チェックインで昼寝してたっぷり休息取れて準備OK。湯殿山除雪STに5時集合。1台車デポして肘折温泉へ。
快晴・無風な素晴らしい天気で期待高まる。少しアスファルト歩いて除雪終了点に車1台、トレースから先行者1名あり。つづら折り林道をカットしつつ標高あげていく。序盤はぶなの森、新緑時期はきれいな緑が広がるんだろう。最初のピーク大森山791mはトラバースで巻き、標高上げ気味を巻いたので40mほどシール滑走。シールで滑るには結構な急斜面だが、山紺さんはキックターンで方向転換してスイスイ滑っていくー、型をまねてキックターン&滑走を何度か繰り返しコルへ。懸念の猫又沢はバッチリ繋がっていて問題なし。赤沢川渡渉点から沢筋を詰めて小岳手前でようやく肘折登山道入口の看板、すでにお昼前。まだ月山ピークの姿を見ていないく本当に辿り着くのか心配になる。小岳ピークから標高差40mほどのシール滑走、腰引け気味だが転けずにコルまで直滑降。アップダウン多く今回たくさんシール滑走こなしたので、滑走時の体重の乗せ方のコツを掴みつつある気がした。
その先の1185ピーク手前で先行者とスライド。タイムアップで月山たどり着かず引き返すとのこと。1185ピークでようやく月山ピークとご対面、距離は短いがシール剥いで念仏ヶ原へ滑り込む。夏道と分かれて1本南側の尾根に取り付く、基本尾根忠実に多少の巻きで清川行人小屋。小屋まで20kmの距離はなかなかのロング。
山紺さんから小屋前の斜面楽しいから滑ってきていいよ♪とありがたい言葉をいただき、不要な荷物は小屋デポして身軽になって更に上へ、荷が軽いだけでずんずん足が前にでる。途中マグオンも注入して、山頂までいける気がしたので欲張ってピークまで。標高差650mを70分で登りきって月山ピーク。山頂部だけ南東風強い、シール剥いで滑走しようと登ってきた東面振り返ると霧に包まれていた…。山頂付近はシュカブラボコボコしている、固さはないので滑りに問題なし。山頂部の緩斜面を丁寧に滑って縦溝ゼブラ斜面はストップスノー…。茶色斜面は走るが、白斜面ストップなので、横切ると急ブレーキかけられた感じで体が持っていかれる。茶色斜面の縦のラインを真っ直ぐ落として、10分ほどの滑走で清川行人小屋帰還。
小屋戻ると山頂踏んできたことがバレバレ…遅くなってすみません🙇小屋の薪ストーブに火がついて暖かく、雪からの水作り&夕食の準備も完了しており、しあわせな小屋時間となった、しかも貸切り。20時前くらいに床に付き、目覚ましセットせず5時ごろ窓の外が明るくなって起床。朝ご飯も準備していただいてお客様状態。快適な小屋生活を終え、月山越えに出発、今日も晴れて穏やかな天気。気温下がっていないのでカチカチ斜面ではなくシールが良く効く斜面。標高差150mほど登ったあたりで、山紺さんから1本滑ろうと提案あり、待ってましたー!シールだけ持って、朝のしまったザラメ斜面を気持ちよく1本、自分だけおかわりして2本目も楽しんだ。
ダッシュで山頂目指したが追いつかず少しお待たせしてしまった。ピークから東面を滑るため小屋前に荷物デポして月山ピーク、志津からの登山者はまだいなく本日1番手の到着。シール剥いで本日3本目の山頂東面、ファースト譲っていただきスピードに乗ってザラメ滑走サイコー。春スキーは縦溝&ストップスノーの試練な滑りのイメージしかなかったが、滑りの楽しさを認識できたことはとても収穫だった。荷物重くなるが苦労を上回る充実感を得られた、小屋泊まって正解!
登り返して荷物回収したら姥ヶ岳へ南面の滑走。滑走が11時過ぎだったこともあり、これぞ春スキーなストップ&縦溝…。楽しい滑りではないので、トラバース気味に滑って早々に姥ヶ岳へ登り返し。姥ヶ岳山頂からは展望抜群で、南側に朝日連峰を中心とした峰々、北側に日本海&鳥海山。姥ヶ岳西面の滑走を楽しんだら湯殿山神社への谷に入っていく。山紺さん先頭にルート見極めてもらって谷底へ。堰堤が露出しており、狭いゴルジュ風な箇所は沢割れ、、、左岸断念して右岸にシールで短く登り返して湯殿山神社。大鳥居越えて少し進むと除雪が進んでいてアスファルト露出で雪なし、雪壁は4~5mほど。しばらくスキー手持ちですすんで、雪壁が低くなったところで雪壁の上にでて、片足シールで進んで除雪STの車横までスキーで滑ってツアー終了。
天気に恵まれ、登りも滑りも充実したまさに春のスキーツアーを大満喫&大満足。自分一人で山行計画をしていたら、肘折温泉からなんて選択肢に入らなかっただろうし、入ったとしても日帰りピストンとしていただろう。山紺さん、また私をスキーに連れて行ってくださいー!(次は食担がんばります)
今回は今シーズン最大の試練になりました。
そこまで荷物が重かったとも思わないのですが、
猫又沢を過ぎたあたりから非常に苦しくなり、ペースダウン。
歩行時に荷重をかけすぎたのか、脛の痛みも発生し、ますますペースダウン…
清川小屋にたどり着くのがやっとでした。
2日目も状況はそれほど変わらず、楽しさよりも辛さが勝った2日間でした。
ただ、滑った斜面はいずれも非常に滑りごたえのある斜面で、
特に今回初めてとなった姥ヶ岳西面はかなり良かったです。
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