除山(のぞきやま)・小日影山
- GPS
- 14:43
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 2,108m
- 下り
- 2,129m
コースタイム
- 山行
- 12:24
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 14:35
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全山にわたって登山道はありません。 普通の人は歩けません。(特に除山〜東の1650m間に難所がありました) |
写真
感想
いや、久々にピンチでした。遭難して他人に迷惑をかけたら登山を辞めなければいけませんので(立場的に)、引退を覚悟しましたよ。もう山ガの居る山にも行けなくなっちゃうんだなぁ・・・と。
ヤマレコ上に今回一番の危険箇所を登録しました「岩場」
一番詳しく書かれているのは我々のバイブルである「伊那谷の山」ですが・・・
当時は目印があったようですけど、今は無いです。
2007年当時より崩落は進んでいると思われ、真面目に危ない場所でした。
最後の舗装路歩きも辛かったです。今後はもう少し真剣にバックアッププランを用意して望みたいと思います。とは言え、達成感はアルプスの一般道とは比べものにならないですね。またよろしくお願いします。お疲れ様でした。
yama-takeさん、nucchiさん。お疲れ様でした。お世話になりました
除山へのスタート地点に選択したのは宗良親王の居所であった御所平です。後醍醐天皇の子である宗良親王は南北朝時代の方ですが、御所平の東南にそそりたつ除山を眺めては「もしこの目の前の山が除かれたなら,もう少し都が近くなる気がするのに・・・」と話したことから,村人たちが除山と呼んだそうです。「伊那谷の山・除山の項より)
http://www.janis.or.jp/users/yoichi-k/nozokiyama.html
「除山(のぞきやま)」邪魔だといわれてるようでなんか可哀そうな感じですが、そんな故事に思いを馳せつつ、歴史のロマンも背負って歩けるのはステキな感じです
渡河しないと登れないけど、除山への登りは素晴らしいかったです。
手付かずの自然林はテープひとつなくてさわやか!動物の住まいの気配も濃くて誰かのお住まいの近くを通り過ぎながら登りました。誰が住んでるのか想像するだけで楽しい♪
小日影山へのルートも踏み跡やテープはあるものの、マニアックな方しか来ない感じです。それでもやはり南ア主稜線へ続く尾根。かなりの方が通過されたのだろうな〜という雰囲気でした
雨の中、眺めもないとわかっている地味な山にたどり着いたものの、下山の尾根も未知の尾根なので早々に出発。
本当は1650.5△から御所平へ戻る尾根の予定でしたが、1830の厳しい岩のギャップを乗り越えるのに時間がかかり、その後も通過が厳しい場所が続いたので、暗くなる前に安全地帯へ抜けるのを優先して最も安全そうな釜沢への下りに変更。無事帰ってこれました。
舗装道を除き、山の中では12km程を13時間半かかって歩いたことになります
体力的には余裕がありましたが、一部のルートは先週の麦草岳−木曽前岳間より危険でした。
このメンバーだとハードルをちょっと高めに設定してしまうのかもしれません。。
未知の山歩きをする時は、下山ルートは安心できるコースを設定すること!・・・という、以前痛い目にあってから決めた単独でのセオリーと、先週思った情報収集しよう!と言う反省が生かされていませんね。。W反省です
でもやはり御所平から1650.5△ヘの尾根は再チャレンジしてみたいと思っています。
次回は時間と装備に余裕を持って尾根を楽しみに・・・
これぞヤブ部! という山行。
1)小日影山といえば立派なマイナー山だが、そこへ登るだけでは飽き足らない。未開の除山北尾根を選択する。さすがのワタシもこの提案には驚いたのだけど、kokuzooさんの↑ 確固とした理由があるのだから、我々は当然のようにくっついていく。赤テープなど一切無い、良い尾根だった。(いささか急だった)
2)安全第一 除山の下り難所では、相談しながらロープも出して時間をかけて慎重に。ワタシは一か所跳んでしまったけど、後続はここも慎重に歩いてきた。
3)臨機応変 最後の1650m三角点で17時過ぎているので、あと高度差600m、時間・日暮れも気になるところ。4つのうちどの尾根を選択するか検討して、未知ながら最善と思われる尾根を選び無事おりてきた。
4)山頂に向かう途中で雨が降り出したが、サッとカッパを着てシャクナゲ薮に入っていく。(実はワタシはどうすんのかなぁ? とひるんだのだけどネ)
コメント
この記録に関連する登山ルート
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ヤブ部の皆様、お疲れ様でした。
除山・小日影山、和蔵から近く、昨年登った青田や前茶の対岸で、とても気になっていた山です。
実は、密かに登れないかな!?なんて、分不相応な狙いも持っていました
興味深くレコ拝見させていただきました。良いレコですね
登るなら、バイブル通り、南尾根から2128Pのルートかなと思っていましたが、
ヤブ部レギュラー陣は、やはり普通ではありませんね。
登りは、前人未到の御所平からロマンを背負って北尾根初制覇!?
