祝瓶山(針生平より鈴振尾根往復:梅雨の晴れ間・山形名山ツアーPart. 2)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,054m
- 下り
- 1,045m
コースタイム
天候 | 終日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口出てすぐの吊り橋(大石橋)は定員お一人様。両サイドのケーブルに掴まっても結構揺れますので、ゆっくり渡りましょう。一ノ塔過ぎ、山頂手前の稜線で何ヶ所かガレ場の縁を通過しますので、通行注意。その他、特段危険箇所ナシ。 |
その他周辺情報 | 交流センター・りふれ(人工温泉)で日帰り入浴可(大人500円)。坂町への国道345線沿いにも道の駅・関川の「ゆーむ」(大人500円、休憩室あり)など日帰り温泉あり。 |
写真
感想
山形名山ツアー2日目、今日も雲一つない上天気、昨日以上に暑くなりそう。小国町の「りふれ」で部屋朝食、宿に頼み前日作ってもらったおにぎり弁当を携え、荒川沿いの林道終点の駐車場へ。登山届提出、いきなりの名物吊り橋をおっかなびっくり渡ります。ルート上、クマさんの落とし物、掘り返し跡もチラホラ。先行するご夫妻連れを追い越しそうになるのをグッと堪え、クマ鈴を鳴らし、適度に休憩、塩分補給しながら急な尾根道を登っていきます。
小ピークを越え、帰路の登り返しを恐れつつ一旦下ったあたりから、目指す祝瓶山頂方向が樹間に見え隠れしますが、実は見えていたのは山頂手前のピークだったことに後で気付きます…(汗)。ともかくも、登るにつれ益々全貌を現す朝日連峰の主稜線、そして反対側には神々しささえ覚える白銀の飯豊連山が姿を見せ、連日の急登の疲れも吹き飛ぶ思い。山頂手前の顕著なピーク、一ノ塔を越えてからが結構長かったものの、稜線直下に気持ち良さげな雪渓も見え、遥かな朝日主稜線への縦走路を見送ると、夥しいトンボの飛び交う祝瓶山頂到着!
途中追い越しちゃったご夫妻も間もなく到着、地元のベテラン風ソロの男性も登ってきて、証拠写真など依頼しつつ、飯豊の左に連なる福島~山形~宮城の名山たちを吾妻、磐梯、蔵王と一つずつ同定。会津の山まで見えている幸運に感謝です。山頂を飛び回るのはトンボだけでなく、虫の数も半端ないものの、防虫ネットを着けながら湯を沸かし、宿特製のジャンボおにぎり、塩分を欲する身体にに有り難い塩鮭とお新香の昼飯を済ませます。
名残惜しい山頂を後にすると、先に下山したソロ男性が雪渓に下り、涼しげにランチ中。その手があったか!ガレの縁を慎重に下りながら、右手に拡がる朝日連峰の大伽藍を改めて自身の眼とスマホ写真に焼き付けます。暑さの中、厳しい登り返しも何とかクリアして、フルーツゼリーのパワーで快調に沢へと下り立ちます。ここで汗だくの身体をクールダウンしようと、頭から水浴びしただけでは飽き足らず、若人時代以来久々のTシャツ着乾かし(沢水で手洗い、固く絞ってそのまま着用、歩きながら乾かしちゃう裏ワザ!)。周りに他人(特に女性…)がいるメジャーな山ではなかなか実行できませんが、この日の入山者は全部で約5~6組。遠慮なく気持ち良い全身クールダウンができました。(ザックの背が若干濡れちゃうのが難点ですが、下山後の林道歩きなど、車で帰る間際ならOK!)この日は更に、新潟駅へのレンタカー移動途中、国道345号沿いの関川村道の駅に併設の天然温泉「ゆーむ」にて露天付きのフロ入浴、サッパリ着替えて一本早い新幹線で帰途につきました。
ということで、今回の山形ツアーは、先日の北陸遠征での天候不順を補って沢山お釣りが来るほどの絶好の晴天続き。折角貴重な時間と経費をかけて旅するわけですから、宿や移動の足を予約したから多少の無理を押してでもツアー決行、というピークハント志向でなく、やはりベストの季節と天候をチョイスし山行を計画、実行に移すことの大切さを改めて実感した次第。前泊した宿でフロントのオバサマからおにぎり弁当を受け取る際、「遠くからわざわざ来て下さって有り難う。どうぞ気をつけて」と温かく声がけ頂いたのが、何より心に染みました。今度は混雑を覚悟の上、震えが出るほど美しいと聞く朝日連峰の紅葉を見に来たいものです!
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