【火打山】残雪と新緑を求めた結果の道迷い・・・(笹ヶ峰〜高谷池〜火打山ピストン)
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- GPS
- 08:54
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,480m
コースタイム
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:53
下りで大幅に道に迷ったのと、その後、かなり慎重になり、かなり歩くのが遅かったからだと思われます・・・
天候 | 晴れ ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
杉ノ原入口手前にコンビニあり。 前夜到着で、先着4台。 後からフタを開けてみると、いずれもテン泊組だった模様。 本格シーズン前の平日だったためか、下山時も駐車場はガラガラ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
まだ残雪が多いものの、アイゼンは使わず。周りでもアイゼンを使っている人は見ませんでした(もっとも、お会いした人が少ないのですが・・・)。アイゼンはあればベターといった感じ。 ストックはあった方がよいと思います。 かなり雪解け水でぬかるんでおり、ゲイターもあったほうがよいと思います。 山頂までずっと虫が多く、虫対策は必須。 ■笹ヶ峰〜富士見平 黒沢橋から少し登ったところの沢で水汲み。行きは昼メシ用に500mℓくらい、帰りはお持ち帰り用に4ℓ。 山と高原地図の「急登」表記のところ、標高にして2,000mを超えたあたりから残雪あり。 富士見平を超えるまではストック使わず。 夏道はほとんど見えず、テープも見つけづらく、登りも下りも止まりながら、テープを探しながら。その分、かなり時間を要しています。 ■富士見平〜高谷池 黒沢岳の巻き道に入るまでは残雪の道。 富士見平を超えたところの斜面のトラバースで足元が滑りそうだったため、そこでストック登場でした。 巻き道に入ってからも、2〜3箇所、残雪のトラバースあり。足を滑らせたら、一気に100mくらいは落ちていきそう。 一応、ステップはありますが、雪が固いためあまり役には立ちそうになく、慎重にキックステップで蹴り込みながら歩きました。 富士見平の近くは、登りはわかりやすいのですが、下りの道がわかりづらい。 私は富士見平上部で別の筋に降りていってしまい、大迷いしました。 ルートで、富士見平の脇辺りでうろうろしているのが、迷った後です。 ■高谷池〜火打山 高谷池の周りは残雪。天狗の庭を超えるまでは、残雪あり。 天狗の庭を超えてからは基本的には夏道。ライチョウ平とそこから少し上ったところで残雪のトラバース箇所あり。ここはステップもしっかり切られています。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(40L)
ザックカバー
クッカー
ガスボンベ
コッヘル
昼ご飯
非常食
ハイドレーション
水
レインウェア
フリース
帽子
手袋
ストック
ヘッドランプ
ライター
サングラス
地図
スマホ
カメラ
ロールペーパー
救急用品
サバイバルシート
予備靴ひも
携帯簡易トイレ
保険証
タオル
ツェルト
チェーンアイゼン
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備考 | ゲイター忘れた・・・ |
感想
久々に有休を取っての平日登山。
さしたる理由もなく何となく、残雪の山に登りたくなったため、この時期でもソコソコ残雪のありそうな火打山に。
天気予報では昼前後が一番、晴れそうな感じだったので、11時前後の山頂到着をターゲットに逆算して6時半に笹ヶ峰登山口をスタート。
私が登り始める前には、単独者の方1名、3名パーティーが一組登っていっていました。
登り始めてすぐに、予想外に早く晴れ間がのぞきます。
気持ちよく登っていくと、富士見平の手前、標高2,000m付近から残雪の道。
富士見平を超えてからは、展望も開け始めて、山上の残雪と新緑の別世界に。
「これを求めて来たんだ!!!」という満足感に浸りながら、癒されつつ歩いていきます。
先行していた3名パーティーの方々、ご年配に見えたため、すぐに追いつくかと思っていたら、結局、追いついたのは高谷池の手前のあたり。
話をすると、3年前に塩見で知り合った方々で、その後、剱岳やら、大山やらに一緒に行っているということ。
で、お年は70歳の方がお二人ですと・・・
こういう方々の話を聞くと、あやかりたいと思います。でも、自分がその年になって、同じように登っているイメージも持てないのですが。
先に行かせていただいて、水たまりっぽい高谷池を通り過ぎ、天狗の庭の水たまりで絶好の逆さ火打を眺めた後は、山頂に。
山頂に到着すると、誰もおらず、静かな山頂を独占!
多少、周りは雲も出てきていましたが、それでも景色はよく、贅沢な時間を堪能しました。休日だと、なかなかこういう静かな雰囲気を味わうことができないので、たまには平日の登山もいいですね。
30分少し過ぎて、ちょうど下山支度を始めたタイミングで、追い越した3名パーティーが登頂してきました。タイミング的に逃げているみたいで、少しバツが悪い感じでした・・・
少し、話をした後に下山開始。
下山を始めると、火打山頂近くで、なにかギュルギュル、ギャーギャーと鳴く声が聞こえてきます。おそらく、ライチョウさん。立ち止まって探してみたものの、姿は見えずに残念・・・
帰りにはずいぶん、雲も広がっていましたが、それでも梅雨の合間にかなり天気には恵まれて素晴らしい雰囲気を堪能。
予定を変更して、高谷池に泊まっていきたくなるくらいに、大満足の山行でした。実際問題、仕事が溜まっていて帰らねばならず、泊まりは無理でしたが。。。
ただし、、、
今回は何回も道を間違え、大いに反省です・・・
その1(登り):
登りの富士見平手前、ピンクテープを追いかけていったつもりが、いつの間にか少しずれている。
GPSからちょっと進路を変えれば黒沢池に出る道に出ることはわかっていたため、少し進路を変えて道に出ると、富士見平から20mずれたところに。
その2(登り):
黒沢岳の巻き道に入るところを見落とし、黒沢岳の直登路へ。
周りに足跡がなかったため、GPSを確認すると、少し、ずれている感じ。振り返ると北アの絶景で、少し回り道をした価値はあり。
景色を堪能した後、あわててテープが見えたところまでUターンすると、雪に隠れて木道が。この木道を見落としたらしい。
その3(下り):
これが一番、ひどかった。
富士見平の手前で、残雪の上を気持ちよくスタコラと。はたと気が付くと、周りに足跡がない。そして、しばらくテープを見た記憶がない・・・
慌ててGPSを確認すると、ルートを大きくずれています。。。
そのまま横に移動して合流を目指すも先はやぶ・・・
そのまま下の方に降りていくこともできそうでしたが、「季節外れの雪崩とかが起きたら、きっと、誰も見つけてくれないんだろうなあ・・・」と頭によぎり、慌ててきた道をUターン。
戻る途中には私のではない足跡もあったので、ほかにも迷った人がいたのでしょうね、きっと・・・
とりあえずは、無事に登山道に合流。
今回はGPSに助けられましたが、逆にGPSがなかったら、遭難していたかもしれない・・・と思うと、怖いですね。。。
笹ヶ峰から火打山頂までの標識も途中で見つけられず、十二曲りでも途中で標識を見失い、ピンクテープも見失い。こうした発見力(?)に弱いので、こうした力をつける必要がありそうです(どうやって???)。
文明の利器に頼るのもいいですが、少し、自分自身の力を磨く必要があると感じた1日でもありました。
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