九重連山縦走(牧ノ戸峠〜久住山〜中岳〜大船山〜長者原)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,332m
- 下り
- 1,623m
コースタイム
天候 | 初日:晴れ、2日目:朝強風・ガス、のち晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:長者原よりバスにて豊後中村駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
特段の危険・不明箇所等ナシ |
その他周辺情報 | 長者原付近に寒ノ地獄、長者原温泉など温泉多数。 |
写真
感想
屋久島からスタートした九州名山ツアーの大トリは、ボリュームある九重連山。登山口の牧ノ戸峠からは標高差も小さく、避難小屋も多数。歴戦の苦闘で疲弊した貧乏ヤマノボラーには格好の最終ターゲット。
好天の下、家庭教師の教え子と阿蘇山最高峰の高岳を踏破した後、一足先に帰宅する教え子を見送り、一人バスを乗り継いで夕暮れの牧ノ戸峠へ。日の入が遅い九州とは言え、日没が迫る中、気ばかり急くものの重いザックにピッチは上がらず、へ電を頼りに扇ヶ鼻の鞍部を越えて西千里の久住分れに着く頃には、「星明かり」でうっすら避難小屋が見えるぐらいの暗さに。
九州最後の山中での一夜が明けると、上空の気圧の谷が通過中と見え、濃いガスに強風の悪天…。九州本土の最高峰・中岳での御来光遙拝の願いは適わず、髪の毛が「霧氷」状態になりながら辛うじて最高点での証拠写真をゲット、ほうほうの体で法華院へ下る頃には急速に天候回復。拡がる青空に力を得て、重荷をデポし、再び大船山への急斜面にチャレンジ。本ツアー最後のピークとなった大船山頂は360°の大展望。長旅の締め括りに相応しい素晴らしいパノラマを目に焼き付け、気持ちの良い坊ガツルを経て、雨ヶ池を越え、長者原の寒ノ地獄に下ります。バスの時間までは若干余裕があるものの、ここの温泉は文字通りの「冷泉」。身体ごと浸かる勇気はなく、火照った両足をクールダウンするぐらいでバス停へ。
これにて、約一週間強で全ての九州の百名山を巡るロングトレイルは好天のうちに恙なく終了。往路は2泊3日かかってやっと鹿児島に辿り着いた長い列車の旅が、帰路も再び始まります。(約10日間のツアーで、旅館に泊まったのは鹿児島市内の2泊のみ。若いとは言え、これだけ夜行列車車中泊や駅寝、小屋止まりが続くと、さすがに自宅のフカフカの布団で眠るのが楽しみになります…。)
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