絶景天国とシャリバテ地獄の「火打山〜妙高山」
- GPS
- 16:24
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 2,103m
- 下り
- 2,074m
コースタイム
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 7:25
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 8:44
天候 | 8/1(土)天候:晴れ 気温:26℃ 8/2(日)天候:晴れ 気温:山小屋早朝:12度 山頂:28℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「休暇村笹ヶ峰キャンプ場」に登山用の駐車場があります。 ≪カーナビで設定するなら以下参照≫ 【住所】新潟県妙高市杉野沢3178-5 【料金】登山用は約30台、キャンプ場は約150台 【設備】駐車場にはトイレ・登山ポストあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼火山情報 活火山です。ヘルメットを持参すると◎ 【警戒】8/1時点:レベル1(平常) 【URL】http://www.tenki.jp/bousai/volcano/detail-46.html ▼その他の注意点 ブヨが多いです。虫よけスプレーなど携行すると◎ ▼登山ポスト 笹ヶ峰登山口にあります。 ▼電波 接続率ドコモ 58.2% |
その他周辺情報 | ▼テン場 【名称】高谷池ヒュッテ 【URL】http://www.myoko.tv/kouyaike/index.html 【電話】0287-69-0882 【料金】1人410円(トイレ利用料を含む) 【水場】池の畔にありますが、飲用に用いるには煮沸が必要。 【売店】缶ビール(350ml)520円です。その他の販売品一覧は以下参照 【URL】http://www.myoko.tv/kouyaike/pricelist.html ▼温泉 口コミで人気の「休暇村 妙高」を利用。 【住所】新潟県妙高市関山 【電話】0255-82-3168 【営業】13:00〜18:00 【料金】500円(※Benefit会員だと250円) 【URL】http://www.qkamura.or.jp/myoukou/ 【案内】駐車場から45分 |
写真
感想
久しぶりのテン泊。
甲斐駒ケ岳を予定していたが、天気が悪かったので天気を優先的に考え、
火打山〜妙高を縦走することにした。
それにしても、甲斐駒ケ岳はなかなか縁がないようだ。
過去3回とも天候が崩れて訪れることができていない…。
さて、前夜に出発し笹ヶ峰登山口近くのコンビニで車中泊。
8時ごろに駐車場に着くと、なんとか1台だけ空きがあった。
序盤は傾斜の緩い木道を進んでいくと、黒沢橋に到着。
川の水は冷たかったので軽く休憩する登山客で賑わう。
ここから十二曲がりという名の通りのくねくねとした急登が続く。
登り終えひと段落と思いきや、「山頂まで9/4」と書かれてた看板があり、まだまだ続く。
精神的ダメージを与えるにはもってこいの場所である…orz
やっと登り終えると展望が開け、火打山が顔を覗かせてくれた。
「お、火打山が見え…遠くね…?」登山あるあるだ。
真夏の太陽、蝉の鳴き声が響き、高山植物が咲き乱れ、山々にかかる白い雪筋…。
春夏秋冬が凝縮されたような景色を楽しでんいると高谷池ヒュッテに到着した。
少し動きだしが遅れたためテントを張れるか心配だったが、
この後来る登山客含め、みな無事にテントを張ることができた。
日差しが強く、ビールを欲する気持ちをなんとか我慢し、火打山のピークを目指す。
天狗の庭と呼ばれる湿原から火打山の山頂まで高山植物の宝庫であった。
そしてついにピーク。360度パノラマビューが広がる。
着いたタイミングが良かったのか、気づくとそこいるのは僕らだけの貸切だ。
目下には、雲海が広がり、真っ青な空!贅沢な時間を過ごす。
そしてテン場が見えると…僕の心は一気にビールに傾いたようだ。
最後は急ぎ足で下山していったのだった。
翌朝、3時に起床。
ふと空を見上げるとブルームーンはまだまだ輝き続け、星空が瞬いている。
朝ごはんを食べ準備をしていると、今度はモルゲンロートが始まり、
池塘より立ちのぼる蒸気が霧となっている。
たったの2時間の間に、移りゆく自然を楽しむことができた。
さて今日は妙高山を目指す。
テン場を出発し、分岐点を曲がると、いきなり岩場の登りが始まる。
アップダウンが続き、ザレ場のトラバースがあり、場所によってはロープも張っており
前日までの火打山と一変した山道が続く。
火打山が女性的で、妙高が男性的な山だと感じた。
頂上からの絶景を散々楽しみ下山開始。
少し進んだところで、急に、そして一気に身体がダルくなってきた。
黒沢池ヒュッテで荷物をデポってきてしまい、行動食を摂ってなかったため、
シャリバテになってしまったようだ。
あともう少しだし…と我慢して歩いていたら、
なんともない下りで滑落しかけ、その後これまたなんともない所で転んでしまい、肩を強打。
仲間から行動食を分けていただき、なんとか黒沢池ヒュッテまで下山。
飯をいっぱい食べ、1時間ぐらいすると体力も回復し、
その後は難なく下山することができた。
初めてシャリバテを経験し、その危険性を実感したことで、今後は気をつけようと反省した。
自然を満喫し、勉強させられた濃厚な2日間となった。
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