福島Bコースで木曽駒ヶ岳 〜 伊那前岳経由で駒ヶ根駅まで下る
- GPS
- 34:55
- 距離
- 29.5km
- 登り
- 2,181m
- 下り
- 2,821m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:50
- 山行
- 9:53
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 10:28
天候 | 30日: 晴れ 時々 曇り 31日: 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・福島Bコースはよく整備されているが急登が続く。七合目から八合目は大岩や崖のトラバースの続く悪路。 ・伊那前岳稜線はところどころルートの分かり難い部分があるので赤マークやリボンを見失わないように。 |
その他周辺情報 | ■ 日帰り湯 菅の台バスセンター近くに「こまくさの湯」 610円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
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感想
【1日目】
前週は木曽駒高原まで歩いたものの木曽駒ヶ岳へ登るのを断念したので、今回は木曽駒高原から再スタート。
前泊した木曽福島で同宿だったご夫婦と一緒にタクシーで登山口まで行き、三人で福島Bコースを登り始める。
標高差が1,600mもあるコースなのでゆっくりと歩き始め、1時間ほどで沢を渡ると急登が始まる。
登山道はよく整備されているが急登は一向に緩む気配がなく、30分ほどおきに小休止をいれながら3時間あまり登り続けてやっと七合目の避難小屋に着く。
ここが標高2,400mほどで福島Aコースと合流する。
ここから道の勾配は緩むものの、大岩がゴロゴロある上を上り下りし、狭いトラバース道を恐る恐る渡りしながら歩く厄介な道で疲れも増す。
登山口から6時間以上かかって木曽駒ヶ岳の頂上が見える八合目に辿り着くが、ここまでにすれ違ったのは僅か3人というのも納得できる嶮しいコースだ。
八合目から暫く茂みと瓦礫の道をトラバースした後、頂上直下の小カールを喘ぎながら登って稜線に出る。九合目の玉乃窪山荘の前で息を整え、その後も何回も立ち止まりながら最後の100mを登りきってこの日の宿の頂上木曽小屋に到着。
予想時間を大幅に上回り、8時間半かかって疲労困憊。
少し仮眠して日が傾いてきた頃にガスが切れてきたので、九合目から小屋にかけての稜線を少しずつ移動しながら、三ノ沢岳や宝剣岳などを撮影。この日は全体にやや靄があってクリアな夕景にはならなかった。
【2日目】
4時前に起き出して小屋の前や頂上で薄明の稜線の情景を撮影。日の出目当てに多くの人が頂上へ登って来るのとすれ違いながら小屋へ戻り、下山準備にかかる。
5時半過ぎに小屋を辞して頂上へ向かう。今日は快晴で暑くなりそうな気配。
駒ヶ岳山頂、中岳を通過して宝剣山荘を過ぎた辺りで千畳敷方面と道を分けて伊那前岳方面へ進む。なだらかだが岩屑が多くい歩き難い稜線を1時間余り歩くと道は下り始め、背の低い木々の林の中を歩く。
30分から1時間毎に現れる地点標識で息を整えながら順調に下ると、うどん屋峠を越えた辺りから数名の登山者とすれ違うようになる。
意外とポピュラーなルートなのか、と思っていたが清水平で出合った家族連れを最後に登山者の影はなくなった。
小屋を出てから4時間ほどで登山口まで下りて来たが、実はここからが長くこの日の核心部。
舗装されていない林道を1時間ほど歩いて千畳敷のロープウェイ乗場へ向かうバスが通る道に出る。舗装された道を登山靴で下るのはなかなか辛い上に、直射日光が厳しくてどんどん汗が噴き出る。
蛇行しながら下りるバス道は行っても行っても標高が下がらず、疲労が溜まって行く。道路を歩いていた猿との一触即発の睨み合いを経て、2時間程で人里に入る。あまりに暑いので休憩を兼ねて日帰り温泉に寄り、ここで日差しが多少和らぐ3時頃まで過ごす。
ここからは前方に見えてきた南アルプス前衛の山々の影を眺めながらひたすら我慢してアスファルトを歩き、1時間余りで今回の最終目的地のJR駒ヶ根駅に到着した。舗装路の降下標高差は1,000mもあった。
登り下りとも予想したよりずっと厳しく長い道程だったが、これで日本海から南アルプスの入り口までが繋がり充足できる山行だった。
ここまでの本州横断の足跡はここを → https://www.google.com/maps/d/edit?hl=ja&authuser=0&mid=zz4FneSRDh68.kiEx0J4cp_9c
※ Tadが所属する山岳写真グループ「山岳写真ASA」の
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コメント
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Tadさん、始めまして。
7/30に八合目付近ですれ違いました単独行の者です。
福島Bコース正直疲れました。
翌日、伊那前岳経由で下山、頑張られましたね。
日本海から太平洋へのアルプス横断登山、頑張ってください。
kazusan1 さん、コメントありがとうございます。
テント装備であのコースはほんとに大変だったでしょうね。お疲れ様でした。
私は下りの舗装路でのカンカン照りの10km余りがいちばんキツかったです。
登りを一緒に歩かせて頂いたご夫婦には帰りの列車でも偶然一緒になってびっくりしました。
またどこかでお会いするかも知れませんが、その際にはまたよろしくお願いします。
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