笊ヶ岳(椹島からピストン)
- GPS
- 10:56
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,263m
- 下り
- 2,254m
コースタイム
- 山行
- 9:47
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 10:56
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
そこから2〜3分林道を進む。(沼平からの送迎バスはこの時期だけの運営) 行き 2024.5.24 自宅9:14発→沼平ゲート前駐車場14:39着(284.3辧 15:30発予定の送迎バスは私の到着で人数が揃ったので14:45頃出発 途中二回送迎バスを乗り継ぎ16:00頃椹島ロッヂ着 帰り 2024.5.26 送迎バス 椹島ロッヂ7:00発→沼平ゲート前駐車場8:12着 行きと同じで林道舗装工事で法面乾燥中のため二回林道を歩く 沼平ゲート前駐車場8:22発→自宅13:25着(278.7辧 ※5月20日〜25日までR473全面通行止めのため、行きは迂回ルート(県道島田川線)で迂回、帰りの26日はR473を通行できた。(大型車は通行止め) ※総走行距離:563.0 ※この時期限定で、椹島ロッヂまでの送迎バス(実際は利用者数が少ないため三菱のデリカ)は畑薙第一ダムからではなく沼平からの送迎。途中林道はコンクリートを打つ作業中なので車が通れなく二回車を乗り継ぐために二回荷物を持って歩く。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼ブラックスタートなので取り付きから標柱のコルまではヘッドライトでマーキングを探しながら登る。尾根を登っていけばルートロスは先ず無い。下りで見たらマーキングは豊富だった。取り付き地点は工事現場の奥なので分かり難い。 ▼標柱のコルから上倉沢の間、トラバースルートは危険箇所多数。このルートの核心部。沢をトラバースするのは6回、足場も悪く慎重に渡る。各徒渉地点は大きくアップダウンして高巻きする。上から俯瞰して次の徒渉地点を探してから行動するべき。 ▼トラバースは行きは右手が常に崖なので慎重に、さらに帰りは基本登り返し基調なので行きより疲れる。 ▼トラバース終了地点で枯れた河原に降りるが、対岸のピンテが小さくて見えない。右下に下るように進むと上倉沢へ登り返す地点のマーキング有り、ベントの丘を登って下る。 ▼上倉沢からは枯れた川の中の道を暫く登る。暫く登ると左手に林道復帰のマーキング有り。 ▼椹島下降点までも急登だが問題なし。 ▼椹島下降点から山頂までも登りだが、特に問題は無い。 |
その他周辺情報 | ▼椹島ロッヂ(前泊と後泊で利用) 夏の繁忙期と食事や部屋、風呂は同じですが、この時期値段が違いました。 一泊@7000 夕食@2000 弁当@1000 多分1泊2食で10,000円だと思いますので、繁忙期よりかなり安かったです。 自動販売機のビールも小@300、大@400、売店の生ビールも@700とお手頃でした。 昨夏に利用したときに、風呂のお湯が熱いのに閉口しましたが、これも修理されていて、小さめの湯船は温め、シャワーも適温で利用できました。 ▼林道の舗装修繕 沼平から椹島ロッジまでの林道の整備が進んでいて、夏の繁忙期までには終えるとのことです。昨年までの凸凹道がなくなります。 今はコンクリートを乾かしている箇所が必ずあるので送迎バスは乗り換え方式をとっています。自転車もこれだけ平らな舗装道路になると有効のようで、釣り客や蒸留所見学の方々も多く見受けられ、自転車を利用されている方が多かったです。 将来は東京から直通バスを走らせる計画があるようで、崩落した法面の修理も含めてJR東海が頑張っているらしいです。リニア工事の影響です。 ▼二軒小屋 リニア工事の影響で閉鎖されていますが、その箇所の工事は全く手つかず状態なので、二軒小屋は少なくともあと10年は再開しないだろうし、無くなってしまう可能性もあるとの情報を得ました。 |
写真
装備
MYアイテム |
24c
重量:-kg
|
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個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
レイングローブ
ポリゴン防寒着
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
ポカリスエット500㎖
水プラティパス2000㎖
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
ストック
