日本百名山!最南端 宮之浦岳~奇跡の晴れ間☀️~
- GPS
- 09:14
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,691m
- 下り
- 952m
コースタイム
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 9:17
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
⚠️冒頭1kmログ撮り忘れ☠️
2年ほど前年末に屋久島に行こうと計画しましたが頓挫し、あたらめて2023年11月の頭に屋久島の航空機のチケットを抑えました。時間の短縮のためここは飛行機でひとっ飛び。
しかしそれも私が住む山梨からだと半日以上かかる大移動です。
参考:
5/4 行き
9:30甲府→13:00 羽田空港 → 15:00鹿児島空港→18:30 屋久島空港 → 19:20宿泊予定の民宿到着
5/7 帰り
16:30 屋久島空港 → 19:00 鹿児島空港 → 21:00 羽田空港 → 24:30 甲府
余裕をぶっこいていた私は、レンタカーを3週間前まで抑えるのを忘れており、いろいろ調べたところどうやらゴールデンウォークもあり、レンタカーは全てで払っている模様。さらにそもそもレンタカー屋さんは18時までの営業ばかりではありませんが。
さて,困ったのでいろいろ試すと、5/5 12:30からならタイムズレンタカーで借りることができました。
次にバス。18:30に空港に到着すると、18:50の終バスに乗らないと宿泊予定先の民宿に辿り着けない…。これもどうにかクリア。
さらに天候です。
5/4はかなり天気が良かったようで、5/5もてんきとくらすB判定なものの、雨大国の屋久島では良い方でした。それならば5/5に登りたいのですが、なにぶん移動手段が限られており、屋久島来訪の数日前に計画を練り直す羽目に。
今回宿泊させていただいた「民宿 杉の里」さんは、後から気づいたのですが荒川登山口までのバスが出る「屋久杉自然館」から比較的近い場所にありました。荒川登山口は縄文杉までのトロッコ道ハイキングコースが整備されていることは2年前に調べていました。
ですが荒川登山口から宮之浦岳は1泊しないと通常は厳しいコースであることも知っていました。ただ,私の経験上遅くても6時半までに登山を開始すると17時辺りまでに淀川登山口までの縦走が可能であり、日没は18:30あたりであるため可能であると判断。次の日の天候もあり、私は以下の計画を立てました(大体の予想、標準の0.8~0.9)。
5/4
5:00 屋久杉自然館 バス乗車
5:45 荒川登山口到着&準備をして登山開始
10:00 縄文杉到着
13:30 宮之浦岳登頂
16:30 下山完了
結果として、休憩含め予想より早く縦走でき、縄文杉ハイキングと宮之浦岳登頂のお得セットを楽しめました。
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コース覚書
・荒川登山口~大株歩道入口/縄文杉登山道入口
全路快適。ただし、渋滞が起きやすい一本道のため早めの出発が良い。また、走ると滑り、滑ると川に落ちる場面もあるので慎重に。スニーカーはお勧めしない。
・大株歩道入口/縄文杉登山道入口~縄文杉
全路快適。木板で舗装されている。縄文杉のあたりは早く通行しないと混むと予想する。
・縄文杉~高塚小屋~新高塚小屋
高塚小屋までは舗装されている。
そのあとは本当の登山道。しばらく歩くと稜線に出るため風に当たりやすくなる。防風雨の場合、雨が直に叩きつけてくる。また風向き重要。
・新高塚小屋~宮之浦岳
最も体感長く感じる。一部岩場につけられた木製の階段がある場所があり、風が強いと危険と思われるが、進捗に歩けばOK。ストックがあった方が良いかも。アップダウンもあるため疲れる。
水場は多分あったけど登山道からは見当たらなかった。
・宮之浦岳~淀川小屋
たまにアップがあるが,基本下一辺倒。
全体的に川のような道を歩くためゴアテックスシューズや防水加工したシューズが望ましい。いくつか豊富な水場があった。
・淀川小屋~淀川登山口
緩やかな登り。地味にしんどい。特に面白いものはない。
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今回は荷物が非常に重要なので今回の持ち物を記載しておきます。特に必須と思うものは⭐️をつけておきます。
⭐️雨具…最悪雨の中でもビバークができるように、簡易ポンチョ、折りたたみ傘、カッパを持って行きました
・ゴアテックスジャケット
・アルコールストーブ(最悪山小屋で宿泊することも想定)
・カイロ
⭐️グローブ(鎖場はありませんでしたがロープ場があり、手を怪我する恐れがありました)
・ストック
⭐️水…水場が多いですがお腹を壊すと逆に脱水症状になるので持参分で対処できるように。民宿の水道水をそのまま入れてきました。2.5L。
⭐️ヘッドライト
⭐️モバイルバッテリー 5000mAh×2
・方位磁針機能付きロガー
・サングラス
⭐️マット…どこもかしこもドロドロのため、休憩のためには持ってきた方が良いです。
・ファーストエイドキット
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西日本で1番高い山は?
そう、愛媛の石鎚山ですね。
2番目は?
ええ、鹿児島県屋久島町 宮之浦岳です。
すなわち、九州でもっとも高い山は宮之浦岳(1936m)です。
屋久島へ行ったことはある人はご存知だと思うのですが、屋久島は真ん中に巨大な山岳が連なっており,その周りに人が住んでいるという変わった島です。
そんな島なのにも関わらず、最高の標高は1936mと祖母山や久住山より200mあまりも高いのです。
また、雨が多い島であることから、冬は完全に積雪します。
山岳全体は花崗岩でできており、その岩肌に根を張る植生も他の山々とは風貌が異なり、インパクトが強いです。
ぜひ屋久杉自然館さんにも訪れてほしいのですが、屋久島の歴史は屋久杉とともにあります。トロッコ道は安房という地から30km弱にわたって敷かれている、屋久杉を搬出するための線路です。ちなみに樹齢1000年を超える屋久島の杉のことを屋久杉というそうです。
ちなみのちなみにトロッコは他に3つほどあり、まだ使われているものもあるそうです。
その中でも荒川登山口から辿るルートは、もっとも最奥部の旧小杉谷集落まで伸ばされたものらしく、それらの歴史を知るとより一層面白いでしょう。
深田氏の本にもある通り、「屋久」は「益救(やく)」と言われており、現代は益救神社(やくじんしゃ)にその名残を見ることができます。パワースポットらしい。
深田氏は、1939年12月に鹿児島から安房港(現在は物資搬入にのみ使用されている模様)に上陸、当時はまだ現役だったトロッコを使って小杉谷集落(現在の大株歩道あたりのはず)に宿泊、そのまま花之江河の小屋まで行き、泊まった模様。また当時は山小屋・山道の管理は全て営林署がやってたみたいですね。そのあと宮之浦岳に登り、永田の方まで出たようです。あまり現在は使用されていないルートと思われます。当時「やっと飛行場が出る」と言われていたそうですが、私が訪れた今年はなんと屋久島空港ができて60周年!本当に飛行機にはさまさまです。
次くるなら、白谷雲水峡から登りたいものです。
皆さんもぜひ登ってみてください。
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