下りは、新たに「岩場」なんて、素っ気ないけど凄味のある名前を登録しなければならないような、ハードなルート。
ちなみに、バイブルにはこの岩場コースの下りは「特に」危険って書いてありますね。
でも、下っちゃたんだ
さすが、レギュラーの方々は凄いですね
この辺りには、まだまだ縁がありますので、ちょっと(かなり<相当)興味があります
と言いながらも、ここはレギュラークラスのフィールドですね
こんばんわ totokさん
大鹿村にお伺いするという事でもちろんtotokさんのコト、話題にさせて頂きました
まだご縁があるそうで・・・嬉しいです
登りは南尾根も考えてましたが今回の北尾根は難度は、高いもののステキな尾根でした。
山頂より行程の尾根(谷)の方が好きなのですが今回はまさにそれでしたョ
「岩場」の危険箇所に関しては、ここを行かなくても他に道はあるので・・・大丈夫ですよ
おつかれさまでした。
しょっぱなから徒渉とは、恐れ入りました。
いつもながら、いいなぁと拝見させてもらいました。
次は。○○○○ですかね。
実は他の強化訓練案!?には渡河アリのコースもあったのですが、以前にネット上に記録も上がっているルートのせいか「増水期の渡河は・・・」と言う事でNGになったのに、記録のない除山北尾根にはしょっぱなから渡河アリでも「じゃぁ、ここ行きますか 」になると言う・・・
やっぱり○○○○○の集まりです
次の○○○○は多分素直にそのまま尾根を行けない性分の方がいますので、ルートが楽しみですね
(次からは伏字は止めましょうよ〜〜!苦手です〜 )
相変わらず面白いところに面白いルートやってますね。ニヤニヤしながら読んでます。
こちらは夏のクソ暑い間は登山道がある3000m級の山ばかりでシーズンオフです。9月に長野市に移住するので、その後は涼しくなったら長野北部の山をしらみつぶしですね。暑い間は近場の後立山かな。もっと涼しくなったら長野南部の予定です。
今年の夏は引っ越し準備で山にかける時間は削られそうです。本日も引っ越しのために大量のゴミ捨てでした。
こんばんわtoradangoさん コメントの返信、なんか緊張しちゃいます(笑)
釜沢・湯オレからだともれなくあの岩壁に行き当たりますから、登る方は多かったのではないかと思いますが、今はテープの付き方からして小渋温泉から上がり2128p経由のルートを取る方が多そうでした
12年前は岩壁までけっこうテープが多く、ロープも新しいめのが2本?あったのですね。
toradangoさんの記録を見るとあの場所が難所だとわかるので敬遠する方も多いのでしょうね
でもその「難所」があると逆に燃えてしまう困った方々もいるようで・・・(笑)
地形図上では「高さ3メートル以上かつ長さ75メートル以上」でないと崖の表示はされないようなので、密な等高線として表すしかないのでしょうか・・?
そういえば小日影山頂手前の岩崖の存在を確認してこなかった!でもあの尾根には無かったですよね・・・
長野への移住、再来月ですね。北信は寒いですから暖かい南信へどうぞ〜
・・・と言っても会社の移転では仕方ないですもんね。
あ!お手持ちの地形図の処分は目録なし、分別なしの着払いでいつでもウェルカムです
toradangoさんにニヤニヤしていただけるとは、たいへん光栄です
あまり深くは事前調査はしませんで・・・・3つくらいの記録をさっと見たけど、この辺に来る皆さまはいとも簡単に難所を通過しているので参考になりますやら?
2箇所の難所のうち、下の方は比較的通りやすかった。最後の一歩は華麗に(きわどく)ジャンプしたのですけど・・・・何年ものうちには獣道も変化していくのかもしれませんね。上の壁の南側は上から覗くととんでもないザレ沢に見えて即断念。登りと下りではやはり見え方が違いますよネ。
そうそう・・・・信州にお引越しとは、ようこそです。
ワタシは南信地域専門ですが、よろしくお願いいたします。
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