長かった・・、 花の金山から焼山日帰り
- GPS
- 12:15
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,361m
- 下り
- 2,372m
コースタイム
天候 | 快晴(暑い) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山者用テン場700円/人 トイレ水洗 快適です。 ・雨飾荘-金山登山口工事通行止(しばらく掛かりそう)のため雨飾荘手前から出発 片道14km弱、 累積標高2700m! とってもハードでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1949ピークザレ場直下付近から下V字沢(雪あり)悪路 金山-焼山 しっかり笹刈出来ています(感謝) |
その他周辺情報 | 雨飾荘(食事・入浴可能)下に露天風呂あり(寸志) |
写真
感想
以前から行ってみたいと思っていた焼山に日帰りで行って来ました。
金山登山口までの林道が災害工事のため通行止めになっています。
また下の小谷温泉も19時から7時まで通行止めになるため無理が利きません。
結局雨飾荘から登山口まではMTBを利用して行ってこれました。
2週間前戸隠-高妻周回で水分補給を失敗しバテてしまい、また両足が攣るというさんざんなめにあった事もあって、今回は雪渓があって補給の問題はないにせよ、水は常に3L以上持って登りました。
また今回は足攣りへの対策として有名な『ツムラ漢方芍薬甘草湯エキス顆粒』を常備して望みました。
天狗原から金山は花の山として有名です。
今回は雪渓が消えた場所に咲き出したばかりのたくさんの花を見ることが出来ました。
また雪が残っている場所の横には水芭蕉やサンカヨウなどの春の花が、さらにキヌガサソウの大群落が、ザレ場にはシナノナデシコが亜種も含めてたくさん咲いていました。
花の種類はたくさんあり、写真に撮れないもののほうが多かったです。
まさに花の山でした。
青空に雪渓、緑の連なる山塊を楽しみながら進みました。
金山から焼山への稜線は歩いて見たいところだったので期待していました、ニッコウキスゲやハクサンフウロウ、マルバダケブキ、ウサギギクなどが咲き乱れ良かったですが、日差しが強烈で暑さがきつく、時折吹く涼しい風を待ちながら進みました。
金山から焼山まで片道5km弱結構な道のりです。
途中杉野沢から金山への男性2人にあったのがこの日初めてでした。
富士見峠から焼山には直ぐ登るのかと思ったら、大きく北に回り込んで海側から登ります。
この辺からはようやく数人の登山者と出合いました。みなさん新潟県側のコースで来た方ばかりでした。最初は薄暗い岩道を上ってザレ場に出てからは山頂の岩を目指して歩を進めていきます。
ここからの時間は疲労がピークに達し、また急登もあって修行の様な時間でした。
火山口の縁まで登ってからさらに険しい岩場を登って、ようやくたどり着いた山頂は出発から6時間半後でした。
山頂付近では多少の硫黄臭はあるものの、どこにも噴煙は見られません。
山頂から東へ100m程行った所で少しだけシューシューいっている小さな噴出口をいくつか見つけることが出来ました。焼岳の様なものを予想していたのでちょっと拍子抜けしました。
さて、山頂での休憩も40分で済まし、炎天下の中来た道を戻ります。
ネックは金山までの登り返しです、昼頃になると風も止んでむせかえるような熱気です。
登っては下って又登ってと繰り返しながら登っていきます。
それでも両脇に咲く花のおかげで苦しい時間を過ごせました。
金山の雪渓で休憩です。雪の上に座って、雪で顔を洗い、頭に雪を乗せてクールダウン、雪で冷やしたジュースは最高でした。この時期の残雪は貴重です。
さらにそこから下った雪解け水で顔を洗い、冷たい水を補給して下りながら何度も口に含みました。
今回は焼山山頂で足が攣りそうになったので「芍薬甘草湯」を飲んでからは数回の登り返しも問題なく下ってくることが出来ました。
もってて良かったと痛感しました。
最後に登山口からはMTBで雨飾荘まで一気に下って来ました。
朝は苦労して押し上げてきたMTBでしたが、ヘロヘロだった体は風を浴びてなんとか回復する事が出来ました。
思った以上に長くつらかった山行でした。
金山までの花見の山行だったらそれも良かったでしょう。
後半は修行の山行になってしまいましたが、自信と充実感は残りました。
また前泊で体力温存出来たのも良かったと思います。
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