爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜唐松岳(テント2泊;扇沢発、八方着)
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- GPS
- 28:54
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 3,407m
- 下り
- 3,099m
コースタイム
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 6:30
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:15
天候 | 7/19雨時々曇 7/20曇時々晴 7/21晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鹿島槍の吊尾根から北峰、キレット小屋前後、唐松山荘手前の牛首は注意 五竜テント場はブユが発生しており、肌を露出していると吸血されるため注意。 |
写真
感想
台風11号が通過し、ある程度天候の回復が見込まれる7/19から2泊3日で鹿島槍から五竜への縦走を計画。
<7/19>
無料駐車場への駐車を考えて前日の夜入りしようとしたが、体調が優れないため、2時に出発。
扇沢に5時前に到着したが、連休中日だからかかなりの車が出ており、無料駐車場は停められないため、有料駐車場に駐車。
扇沢に着いた時点で雨が降っており、ゆっくり食事を取り、準備をして天候を待ったが雨は止まず。
幸い扇沢では携帯電波が通じており、雨レーダーをチェックするも暫くは止む気配無し。
諦めて出発。
柏原新道登山口前で、監視員の方に登山届けを提出、換わりにポケットティッシュを頂いた。
雨が降っていても歩きやすい人気コースだけあり、多くの方々が登っている。
途中一人の方とお会いし、どのようなコースを行くのかを尋ねたところ、自分と全く同じコースとのこと。
このあと最終日までこの方とお互いソロでありつつ、ときどき会話を交わし、また写真を取り合う。
雨は止むもガスは抜けずに種池山荘に到着。
目の前にきれいな三角形の爺ヶ岳。
山頂までのルートが通じているのが見え、ひたすらの登りでしんどい。
爺ヶ岳山頂到着。
爺ヶ岳からの降りでは1日目の目的地である冷池山荘と、山荘上のテント場がずっと見えている。
爺ヶ岳山頂から冷池山荘までのコースタイムは1時間で、目の前にずっと山荘が見えているが、なかなか辿りつかない。
背負っている水6Lと大量の酒のせいで足が動かない?
多くの人が休憩中の冷池山荘到着。
テント場使用の申し込み(600円、夕方に回収される木札を渡される)をして、外トイレを利用してからテント場へ。
すでに10張弱のテントが張られていたが、スペース確保。
風が強い中、テントを設営。
すぐに雨が降ってきて外に出られないので、テント内で過ごす。そのまま就寝。
しかし、外は大荒れ。
テントは大きく揺さぶられ、かつテント内が結露し、なかなか寝付けない。
<7/20>
3時過ぎに起床、まだ風は強かったが、雨は止んだ。
布引山を越え、鹿島槍南峰到着するもガスにまかれて景色は望めなかったが、一瞬ガスが切れて五竜までの稜線が現れた。
ここまでは比較的安全登山だが、吊尾根から先は危険度が増す。
分岐でデポして北峰登頂。
そのまま八峰キレットへ。
天候は回復してくるが、鹿島槍も西の立山、剱岳も山頂は雲に隠れている。
思ったほど八峰キレットの難易度は高くないが、ザックが重いのでバランスに気をつけながら進む。
ジェネレーターの音が聞こえたと思ったら、キレット小屋到着。
五竜へはどの方もG5が核心部と言っていたが、あっけなく通過した。
しかし五竜山頂への登りは長く、呼吸を整えつつ漸進すると五竜岳山頂到着。
人も少なく風も弱く、3年ぶりの五竜山頂。
下山して五竜山荘到着。
さすがに翌日が平日のためテント場は選べる。
前回来たときは8月前半の土曜日のため、山荘前の空きスペースから外トイレ前までびっちりとテントが埋まっていた。
設営して横になったとたん眠りに入り、18時半に起きて、急いで食事をとり、目の前の夕陽を楽しむ。
がこのとき裸足であったため、ブユにさんざん足首を吸血される。
<7/21>
朝から快晴、朝日を見てから食事を取り、テントをたたんで出発。
ここから先は2度目であり、天候も良いため、気持ちも余裕がある。
西はこれまで山頂が現れなかった剱岳や立山、毛勝三山、その先の富山湾も見える。
東は北信の山々、浅間、八ヶ岳、富士山、南アルプスまで一望。
最高の景観の中、稜線を進む。
唐松山荘までは八峰キレットよりも危険度の高い登り降り、鎖場を慎重に進むと目の前に唐松山荘。
中学生の団体が集まっている。
唐松山荘で荷物をデポして出発。
唐松山頂も絶景。
しばらく景色を堪能して戻る。
唐松山荘から八方池への降りは途中の中学生数団体と重なり、なかなか思うように進めず。
なんとかかわして、八方池到着。
ここは観光客が多数派。老若男女様々な人たちが集っている。
一休憩入れて出発。
2列の木道がリフトまで通じている。
リフトには乗らず、脇の道をひた走り、ゴンドラ到着。
ここからは登山道が通じていないので、ゴンドラ乗車(下車時に300円)、ロープウェー(下車時に950円)に乗り換えて八方口に到着。
扇沢行きのバス(車内で支払い;1800円)は14:05に八方バスターミナルから出る。
バスターミナルに向かう途中、メキシコ料理のアンクルスティーブンスにてハンバーグランチ(1055円)を頂く。
日射の厳しい平日昼間だからか、人がほとんど歩いていない閑散とした町。
バスターミナルには出発の40分前に到着。
広いスペースにインフォメーション、食事処、トイレ、お土産などもあり、ベンチでバス待ち。
バスには白馬駅で降りる人もおり、扇沢まで行ったひとは2人のみ。
15:05定刻に扇沢到着。
さすがに扇沢無料駐車場も半分は空いていた。
有料駐車料金は千円札しか使えず、破サイダー(200円)を購入して札を崩す。
扇沢近くの薬師の湯(700円)で汗を流し、渋滞はほとんどなく20時前に帰宅。お疲れ様。
1日目の夜の天気は厳しかったが、その分3日目は快晴で絶景に恵まれ、また初日から八方池までご一緒した方をはじめ、同じコースを歩む者同士の連帯感もあってなかなか思い出深かった。
※唐松岳山頂手前でGPS電池切れで、山頂近辺のみ手書き。
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