有明山〜表参道から裏参道への周回で信仰の歴史を感じる〜

2024年05月05日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 22.2km
• 登り: 1,740m
• 下り: 1,729m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:53
• 休憩: 0:46
• 合計: 9:39

6:22 有明山神社
6:57 有明山表参道登山口入口
8:27 8:30 妙見滝
8:47 8:55 白河滝
9:35 9:36 石門
10:04 10:10 落合
11:20 11:30 有明山社奥宮
11:33 有明山
11:40 中社
11:50 11:52 有明山南岳（奥社）
12:07 12:17 中社
12:29 12:30 有明山
14:30 第2駐車場・第3駐車場分岐
14:45 14:50 有明荘
15:44 観音峠
16:01 有明山神社

天候

快晴！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

GWにもかかわらず、有明山神社の登山者用駐車場はガラガラでした。

コース状況／危険箇所等

表登山道、裏登山道ともピンクテープや鎖、トラロープ、梯子がしっかり整備されており、迷うことはありません。
表登山道は切れ落ちた場所の登降が多く、沢登りの高巻きをしているような箇所が多々あります。
関西で言うと大峰の弥山川コースぐらいのレベル感です。

その他周辺情報

中房温泉や有明荘の温泉も捨てがたいですが、安曇野にある「しゃくなげの湯」は、露天風呂や立派な食事処もあって、畳敷きの部屋で休憩もできるのでお勧めです。
（岳人の湯の割引あり）

写真

5/5 5:44

高瀬川越しに有明富士と称される秀麗な山容を望んでから登山口に向かいます

5/5 6:22

有明山神社にて、登山の安全を祈願してから出発

5/5 6:57

ひたすらロードを歩き、宮城ゲートを過ぎて黒川沢出合いの林道から入山

5/5 7:07

林道の突き当り広場奥から表参道に入ります
針葉樹と広葉樹の混淆林
神域として保護されてきた結果でしょう

5/5 7:22

このような道標だけでなく、ピンクテープもしっかり整備されています

5/5 7:26

三本ナラ
しばらくは、このような雰囲気の良い森が続きます

5/5 8:30

妙見滝
水量は少ないですが迫力あります
1/25,000地図では変なところにマーキングされています

5/5 8:34

沢登りなら楽しそうな滝もスルーして先に進みます

5/5 8:47

白河滝
この滝も地図上では変なところにあります

5/5 9:08

行者尾根
滝の高巻きをしているかのような急峻な道ですが、トラロープや鎖、梯子に助けられます

5/5 9:10

こんな厳しい場所にもかかわらず信仰の跡が

5/5 9:15

行者尾根ではショウジョウバカマがあちこちに咲いており、心を和ませてくれます

5/5 9:36

胎内くぐりを通過

5/5 9:52

苔に星を散らしたような白い花

5/5 9:56

笹原の斜面に出ると行者尾根もおしまい

5/5 10:04

稜線上の落合に出ました

5/5 10:10

ここからは餓鬼岳が望めます

5/5 10:12

安曇野を望んで、気合を入れて再び登りましょう

5/5 10:18

この先も岩場をトラバースするロープや

5/5 10:30

梯子が連続しますが、行者尾根に比べるとマシかな

5/5 10:27

そこかしこに信仰の跡が見られます

5/5 10:45

途中、見晴岩からの餓鬼岳

5/5 10:51

頸城山塊など

5/5 10:51

昨日と同じような好展望が広がります

5/5 10:54

残雪に覆われた爺ヶ岳のずっと右には小蓮華山と昨日辿った船越ノ頭〜白馬乗鞍岳〜天狗原も望めます

5/5 11:15

山頂に近づくにつれ残雪も見られるように

5/5 11:20

輝く鳥居の立つ有明山の北岳に着きました！

5/5 11:24

燕岳が目の前に見えますが、この先もっと良い展望地があります

5/5 11:33

三角点はここですが樹林が気になり先へ

5/5 11:40

中岳
この先20mくらいの岩場の上が最高の展望地です

5/5 11:51

南岳
ここまでそれぞれのお社に参拝を済ませました

5/5 11:53

さて中岳付近の岩上からの展望です
3日間晴れが続き、安曇野も霞んでますね

5/5 12:07

左から常念岳、横通岳、大天井岳

5/5 12:17

正面に合戦尾根、その右手に燕岳
表銀座の山々が一望です

5/5 12:29

北岳に戻って

5/5 12:29

お社に参拝したら裏参道へ

5/5 12:34

餓鬼岳の右奥に見えるのは蓮華岳ですかね

5/5 12:37

裏参道は表参道に比べると、随分マシです

5/5 13:02

鎖場などはそれなりにありますが

5/5 13:15

かぶり岩
裏参道の数少ない見どころ

5/5 14:28

下山道ですが地味にアップダウンがあります

5/5 14:31

有明荘の分岐を過ぎ

5/5 14:38

足元の花に心癒されたら

5/5 14:45

登山口に下山しました

5/5 14:47

有明荘で温泉に入りたいですが、バスの時間が合わなかったことから、先は長いロード歩きとなるのでパス

5/5 15:59

途中、信濃坂あたりで静岡から来られた方の車に拾っていただき大感謝
無事、有明山神社に下山報告をしました

撮影機器：

RICOH WG-80 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

無雪期日帰り標準装備

感想

duster

前日の山行で兼用靴がダメになり、次善の策として前から興味があった有明山に登ることとしました。

どうせなら信仰の歴史をたっぷり味わえる表参道が、標高差はあっても楽しめるだろうということで有明山神社から登ることとします。

花崗岩で構成された山体は、巨岩が随所にあって様々な見どころが連続するだけでなく、信仰の痕跡がそこかしこに感じられます。
特に行者尾根は急峻で、一般登山道とは思えないほど。（しっかりと整備されているから一般登山道なんでしょうね。）

表銀座の前衛峰として目立つ存在は、その展望台としても素晴らしいものがありました。

裏参道は表参道に比べると標高差も少なく、難易度も下がりますが、有明荘からのロード歩きの長さが精神力を試される核心部なのかも知れません。（精神力の弱い私は、車の便乗の誘いに即座に応じてしまいましたが。。。）

コメント

mets

dusterさん　こんばんは

急なアクシデントで急遽有明山ですか。
名前は聞いたことがあるレベルですが、展望台としてはもちろん、コースとしても面白そうですね。
ロード歩きもコースの一部、当然お断りです。

duster

metsさん、有明山は北アルプスの名だたる名峰にも名を連ねる日本二百名山の一座なので、決してマイナーではないですよ😃

特に表参道は、変化に富んだ、体力や技術が求められるマゾ的コースなので、metsさんも気にいること間違いなし！

だけど、ロード歩きは勘弁して欲しいですわ（バスの時間が合えば、乗ってましたからね〜）😁