カメラ
GPX(ガーミンeTrex30xJ)
ココヘリ&虫除けネット
アミノバイタル
手拭い
コンパクト三脚
レインウェア上下
|
感想
少し前に黒法師岳へ登れたので、難関笊ヶ岳へのチャレンジ権利を得たと判断し、笊ヶ岳に登ってきました。山梨県側の老平からよりも標高の高いところからスタートできる椹島から登ってきました。
〇笊ヶ岳(ざるがたけ)標高2629m
日本二百名山 山梨百名山 静岡の百山 中央線から見える山 日本の山岳標高1003山 日本2500m峰 静岡県の山(分県登山ガイド) 甲州百山 日本の山1000 百名山以外の名山50 わが愛する山々 白籏史朗の百一名山
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=179
▼トラバース地域は危険な2時間
6回ほど沢を徒渉するが、大きく高巻いて下ることの繰り返しなので体力勝負です。
道も狭く、上り下りも木や岩、ロープを掴んで上り下りする箇所が沢山ありました。
3回目の徒渉地点手前、虎ロープで下り、トラバースして次の虎ロープで登ってから徒渉地点へ行くのですが、次の虎ロープにはマーキングがなく私はルートロスしてしまいました。
最初の虎ロープを下ってから下を見るとガレた斜面を降りた向こうに川が見えますし、その先に道が見えます。(獣道か)下らずにもう一度対岸の虎ロープで岩を登るのが正解ですが、私は最初の虎ロープを降りた地点で垂れ下がった虎ロープの方向の斜面、その斜面を下って川を徒渉しようとしてしまい、苔の付いた岩で滑り川の中へ没入してしまいした。少しだけ流されましたが擦過傷だけで済みました。
虎ロープで降りたところから少しだけ下り、ピンテがないのでキョロキョロしたのですが次の虎ロープはそこからは見えず、勿論ピンテはありません。もう一度最初の虎ロープを降りた地点に戻れば良かったのですが、そのまま降りてしまい失敗してしまいました。対岸の虎ロープは見え難いので所見では見落とす可能性があります。
川に落ちた地点でアプリを確認し、正規ルートより右下に降りていることを確認し、川沿いの崩れやすい斜面をルートファインディングし崩れなさそうな斜面や川の中を慎重に勝つ必死に登り返し、正規な徒渉地点に戻ることが出来ました。足元が不安定なので20分位の時間のロスと体力も大幅に奪われました。
トラバース地点はトラバースするところも危険ですが、そこへ辿り着く前後もルートロスも含めて危険なので、暗い時間帯に此処を通過するのは非常に危険だと感じました。
▼体力とルートファインディングが勝負の山
南アルプスの山は大きいなぁと改めて実感しました。薙も彼方此方にあり、崩落が日に日に進んでいます。
登山道取り付きからいきなりの急登、途中トラバースエリアのアップダウンの連続は体力と適切なルーファイが必要だと感じました。
宿も隣同士の4人組の方はガイドを連れての笊ヶ岳登山、聞いたところでは、ガイドさんも一度トラバースエリアでルート誤りをしたそうです。
▼ロングルート
ルートの途中は平らで平和なエリアはほとんど無く、特に帰りでも登り返しが何度もあり、最後の急坂の下りはとても長く感じました。老平ルートより短いので10時間くらいで行ってこられると思っていましたが、11時間近く掛かってしまいました。タフなロングルートでした。
笊ヶ岳は暫くお腹いっぱいでお替わりする気にはなれません。少しでも若くて体力が有るうちに登るべき山の一座です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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こんなタフなロングルートを踏破できるなんて20〜30代並みの体力ですね!
河原の滑りやすい岩は特に危険なので、集中力を切らさないよう細心の注意を払いながらケガのないよう登山を楽しんでいただければとと思います。
またレコを参考にさせていただきます。
ありがとうございました😊
川に落ちた時は今日は撤退かはたまた遭難かと不安でした。
渡渉には普通の登山靴ではやっぱり駄目ですね。
以降気を付けます。
いやはや大変なコースですね。途中で沢に落ちたそうですが、ご無事で何よりです。
私は5年ほど前に老平から登りましたが、老平〜広河原の間にちょっと危なっかしい橋があるのと、広河原では靴を脱いで徒渉したぐらいで、他はごく普通の山道でした。
その時は日帰りではなく、布引山でテン泊して翌日に頂上に立ちました。
24cさんなら老平からでも日帰り可能だと思います。
老平から日帰りも初見では私には無理です。
やはり初見には様々トラップがありますね。
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