愛宕山裏参道〜地蔵山〜三頭山
- GPS
- 06:52
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,050m
コースタイム
天候 | はれ 最寄のアメダス観測点『京都』当日の気温 ■朝の最低気温 26.1℃ (05:11) ■日中最高気温 35.9℃ (14:10) ※愛宕神社の温度計は12時前で19℃、石段下の休憩所は26℃でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※京都一周トレイル、京北コースの起点です。旧正門前に1ポスト有。 案内マップには『P』マークが記されており、当日、プールを管理されている方に伺っても駐車可との事。駐車枠等は書かれていませんが特にルールはないとの事で、建物側に駐車、10数台は止められそうなスペースがあります。 ※トイレはプール側との案内があり、旧校舎東側にありました。 ※自動販売機は愛宕道バス停が最寄りのようです。 ■京都市内中心部よりのバス便…西日本ジェイアールバス http://www.nishinihonjrbus.co.jp/local_bus/kyoto/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
全行程の約2/3は林道あるいは車道、その約2/3は舗装路と、山歩きとしては面白みに欠けますが、景観保全された林の中に続く林道は歩きやすく、特に夏場は川の流れも近く涼しい木陰の続く魅力的なコースです。 山中も参道やハイキングコースとして整備されたコースが主ですが、山頂付近を離れるとよく踏まれた山道レベルです。要所に道標は見かけますが、古いものも多く表記内容も様々。メジャールートを離れる際は注意が必要です。 ■元・細野小学校〜愛宕山裏参道〜愛宕山神社 首なし地蔵まで林道が続きます。約半分は舗装路ですが、夏場でも快適さを感じるほどの綺麗な人工林の森と透き通るような清流沿いのルートです。京北側は麓に通行止めとされており、当日は作業はされておりませんでしたが、重機が道を塞ぐ状況でした。この区間に裏参道を記す同表の類はありませんが、一本道です。 首なし地蔵より愛宕山神社へは、道標は見掛けませんでしたが、地形図に記された破線道をイメージして辿れる、よく踏まれた山道が続きます。山頂に近付くと、地形図にない枝道が多く見られるものの、道標の設置率が高く、山頂へ向かう方向は解りやすいようです。 ■愛宕山神社〜地蔵山 地形図上は破線道ですが、神社の管理道として車両の通行も可能な林道レベルの道が続きます。道標も散見されますが地蔵山へは有効な道標はなく、旧愛宕山スキー場を記す案内看板の片隅に山名が記される程度。 地蔵山への山道は、道標はないもののテープ類は散見され、よく歩かれるルートのようで踏み跡も明瞭です。 ■地蔵山〜芦見峠 こちらも、芦見峠まで道標は見掛けませんが、テープ類が散見され、はっきりした踏み跡が見られます。但し、基本尾根筋ですが、尾根が広がる部分等の一部に不明瞭な部分もあります。 基本は北へと続く下り斜面につき、コンパスにて方位確認を怠らない限り、迷う心配は少ないと思われます。 ■芦見峠〜三頭山〜林道見谷線 芦見峠付近より三頭山へは、高圧線の管理道(若狭幹線里側)と重複し、鉄塔の案内と山道の案内が見られます。三頭山までは、地蔵山〜芦見峠間よりも路面が荒れてはいるものの、解りやすいルートです。 地形図上の破線道は三頭山付近で途絶え、現地の道も踏み跡が不鮮明となりますが、160鉄塔に出会った後の北側へは、破線道はないものの高圧線管理道が続きます。 但し、当日は付近の鉄塔がメンテ作業中だったようで、藪も最近伐採された様子が見受けられました。作業がなければ夏場は歩き難そうです。 林道見谷線へは、沢を鉄製の橋で渡る仕様ですが、近年橋が落ちており、歩き難い状況でした。 ■林道見谷線〜元・細野小学校 林道見谷線へて、程なく出会う府道362号より先は舗装路です。車の通行は少なく、概ね歩道はないものの特に危険は感じません。 細野川沿いに民家が見られるエリアでは、自動販売機があります。 【主な過去の記録】 ■愛宕山〜地蔵山〜牛松山 2014年07月23日(水) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-482482.html ■明智越〜愛宕山〜芦見谷 2013年05月15日(水) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-298212.html |
写真
装備
備考 | 500mlペットボトル7本(スポドリ系5本+清涼飲料・お茶各1本) …下山時、お茶1本余。。 |
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感想
暑さを避けて標高の高いところへ。。
昨年も同じ時期に訪れた愛宕山を訪れました。
以前より気になっていた裏参道と地蔵山の北へ続く尾根筋。下界は猛暑日でしたが、標高700mあたりまで登れば、木陰は期待どおりの爽やかさを感じることができました。
予想外に涼しかったのが、人工林に包まれた林道。
それほど深くもない谷の流れに沿った車道ですが、登りも緩やかでこの時期でも快適に歩く事が出来ました。川底が透けて見える清流の川音と、眩しいほどの木洩れ日の中を楽しむには、夏がおすすめのコースでしょう、冬場は寂しさも感じそうな道でした^^;;
愛宕山裏参道は、距離さへ気にしなければ、車も通行可(但し通行止め)の半分は舗装路とはいえ、おすすめできるコースです。
但し、今日歩いた範囲では、利用した元・細野小学校以外に有効な駐車スペースは見当たらず、数例のレコにみられますが、バス便を利用し清滝側へ下山するのが無難なようです。
…北山杉の絞り丸太…
見慣れない作業をされている方を見掛けたので、お声掛けさせていただいたところ、絞り丸太を作る為の作業との事でした。(画像68・69参照)
見るからに手間暇の掛かりそうな手作業、次世代へ受け継ぐべき伝統的な手法だそうですが、担い手は既にほとんどおられないとのこと。床柱として珍重され、昭和の時代なら一本数百万の値が付く事もあったそうですが、床の間そのものが珍しい今日、需要の伸びも見込めず衰退するのも時の流れと嘆かれていました。
景観保全の対象となっている森も見られるこのエリア一体は、全国的にも有名な北山杉の産地。他エリアに比べ、素人目にはよく手入れされた美しい森と映りますが、お話を伺った方曰く『手遅れ』の木、手入れの行届かない放置された木々も増えているとの事です。
林業として衰退の道を辿る北山杉の将来は、景観保護の取組みに掛かっているといえるような状況を迎えつつあるようです。話の質は異なるものの、里山の保全活動のような取組が必要なのでしょうか。
…ヒグラシの鳴き声…
大阪近郊ではクマゼミの騒がしい蝉時雨に猛暑を感じますが、ヒグラシの鳴き声は風鈴の音色のような涼しさを感じます。
愛宕山神社付近は全くセミの鳴き声は聞かれませんでしたが、不思議と?愛宕山三角点付近から鳴き始め、地蔵山を過ぎ、標高700m辺りまではヒグラシの合唱でした。
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